2010年11月25日

['10J1第32節]清水vs広島

2010年11月23日() 14:04 KICKOFF
J1第32節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス22-01サンフレッチェ広島
0-1
15分 兵働
39分 岩下
主審:高山
天候:晴れ
観衆:17,143人
81分 李
青山
 未だに、このチームの浮き沈みの激しさに対して喜んでいいのか悲しんでいいのか分からない。そりゃあ、勝てば嬉しいんだけど…。

パルちゃんショー http://www.youtube.com/watch?v=O64wpqU9rwQ
広島、選手登場 http://www.youtube.com/watch?v=46G88PalVIQ
 選手入場後、150試合出場を達成した兵働を表彰。とうとう150…彼なしに今のチームは考えられない。
http://www.youtube.com/watch?v=ynZKQ7qGP0k

 両チーム中2日、特に清水は天皇杯も含め、5連戦の4戦目。疲労はピークだ。今回、中2日恒例でフローデをベンチに置き、永井が先発。伸二が出場停止のため、キーパーソン2人を欠くことになるが、仙台戦でまずまず機能した4-4-2ではなく、通常の4-3-3に戻して攻撃的な姿勢を前面に出した。淳吾を中に置き、元紀とオカがワイド。スタートはちょっとどっちか分からなかったが、流れの中では元紀が左、オカが右だったように思う。淳吾がインサイドで先発するのはナビスコ予選以来だと思うが、この布陣がどう出るか。特に永井は天皇杯で一度見ているので、近況は掴めているが1週間経ってどうなるか。
 また、ベンチにはフローデと駿が入っていたが、駿が選ばれたのはパワープレーと同時にトップ下も経験があるということなのだろう。他に考えられない。竹内でもいいんじゃないかと思うけど。

 一方、広島も中2日ということで寿人を久々に先発起用。李をシャドーに置く新布陣で臨んだ。新しいと言っても、新潟戦で途中から採用し、点も取れている。ミキッチ・山岸の両サイドは強力だし、チームとして点が取れるので好調だろう。ナビスコで負けている相手だし、広島にとっても鬼門という印象はあまりないのではないか。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/342.html
選手入場〜5分 http://www.youtube.com/watch?v=p21PMpGx_es
 この日はスタートからエンジン全開だった。4分、森崎和のフィードがミスになり、宏介がカット。中央の兵働を経由して淳吾に渡り、永井へスルーパス。ルーキーイヤーのマルキへ通したようなパスだったが、これを永井が決め切れず。こういうところで決めて乗ってほしいんだけどな…。

 広島はいつも通り戦っていたが、清水の運動量が多いことで、まず受けとめようという感じになった。だから、相手のブロックの前にはスペースがあって、ボールを回せる状態。ただ、落ち着かせる伸二がいない、また基準点のフローデがいないことで、どうすればいいのか時間がかかってお付き合いし、永井であってもロングボールを蹴るようなことが今までは多かった。それが今回は、きちんと繋いで敵陣に入り、崩そうという意識が見られた。それはアイデアや技術を持っている淳吾を中央に置いた効果だろうし、元紀もハツラツと動いている。また、ボールを失っても高い位置で複数で囲んでボールを奪い切ることが出来た。これは序盤戦にあった光景。だから厚みのある攻撃が出来る。

13分〜24分 http://www.youtube.com/watch?v=Fo65swQaVL0
 14分、中央やや右寄りで得たFKを淳吾が直接狙い、枠を捉えたがスピードがなく西川にキャッチされる。だが1分後、先制に成功する。左サイド宏介から兵働、中央のタクが受けてサイドチェンジ。大きな展開でフリーのイチへ渡る。イチは勝負せず早めに上げると、中央で誰かが触れてこぼれる。ファーで森脇との競り合いに勝った元紀が溜めてリターン、走り込んだ兵働が左足一閃。強烈なシュートを突き刺した。
http://www.youtube.com/watch?v=4FBtNouUFMA
http://www.youtube.com/watch?v=k_iOKD9j8Qo
 記念試合で決めるとは。しっかり枠へ飛ばしてくれた。少々強引に入れたが、サイドを揺さぶって取れたことは確かだ。元紀はよく粘ったと思うし、高山主審もいい動きでシュートコースを空けてくれた。

