2012年01月13日

「我」の意識 (2011シーズンの清水エスパルスについて)


 ブログのみを読んでいただいている方、ご無沙汰しております。そして、あけましておめでとうございます。
 決して、ブログを完全に閉鎖したつもりはありませんでした。しかし、いろいろやることがあり、疎かになっていました。シーズンが終わった頃に一度更新しようと思っておりましたが、年が明け、早くも新体制発表の時期に…。
 しかし、いつまでもツイッターだけやっているのも良くないと感じており、少しずつブログを再開させようと思っています。その一発目として、昨季のエスパルスについて振り返ることにしました。

 とはいえ、個人的な話からさせて下さい(読み飛ばしてもらって結構な内容ですが)。そもそも昨年の元日の試合レポを1ヶ月後に更新してから、1年間それをお休みしていました。本来ならば「出直し」となったシーズンこそ、そういうことを続けないといけないと思っていましたが、個人的な都合がそれを許さなかったというのは心苦しいです。現地でエスパルスを応援した回数も減ってしまいました。クラブに貢献する機会は多々あるとはいえ、なかなかサポートし切れないことで、いろいろと心も揺れ動いていました。このクラブに対するスタンスを見つめ直すきっかけというか…私はこのクラブをどう思っているのか、悩んだことも多かったです。その度に色々な方々に助けていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
 そういう中でも、空いた時間を見つけてはエスパルスの試合はチェックし続けていました。最終的にはほぼ全試合観ました。そして、最後の公式戦となった天皇杯準々決勝・C大阪戦を今日観終わったところです。

 最終的にリーグ戦では、11勝12分け11敗の勝点45で10位。震災の影響で大会方式が変更されたナビスコ杯は2回戦敗退、そして天皇杯は準々決勝で敗退となりました。2002年の元日に天皇杯を制してからというもの、国内の大会では10年間タイトルなしという結果です。この結果をどう取るか。様々な意見があるでしょう。苦しいシーズンになるという大方の予想を考えれば、よくやったという声が出るのも分かりますし、リーグ戦では5年続けて1桁順位だったチームが2桁順位に落ちたことで、何やってるんだという声が出るのもおかしくないと思います。それに、あまり触れられないようですが、成績による賞金を1円も手にできなかったことも、見逃せない事実でしょう。

 常にいろんな意見が出て当たり前の世界ですが、2011シーズンのエスパルスを振り返ると、「この状況をどう評価すればいいのか」という点で、迷いやもどかしさを感じた方が多いのではないかと、勝手に想像しています。6年間続いた長谷川体制から、新たにスタートしたゴトビ体制。それによっていろいろなことが変わりました。これだけ劇的に様々なものが変わることは、そうはないでしょう。ですから、生みの苦しみというのは当然あります。しかし、だからといって「負けていい」試合はない。これは持論でもありますが…すべての試合を貪欲に勝ちにいくのは、プロとして当然のことです。2010シーズンにずっと掲げられていた「貪欲清水」の4文字は、続けていかなければならない最低限のことでもあるのです(もちろん、裏でマネジメントするのも必要なことですが)。

 そこを基準に考えると、私はこのシーズンを「よく頑張った」と評価したくない。多くの方は、我慢のシーズンととらえていたと思いますし、私もその一人だったことは認めます。そもそも、前体制で大勝負を仕掛けて、それに負けた以上、一旦引き下がらないといけなかったのは間違いなく、この1年が先につながると信じているからこそというのも、共通の想いでしょう。しかし、この我慢がその先につながるという確証もないわけです。現に、試行錯誤を繰り返しながら、優勝できないまま10年が経ちました。また同じサイクルにしないためにも、常に高いところを目指さないといけない。この部分で相当なジレンマを抱えていました。クラブの財政事情を考えても、昨年度が赤字だったように、もう数年先まで待っていられるような状況ではありません。結果を出さなければ、それだけ苦しくなっていきます。ギリギリのところでやっている。ならば、全員で頑張るしかない。それを、エスパルスに関わる人々が「共有」できるかどうかに掛かっているのではないか。そこまで思ってしまいます。

 では、具体的にサッカーのスタイルはどうなったのか。前体制の最終年に取り組んだ攻撃的なスタイルをさらに発展させるというイメージを、クラブは持っていたと思います。ゴトビ監督がそれに従ったのか、あるいは監督が明確に持ち込んできたものなのか、そこは検証が必要ですが(あくまでもクラブ主導であって欲しい)、徐々に目指す方向性は見えてきたのではないかと考えます。
 例えば、苦しい状況の時にはラフにロングボールを蹴ることが多いチームでした。前体制では執拗に相手の背後を狙うことで、それを否定せずという形を取っていたと思いますが、現在では低い位置でもよくつなぐようになりました。結果としてボールを奪われて速攻を許す場面もありますが、辛抱強く続けたことでつなげるようにはなってきた。これは、目指す方向性の一端を示すものでしょう。

 また、このチームは個人で仕掛ける意識が低いと感じることが多かったのですが、徐々に変わってきています。ボランチの枚数こそ変化させていたとはいえ、ほとんどの試合を4-3-3で戦い抜いたことも一因でしょう。ゴトビ監督は「このチームに合っている」という理由で採用しているようですが、当初はウイングが「サイドに張るように」指示を受けていたのを正直に取ったため、なかなか機能しませんでした。しかし、大前 元紀は「我」を出すようになりました。もしかしたらコーチに言われたのかもしれませんが、プレーをしていくうちに「動き回っていい」ことに気付いた。右サイドに定着しましたが、その位置だけをアップダウンしていた時とはまるで違う。今では真ん中でボールを受けたりしながら、自信を持ってあちこちに動き回り、ボールを持てばどんどん仕掛けています。

 高木 俊幸もそうでしょう。入りたての頃から自分のスタイルで勝負していたのは好感が持てました。ただ、レベルの違いもあってなかなか結果が出ず、それにつれて調子も落としてしまいました。しかし、監督やコーチのアドバイスも合わせつつ、でも自分の形を忘れずに取り組んだ結果が、天皇杯準々決勝・C大阪戦の同点ゴールにつながった。あのゴールは2011シーズンの中では最もうまくハマったゴールではなかったか。成長を実感できるものでした。

 山本 海人も挙げておきます。5月の神戸戦で5失点し、それ以降出場機会を得られずにいました。移籍の噂もありながら、残留してこのシーズンにかけていた。それが、碓井にポジションを取られてしまうという屈辱を味わうことになりました。それでも、現在のパフォーマンスを見れば、以前のようなひ弱さは見られません。ハーフナー ディドコーチが来たことが大きな要因かもしれませんが、三保では相当激しいトレーニングを積んでいると聞きます。過去の比ではないと。明らかに体がキレていますし、反応も速くなりました。キックも上達していますし、メンタルの部分で改善が見られます。失点して口をあんぐりしていた時とは大違いです。危険な場面をよくしのいでいますし、代表に選ばれたのもうなずけるものです。
 
 生みの苦しみというのは、新しい人間が多く入ってくれば、それだけ考え方をすり合わせるのにも時間が掛かり、それをアウトプットするのにもさらに時間を要するということ。前体制の時は、首脳陣がしつこくいろんなことを指示してそれに従うというパターンが多かったですが、そこから一皮むけてもらいたい選手が大勢いました。外国籍の監督を招聘すれば、当然そういうパターンは減り、個人個人に任せる場面は増えるわけです。遠藤通訳が「考えろ考えろ!」と三保で言っている映像を見たことがありますが、そこの成長を求めていた。あくまでもピッチ上でプレーするのは選手ですから、選手が考えて実行することには何の問題もない、というよりそうあるべき。大前や高木を例として出しましたが、この取り組みによって「個」が伸びた選手がいるのは事実だと思っています。

