2008年03月06日

今季のJ2展望

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あさってから開幕ですが、まずJ2から。

今年は2チーム増えて15チーム、4クールから3クールになりました。
全45節、各チーム42試合を戦います。
昨年より6試合少ないことと、ホーム1試合アウェイ2試合orホーム2試合アウェイ1試合のカードになるので、
特に力が拮抗しているチームとの試合ではモノを言うかもしれません。
昨年よりも同一カードでの対戦が減るので、
序盤戦で勢いに乗ったチームが、そのまま行く可能性もあります。
逆に失速したチームはそのまま終わってしまうこともあり得ます。

まず降格してきた3チームから。
ダントツの最下位で降格となった横浜FCは、
都並新監督を迎えて立て直しを図っています。
仙台で1年間、昨年のC大阪では数ヶ月間でしたが指揮を執りました。
どちらのチームでも4バックを採用し、守備から入るサッカーを志向。
ただ戦い方が徹底されずに、序盤戦から勝ち点を重ねられませんでした。
仙台では苦しい時期を耐えて、終盤結果を残しましたが、
わずかのところで入れ替え戦進出逃し、
昨年のC大阪ではあっという間に解任されました。
3年契約ということもあるので、今回は腰を据えてやってくるでしょうが、
過去の反省を生かしながら、4−4−2で固定せず、
3ボランチ、1トップなども試しています。
もともと守備で勝ち上がってきたチームですから、
守備意識を植え付けるのは早い段階でできるかもしれません。
ただ大幅に選手が入れ替わったので、層の部分では心配。
ベテランと若手の差が激しいと思います。
最前線に入るアンデルソンは、水戸時代もそうだったように、
彼に合わせなければならない部分もあるので、
うまく開き直れるかどうかもポイント。
監督が苦手としている序盤戦で、何とか勝ち点1でも積み上げられれば、
次第に落ち着いてくるのではないかと思います。

逆に17位で降格した甲府、入れ替え戦で敗れた広島は、
どちらもサッカースタイルを維持。広島に至っては監督も交代しません。
甲府は大木監督から安間監督へと交代したものの、
密集地帯を作って打開する戦術、4−3−3の形も変えず、
甲府らしさを前面に出して戦ってきそうです。
昨年の課題を「ラスト4分の1の精度」と表現し、
そこの改善をキャンプで図っている様子です。
J1では荒いプレーが多くなって、DFラインが毎試合変わることになりましたが、
今年はここまで怪我人が多く、センターバックには不安。
ただ山本英のコンバートもまずまず成功しているようで、
前田、ブルーノ、ジョジマール(復帰)と前の選手も増えました。
安間監督は若い選手を伸ばすことにも長けているので、
順調にチームつくりが行われているといえそうです。
当然J2でも珍しいタイプのチームになりますが、
結果が出ないときにどうするのかがポイントか。

広島は主力で駒野とウェズレイが抜けた程度で、
あとの戦力は残りました。タレントからすればJ2でも上位でしょう。
昨年終盤勝てなかった時期というのは、惜しいシュートが入らなかったり、
ちょっとした差も当然ありましたが、メンバー固定によるマンネリ化もありました。
しかしユキッチ、久保と前に2人の選手が入り、
いずれ柏木と森崎和も怪我から復帰します。
怪我人がなくて昨年と同じ課題のままというよりは、
むしろいい意味で底上げが出来つつあるかもしれない。
天皇杯でペトロヴィッチ監督が采配に反省を見せつつあるのも踏まえると、
J2独特の相手の守備に慣れれば、勝ち続けられる力はあるでしょう。
やはりポイントはつなぐことを重視しつつも、つながないことも視野に入れられるか。

昨シーズンあと一歩だったチームとしてあげるとすれば、仙台、湘南、C大阪、鳥栖。
仙台も甲府と似たような形で、
監督は代わったものの、スタイルは継続というやり方。
人もボールも動くサッカーを大体の試合で披露し、
序盤戦は内容も結果も出ていましたが、
次第に封じられるようになってから苦戦。
攻撃と守備のバランスが少しずれたところで勢いが落ち、
最後の重要な試合でも勝ちきれませんでした。
ただ方向性が見えた中での監督交代で、今回はさほど影響ないでしょう。
昨年の試合内容を踏まえ、あえて日本人だけで臨む今シーズン、
聞こえはいいですがどこまで結果にこだわれるか。
確かに選手のタイプ、年齢的なバランスは揃った感じがします。
セットプレーで打開できそうなのは大きい。

