川崎3−0広島
試合内容などはこちら(川崎公式)から。
川崎のホーム最終戦を見るのは4年ぶり。
4年前はJ2の最終節。相手は同じ広島。
J1昇格が決まった相手に対し、新潟の結果次第となった川崎は、
2−1で勝利したものの、新潟も勝ったので昇格を逃した。
あれから4年。チームはACLに出場するまで強くなった。
リーグ戦ではうまくいかなかったが、いい経験をした1年だろう。
↑等々力名物、山田うどん。大盛況だった。
確か4年前もうどん食べて寒さをこらえていた気がするw
天ぷらうどん、おいしかったですよ。
試合前から広島のサポーターの声がよく響いていました。
何とか残留したいという想いは伝わってきました。
↑選手入場時、紫のボードかなにかを掲げる広島サポ。
川崎はホーム最終戦ということで、コレオを敢行。
非常に綺麗ですね。昔は青の新聞を掲げてたんですが。
また選手入場前には、関塚監督との契約延長報告と、
駒沢大から菊地の新加入が正式に発表され、拍手喝采となった。
この試合、やはり川崎が有利という状況で始まるのは仕方がない。
緊張感から解放され、リラックスしてサッカーが出来ている川崎と、
かたや何としてでも勝ちたい広島。差が出た試合となった。
川崎は3−5−2システムだが、最近出場機会の増えた河村をベンチに温存し、
養父をトップ下に起用。中村・谷口のボランチ、養父のトップ下という形は今季初。
河村が守備で効いているだけに驚いたわけだが、
相手のトップ下が2枚なので、それであればいつもの2ボランチに戻そうということなのか。
広島は戸田が出場停止、青山も負傷ということで高柳がボランチで先発。
あとはいつもと変わらないが、高柳では荷が重い印象だった。
試合速報にかじりつきながら試合も見ていたので(笑)、
ところどころ見ていない部分もあるが、立ち上がりはどっちもかたい感じがした。
しかし序盤から輝きを放っていたのが養父。
7分に谷口のパスから養父のミドルシュート。
8分には鄭がFKから豪快なミドルシュートでまずはジャブ。
広島はいい形で攻撃につなげられない。
10分の川崎、左に流れたジュニーニョがシンプルに上げ、
養父が飛び込んでいったがわずかに外。しかし養父がよくボールに絡む。
養父のいいところは、視野が広いこともあるし、
ボールタッチもやわらかいし、パスセンスもいい。
一番いいのは、シュートを打つべきところでしっかり打ったり、
そういうところの状況判断が出来ること。
中村憲剛が褒めるのもよく分かるが、来年の養父は楽しみだ。
11分、ジュニーニョのパスが相手DFに当たったところを久木野がそのままシュート。
そして15分、右サイドで森がクロス。
ファーに流れたことで広島は大丈夫だろうと一瞬気を抜いたところ、
ファーに走りこんでいた養父がダイレクトで折り返す。
ダイレクトをいまいち予想できていなかった広島ディフェンスはボールウォッチャーになり、
ゴール前フリーの鄭がヘッドで押し込んで川崎が先制。
これも養父のプレーが正確だったことの証。
広島の集中力のなさも問題だが、センスを感じるプレーだった。
広島のチャンスは18分。PAわずか外でファウルを取られFK。
左利きの森崎浩が直接ミドルで狙うが、川島がパンチングで何とか逃れる。
1点川崎が取った後は、少し試合が落ち着いた感じがしたが、
広島は川崎を慌てさせるようなプレーがほとんどなく、
キーマンであった柏木も思うようにプレーさせてもらえない。
開幕当初の広島はアグレッシブだったが、
今は失点をしたくないあまり引きすぎ、2トップ+柏木頼みのカウンターで、
後ろがリスクを冒すことが非常に少ない。
勝てない理由が分かった気がした。
30分、広島は駒野→ウェズレイで決定機を迎えたがウェズレイが外す。
明らかにウェズレイにキレがない。動きが重い。
その後も川崎は後ろでガッチリ守りながら、