 直後にも兵働が2点目を狙うなど積極的な姿勢を崩さない清水。21分にはオカからパスを受けた淳吾が強引にペナ内に進入して突破、絶好のチャンスを迎えたが右足だったためにコントロールできず、右へ外れてしまう。逆にカウンターを受け、李のパスから寿人が狙うも西部がキャッチ。
 さすがに25分くらいになって試合が落ち着きだし、広島が少し主導権を奪い返しに前へ出てくる。ただ、切り替えは清水が上回っていて、守備に回ればいつものように4-1-4のブロック。バイタルエリアを使われないように細心の注意を払っていて、下がり過ぎというくらい下がっているが、それによってなのか広島がいつもほど強気に縦へ入れてこなかった。どこで入れようか…といううちに、サイドを変えながら攻めるのだが、効果的なパスが入らない。

 26分には森脇のクロス、ファーで待っていた寿人…というところに、猛然と戻ってきたオカが足を出してクリアという見事なプレー。オフサイドだったようだが、彼の真骨頂が出た。28分、岩下が危険なプレーでFKを与えてしまうが、槙野の強烈なキックを今度は元紀が身を投げ出してブロック。まさに全員守備。

 清水は自陣でボールを奪うと、右サイドに流れた永井へ預け、ドリブル。生かしたい形になってきて、歓声が大きくなるが、打ち切れずにパスで終わってしまうことが多い。
38分〜終了 http://www.youtube.com/watch?v=uuCPYthj32c
 それでも38分、淳吾のパスに左サイド飛び出した元紀が反応。本当はダイレクトで打てれば良かったが、切り返してのシュートはブロックされる。それでも粘ってCKを得ると、岩下が頭で押し込み追加点。西川が判断を誤った。セットプレーで少しずつ取れるようになってきたことと、岩下が取ったのが大きい。相手のミスとはいえ。
http://www.youtube.com/watch?v=HprbCxWIYBk
http://www.youtube.com/watch?v=11dYBTJgf_c

 41分、広島のCKから高萩の折り返しに寿人が合わせて押し込まれたものの、わずかに出ていてオフサイド。いいペースで前半を終了した。
ハーフタイムショー http://www.youtube.com/watch?v=e6JUJo5G9bE

 前半は監督も言うように、見事。ただ、かなり飛ばしていて、後半大丈夫なのか?と心配になるくらいだったので、2点取れて良かったのと同時に、このまま終わるはずがないので怖い。確実に足が止まるだけに、選手交代は重要になる。
後半開始〜10分 http://www.youtube.com/watch?v=SRXR_lFucWI
 当然、ペトロヴィッチ監督の指示もあって広島がどんどん前に出てきて、パスのテンポも上がってきた。粘り強くしのぎながら、追加点を狙うという姿勢。50分には永井から貰った元紀が中央で仕掛けて狙うがバーの上。57分にもカウンターからオカ、元紀と渡るが打って欲しい場面で打てずに終わる。もったいない。

 そういう中、59分に健太監督が動いた。交代は元紀に代えてテル。途中出場の多かった元紀をここで代えてしまっていいのか、テル投入は早すぎないかと心配になった。見ると、システムを4-4-2に変更。永井の近くに淳吾を置き、オカが右、兵働が左という配置に見える。広島のサイド攻撃に対して戻りを早くしようというのと、中を閉じて対応しやすくしたいという意図は分かる。

 さらに66分、よく走った永井に代えてフローデ投入。前線でキープしてほしいと。出来ればビルドアップ阻止で走れる選手の方がいいかなというのもあったが、ようは3点目を取って試合を決めたい。テルも含め、ホームでやれるのもあと数試合という温情もあるのかもしれないが…。フローデにはカウンターで一度仕留めるチャンスがあったが、仕留められなかった。

 自陣で守る時間が長くなってしまうのは、はっきり言ってよくないが、広島に決定的な場面が多かったかというとほとんどない。この時間まで集中して良く守っているのと、佐藤寿人と李の関係がまだしっくりきていないのかなと。74分、寿人らしい一発の飛び出しにやられ、西部もかわされたが長すぎてゴールラインを割る。助かったところで、広島は2枚代え。丸谷と山崎を投入し、李を頂点へと戻す。