 しかし一方では、未だに「我」を出せない選手が大勢います。プロ選手として、それはどうなんだという発言もありました。「監督(コーチ)が言ったからこうした」ではなく、「監督(コーチ)はこう言ったけど、自分はこう思うからこうした」と言えるようになってもらわなければ、本当の意味で強いチームにはならないと思っています。監督はマスコミに対してそういう話をあまりしないようですが、実際はそう思ってるのではないかと。
 昨夏にカルフィン ヨン ア ピンとフレドリック ユングベリの2人を獲得したのも、不足しているポジションの穴埋めはもちろん、「世界でプレーする選手はこうあるものだ」という姿勢を選手に盗んでもらいたい側面があったはずです。果たして、どれだけの選手が彼らに「追い付こう、追い抜こう」と本気で思ったでしょうか。

 いろいろ言ってきましたが、ゴトビ監督が天皇杯準々決勝後の会見で「完璧な基盤・基礎というものを作れた」と語っているように、完璧かどうかはともかく1年間辛抱して作り上げたものは存在します。これについても疑問を呈す方が決して少なくないように感じられますね。あまり抽象的な言葉は使いたくないのですが、分かりやすいでしょうから用いますと、「人もボールも動く」とか「組織的に」とか「個人で上回れない部分を複数で」というような、日本人に合っているとされるサッカーを清水がやっているのかというと、ほとんどやれていないと思います。はっきり言ってしまえば、個人の能力で上回って勝とうとしているところは多々ある。「だから結果が伴わない」という意見もあるでしょう。

 では、そういうスタイルではダメなのかといったら、私はそうも言えないと思います。例えば、あれだけ強力な選手を抱える名古屋が、組織にばかりとらわれるのは非効率です。だって、個で上回って勝てるわけですから。清水も上回れるのであれば、そうすればいいということです。そのためにはクラブの財政的な問題や、選手のコンディション維持の問題に関わってきますが、ゴトビ監督のコネクションを有効に活用しながら、外国籍枠をフルに使ったことからしても、可能性がないわけではない。若手の成長も然りです。

 例えば、確実に2011シーズンのベストゲームといえるだろう名古屋戦(ホームゲーム)は、小野とユングベリが初共演したということで話題になりましたが、そういった選手たちの個と、コンパクトに整備された組織が見事に融合しての快勝でした。名古屋には強力な個が欠けていましたから、その点の差し引きは必要でしょうが、あの内容ならばどこにでも対抗できると言えるものでした。そのような試合を続けることができないままだったのは課題です。でも、以前は組織ばかりで勝とうとしていたチームが、個の重要性を感じたのかは定かでなくとも押し出すようになったのは、決して悪いことではない。次のステップは、サンプルになる名古屋戦のようなサッカーをコンスタントに表現できるようになることです。そのためには、試合ごとや時間ごとに波のある「組織」を熟成させていくことと、才能豊かな「個」をさらに伸ばすこと、両輪でなければならない。理想的な内容で勝ち続けるのは困難な作業ですから、「個で勝てない」から「個でも勝てる」ようになるのは、むしろ歓迎すべきことだと思っています。

 だからこそ、選手たちにはもっと「自分」を押し出してもらいたいです。人任せなプレーをするのではなく、中途半端に縮こまることなく、チームに自ら貢献しようとする姿勢を前面に出して、指示を守るだけでなく自ら考えて、チームを引っ張って欲しいと思います。今回、新たに加入する選手たちには、変に清水の伝統に染まらないでもらいたいです(決して清水のことを悪く言っているわけではなく、ゴトビ監督の言う「悪い風習を変える」というのと同じ意味です)。

 2012シーズンは、他クラブの動向を見る限り、どちらにも転び得るシーズンだと考えています。積み上げたものにプラスした力を発揮できれば、さらに上を狙えるでしょうが、あまり進歩のない状態で戦えば、下に足を突っ込まないとも言い切れません。しかし、自分たちとの戦いも待っているわけですから、まずは地に足をつけて戦いたい。目指すのはトップ。当たり前です。当たり前でなければならない。そこから始めなければならないのは大変ですが、でもそうならなければ到達できないと思います。

 私としても、試合レポを復活させられるか分からない状況ではありますが、昨年の反省を踏まえてできる限りクラブをサポートできるよう、努めてまいります。
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2011年01月31日

[第90回天皇杯決勝]鹿島vs清水

 とうとう1ヶ月もブログを放置していました。こちらでは「あけましておめでとうございます」と言わなければなりません。ツイッターでやりにくいことは、こちらで少しずつやっていきたいと思います。

 もう新シーズンが始まっています。そういう時に更新するのもどうかと思いましたが、決勝だけやらないまま次に進むのも嫌なので、とりあえずまとめることにしました。年明け何日かは疲れていましたが、その後は色々やることがあって、なかなか時間を取れずにいました…という言い訳。

2011年1月1日() 14:04 KICKOFF
天皇杯決勝@国立競技場
鹿島アントラーズ21-01清水エスパルス
1-1
26分 ガブリエル
77分 野沢
本山
主審:家本
天候:晴れ曇り
観衆:41,348人
59分 ヨンセン
岡崎、ボスナー、岩下
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=NssOTjjrhFo

 まず、準決勝終わってからチケットを求め始めた。エコパでもちょっと販売したが、スコアが3-0になった時点で早くも列ができたらしく、その後の争奪戦も無理で。天皇杯決勝を現地で見たことが今までないとはいえ、毎年争奪戦になっているのは知っていたし、勝ち上がる前に予め買っておけばなんてことはないのだが(予約も含め)、先を見たくないという自分の信念で我慢していた。前日に何とか入手できて良かったが、他チームが勝っても行くというスタンスで買っておけばいいのかなと考えさせられた。

