2011年01月31日

[第90回天皇杯決勝]鹿島vs清水

 とうとう1ヶ月もブログを放置していました。こちらでは「あけましておめでとうございます」と言わなければなりません。ツイッターでやりにくいことは、こちらで少しずつやっていきたいと思います。

 もう新シーズンが始まっています。そういう時に更新するのもどうかと思いましたが、決勝だけやらないまま次に進むのも嫌なので、とりあえずまとめることにしました。年明け何日かは疲れていましたが、その後は色々やることがあって、なかなか時間を取れずにいました…という言い訳。

2011年1月1日() 14:04 KICKOFF
天皇杯決勝@国立競技場
鹿島アントラーズ21-01清水エスパルス
1-1
26分 ガブリエル
77分 野沢
本山
主審:家本
天候:晴れ曇り
観衆:41,348人
59分 ヨンセン
岡崎、ボスナー、岩下
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=NssOTjjrhFo

 まず、準決勝終わってからチケットを求め始めた。エコパでもちょっと販売したが、スコアが3-0になった時点で早くも列ができたらしく、その後の争奪戦も無理で。天皇杯決勝を現地で見たことが今までないとはいえ、毎年争奪戦になっているのは知っていたし、勝ち上がる前に予め買っておけばなんてことはないのだが(予約も含め)、先を見たくないという自分の信念で我慢していた。前日に何とか入手できて良かったが、他チームが勝っても行くというスタンスで買っておけばいいのかなと考えさせられた。