 するとここから一気に厳しい局面へ追い込まれる。明らかに疲労から動けなくなる選手が続出。一度追ったらおしまいで動き直せなくなった。クリアも雑。交代カードを早めに切りながら、トドメが刺せなかったために、もう1枚をどう使うか難しい。78分、広島は精彩を欠く中島に代えて横竹。直後の槙野のFKは西部がパンチング、さらに与えたCKはしのぎ切るが、ここで健太監督が翔の投入を決断した。交代は淳吾。素直にフローデと2トップなのかと思ったが、実際はオカが前で兵働が右、翔は慣れている左だ。サイドは一気に制圧されていたので、押し返したい気持ちは分かるがギャンブルだ。

 1分後。森脇のパスがサイド深くのミキッチに渡り、翔が早速対峙。何とか粘って一度奪ったかに見えたが奪い切れず、森脇へのリターンからクロス、逆サイドで山岸がボレー気味に触って飛び込んだのは李。1点差とされた。
http://www.youtube.com/watch?v=5VXDIMAPhKc
 去年からずっとそうだが、宏介とミキッチが対峙してやり合うことが多い。宏介は押し込んでる時はいいが、後手に回ると対応が不得手なので一気に厳しくなる。そこに対してフォローに行くのが翔ではきつかった。それも入ってすぐ失点してしまったので、さらにしんどい。

82分〜終了 http://www.youtube.com/watch?v=lKokMQw3YUc
 それを見て健太監督はプランを変更し、兵働を左へ戻して翔を右に置いた。ただ、翔は自信の問題なのか、単にやるべき仕事が分かっていないのか、ボールを追い切れないという事態。走らなければならない。一方的に攻め込まれ、いつやられてもおかしくない展開に。相手がゴールラインへ返してくれずタッチに逃れるプレーもあったが…。

 そしてロスタイム直前、ミキッチのクロスに李がヘッド。決定的だったが西部がスーパーセーブ。見ていられなかったが救われた。さらに終了間際、ミキッチのクロスから槙野がオーバーヘッドで狙うも枠を捉えず、タイムアップ。何とか逃げ切った。
 ヒーローインタビューは兵働。
http://www.youtube.com/watch?v=4jxr4NrDJZc
 試合後の広島ゴール裏。お疲れ様でした。
http://www.youtube.com/watch?v=O7lYXWiMIFQ

 スカパーのインタビューで田中孝司氏に突っ込まれ、日程の影響を盛んに言及していた健太監督だが、それは夏場と同じことになってしまい、いい姿ではない。それを言い訳にせず、出来ることをしっかりやり切って初めて問題にすることだ。選手たちにも「日程が悪いんだ」と思わせることになってしまう。いくら広島が天皇杯を戦っていないとはいえ。

 スタートは過密日程&2人を欠きながらも、ホームで広島にリベンジしたい意欲が上回って攻撃的な戦いを選択。先行逃げ切り得意のパターンで、追加点まで取れて理想的な展開にした。だから、アップテンポになるのも致し方ない。それで後半、足が止まるのも仕方がないだろう。だから、落ち着かせるためにボランチを増やした。そこまでは違和感を感じない。
 ただ、テルを入れるのはもう少し我慢した方が良かった。真希やエダがいないことで、SHに使える選手が限られているというチーム事情は理解しないといけないが、だからこそ元紀にはもう少し働いてもらう必要があった。

 あと、ミキッチへの対応策が不完全だった。元紀を下げて兵働を置いたなら、そこはもうそのままにするしかない。例えば宏介を一列上げて、アラタをSBに投入するやり方もないわけじゃないが、今回はアラタがCBとしてベンチ入りしている上、宏介とアラタを縦に並べる布陣はあまり機能したことがないので勇気がいると。その中で翔はちょっと難しすぎた。左サイドならやれるという監督の中での信頼が出てきているのかどうなのか。
 右SHに辻尾を置いてもいい。彼はSBとして今年やってきてるわけだし、上下動してイチの負担を軽くしながらプレーするという…まぁオカも含めて疲労で難しかったのは分かるのだけど、あとちょっとで追いつかれたのを考えれば、反省しないといけない。