 日付が変わり、2011年になってから寝たが、2日間であちこち歩いたこともあり、ぐっすりと寝れた。ナビスコの時はとても寝れる状態ではなく…(笑)。だから今回は特別高揚感もなく、淡々と国立へ向かう。9時過ぎに明治公園に到着。
 国立入場、席に着くと、浦和レッズレディースを応援する赤い集団が。普段はこうして横に並ぶことがないので、不思議な光景だった。浦和とINACの対戦となった決勝戦は見ごたえがあり、INACが前半はかなり前からいって、技術も高く優勢に試合を進めていた。後半、浦和が追い付いてPK決着。失敗の連続でどっちに転ぶか分からなかったが、INACが優勝。鹿島サポはINACの応援にちょっと混じっていたかな。INACはベレーザから大量補強でさらに強くなりそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=TndAPUS7hmM
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 試合は面白かったものの、いろいろやることがあるので行ったり来たり。コレオグラフィのお知らせはあちこちに張られていた。トイレにもあったな。国立ではどのチームもやるのが定番になりつつある。 グルメはもつ煮。理由は鹿島が相手だから。そりゃ味はカシマスタジアムに劣るけどね。準決勝も大阪だからってたこ焼きにしたし…天神屋の冷たかったけど(苦笑)。
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 それから、3つの入場ゲート上に、優勝した場合に出場するACLでの対戦相手名が書かれたダンマクが。写真は水原だが、あとシドニーと上海。気合いを入れるために作ったのだろうけど。 メインスタンドのほうへ歩くと、天皇杯が展示されていたので一枚。
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 どのチームも国立での決勝戦ともなるとテンションが上がり、試合前に決起集会を開く。去年名古屋もやっていて、その動画も見たことがあるが、清水もやったようだ。国立にいる時は知らなかったんだが。それはまぁ節度を守ればいいと思うが、ちょうど浦和レッズレディースの応援団が出ていくくらいの時に、ただでさえ混み合っているコンコースでチャント歌ったりしていたのは、あまり…。
 決起集会個人チャント。イチ、淳吾、岩下、宏介。
http://www.youtube.com/watch?v=VzbbSeUNBec
 決起集会ロコロコ。その後行進。
http://www.youtube.com/watch?v=HXw8DFNV3d4
http://www.youtube.com/watch?v=_AzWbOJgGHA
110101-08.JPG 13時を過ぎて、選手登場。前列に「SHIMIZU S-PULSE FOREVER」のダンマクを出し、選手たちを鼓舞。そしてコールリーダーの呼びかけ。ナビスコの時は中段で指揮していたが、今回は前列にいた。
http://www.youtube.com/watch?v=pqwhcPeFqZY
選手コール http://www.youtube.com/watch?v=vg4KdUAOs-I
 個人チャント。怪我で出られない西部、兵働のチャントも歌われた。当然だろう。ここまで引っ張ってきてくれた存在なのは間違いない。あと、タクのチャントの時は声量が落ちていた。なかなか難しいんだろうが…。
http://www.youtube.com/watch?v=dssMn_2ACKY
 パルちゃんが持ってきたのは、08年ナビスコ決勝でも使われたゲーフラ。その時の分もってことなんだよね、きっと。
http://www.youtube.com/watch?v=FP-SJlJEFdc
 あと、レオレオね。皆さん「久々だ」と言い合っていたが、最近は国立限定と化してる。ナビスコでもやったし、09年のFC東京戦も国立開催でやっていた憶えが。でもこういう懐かしさを感じる応援は時々必要。半々に分かれてやるってなかなかないものだからね。 その流れでマーチ、KINGDOM、ロコロコ。
http://www.youtube.com/watch?v=w2wRimbAy7A
 上の方から応援風景。
http://www.youtube.com/watch?v=7uf-fIHX9YY
 選手紹介。天皇杯はJリーグがやってるものではないので、選手紹介はいつも地味に終わるのだが、国立一発勝負なのだから、どちらもホーム演出でやらせてあげればいいのに。公平さは失われないんだし。楽しみにしてる人は大勢いると思うけど…煽り映像を作るのは期間的に難しいとしても。
http://www.youtube.com/watch?v=kNpabeWMA4c
 そしてコレオ。中央にハートだった。計画者に言わせると「気持ちに訴えた」という話。アウスタでも何年か前にやったことがある。短い期間で準備してくれた方々には感謝。
http://www.youtube.com/watch?v=IKX21s0k4fI
 逆に鹿島のほうは、ありったけのビッグフラッグを掲出。掲出の仕方が二段構えで、「慣れてるな」と感じさせられた。
http://www.youtube.com/watch?v=pHWWIGhKtmE
 その後、選手入場。アカペラでのリバイブで出迎えたのは、最近の流れを踏襲するためだったと思われるが、国立でずーっと揃えるのは難しく、途中からずれてしまった。これは仕方ないかな…。
http://www.youtube.com/watch?v=5lYpyvGqupU
 両チームキャプテン(兵働がいないので岩下がキャプテンマーク)がVIPに対して選手を紹介。ちなみに国歌斉唱、独唱はGackt。かなり引き延ばすのでちょっとイライラしたかも(苦笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmP0J7PsqMM
 という一連の流れがまとまってる動画。バックスタンドから。
http://www.youtube.com/watch?v=dGkwYkLSlcQ
 コイントスの様子。比較的相性の良い家本氏ということで、試合前は拍手が起きた。
http://www.youtube.com/watch?v=WyRQc9fe_KA

 まず、試合前に気付いたことがあった。選手がアップに出てくるタイミングのことだ。清水の選手たちは13時15分ごろ(だっただろうか)に出てきた。だいたい相手チームとタイミングがずれたとしても、そこまで大きくずれることはないが、そこから10分過ぎても鹿島の選手たちは出てこない。そして出てきたのが13時30分ごろだった。15分もの差がある。準決勝で延長戦を戦い、さらに中2日。伊野波は「疲れはヤマを越えた」と話していたそうだが、おそらく首脳陣、特にフィジカル部門が綿密に考えて、意図的に時間を決めたのではないか。寒さもあるし、ピッチに出てくる前に何かやったのかは分からない。ただ、この15分の違いで「さすが鹿島」と思った。一昨年、後半途中から再開した川崎戦でも、違った調整法だったと記憶してる。本当に体を動かす程度で、ピッチを後にする時には清水とそれほど変わらないタイミングだった。

 清水は快勝した準決勝の流れを引き継ぎたかったが、1ヶ月前の記事の通り(苦笑)、兵働が出られなくなった。地元紙ではテルが最後の最後に先発ではないか?という報道も出たし、個人的には攻撃的な姿勢を落としたくないという理由で、淳吾をCHにして元紀を先発させるんじゃないかと思ったが、健太監督は前日練習も踏まえて真希を選択。準決勝で右ウイングとしてあれだけ機能した淳吾を動かすには抵抗もあったのだろうが、それまでこのポジションで結果を出していない真希がどこまでやれるのかは不安があった。ただ、それだけで決着がつくような試合でもないと考えてはいたが。

 鹿島は岩政の負傷を受け、準決勝では大岩が先発したが、後半から中田をCBに下げたところ、この布陣が安定感をもたらしたということでその布陣を継続。青木がボランチで先発した。スーパーサブとして本山が控えている。決して豪華な陣容というわけではないので、ある程度切ってくるカードは分かっている。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/359.html
 ここまで来たら、緊張感というよりも思い切りやって欲しいと思っていたので、そういうプレーや姿勢が出るかを見ていたが、どちらも慎重な気がした。鹿島はこういう舞台に慣れてるという意味での慎重さ。清水の出方をしっかり見て、その後を考えるという雰囲気だが、清水は硬い。5分にFKから岩下が飛び込み、セットプレーで1つ形を作ったがその程度。これも決勝だといえばそれまでだが、もっとアグレッシブに入りたかった。

 10分。イチのミスでボールを失い、小笠原から裏に飛び出した大迫へ。海人が出て難を逃れたが、硬さがそのまま失点につながりかねない場面。その後も鹿島が高い位置で奪って速攻を仕掛ける場面が目立つ。もう少し自分たちでイニシアチブを握った状態で戦いたかったが、次第に悪い時の清水が顔を出し始めている。

 20分、オカが左サイドから仕掛けてグラウンダーの折り返し、ファーで真希が合わせたがミートできず。鹿島を脅かすような攻撃はここまで皆無といっていい状況。1分後、嫌な位置でFKを与えたが、小笠原のFKはしのいだ。だが、鹿島のショートカウンターは迫力を増し、サイドバックが出てくるタイミングや迫力も増してきている。押されたままの状態になり、26分。タクが何とか逃れてCKを与えると、フェリペ ガブリエルに合わせられ先制を許す。

 まず、小笠原のボールはさすがだった。そして、ハイボールに強い海人が飛び出せないように、目の前に大迫がいてブロックされた。ちょうど正面にボールが入り、中田浩二にはイチがしっかりついていたが、その裏に入ってきたフェリペに対し、タクが付き切れなかったのが残念。
 その後、地元の番組で当日ミーティングの様子が明かされ(ミーティングが最後まで静かすぎるのは残念な気がするが)、「フェリペは合わせる力がある」とガミさん。映像も確認されている。フェリペはこの映像に出ている京都戦からゴール前に入るようになり、最近できた武器と言えるが、鹿島からすれば大迫の配置も含めてしてやったりだろう…。
http://www.youtube.com/watch?v=XzhLtlfoqcA#t=6m21s

 欲しかった先制点を奪われた。完全に鹿島ペースであり、その後も攻守の切り替えが速いので、清水は後手を踏む時間が続く。前線でボールが収まらない。通常、こういう時はポジションを選手同士で話し合って動かして欲しいが、このチームはそれができないし、ベンチもまだ前半ということからか見守っている状態。流れの中では崩せないので、何とかサイドに持っていってセットプレーを得るが、それもイージーに跳ね返されていく。