中村憲剛が左右に振って効果的にカウンターを繰り出し、広島を翻弄。
1−0ながら内容的には川崎の完勝で前半を終える。
このとき他会場の経過をまとめると、甲府は0−1でビハインド。
大宮はスコアレスということで、広島は点を奪って大宮にプレッシャーをかけたい。
後半、川崎は森が左に来る時間が多くなる。
通常井川が入ってから森が左に回ることは多いが、
井川投入前に左に流れるシーンがあるのは珍しい。
そしていきなり後半1分も経たないうちにあっけなく2点目が入る。
伊藤のロングフィードから養父が落とし、ゴール前にこぼれたところにジュニーニョ。
一度シュートは下田に防がれたが、もう一度きっちり押し込んで2点目が入った。
ジュニーニョのポジションがオフサイドだと思った広島のディフェンスラインは、
ジュニーニョにボールが出た瞬間動けず、
フラッグが上がらないのを確認しても、それでも動けなかった。これではまずいだろう。
確かにオフサイドにも見えるし、森崎和がギリギリ残ってるようにも見える。
しかし勝たなきゃいけないチームに必死さを感じなかった。
さらに2分後、ジュニーニョのパスを受けた中村憲剛が左足一閃。
右隅に綺麗に決まって3−0となる。これはすごいシュートだった。
広島はもう攻めるしかない。早めに選手交代をしながら仕掛ける必要があったが、
なかなかベンチも動こうとしない。
51分、左からのクロスにウェズレイが飛び込んだがハンドでノーゴール。
ウェズレイには警告が出される。
直後、ジュニーニョが競り合いで倒れてピッチアウトしヒヤッとするが、
復帰していきなりボールを奪ってシュートまで持ち込むなど、
得点王への意欲?が見える。
57分、ここで井川が入り、そのまま右サイドへ。森は左。
その後も広島が攻めようとはするが、決定的なチャンスにはならず。
68分、いい位置でのFKもウェズレイが左に外し、
直後にウェズレイは平繁と交代。0−3とはいえ動きの鈍い選手を代えるのは仕方がない。
川崎も広島に相性のいい黒津をピッチへ。
1分後、右サイドでジュニーニョが抜け出し、
決定的なチャンスになりかけたところでストヤノフがファウル。
一発退場が命じられる。これもレッドカードは妥当だったかな。
仕方なく広島は高柳を下げて盛田を入れ、右に槙野、中央に森崎和、左に盛田の3バック、
森崎浩を引き気味にして対応。さらに柏木も下げてしまった。
柏木は下がった後号泣。その後1人少なくなった広島は、
何度かセットプレーを得たものの、相手の堅守に阻まれ、
川崎もその後速攻からミドルで4点目を狙うが、シュートが外れ、
結果3−0で川崎がそのまま勝利となった。
川崎としては養父の先発起用がピタリと当たり、
2トップが1得点ずつ、中村も決めて満足の内容。
疲れのあった一時期から抜け出しつつある。
今思えばナビスコ杯でもし養父を使っていたら面白かったかもしれない。
試合後のセレモニーでは、伊藤キャプテンが「来年こそはホーム全勝を狙う」と宣言して場内が沸いた。
その後もいい雰囲気でセレモニーが進んでいた。
広島は試合が終わったあとも歌い続けていて、サポーターの結束は強く感じた。
ただそれと裏腹に、試合内容は散々だった。
このままだと入れ替え戦も危ないと思う。
とにかく内容が伴っていない。勝てそうだった試合はいくつかあるが、
その時よりも酷く感じた。
一番悪いのは、前への積極性がないこと。
これがないと、何も始まらない。
前節もワンチャンスを佐藤寿人が生かして点を取ってはいたが、
この試合では得点の雰囲気すらなかった挙句、
それを支えようとするディフェンスの頑張りもなかった。
次節のG大阪戦はDFライン3人が出場停止という非常事態だが、
試せることを試しながら、戦う意識をもう一度見直すことが必要に思う。
そうでないと内容もないまま引きずり込まれてしまいかねない。
せっかくいい戦力が揃っているのだから、頑張ってほしいと思う。