 とはいえ、前半は久々に好内容だった。伸二依存、フローデ依存というのがデータにもありながら、あれだけパスを繋いでサッカーが出来るというのを思い出したのは大きい。これも結局メンタルに行き着くのだろうか。永井もボールに触れていたし、ようやく生かし方生かされ方が出来つつあるのかなと。プレースタイルが変わるのを彼自身が受け入れているのかどうかは定かでないし、点が取れていないだけに満足はしていないだろうが、チームプレーに徹していることは評価しないといけない。

 淳吾は引き続き素晴らしい。あと元紀は一つ山を越え、計算できる戦力として認められつつある。岩下はようやく変なプレーが減ってきた。ミスはまだあるが、シンプルにプレーするようになった。問題はこれを続けられるかだ。

 次節は崖っぷちに立たされた神戸との一戦で、仙台戦よりもやりづらい。それも、神戸は状態が非常にいいので余計に難しい。今季の対戦は三浦体制の時なので、あまり参考にならないが、ボールの失い方が悪いとそのまま持っていかれるので注意したい。あと連戦で疲れが溜まる中、中盤で外されると厳しいだけに、アウェイ仕様も考えられる。広島戦の反省を生かした健太采配に期待したい。

 では試合後。湘南戦で自粛となった勝ちロコに、宣言通り監督も参加。出てきてもさほど騒がなかったのは、すでに報道があったからだろうけど、寂しさもある。
http://www.youtube.com/watch?v=O5bDeBknDbg
http://www.youtube.com/watch?v=xfe4DPdCM-I
http://www.youtube.com/watch?v=WyPRTSkmDGQ
王者の旗 http://www.youtube.com/watch?v=0Vc1qwrA-N0
サポパは武田と翔 http://www.youtube.com/watch?v=FKzVWjcjuPA

P.S. 広島は、寿人と李の問題を解決しないといけない。もうちょっとやるのかと思ったが、合っていなかった。李があれだけ結果を残しているだけに、寿人をどう使うか難しいね。監督は試合後、2つのポジションで補強を示唆しているが、1つはストヤノフが抜け、槙野も抜ける可能性があるDFだろう。もう1つは高柳の長期離脱に伴うシャドーの選手か。昨オフは千葉の工藤を狙っていたが…。

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01:34更新 | コメント(2) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
兵藤のゴールは、あのスピードでニア上段に蹴り込み決めるなんて・・・改めて思い出しても興奮モノでした!!!

前半は、ヨンセン、小野がいなくても十分やれるんだなと思ったぐらい、攻守が充実していて、
後半も、途中まではこのまま完封できるかな・・・と思った矢先に交代が。
私もちょっと早い気がしたのですが、交代が伊藤と言うことで、少しでも長くプレイさせたい気持ちがあるのかな2点差だしと勝手に解釈して見ていました。。
すると、まさかのお決まりのような流れで、広島の攻撃が勢いを増していって・・・李のゴール。
好調!&1トップにした結果ですね!
しかも、その後の強烈なヘディングも良かった!・・・でもそれを止めた西部は・・・本当にスゴイ!カッコイイ!と思いました☆

あと、伊藤翔は、途中出場で、まだ若いのに、前線からのプレッシャーを懸けても良さそうな場面でも走っていなかったりして・・・なんか残念でした。。。


でも今間違いなく清水は勢いに乗っていますよね☆
このまま公式戦残り負けナシが続いて、その勢いで天皇杯優勝というドラマが生まれるのでは?!という密かな期待を私は勝手に膨らませてきていますw



広島に関して、
mokichiさんのご指摘通り、私も寿人と李の使い方が気になります☆!
寿人のこれまでの貢献と実績、信頼は文句なしですが、この試合でも、寿人じゃなく李ならば届くパスがあった気がしましたし、実際に寿人交代後の得点だし。。2人共ドリブルシュートより裏を狙う方が得意そうなので、難しいところですね。。



ついつい長文になってしまって、申し訳ないです。。。
Posted by 「24」 at 2010年11月26日 01:00
こんばんは。兵働のはいいシュートでしたね、ホント。
翔はまだそういう役回りの経験が浅いのもあるし、これから伸びていってほしいと思います。

しかし、残念ながら神戸に負けてしまいました。そういう感じはしたんですけどね…神戸も強いので。

確かに2人とも…まぁ李は今なんでも出来ちゃいそうな感じでいいプレーしてますけど、寿人が仰るようなタイプなので難しい問題ですね。
Posted by mokichi at 2010年11月28日 02:33
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