 前半の終わり際はこちらがボールを持つ時間が増えたが、鹿島にとっては落ち着いただけで、特に流れが変わることなくハーフタイムに入った。内容からいくと、セットプレーで1点やられただけで済んだとも言え、決勝戦という舞台を考えればまだいけると。ただ、今までであればこういう展開でも試合を動かす一手がなく終わってしまうため、浮いてしまっている真希に代えて元紀を入れられるかがポイントと考え、後半を待つ。

 選手交代はなかった。ただ、前半「何もできなかった」と見ていた(ならば前半から手を打つべきだと思うが)健太監督は、システムを4-4-2に変更。タクと真希の2ボランチにし、伸二を左に出した。これはあまりない采配だが、伸二と淳吾の2人を両サイドに置いて起点を作り、2トップの方がオカとフローデの関係も良い。押し上げてサイドから攻略を狙った。

 流れは変わってきた。50分にCKから伸二がボレーで狙うも枠の外。54分にカウンターから野沢に決定的な場面を作られるが、そこそこ距離があったため海人がセーブしてしのぐと、56分には伸二が左サイドを抜け出してふわりと上げ、フローデが落としてエディ、さらにオカ。狙い通りの形だったが押し込み切れず。そして59分、センターサークルでボールを受けたタクが、前方へフィード。オカとフローデが近くにおり、オカはオフサイドポジションだったがフローデが微妙な位置におり、鹿島のオフサイドアピールも副審はフラッグを上げない。フローデは曽ヶ端が詰め寄る中、長い脚を伸ばしてシュート。中田がクリアしようとするもし切れず、同点。映像はその直後の喜びよう。
http://www.youtube.com/watch?v=eWfVatw60Ls
http://www.youtube.com/watch?v=S4yiFnoMVgw

 微妙な判定ではあるが、狙い通りに流れを変え、15分で追い付いた。ただ、やはり甘いとも感じた。まだ同点としたにすぎない。ここには勝ちに来ている。一気にいかなければ、鹿島のような成熟したチームには勝てない。その割にピッチ上はあまりにも喜びすぎている。アシストしたタクや岩下がベンチへと向かい、タクは監督と抱き合っている。監督は思わず笑みをこぼした後、「まだまだ〜」と言ってる映像を見たが、本来はそういうように程々に喜んですぐ切り替えなければいけない。
 また、ゴール裏はというと、今季は特に「勝利」を意識し、同点に追い付いてもドドンヘイは歌わずグリコで加勢する。コールリーダーはいつも通り加勢を指示したが、前方でそういう演奏が始まったのを知らないまま、ドドンヘイを歌ってしまってる人たちが上部にいて、「さぁ逆転するぞ」という雰囲気をすぐに作れなかった。今、チームをサポートするために、喜ぶのではなく1人1人が大声を出して雰囲気を作らないといけなかったが…。

 そうしているうちに、鹿島ベンチは当然、本山を準備する。唯一と言っていい切り札を投入し、興梠の下に入れる。大迫が左サイド。これは準決勝と同じ布陣だ。フローデが決めてから4分後の投入だが、これくらい早くて当然である。

 清水ベンチは鹿島が何をしてくるか分かっていたはずだ。そして、追い付いた勢いを清水は手にしているわけで、鹿島がその勢いを削ぎに来ている中、また押し返す一手を考えなくてはならない。だが、健太監督が呼び寄せたのはテルだった。最初、上背のない選手が見えて元紀かと思ったが、背番号7が見えて…。後半、ポジションが変わった真希は懸命に球際で食らいつき、奮闘していたが、攻撃面で働くのは難しいので、真っ先に代えるのが真希なのは分かる。ただ、監督は最後の最後までテルにこだわった。試合後、「6枚できちっと守備をしながら、4枚で攻撃を仕掛けていけば」と話しているが、本山のセンスを封じられるのはテルしかいないと思ったのだろう。だが、それは受け身にすぎない。ここは一気にひっくり返さなければならない流れなのだ。

 テル投入直後にFKのチャンスを得るが、淳吾のキックはわずかに外れる。
http://www.youtube.com/watch?v=hNVn8GeG4Yw
 一進一退の攻防ではあるが、結局バイタルエリアで本山を自由にしている。興梠が盛んに裏を狙い、70分には岩下の不用意な判断から興梠に決定的なシュートを放たれたがポスト直撃。71分、鹿島のチャンスでイチとエディの2人が倒れたため、鹿島が切ってくれたが場内が騒然となる。73分、宏介が積極的にシュートを放つが曽ヶ端の正面。

 77分。ペナ手前で浮き球に反応した興梠を岩下が倒したとしてファウルの判定。微妙な判定なのかもしれないが、岩下という時点で不利に見られるのも織り込み済みでないといけないし、印象があまりよくない。さらに、小笠原がエディのちょっとした突きに対して倒れ、エディに警告。こういうのも積もり積もって影響するわけだが…。そして、野沢に決められた。
http://www.youtube.com/watch?v=2vuEimmLpDI
http://www.youtube.com/watch?v=m6cl8O-gJxI
 その時の壁の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=muUNOIbgcsc
 試合翌日にGK経験者の方々に聞いたが、海人のポジショニング「やむなし」という人もいれば、「止められた」という人もいる。あとで映像見たら、もう少し何とかできたんじゃないかという感が否めなかったが…復帰3戦目による勘だとか、小笠原の位置だとか、壁の作り方だとか、1つのFKに色んなものが絡んでいる。ただ、海人にはこれを止められるようになってもらわないと困るということだ。

 もう点を取るしかない清水は、82分に伸二を代えて一樹。本当は伸二を最後まで残したかったが…監督曰く、これで中盤をひし形に代え、右にテル、左に淳吾、トップ下にオカ、一樹・フローデの2トップに代えた。一樹の方が一発があるということで先に入れたのだろう。
 そして、もうワンチャンス来た。84分、サイドチェンジのボールを宏介が受け、新井場をかわしてドリブル。絶好のチャンスだ。宏介は狙い澄ましたようにグラウンダーの速いクロスを入れたが、ニアのオカ、そして後ろのフローデと触れず、あとちょっとで同点というところ、押し込めない。

 ただ、細かく見るとこの場面でも問題がある。宏介が抜け出した際、オカは真っ先に指差してニアに入ってきた。ここで何とかしてほしかったが、それでも動きは間違ってない。ただ、一樹はどうだろうか。投入されたばかり…というのは、点を求められてる以上関係がない。宏介があのような形で来たら、通常は速いボールと分かるが、それを寸時に判断してフローデの奥で待ち構えなければ。あるいは2人の後ろでこぼれ球に備えないと、ゴールの確率は上がらない。一樹は宏介が入れた時にまだフローデの後ろにいて、そこで構えるならまだしも、どっちつかずでスピードダウンしている。嗅覚が足りないといえばそれまでだが、こういうプレーは、ビハインド時を想定して準備しているか、また三保でそういうトレーニングをしているかに尽きる。

 猛攻を仕掛けるが、なかなかゴールにたどり着かない。87分、最後のカードでタクに代え元紀を投入。3トップ、さらにエディも前線へ上げパワープレーに入るが、鹿島は宏介にかわされた新井場を代えて右サイドをケア。最後は左サイドに遠藤を入れ、あとは円熟期の選手たちによるキープ。盤石の締めで、14回目のタイトルを獲得した。
89分〜試合終了 http://www.youtube.com/watch?v=JKR3526c814

 試合終了直後の動画だが、家本主審に罵声を浴びせる人がいる。何人もいるようだ。一体何を考えているのだろう。負けた瞬間はみんな悔しいし、「これは違うんじゃないか」と思う判定もある。でも、全員が納得いく判定というのは難しいし、その判定が仮に違ったものだとしても、試合結果とリンクするかは分からない。だからこそ、悔しさを主審にぶつけるのは間違っている。心構えも問われている。私自身はそこまで不安定だとは思わなかった。