 日付が変わり、2011年になってから寝たが、2日間であちこち歩いたこともあり、ぐっすりと寝れた。ナビスコの時はとても寝れる状態ではなく…(笑)。だから今回は特別高揚感もなく、淡々と国立へ向かう。9時過ぎに明治公園に到着。
 国立入場、席に着くと、浦和レッズレディースを応援する赤い集団が。普段はこうして横に並ぶことがないので、不思議な光景だった。浦和とINACの対戦となった決勝戦は見ごたえがあり、INACが前半はかなり前からいって、技術も高く優勢に試合を進めていた。後半、浦和が追い付いてPK決着。失敗の連続でどっちに転ぶか分からなかったが、INACが優勝。鹿島サポはINACの応援にちょっと混じっていたかな。INACはベレーザから大量補強でさらに強くなりそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=TndAPUS7hmM
110101-01.JPG 110101-02.JPG 110101-03.JPG
 試合は面白かったものの、いろいろやることがあるので行ったり来たり。コレオグラフィのお知らせはあちこちに張られていた。トイレにもあったな。国立ではどのチームもやるのが定番になりつつある。 グルメはもつ煮。理由は鹿島が相手だから。そりゃ味はカシマスタジアムに劣るけどね。準決勝も大阪だからってたこ焼きにしたし…天神屋の冷たかったけど(苦笑)。
110101-04.JPG 110101-05.JPG
 それから、3つの入場ゲート上に、優勝した場合に出場するACLでの対戦相手名が書かれたダンマクが。写真は水原だが、あとシドニーと上海。気合いを入れるために作ったのだろうけど。 メインスタンドのほうへ歩くと、天皇杯が展示されていたので一枚。
110101-06.JPG 110101-07.JPG
 どのチームも国立での決勝戦ともなるとテンションが上がり、試合前に決起集会を開く。去年名古屋もやっていて、その動画も見たことがあるが、清水もやったようだ。国立にいる時は知らなかったんだが。それはまぁ節度を守ればいいと思うが、ちょうど浦和レッズレディースの応援団が出ていくくらいの時に、ただでさえ混み合っているコンコースでチャント歌ったりしていたのは、あまり…。
 決起集会個人チャント。イチ、淳吾、岩下、宏介。
http://www.youtube.com/watch?v=VzbbSeUNBec
 決起集会ロコロコ。その後行進。
http://www.youtube.com/watch?v=HXw8DFNV3d4
http://www.youtube.com/watch?v=_AzWbOJgGHA
110101-08.JPG 13時を過ぎて、選手登場。前列に「SHIMIZU S-PULSE FOREVER」のダンマクを出し、選手たちを鼓舞。そしてコールリーダーの呼びかけ。ナビスコの時は中段で指揮していたが、今回は前列にいた。
http://www.youtube.com/watch?v=pqwhcPeFqZY
選手コール http://www.youtube.com/watch?v=vg4KdUAOs-I
 個人チャント。怪我で出られない西部、兵働のチャントも歌われた。当然だろう。ここまで引っ張ってきてくれた存在なのは間違いない。あと、タクのチャントの時は声量が落ちていた。なかなか難しいんだろうが…。
http://www.youtube.com/watch?v=dssMn_2ACKY
 パルちゃんが持ってきたのは、08年ナビスコ決勝でも使われたゲーフラ。その時の分もってことなんだよね、きっと。
http://www.youtube.com/watch?v=FP-SJlJEFdc
 あと、レオレオね。皆さん「久々だ」と言い合っていたが、最近は国立限定と化してる。ナビスコでもやったし、09年のFC東京戦も国立開催でやっていた憶えが。でもこういう懐かしさを感じる応援は時々必要。半々に分かれてやるってなかなかないものだからね。 その流れでマーチ、KINGDOM、ロコロコ。
http://www.youtube.com/watch?v=w2wRimbAy7A
 上の方から応援風景。
http://www.youtube.com/watch?v=7uf-fIHX9YY
 選手紹介。天皇杯はJリーグがやってるものではないので、選手紹介はいつも地味に終わるのだが、国立一発勝負なのだから、どちらもホーム演出でやらせてあげればいいのに。公平さは失われないんだし。楽しみにしてる人は大勢いると思うけど…煽り映像を作るのは期間的に難しいとしても。
http://www.youtube.com/watch?v=kNpabeWMA4c
 そしてコレオ。中央にハートだった。計画者に言わせると「気持ちに訴えた」という話。アウスタでも何年か前にやったことがある。短い期間で準備してくれた方々には感謝。
http://www.youtube.com/watch?v=IKX21s0k4fI
 逆に鹿島のほうは、ありったけのビッグフラッグを掲出。掲出の仕方が二段構えで、「慣れてるな」と感じさせられた。
http://www.youtube.com/watch?v=pHWWIGhKtmE
 その後、選手入場。アカペラでのリバイブで出迎えたのは、最近の流れを踏襲するためだったと思われるが、国立でずーっと揃えるのは難しく、途中からずれてしまった。これは仕方ないかな…。
http://www.youtube.com/watch?v=5lYpyvGqupU
 両チームキャプテン(兵働がいないので岩下がキャプテンマーク)がVIPに対して選手を紹介。ちなみに国歌斉唱、独唱はGackt。かなり引き延ばすのでちょっとイライラしたかも(苦笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmP0J7PsqMM
 という一連の流れがまとまってる動画。バックスタンドから。
http://www.youtube.com/watch?v=dGkwYkLSlcQ
 コイントスの様子。比較的相性の良い家本氏ということで、試合前は拍手が起きた。
http://www.youtube.com/watch?v=WyRQc9fe_KA

 まず、試合前に気付いたことがあった。選手がアップに出てくるタイミングのことだ。清水の選手たちは13時15分ごろ(だっただろうか)に出てきた。だいたい相手チームとタイミングがずれたとしても、そこまで大きくずれることはないが、そこから10分過ぎても鹿島の選手たちは出てこない。そして出てきたのが13時30分ごろだった。15分もの差がある。準決勝で延長戦を戦い、さらに中2日。伊野波は「疲れはヤマを越えた」と話していたそうだが、おそらく首脳陣、特にフィジカル部門が綿密に考えて、意図的に時間を決めたのではないか。寒さもあるし、ピッチに出てくる前に何かやったのかは分からない。ただ、この15分の違いで「さすが鹿島」と思った。一昨年、後半途中から再開した川崎戦でも、違った調整法だったと記憶してる。本当に体を動かす程度で、ピッチを後にする時には清水とそれほど変わらないタイミングだった。

 清水は快勝した準決勝の流れを引き継ぎたかったが、1ヶ月前の記事の通り(苦笑)、兵働が出られなくなった。地元紙ではテルが最後の最後に先発ではないか?という報道も出たし、個人的には攻撃的な姿勢を落としたくないという理由で、淳吾をCHにして元紀を先発させるんじゃないかと思ったが、健太監督は前日練習も踏まえて真希を選択。準決勝で右ウイングとしてあれだけ機能した淳吾を動かすには抵抗もあったのだろうが、それまでこのポジションで結果を出していない真希がどこまでやれるのかは不安があった。ただ、それだけで決着がつくような試合でもないと考えてはいたが。