湘南は堅守速攻とハードワークを土台に復活の気配。
昨年のレギュラーから抜けたのは尾亦くらいで、外国人2人は残留。
足りないポジションに的確な補強をし、本気度は伝わってきます。
こちらも特に変わるところはなく、継続性重視。
ただFWに長身のリンコンが入って、ターゲットが出来たのは大きいと思います。
攻撃のバリエーションが増えて、堅守が健在。面白いチーム。

C大阪はクルピ監督に代わってから一気に浮上してきたチーム。
出遅れが響いて昨年の昇格は逃してしまったものの、
前線に若手のタレントを多く抱えており、楽しみなチームでもあります。
空白となったポジションに補強もし、昨年と同じくシンプルに戦いつつ、
セットプレーを織り交ぜながら得点を加えていく形は変わらないでしょう。
突然システムを変化させるなど、クルピ監督の采配も注目したい。

鳥栖は序盤戦の守備崩壊が響いてしまいましたが、
それ以降はある程度勝てた試合もあっただけに、いいスタートが切れれば面白い。
ほとんど戦力的には変わらず、豊富な運動量とパスで真面目に動くサッカーは健在。
1年間いろいろ経験したことで、岸野監督も今年は勝負をかけられるはず。
若い選手が多く、チームを引っ張る選手が見当たらないことが不安要素。

それから巻き返しを図るチームとして、まず山形
小林新監督を迎え、樋口前監督が築いたサッカーに、
スピードを加えながら昇格争いに絡む意気込み。
レンタルで獲得中の主力選手を残留させることに成功し、
リチェーリを含め今年も実のある補強は出来ました。新人もいい選手が多い。
序盤戦の勢いが、怪我人続出と運動量低下で落ちた昨シーズンでしたが、
大分で昇格・残留、C大阪で残留・優勝争いを経験している小林監督の手腕に大きな期待。

福岡は選手の大量解雇などで話題にもなりましたが、
フロントは強化部長を更迭してリトバルスキー監督との契約延長を選択。
新GMとなった田部氏が精力的に動き、選手の頭数的には少ないものの、
複数のポジションをこなす選手を獲得して何とか揃えてきました。
さらにリティは戦術の変更を示唆し、昨シーズンの攻撃的なサッカーから、
守備に重きを置いたサッカーをするようです。
前に背の高い選手を置くので、ロングボールが増えそうです。
意外な方針転換ではありますが、これがどう出るか。

今年面白そうなのは草津
昨シーズンは中盤の構成力では引けを取らなかったものの、
フィニッシャー、フィニッシュの精度など、最後のところの力に欠けて、
またも苦しいシーズンになってしまいました。
第1クールが勝率5割だっただけに余計にそう思うわけですが、
今年はラストパスを出せる島田、熊林が入り、
中盤の層は格段に増しました。さらにDFにも即戦力が入るなど、
今年に勝負をかけているというのが伝わってきます。
序盤戦で好スタートを切れれば面白い。

愛媛も昨シーズンは主力が抜けた関係でサッカーを作り直したため、
序盤戦は苦しみましたが、宮原が入って安定してからはまずまずでした。
今年は主力の移籍は少なく済んだことに加えて、
昨年同様J1チームの若手をレンタルで獲得してきました。
育成手腕に定評のある望月監督がうまく使いこなしながら、
チームもレベルアップしていくかもしれませんが、
それでも各ポジションに実力者も入り、まとまれば楽しみです。

徳島は美濃部監督が就任し、
守備重視だった昨シーズンから、攻撃的なサッカーへ変化させている途中のようです。
ドゥンビアや登尾を途中で補強するなど、
まだまだ足りない部分はあるようですが、
積極的にコンバートをしたり、改善策を練っている様子。
前半戦はチームの基盤作りに時間を費やすことになるでしょう。

水戸も同様で、アクションサッカー自体は昨年から継続ですが、
木山新監督が就任して、やはり作り直している段階。
ただ今年の水戸は、大卒でいい選手がたくさん入ったほか、
大怪我で離脱していた選手も戻ってくるので、
昨年よりはいいサッカーが見られるのではないかと思います。
J最年少監督となる木山監督の采配も注目点。