 そして、オリヴェイラ監督に褒められた後、寂しそうにピッチを見つめ、選手たちと握手をする健太監督。フローデと抱き合う人が多い中、宏介が大粒の涙を流している。彼はこの試合で一番目立っていた。頑張っているのが伝わってきた。こういう選手は応援したくなる。5年前の兵働と被って見えた。
http://www.youtube.com/watch?v=CqUufKAtPlM

 審判団、登壇。この時にもブーイングしてる人がいた。それに追随してる人がいたのも含めて残念だった。
http://www.youtube.com/watch?v=4umnoZxglzk
準優勝、選手登壇 http://www.youtube.com/watch?v=op4EZbCR-zg
 そして表彰式。下りてきたテルが思わず頭を抱えている。監督と話す淳吾。そしてタクは伸二と抱擁して涙。個々は同じ想いというより、色んな想いを抱えていた瞬間なんだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=J6BGbGalGLs
http://www.youtube.com/watch?v=c7w6f677lDo
 優勝、選手登壇。
http://www.youtube.com/watch?v=RKGQHvvkB-A
 表彰式では大岩がカップを掲げ、試合後もゴール裏に入って歓声を浴びていた。お疲れ様でした。フィナーレをこういう形で迎えられる選手は羨ましいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=phUx8F23Law

110101-10.JPG バックスタンドからゴール裏へ、挨拶する選手たち。宏介は涙腺決壊でずっと止まらないようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=lZCa15G03Aw
 ゴール裏からは大きな拍手とともに、テル、イチ、兵働、健太チャントを歌う。松葉づえをつきながら兵働も姿を見せ、声援に対しては杖を上げて応えていた。だが、ありがとうというよりも寂しさだけが募り、私も思わず涙した。そういう中…
http://www.youtube.com/watch?v=aIyzK-mOyiA
 ゴール裏にいたので、これははっきりと分かったが、淳吾が怒っていた。コールリーダーの横にいた人が何やら言って、それに淳吾が反応。「おい、なんだお前」と言ってるのもはっきり分かる。コールリーダーは言いだした人を必死に捕まえて収めようとしていた。「こっちに来い」と言い始めたところで一樹とエディが止め、何とかその場は収まったが、決勝まで進出したチームの試合後にこのようなことが起こるとかあり得ない。淳吾は過去にもゴール裏の反応に対して怒ったことがあり、「最後」というので積もってたものが噴き出したんだろうが、とても許されるものではない。
http://www.youtube.com/watch?v=R2NSAQ-Oiek


 悔しさはあまりなかった。それよりも、このチームが本当に終わる、見られなくなるという寂しさだけだった。ホイッスルの瞬間、一つの時代が終わった。

 スコアは1点差だったし、第三者からは「見ごたえのある試合だった」とも言われたが、小さいようでとても大きな差だと感じた。セットプレーによる2点、いかにも鹿島っぽく勝って、彼らは14回目の歴史を刻んでいる。負けた理由は必ずあるが、試合中に限らず、ピッチ外、例えば最初に行ったようにピッチに出てくる時間のコントロールとか細かいところも含め、色んなものがまだまだ足りないと言わざるを得ない。

 サッカーマガジンに清水関係者の言葉が載っていたが、その分析は正しい。今までならばガチガチになって戦うところを、「最後くらい思い切って」となるのを期待していたが、結局そうならなかった。関係者に言わせると、うちは勢いで勝ってきたチームなのに、この試合はタイトルが転がってくるのを待つ戦いをしていたと。その通りだと思う。09年までのスタイルならば、それが自分たちのやり方だと言うこともできたが、今シーズンは違う。消極的になればなるほど、鹿島の圧力は強くなり、前でボールは収められず、どんどん後手に回ってしまった。流れの中で失点がなかったというのはあまり意味のないことで、攻め込まれたのは事実だ。

 また、決勝戦は兵働離脱だけで決まるとは思わないと言ったが、リーグ最終節でも言ったように、中盤から前6枚が揃わないと、同じようなサッカーができない状態なのも一年通じて変わらなかったし、それを受けての柔軟性も、11月にほんのちょっとあっただけだった。真希が真希がとなってしまうが、指導する側もされる側も、もっと頭を使っていかなければならなかった。監督の采配にも、選手の姿勢にも不満があることは認めるが、今に始まったことではないので、天皇杯はもう仕方がないと思って見ていた。だから、それを上回るメンタルを期待していたが、それだけで勝てるほど甘くないと、身をもって知らされたのが最大の収穫だった。

 色んなことがあった2010シーズン、そして激動のオフが過ぎ、新シーズンは既にスタートしている。ツイッター上では、分かっていることを中心に色々つぶやいた(つぶやいている)が、自分としては真意が思うように伝わらず、誤解を招くことが多いので、後日改めてまとめたいと思う。とにかく、長谷川健太監督以下、今季限りで退任するスタッフ、チームを離れる選手には、毎年上位に位置するチームにしてくれたことを、心から感謝したい。
 一まず、2010シーズンの試合レポを終える。

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2010年12月31日

[第90回天皇杯準決勝]清水vsG大阪&決勝プレビュー

2010年12月29日(水) 13:06 KICKOFF
天皇杯準決勝@エコパスタジアム
清水エスパルス32-00ガンバ大阪
1-0
19分 ヨンセン
28分 兵働
61分 ヨンセン
主審:扇谷
天候:晴れ
観衆:14,179人
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=vxtFL0AnV1I

(※明日は朝早くから国立へ参戦します。皆さん頑張りましょう。)
 ちょうど前日の更新となったので、決勝戦へ向けてのことも含めながらいきたいと思う。'08ナビスコ決勝は盛り上がりすぎだった気がするが、今回はまだ経験が生きてるのかな。

 2年連続の準決勝進出で、準ホームのエコパを使えるアドバンテージ。生かさない手はない。多くのサポが試合前から列を作っていた。「貪欲清水」の大きな文字に奮い立つ人は少なくなかったはず。11時開場。入れたのは30分過ぎだっただろうか。
101229-01.JPG 101229-02.JPG 101229-03.JPG
101229-04.JPG いつも通り選手が登場すると、今日はいきなりリバイブから。そして「LA 12」のビッグフラッグ掲出。練習が見えないと言ってる人がいたそうだが、チームを鼓舞するためにあらゆることをやるのは仕方がない。
http://www.youtube.com/watch?v=BK-uVdtMHFE

 そしてコールリーダー。「バカみたいに言ってるけど」にはちょっと笑えたけど、無意識に言ってるわけじゃないと言いたかったんだよね。
http://www.youtube.com/watch?v=EPcAGAu4n6E
 最近恒例となった、18人+監督のチャント。
http://www.youtube.com/watch?v=4Q3CBvqVJAk
 ガンバの方もビッグフラッグを持ってきていた。お疲れ様です。
http://www.youtube.com/watch?v=ONLrJbbdvx0
 選手入場時はアカペラのリバイブで迎えた。さすがに国立では難しいだろうけど。
http://www.youtube.com/watch?v=XDWPs2EtBs0

 山形との激闘を何とか制し、中3日。しかも120分だったので疲労が心配されたが、相手も同じ条件なのは確か。そういう中で健太監督は先発メンバーを一切変えなかった。内容的に良かったとは言い難いだけに、どこまで修正してきたのか。そしてベンチは木島を外して一樹。調子が良いなら使い方次第でまだ使えたが、健太監督の中では難しいと判断したんだろう。

 ガンバのほうは、遠藤の出場停止が大きいと言われていたが、いないなりに戦えると思っていたし、そこまで影響はないと考えていた。代役は二川で、ボランチに武井か橋本かだったが、スタートの布陣をみると武井がボランチ、橋本が右サイドにいる。何よりベンチに豪華な選手が並ぶし、スタートの布陣を見ても、まず堅く入って後半勝負というのは容易に想像がつく。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/358.html
 上記に挙げたプランでいくと、0-0はガンバペースを意味する。清水としてはリーグ最終節の反省を踏まえ、先に点を奪って相手のプランを変えさせたい。だから、立ち上がりは積極的に入る必要があった。3分、相手のミスを奪ったオカが仕掛けてCKを獲得。アゲインのこぼれを兵働が強烈なシュート。だが藤ヶ谷に弾かれた。7分にもFKを得ると、伸二の長いボールをオカが良いタイミングで合わせたが再び藤ヶ谷。それでも、まずはセットプレーで得点の匂いを感じさせた。