 鹿島は岩政の負傷を受け、準決勝では大岩が先発したが、後半から中田をCBに下げたところ、この布陣が安定感をもたらしたということでその布陣を継続。青木がボランチで先発した。スーパーサブとして本山が控えている。決して豪華な陣容というわけではないので、ある程度切ってくるカードは分かっている。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/359.html
 ここまで来たら、緊張感というよりも思い切りやって欲しいと思っていたので、そういうプレーや姿勢が出るかを見ていたが、どちらも慎重な気がした。鹿島はこういう舞台に慣れてるという意味での慎重さ。清水の出方をしっかり見て、その後を考えるという雰囲気だが、清水は硬い。5分にFKから岩下が飛び込み、セットプレーで1つ形を作ったがその程度。これも決勝だといえばそれまでだが、もっとアグレッシブに入りたかった。

 10分。イチのミスでボールを失い、小笠原から裏に飛び出した大迫へ。海人が出て難を逃れたが、硬さがそのまま失点につながりかねない場面。その後も鹿島が高い位置で奪って速攻を仕掛ける場面が目立つ。もう少し自分たちでイニシアチブを握った状態で戦いたかったが、次第に悪い時の清水が顔を出し始めている。

 20分、オカが左サイドから仕掛けてグラウンダーの折り返し、ファーで真希が合わせたがミートできず。鹿島を脅かすような攻撃はここまで皆無といっていい状況。1分後、嫌な位置でFKを与えたが、小笠原のFKはしのいだ。だが、鹿島のショートカウンターは迫力を増し、サイドバックが出てくるタイミングや迫力も増してきている。押されたままの状態になり、26分。タクが何とか逃れてCKを与えると、フェリペ ガブリエルに合わせられ先制を許す。

 まず、小笠原のボールはさすがだった。そして、ハイボールに強い海人が飛び出せないように、目の前に大迫がいてブロックされた。ちょうど正面にボールが入り、中田浩二にはイチがしっかりついていたが、その裏に入ってきたフェリペに対し、タクが付き切れなかったのが残念。
 その後、地元の番組で当日ミーティングの様子が明かされ(ミーティングが最後まで静かすぎるのは残念な気がするが)、「フェリペは合わせる力がある」とガミさん。映像も確認されている。フェリペはこの映像に出ている京都戦からゴール前に入るようになり、最近できた武器と言えるが、鹿島からすれば大迫の配置も含めてしてやったりだろう…。
http://www.youtube.com/watch?v=XzhLtlfoqcA#t=6m21s

 欲しかった先制点を奪われた。完全に鹿島ペースであり、その後も攻守の切り替えが速いので、清水は後手を踏む時間が続く。前線でボールが収まらない。通常、こういう時はポジションを選手同士で話し合って動かして欲しいが、このチームはそれができないし、ベンチもまだ前半ということからか見守っている状態。流れの中では崩せないので、何とかサイドに持っていってセットプレーを得るが、それもイージーに跳ね返されていく。

 前半の終わり際はこちらがボールを持つ時間が増えたが、鹿島にとっては落ち着いただけで、特に流れが変わることなくハーフタイムに入った。内容からいくと、セットプレーで1点やられただけで済んだとも言え、決勝戦という舞台を考えればまだいけると。ただ、今までであればこういう展開でも試合を動かす一手がなく終わってしまうため、浮いてしまっている真希に代えて元紀を入れられるかがポイントと考え、後半を待つ。

 選手交代はなかった。ただ、前半「何もできなかった」と見ていた(ならば前半から手を打つべきだと思うが)健太監督は、システムを4-4-2に変更。タクと真希の2ボランチにし、伸二を左に出した。これはあまりない采配だが、伸二と淳吾の2人を両サイドに置いて起点を作り、2トップの方がオカとフローデの関係も良い。押し上げてサイドから攻略を狙った。