昇格組の2チームは、どちらも現実的な目標を置いて戦うようです。
熊本はG大阪から中山を獲ったくらいで、
補強はあまりなし。現有戦力のレベルアップを図りながら、
J2のレベルを体験していく1年になりそうです。
池谷監督も柏で指揮を執った経験があるものの、
実質初采配と言ってもいい状況です。
JFLで得点を量産した高橋や、J経験者には期待がかかります。

岐阜はベテラン選手を多く補強して後ろを固めながら、
素早い攻撃で点を取っていくという形になりそうです。
松永監督も甲府時代にJ2を経験しているので、レベルは分かっているはずですし、
そこは心強いですが、ただシーズントータルで考えるとやはり苦しむでしょう。


昇格予想ですが・・・まぁ難しいですねw
近年になく団子状態じゃないかと思います。
ここ数年は資金力のあるチームが複数あったんですが、
降格組もそこまであるチームじゃないですしね。
ただその中で挙げるとしたら、湘南C大阪、ついで広島かな。
一応自動昇格と入れ替え戦で分けるとですが。
やっぱりここ数年の昇格チームを見ると、
計算できる外国人ストライカーがいることと、
守備の安定が大きなポイントになります。
その点から見ると、湘南は来ると思うんですよね。両方を満たしています。
C大阪のカレカ、広島のユキッチはそこまでじゃない気もするんですけど、
若いタレントが多いということと、J1経験もあって、
ほかのチームに比べれば資金力があるということですね。

対抗馬は山形甲府鳥栖
山形はリチェーリがフィットすれば。守備は確実に安定するはずです。
一番躍進する可能性を秘めているチーム。
甲府はJ1に戻ってほしい気持ちもあるのだが、
どうしても後ろの方が気になる。怪我人が多く出なければ。
鳥栖は戦術の浸透、藤田の存在があるので、
金が軸になって点を取れればチャンスは十分ある。

続いて福岡仙台草津
福岡は本気で守備重視でいくようなので、昨年の札幌の再現を狙っているのでは?
その通りになれば面白いが、リティ采配などいくつかまだ不安な点も。
仙台は外国人なしにこだわるのか、あるいは途中獲ってくるのか。
ある程度の力はあるでしょうが、そこからもう一歩というところがまだか。
草津は中位くらいまでは上がってくると思いますが、
前の人数がやや少ない。高田に負担がかかってくるとまた苦戦するかもしれない。


どうでしょうね。昨年も札幌が来るとは予想外でしたからねw

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23:52更新 | コメント(5) | トラックバック(0) | カテゴリ:戦力分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分も予想の上3っつが全部一緒ですw

J2での戦い方に慣れている、という点に重きを置いて桜大阪を優勝候補に推します。
去年の仙台同様、広島のスタイルだとJ2のリアクションサッカーに少し手間取るんじゃないかなあと予想です。
Posted by しょぼんぬ at 2008年03月07日 00:42
そうですかw

セレッソは序盤よりも終盤という考え方だそうですから、
少し出遅れるかもしれませんけど、
監督も経験豊富ですからね。
広島は確かにそこが心配ですが…。
Posted by mokichi at 2008年03月07日 23:50
自分は湘南、山形、C大阪ですかね
甲府のサッカーも期待大
特にG大阪から移籍してきた前田選手に注目したいです
Posted by kein at 2008年03月07日 23:54
おー山形一気に昇格候補ですか。
私も今年の山形はいいなと思ってるんですが、
今年いきなり出来るかなっていうのがあって躊躇しましたw

前田は1万ゴールで話題になった選手ですが、
甲府で開花しそうな選手ですしね。
Posted by mokichi at 2008年03月08日 00:42
湘南を高く評価していただいているようで
ありがとうございます。
先日のワンダーランドを見ていても、
チームの雰囲気の良さは伝わってきました。

開幕の仙台戦、内容はかなり押されていたようですが、
それでもジャーンの虎の子の1点を守り切れました。
とりあえず、開幕を勝ちでスタートできたのは大きいです。
この後2節が横浜FCと広島という降格組連戦。
なんとかここでも勢いに乗って欲しいところですね。
Posted by MIDORI EXPRESS at 2008年03月08日 21:01
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