 ガンバはまずじっくり構えて、隙を突いてのカウンター狙い。つまり、こちらがイージーミスをすると、通常以上に失点の可能性が高まる。14分には中盤で失い、右サイドに飛び出したグノへパスが通る。岩下がオフサイドを取り切れず、ヒヤリとさせられたが体を投げ出してブロック。CKに逃れて防いだ。

 清水のいい時は、やはり攻守の切り替えが素早い時だが、この試合では明らかに出足が良かった。相手と条件が同じなのを踏まえれば、調整がうまくいったんだろう。もちろん、ガンバは発熱や怪我で満身創痍という情報も出ていたが…ボールを失っても奪い返す、あるいは相手が緩慢なパス交換をするとカットする。

 16分には兵働の仕掛けからFKを獲得。30メートルの距離があり、エディもあり得た中で淳吾が直接狙うもわずかに外。入っておかしくない精度のあるキックだった。
 すると19分。これも敵陣で素早く切り替えてボールを奪取した伸二が、右サイドに張っていた淳吾へ展開。淳吾は縦に勝負し、下平をペナ内でかわしてそのまま右足でふわりと上げる。ファーで待っていたフローデが押し込み、先制。兵働が最後押し込んだが、その前にゴールだ。一瞬、バックスタンドは静寂に包まれ、「入った?入ったよね?」という感じだった。
http://www.youtube.com/watch?v=amhXGGqWUP0
 確かに早野氏の指摘通り、体調が万全でない下平の対応は甘かった。だが、淳吾は仕掛けることを思い出したのと同時に、おもちゃであるはずの右足でピンポイントのボールを上げることができた。これが嬉しい誤算だった。これができるならまだやれる。

 先制点が狙い通り取れたことで、ますます前への圧力を強める清水。特にボールを奪ってから、ドリブルや強気のパスで勝負することを全員が思い出したようだ。こういうプレーがない時期はゴールから遠ざかっていた。
 ペースが上がらないガンバを尻目に28分。左サイドオカから伸二、ワンツーで淳吾へのパスは一旦カットされるが淳吾が拾い直し、ライン際で2回溜めて速い折り返し。相手に当たったものの、意表を突かれたガンバ守備陣は釣られてしまい、こぼれ球に走り込んだ兵働が突き刺して2点目。
http://www.youtube.com/watch?v=qx7JgJ3fpc0
http://www.youtube.com/watch?v=c2bO6jQDmjU
 一連の流れは見事。個々の技術も高いが、人数をしっかりかけたから生まれたゴールだった。

 31分にも安田がオフサイドを取り損ねた隙を突き、右サイドに飛び出した伸二がクロス、オカが得意の形で飛び込み、いいコースを狙ったがわずかに外。一気に3点目かという場面だった。
 まだ前半とはいえ、ガンバは残り60分で最低2点取らなければならず、いつも仕掛けが早い西野さんのこと、もう前半から選手交代してくると思った。そう思った方も多いのではないか。この後、まず宇佐美がベンチに呼ばれた。その後、佐々木も呼ばれて前半から2枚代え?かとも思ったが佐々木はキャンセルに。このあたりが臨機応変に対応する西野采配だが、結局37分に宇佐美を投入。交代は下平。同じポジション同士の交代ではあまり意味がないので、こうせざるを得ない。下平の状態を考えれば妥当。これで安田を左に戻し、武井が右SB、橋本がボランチ。さらに二川が右、ルーカスが左、グノ・宇佐美の2トップと半分以上ポジションを変えた。

 これで少しガンバが攻勢をかけ、38分に二川のシュートが飛んでくるが海人がセーブ。宇佐美が独力でバイタルでの仕掛けからフィニッシュまで持ってくるのでケアしないといけないが、清水ペースのまま前半を終了。

 2-0は確かに相手にプレッシャーを掛けられたが、ネジを巻いてくる後半からが本当の勝負。今までのことは忘れて、再びアグレッシブに戦えるかどうか。受けに回ったら2点差くらいすぐに追いつかれる。ただ、試合後に気付いたことだが西野監督のハーフタイムコメントが意外にさばさばしていたようだ。

 後半、ガンバはまず右から仕掛けてきた。2回あったCKを何とかしのぐと、51分に宏介が積極的に(今日はこの姿勢が良かった)仕掛け、兵働へ返してクロス。この時点でペナ内になんと5枚。伸二が難しい体勢で合わせたヘッドは、浮いたが枠を捉えてCKを取った。これを続けていければ得点の可能性は高まる。

 さらに54分、エディからのリスタート。ペナ手前右でフローデと淳吾が絡み、オーバーラップしたイチへフローデは出したのだろうが、オフサイドなく伸二が取り、イチ、淳吾がヒールでイチへ出し、クロスに合わせたのはフローデ。だがこれが藤ヶ谷の正面を突いてしまう。これは決めなければいけない。お膳立ては完璧で、和道が何度もオフサイドをアピールしているが映像を見る限りはない。うーん、もったいない。
 1分後、今度はフローデが左サイドでマイボールにし、速攻から伸二が持ち込んでシュートも再び藤ヶ谷。57分、ペナ手前いい位置で得たFKをクイックで始め、淳吾がシュートもまた藤ヶ谷。これだけのチャンスがあってダメ押し点が取れないというのは、むしろ嫌な予感がしてくる。

 ガンバは何とか流れを引き戻したいと、このタイミングで佐々木を投入してきた。つまり、ここで本当に主導権を取られてしまうと、一気に行く可能性もあった。だが、この直後にとどめを刺せたのは幸いであった。61分、ボールを奪って兵働が右サイドの淳吾へ展開。この流れではゴール前伸二とフローデだけだったが、今度は淳吾が左足で上げてフローデへまたピンポイント。今度こそ決めて3点目。勝負あった。
http://www.youtube.com/watch?v=1HkdqIMTsh8
 2-0の段階では全く安心できなかったが、これで少し落ち着けた。話では、このゴールが入って決勝チケット販売所に人が流れていったとも聞く(苦笑)。

 ゴール裏は、準決勝という大きな舞台などお構いなしに、駒込とガニャーを演奏。このところ駒込は悪い流れになっていないので、信頼を勝ち取り始めている。
http://www.youtube.com/watch?v=cI0HJJjgFUE
http://www.youtube.com/watch?v=gVjHPcG3DtY

 68分には淳吾がいい形で抜け出し、フィジカルで負けずに突進してきたのだがファウルを取られゴール裏騒然。直後、健太監督は伸二に休養を命じ、テルを投入した。本当はまずフローデを代えた方が、カウンターを狙うとはっきりメッセージ出す意味でもよかったが、伸二が警告1枚貰っていて、リーグ戦の仙台戦のような事が起きてもいけないので…。

 実際、テルを投入したあとガンバに押し返された。オカがフィニッシュまでやり切れずにカウンターを食らい、左サイドに移った安田が深い位置まで進入してくるようになる。71分にガンバが最後のカードで平井を投入すると、その直後にも安田に突破され、低いクロスを平井がちょこんと合わせた。だが右ポストを直撃。跳ね返りにルーカスが詰めたがこれも外れ、ツキが味方してる。危険な時間帯なので、少し落ち着きたい。

 だがピッチ内の選手たちはそういう意識があまりなかったのかもしれない。76分、カウンターから右に流れたフローデがクロス、オカが拾って走り込んだ淳吾にお膳立てしたが、淳吾のシュートは左ポスト。持ってる選手は決めるけどな〜。さらに、右サイドでイチが拾ってクロス、ファーに抜けて兵働シュート、さらに宏介シュート。この時間でこれだけ走れるというのはなかなかのものだ。