 流れは変わってきた。50分にCKから伸二がボレーで狙うも枠の外。54分にカウンターから野沢に決定的な場面を作られるが、そこそこ距離があったため海人がセーブしてしのぐと、56分には伸二が左サイドを抜け出してふわりと上げ、フローデが落としてエディ、さらにオカ。狙い通りの形だったが押し込み切れず。そして59分、センターサークルでボールを受けたタクが、前方へフィード。オカとフローデが近くにおり、オカはオフサイドポジションだったがフローデが微妙な位置におり、鹿島のオフサイドアピールも副審はフラッグを上げない。フローデは曽ヶ端が詰め寄る中、長い脚を伸ばしてシュート。中田がクリアしようとするもし切れず、同点。映像はその直後の喜びよう。
http://www.youtube.com/watch?v=eWfVatw60Ls
http://www.youtube.com/watch?v=S4yiFnoMVgw

 微妙な判定ではあるが、狙い通りに流れを変え、15分で追い付いた。ただ、やはり甘いとも感じた。まだ同点としたにすぎない。ここには勝ちに来ている。一気にいかなければ、鹿島のような成熟したチームには勝てない。その割にピッチ上はあまりにも喜びすぎている。アシストしたタクや岩下がベンチへと向かい、タクは監督と抱き合っている。監督は思わず笑みをこぼした後、「まだまだ〜」と言ってる映像を見たが、本来はそういうように程々に喜んですぐ切り替えなければいけない。
 また、ゴール裏はというと、今季は特に「勝利」を意識し、同点に追い付いてもドドンヘイは歌わずグリコで加勢する。コールリーダーはいつも通り加勢を指示したが、前方でそういう演奏が始まったのを知らないまま、ドドンヘイを歌ってしまってる人たちが上部にいて、「さぁ逆転するぞ」という雰囲気をすぐに作れなかった。今、チームをサポートするために、喜ぶのではなく1人1人が大声を出して雰囲気を作らないといけなかったが…。

 そうしているうちに、鹿島ベンチは当然、本山を準備する。唯一と言っていい切り札を投入し、興梠の下に入れる。大迫が左サイド。これは準決勝と同じ布陣だ。フローデが決めてから4分後の投入だが、これくらい早くて当然である。

 清水ベンチは鹿島が何をしてくるか分かっていたはずだ。そして、追い付いた勢いを清水は手にしているわけで、鹿島がその勢いを削ぎに来ている中、また押し返す一手を考えなくてはならない。だが、健太監督が呼び寄せたのはテルだった。最初、上背のない選手が見えて元紀かと思ったが、背番号7が見えて…。後半、ポジションが変わった真希は懸命に球際で食らいつき、奮闘していたが、攻撃面で働くのは難しいので、真っ先に代えるのが真希なのは分かる。ただ、監督は最後の最後までテルにこだわった。試合後、「6枚できちっと守備をしながら、4枚で攻撃を仕掛けていけば」と話しているが、本山のセンスを封じられるのはテルしかいないと思ったのだろう。だが、それは受け身にすぎない。ここは一気にひっくり返さなければならない流れなのだ。

 テル投入直後にFKのチャンスを得るが、淳吾のキックはわずかに外れる。
http://www.youtube.com/watch?v=hNVn8GeG4Yw
 一進一退の攻防ではあるが、結局バイタルエリアで本山を自由にしている。興梠が盛んに裏を狙い、70分には岩下の不用意な判断から興梠に決定的なシュートを放たれたがポスト直撃。71分、鹿島のチャンスでイチとエディの2人が倒れたため、鹿島が切ってくれたが場内が騒然となる。73分、宏介が積極的にシュートを放つが曽ヶ端の正面。

 77分。ペナ手前で浮き球に反応した興梠を岩下が倒したとしてファウルの判定。微妙な判定なのかもしれないが、岩下という時点で不利に見られるのも織り込み済みでないといけないし、印象があまりよくない。さらに、小笠原がエディのちょっとした突きに対して倒れ、エディに警告。こういうのも積もり積もって影響するわけだが…。そして、野沢に決められた。
http://www.youtube.com/watch?v=2vuEimmLpDI
http://www.youtube.com/watch?v=m6cl8O-gJxI
 その時の壁の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=muUNOIbgcsc
 試合翌日にGK経験者の方々に聞いたが、海人のポジショニング「やむなし」という人もいれば、「止められた」という人もいる。あとで映像見たら、もう少し何とかできたんじゃないかという感が否めなかったが…復帰3戦目による勘だとか、小笠原の位置だとか、壁の作り方だとか、1つのFKに色んなものが絡んでいる。ただ、海人にはこれを止められるようになってもらわないと困るということだ。

 もう点を取るしかない清水は、82分に伸二を代えて一樹。本当は伸二を最後まで残したかったが…監督曰く、これで中盤をひし形に代え、右にテル、左に淳吾、トップ下にオカ、一樹・フローデの2トップに代えた。一樹の方が一発があるということで先に入れたのだろう。
 そして、もうワンチャンス来た。84分、サイドチェンジのボールを宏介が受け、新井場をかわしてドリブル。絶好のチャンスだ。宏介は狙い澄ましたようにグラウンダーの速いクロスを入れたが、ニアのオカ、そして後ろのフローデと触れず、あとちょっとで同点というところ、押し込めない。

 ただ、細かく見るとこの場面でも問題がある。宏介が抜け出した際、オカは真っ先に指差してニアに入ってきた。ここで何とかしてほしかったが、それでも動きは間違ってない。ただ、一樹はどうだろうか。投入されたばかり…というのは、点を求められてる以上関係がない。宏介があのような形で来たら、通常は速いボールと分かるが、それを寸時に判断してフローデの奥で待ち構えなければ。あるいは2人の後ろでこぼれ球に備えないと、ゴールの確率は上がらない。一樹は宏介が入れた時にまだフローデの後ろにいて、そこで構えるならまだしも、どっちつかずでスピードダウンしている。嗅覚が足りないといえばそれまでだが、こういうプレーは、ビハインド時を想定して準備しているか、また三保でそういうトレーニングをしているかに尽きる。

 猛攻を仕掛けるが、なかなかゴールにたどり着かない。87分、最後のカードでタクに代え元紀を投入。3トップ、さらにエディも前線へ上げパワープレーに入るが、鹿島は宏介にかわされた新井場を代えて右サイドをケア。最後は左サイドに遠藤を入れ、あとは円熟期の選手たちによるキープ。盤石の締めで、14回目のタイトルを獲得した。
89分〜試合終了 http://www.youtube.com/watch?v=JKR3526c814

 試合終了直後の動画だが、家本主審に罵声を浴びせる人がいる。何人もいるようだ。一体何を考えているのだろう。負けた瞬間はみんな悔しいし、「これは違うんじゃないか」と思う判定もある。でも、全員が納得いく判定というのは難しいし、その判定が仮に違ったものだとしても、試合結果とリンクするかは分からない。だからこそ、悔しさを主審にぶつけるのは間違っている。心構えも問われている。私自身はそこまで不安定だとは思わなかった。

 そして、オリヴェイラ監督に褒められた後、寂しそうにピッチを見つめ、選手たちと握手をする健太監督。フローデと抱き合う人が多い中、宏介が大粒の涙を流している。彼はこの試合で一番目立っていた。頑張っているのが伝わってきた。こういう選手は応援したくなる。5年前の兵働と被って見えた。
http://www.youtube.com/watch?v=CqUufKAtPlM

 審判団、登壇。この時にもブーイングしてる人がいた。それに追随してる人がいたのも含めて残念だった。
http://www.youtube.com/watch?v=4umnoZxglzk
準優勝、選手登壇 http://www.youtube.com/watch?v=op4EZbCR-zg
 そして表彰式。下りてきたテルが思わず頭を抱えている。監督と話す淳吾。そしてタクは伸二と抱擁して涙。個々は同じ想いというより、色んな想いを抱えていた瞬間なんだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=J6BGbGalGLs
http://www.youtube.com/watch?v=c7w6f677lDo
 優勝、選手登壇。
http://www.youtube.com/watch?v=RKGQHvvkB-A
 表彰式では大岩がカップを掲げ、試合後もゴール裏に入って歓声を浴びていた。お疲れ様でした。フィナーレをこういう形で迎えられる選手は羨ましいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=phUx8F23Law