 78分、健太監督はベンチに座りながら次の交代策を話し合っていたが、フローデに代えて元紀。カウンターの急先鋒という意味では一樹でもよかったが、ここはFWのファーストチョイスを選択。2トップにするのではなく、オカを真ん中に持っていき、元紀が左ワイド。さすがにこの展開で、休ませる決断ができた。納得の采配だろう。

 ガンバは一旦来た流れをすぐに手放すような状況で、攻撃は散発。宇佐美や平井が単独で仕掛けてくる時はあるが、厚みがなかった。ここはタメを作れる7番の不在が影響したと言えるだろうが、既にスコアは0-3だ。

 このまま終われば完勝という中、ロスタイム直前、兵働が負傷して立ち上がれない。自力で外に出た後は立ち上がって歩いていたが、交代枠を残していたチームは最後に真希を投入した。相手の攻撃をしのぎ切り、試合終了。まさか天皇杯準決勝でVICTORYが歌えるとはね。 
http://www.youtube.com/watch?v=SlpNr-PC5kU
101229-06.JPG 勝ちロコはやらないものだと思ってたが、コールリーダーが「肩を組んで下さい」と言ってたので、率先してやろうとしたわけか。カップ戦なので、選手たちは一旦戻ってまた出てくるというわけにもいかず、その場で勝ちロコ。これも、特別というよりも自然体でやることやろうという雰囲気にしたのは悪くないのかもね。
 また「国立へ行こう」を歌ったが、「国立で勝とう」に途中から変わったのがうまく伝わらなかった模様(苦笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=3Rlf3eSnkqk
http://www.youtube.com/watch?v=ci203D3tcyY
http://www.youtube.com/watch?v=pdqWEuPx-SE
 ヒーローインタビュー淳吾。
http://www.youtube.com/watch?v=bHs3zUaC7I4

 今季ベストゲームと言っておかしくない、見事な試合だった。改めて、いい時は手がつけられないチームであることを印象付けた。遠藤不在の影響はあったかもしれないが、その時にやろうとした手段をも打ち砕いたと考えれば、気持ちで圧倒的に上回っていたというのが正解だと考える。試合後、健太監督と握手を交わした西野監督が、半ばあきれ顔だったのを見ると、ガンバが悪かったのと清水が良かったので仕方ないという感じだったんじゃないかと。

 山形戦から何が変わったかといえば、ゴールへ向かう姿勢だ。ゴールを取るために何をしなきゃいけないのか、その最短距離をチームが思い出し、どんどん前へ襲いかかった。だから中盤も支配できた。この状態を忘れずに元日を迎えたい。本来は、5点くらい取れる試合だったが、外した分は元日に決めてもらいたい。

 また、チームが攻撃的にやれている時は、後ろも細心の注意を払って色々な場面で対応できると感じた。海人はキャッチからのスローが早いので、流れを大事にできている。岩下とエディのコンビが急速に良くなっており、チャレンジとカバーのバランスが良くなってきた。岩下がアラートな状態を保ち、かつシンプルなプレーをしている時は、後ろのリズムも崩れない。このまま最後までいって欲しい。 

海人…2試合目ということで落ち着きは違う。1年前の名古屋戦と比べればもう少しという面はあるが、現状では十分。08年ナビスコ決勝も海人だったのは幸い。経験を生かす時。
イチ…実質アシスト1。ミスはもう少し減らしたいがすぐに直るものでもなく、あとは意識の問題。
岩下…2試合続けて良かったのは今季初。この時期になってようやく落ち着きを取り戻してきた。エディのコンビも良好に。足が痛いのは分かるが、審判への印象を悪くしないように。鹿島戦は今季リーグ戦で最も良い出来だった相手。去年のことは払拭しているはず。
エディ…この時期にいい出来を見せられると、後半戦の負傷離脱回数がもったいないと感じるものだが、要所で持ち上がっての攻撃参加やハードなプレーはチームに良い効果をもたらしている。弾くところは弾けているし。
宏介…対面が安田だったからか知らないが気合が感じられ、攻守ともにアグレッシブ。どんな相手でもこれくらいできるようになれば、まだ伸びると思うんだが、ビビるとそれが出なくなる。次もビビらずにやりたい。

タク…今回はいつもより楽できたのかなと。チーム全体で切り替えが早く、タクにお任せの守備回数が減った。むしろそういう試合だったのに何度かミスがあったのは気になるので反省して欲しい。
伸二…運動量もあったし、山形戦と比べて持ちすぎることもなく、周囲をうまく使えていた。鹿島戦は得意だと思うので、伸び伸びやって下さい。
兵働…ボール捌きに余裕があった。途中からポジショニングもしっかり考えてプレーできていた。ただ最後に…。

淳吾…最初誰だか分からなかった。髪バッサリ効果か知らないが王様プレー復活。右足で精度の高いボールが上げられるとは。本当は持ってる選手は1点取るんだけどな…あのポストの。決勝で決めて下さい。
フローデ…120分で中3日、コンディションの不安を一掃。2点取ったのはクロスが良かったのもあるが、流れの中で存在感抜群だった。早めの交代でラストへ備える。
オカ…なかなか取らないな。最後に取ってくれるんだろうか。フィニッシュまで考えすぎないことを祈る。

テル…あまり目立つことはなかった。無難だといえばいいのか分からないが。
元紀…最後、岩下に怒られていたが、受け手と出し手のタイミング把握を。あとは積極的にシュートを。
真希…時間が短いが1本惜しいチャンスが(オフサイド)。

健太監督…こういう試合になるとは思ってなかったんじゃないかと。時間とともにうまくマネジメントし、累積1枚の伸二をまず代えて、次に疲労考慮でフローデを代えて。最後はアクシデントなので仕方ないし、負けてる時は一樹投入のつもりだったんだろう。安心してみていられ、かつ教え子たちが頼もしく見えたんじゃないか。健太さん自身、これからいろんな仕事をする中で、タイトルホルダーとなるかは大きな要素。最後に、是非胴上げされて欲しい。


 いよいよラストゲームを迎えることになった。だから、本当は色んなことをここに記すだけ記して、国立に向かいたいという気持ちもある。ただ、それはしないし、できない。なぜなら、第一次長谷川政権ラストとなる試合でも、また多くの選手が出るとしても、国立には思い出作りのために行くんじゃない勝たないと意味がない。タイトルに王手がかかったのは、健太体制になって3度目だが、ベスト4や8を入れれば数知れず。何度も悔しい想いをしてきた、その経験を、今度こそ国立で生かす時だ。

 今季は「鹿島を破るために」スタートし、システムや戦術を変えた。最後にその相手と対戦するとは、なんということだろうか。「最高の相手」という監督の言葉に偽りはないはずだ。鹿島はリーグ戦後半からずっと、内容が上向いているとは言えない状況で、経験豊富な選手たちも疲労の色が濃い。ただ、準々決勝では名古屋に追い付かれながら突き放し、準決勝ではFC東京に先制されながら、慌てずに采配などで修正して最後に勝利を手繰り寄せた。内容はどうあれ、勝利への執着心はずっと見習うべきものだろう。

 一つ、空中戦に強い岩政が戻ってくるかどうかポイントだったが、どうやら戻ってこれないようだ。これはフローデを有している清水にとってアドバンテージになる可能性がある。鹿島は大岩でなく中田浩二をCBに配し、ビルドアップの安定感やバランスを求めるようだが、ガツガツ入ったFC東京にも押されたように、清水としてもまずはアグレッシブに入りたい。