110101-10.JPG バックスタンドからゴール裏へ、挨拶する選手たち。宏介は涙腺決壊でずっと止まらないようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=lZCa15G03Aw
 ゴール裏からは大きな拍手とともに、テル、イチ、兵働、健太チャントを歌う。松葉づえをつきながら兵働も姿を見せ、声援に対しては杖を上げて応えていた。だが、ありがとうというよりも寂しさだけが募り、私も思わず涙した。そういう中…
http://www.youtube.com/watch?v=aIyzK-mOyiA
 ゴール裏にいたので、これははっきりと分かったが、淳吾が怒っていた。コールリーダーの横にいた人が何やら言って、それに淳吾が反応。「おい、なんだお前」と言ってるのもはっきり分かる。コールリーダーは言いだした人を必死に捕まえて収めようとしていた。「こっちに来い」と言い始めたところで一樹とエディが止め、何とかその場は収まったが、決勝まで進出したチームの試合後にこのようなことが起こるとかあり得ない。淳吾は過去にもゴール裏の反応に対して怒ったことがあり、「最後」というので積もってたものが噴き出したんだろうが、とても許されるものではない。
http://www.youtube.com/watch?v=R2NSAQ-Oiek


 悔しさはあまりなかった。それよりも、このチームが本当に終わる、見られなくなるという寂しさだけだった。ホイッスルの瞬間、一つの時代が終わった。

 スコアは1点差だったし、第三者からは「見ごたえのある試合だった」とも言われたが、小さいようでとても大きな差だと感じた。セットプレーによる2点、いかにも鹿島っぽく勝って、彼らは14回目の歴史を刻んでいる。負けた理由は必ずあるが、試合中に限らず、ピッチ外、例えば最初に行ったようにピッチに出てくる時間のコントロールとか細かいところも含め、色んなものがまだまだ足りないと言わざるを得ない。

 サッカーマガジンに清水関係者の言葉が載っていたが、その分析は正しい。今までならばガチガチになって戦うところを、「最後くらい思い切って」となるのを期待していたが、結局そうならなかった。関係者に言わせると、うちは勢いで勝ってきたチームなのに、この試合はタイトルが転がってくるのを待つ戦いをしていたと。その通りだと思う。09年までのスタイルならば、それが自分たちのやり方だと言うこともできたが、今シーズンは違う。消極的になればなるほど、鹿島の圧力は強くなり、前でボールは収められず、どんどん後手に回ってしまった。流れの中で失点がなかったというのはあまり意味のないことで、攻め込まれたのは事実だ。

 また、決勝戦は兵働離脱だけで決まるとは思わないと言ったが、リーグ最終節でも言ったように、中盤から前6枚が揃わないと、同じようなサッカーができない状態なのも一年通じて変わらなかったし、それを受けての柔軟性も、11月にほんのちょっとあっただけだった。真希が真希がとなってしまうが、指導する側もされる側も、もっと頭を使っていかなければならなかった。監督の采配にも、選手の姿勢にも不満があることは認めるが、今に始まったことではないので、天皇杯はもう仕方がないと思って見ていた。だから、それを上回るメンタルを期待していたが、それだけで勝てるほど甘くないと、身をもって知らされたのが最大の収穫だった。

 色んなことがあった2010シーズン、そして激動のオフが過ぎ、新シーズンは既にスタートしている。ツイッター上では、分かっていることを中心に色々つぶやいた(つぶやいている)が、自分としては真意が思うように伝わらず、誤解を招くことが多いので、後日改めてまとめたいと思う。とにかく、長谷川健太監督以下、今季限りで退任するスタッフ、チームを離れる選手には、毎年上位に位置するチームにしてくれたことを、心から感謝したい。
 一まず、2010シーズンの試合レポを終える。

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00:19更新 | コメント(5) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人様、あけましておめでとうございます。
本当は試合直後に挨拶を、とも思いましたが、なんだか
嫌みかな(苦笑)、と思う気持ちもあり、管理人さんだったら
絶対決勝のレポ書くだろう、と考えて待っておりました(笑)。

試合内容はとりあえず置いておいて(苦笑)試合前のアップの件、
興味深いです。うちのアップは、ホームではいつも30分前くらいが
定番なので、どちらかというと清水の選手が早すぎたのかも知れません。
ただ、鹿島は準決勝で国立使っているけど清水は久々、と言う
要素も一つあるのでは、とも思います。
準決勝のあと、うちの選手が「芝が長めで」というコメントを
していたので、慣れと言う面でも鹿島が有利だったかな、と。

試合前には、準決勝の内容を考えると最初っから(謙遜ではなく本当に)
ちんちんにやられる姿を想像していました。
でも試合始まると、入り方も含めて「うちって強いなぁ」というのが
率直な印象でした。そう思った反面「清水は固かったなぁ」と。
後から思うとこちらの疲れを考えて後半勝負だったのかも
知れませんが、どうでしょうか?
後半、伊東投入の是非は分かりませんが、リードされてから
の交代が遅かった気はしました。原一樹、大前とスピード勝負
だとうちにとって怖い駒持っていたので。

タイトル獲ったことより、どんなに疲れていても、たとえ手負い
の状態でも「鹿島は鹿島」が証明できたことが何よりうれしくて
帰りの途につきました。

(「それは違うだろう」と言われると思いますが)そちらもこちらも
ある意味チームが変わる年ですから、不安も楽しみもありますが、
一喜一憂しましょう。

今年は某掲示板情報通りだとアウェイ清水には行けなさそうなので、
また鹿島や他のスタジアムでも是非ご挨拶できれば、と思います。

長文失礼しました。今年もどうぞよろしくお願いします。
Posted by gonta at 2011年01月31日 20:53
>gontaさん
どうも、あけましておめでとうございます。
結局スルー出来ないっていうのはお見通しですね(笑)。

そうですかチーム自体がいつもあのタイミングなのですか。うちはアウェイだと慣れという意味で早く出るというのもあるのかもしれませんが…とにかく、ここ6年続けて、準決勝を国立で戦ったチームが優勝してるんですよ。地元で準決勝を戦えているとはいえ、国立開催は何とか変更できないものかと思います…。

鹿島の疲労を考えてだとしたら、愚策です。そういう戦いをしたらまず勝てないというのはみんな分かっていたと思いますし、積極的に戦って勝ちにいくというのが戦術でもあったんですね。だから工夫はあまり出来ないチームだったんです。
野沢に決められたあとの交代も、本山をすぐ準備できる鹿島と違って、ワンテンポ遅いというのはもうずっと同じだったと言いますか、配置やら組み合わせやら確認してからでないと入れないみたいです。

鹿島も今年は変わると思いますが、それもかなり良い方に変わると思いますね。今のところ隙がないように見えます。
清水vs鹿島が第2節というのは既に公式でも発表されていますよ。早い段階で対戦ということなので、新戦力がフィットしてないうちにリベンジしたいところです(別に本拓のことではなく)。

今年もどうぞよろしくお願いします。
Posted by mokichi at 2011年02月01日 00:41
管理人様
ご丁寧に書き込みありがとうございます。

清水後半勝負説は、2010シーズンの鹿島は終盤に追いつかれる
ことが多かったので、その分析をしたのかも、と思ったりして
観戦しておりました。

当日清水サイドで一番気になったのは、藤本選手がフリーキック
以外消えていた(こちらとしてはラッキーでしたが)ことですね。
アジアカップ決勝と同じ感じでした。メンタル的な要素ですかね。
健太監督が小野選手よりも藤本選手をピッチに残したのは
本当に意外でした。

あと太田選手は(敵ながら)良いサイドバックだなぁ、と思って
観ておりました。確かアウスタでもやられた記憶が・・・。

今期のアウスタ参戦は、日付よりKO時間が気になっております。
夜のKOだったら無理矢理間に合いそうな気もしているですが・・・。

こちらは巷間言われているようにローテできるのか、新戦力が
フィットするのはいつか、などこの時期特有の心配はありますが、
それもそれで楽しみだったり・・・。
サポは変な人種ですよね。

対戦成績が悪いので、「清水はやっぱり清水」というフレーズ
がうちの選手から出ないシーズンであるよう祈っております(笑)

今年もお手柔らかに。
Posted by gonta at 2011年02月01日 20:56
この動画はスタメン予想さんが作ったんですか?
http://www.youtube.com/watch?v=FN_2tWS9MVI&NR=1&feature=fvwp
Posted by ¥ at 2011年02月14日 02:21
いや違いますよ(笑)
Posted by mokichi at 2011年02月15日 19:52
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