 そういう中で、ガンバ戦で見せたようなサッカーまではいかないにしても、それに近いものを表現すべく、中2日でも同じメンバーで臨むとみられていたが…サッカーの神様は時に残酷だ。キャプテン・兵働が出られなくなった。あの時間帯といい、症状(左足小指骨折)といい、最も国立でリベンジして欲しい選手だっただけに、ショックだ。ただ、カップを掲げるチャンスは残っている。試合は仲間に託し、試合後にピッチ上で受け取って欲しい。

 この離脱で当然、中盤のバランスは崩れるだろう。淳吾を下げる手もあったが、伸二と淳吾のCHが一度やって機能しなかったこともあるし、淳吾が調子を取り戻したことを踏まえ、健太監督は真希を入れるだけにするようだ。真希が兵働の代わりをするのではなく、真希の色を積極的に出せるかがポイントだ。過去の成績を踏まえれば、この布陣では不安があるが、ここまで来て布陣が機能するとかしないとかで勝負は決しない。

 相手が鹿島だから何かするという意識は、現場には特にないようだし、我々もそういうスタンスでいいんじゃないかと思う。あくまでも貫いてきた清水のサッカーを、大舞台で出すだけだ。今までは、勝ちたい気持ちが強すぎて体が硬くなり、本来のサッカーができずに負けてきたが、今の選手たちはこのメンバーでサッカーに取り組む日々を楽しめているし、いい感じでリラックスできている。どうぞ、やりたいようにやって欲しい。それが結果にもつながるだろう。

 激動の今オフとなっているのは明白だが、クラブはこれからも清水エスパルスとして続いていく。決して大きくないこのクラブが今後、さらに前進するのか、後退を余儀なくされるか、明日の勝敗に掛かっていると言っても過言でない状況だ。ただ、現場は最後に大きな結果を出そうと一致結束している。サポーター、関係者全員もこれに乗っかり、大きな集合体として国立に挑もう。何としても掴み取りたい。エスパルスの将来のために。

 今年も一年ありがとうございました。ツイッターの利用により、ブログの更新が減りましたが、今後とも宜しくお願い致します。

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2010年12月27日

[第90回天皇杯準々決勝]清水vs山形


2010年12月25日() 13:00 KICKOFF
天皇杯準々決勝@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス10-01モンテディオ山形
0-0
0-0
1-1
PK
5-4
109分 ボスナー
小野、岩下
主審:村上
天候:晴れ
観衆:11,719人
107分 田代
宮沢
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=1rOH5VpNy3A
http://www.youtube.com/watch?v=3YjBKhqnvlc

 勝った瞬間はホッとした。周囲の人たちと喜んだ。ただ、今回ばかりはずっと喜んでいられないと。まだ道のりは険しい。

 アウスタ参戦はナビスコ杯敗退以来。今回も東海道線で3時間かけて行った。幸いうまくバスに乗れた。去年の準々決勝はリーグ戦最終節の1週間後ということで、7000人超という観衆だったが、今回はそれより多いとしてどれくらいになるのか想像がつかなかった。バス待ちの人数を見ると、普段より少し少ない程度かなと。実際は11,719人。東海道線でも見かけたが、山形サポも大挙して来てくれた。
 2枚目の写真は言わずもがな。あえてバックスタンドの端に出したのだろう。確かに渦中の人物2人だが、本当はまだ発表されていない選手が複数いるわけで、作るならば彼らの名前も載せて欲しかった。ないということは…まぁいい。
 今回のスタグルメは天神屋の「ハットトリックむすび」を購入。500円。寒いから温かいものは大行列で、そもそも並ぶ気がなかった。
101226-04.JPG 101226-01.JPG 101226-02.JPG

 天皇杯はホーム演出ができないので、アップ登場時に淡々と出てくるのは不思議な感じだったな。コールリーダーの試合前のありがたい檄があったが、バックスタンドにいたので聞こえず。登録18人の選手コールとチャントを歌った。監督の現役時代のものも。
http://www.youtube.com/watch?v=E0-rVwxqVcI
 そうそう、ゴール裏中心部はサンタ帽だったね。
http://www.youtube.com/watch?v=VyCMSviLi-M
101226-03.JPG
 選手紹介&山形選手登場&山形のチャント。結構耳に残る。それだけ声が出てたってことなんだけどね。
http://www.youtube.com/watch?v=64g0oKzSEtM
選手入場 http://www.youtube.com/watch?v=L5zuAF8VXxo

 最終節のガンバ戦から3週間空いての公式戦という日程は正直勘弁してもらいたいが、チームは1週間のオフを挟んで2週間トレーニングに励んだ。1週間前には中央大と練習試合を行い、主力組はあまりいい出来ではなかったという。その試合で負傷した伸二は幸い軽傷で、中盤から前の6枚はベストメンバーが揃う。
 問題は最後尾。ガンバ戦で負傷した西部が間に合わないため、今季ずっとセカンドチョイスだった武田に出番が回ってくるのかと思われた。だが監督が選んだのは海人だった。おそらく、仮に武田が足首を痛めていなくともそうしたのだと思う。調子が良いというのは本人も言っていたし、監督も認めたし。そして海人にとっては、エコパでのPK敗戦から1年、再び天皇杯で出番が回ってきたことになる。西部が間に合わないと分かった時点で、海人はそういう運命だったのかもしれない。

 またCBも、平岡が負傷明けということも考慮しただろうが岩下・エディのコンビに戻った。山形はクロスかセットプレーでの得点がほとんどであり、高さ勝負となればエディの力が必要になる。もちろんガンバ戦で3失点していたのもあり、入れ替えやすい状況だったのは言うまでもない。これにより岩下が2ヶ月ぶりに右のCB。左SBは宏介に戻った。そしてベンチに木島が入ったのはサプライズだが、これも練習試合で好調だったのを評価されたとのこと。そう考えると海人にしろエディにしろ木島にしろ、コンディション重視の方針は貫かれたことになるだろう。木島の場合は、相手のサブまで細かく動きを叩き込む小林監督のことを踏まえて、あえてデータのない選手を選んだということだろう。カップ戦ではラッキーボーイも必要になる。

 山形のほうは最終節の鹿島戦と同じ11人。細かいことを言うと、前田と西河の並びがFC東京戦から逆になっていたらしく。増田は負傷明けでベンチスタート。清水キラーの廣瀬も連れてくる念の入れよう。清水が4-1-2-3なので、ボランチを2枚にするのが小林監督の采配では基本になっている。今季の清水戦はいずれも田代・長谷川の2トップで臨み、0-3と敗戦。特にNDスタでの試合は佐藤健の不在が大きく、システムを変えざるを得なかったのがこちらに幸いしただけに、今回初めて1トップの山形と対戦するので、こちらの攻撃が山形の守備網に引っかかる気がしていた。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/356.html
 この日は非常に寒く、キックオフ前から強風が吹き荒れている。だからエンドは結構重要で、どっちが勝ったか知らないが、入れ替わって山形が風上になった。1年ぶりの公式戦になる海人も立ち上がりは落ち着かないだろうし、エディも実戦は久々。そういう中でボールが風によって伸びてくるという前半を過ごさなければならない。嫌な予感がした。
 山形の布陣を見ると、はっきり2ボランチにはしていない。2シャドーを抑えるべく、下村と秋葉の片方は下がり気味に位置していたが、佐藤健がアンカーの4-1-2-3だった。相手によって変えることなく、いつも通りで来た格好。

 (※分かりにくくなるので山形のGKは「シミケン」と呼ばせてもらう。)
101226-05.JPG いきなりペナ内にオカが飛び出してチャンスになったが、オカはシュートでなく消極的な選択をして逸機。立ち上がりにエスパルスが押し込んで山形が守る、そして風を利用してロングボールを多用してくるのは、両者とも想定内だっただろう。エスパルスは寄せも早かったし、高い位置でボールを奪うことに成功していた。両サイドを起点に攻め込んでいき、6分にもフローデが角度のないところから惜しいシュート。
 まずはいい入りをしたと思うが、結局最初の15分でこの程度しかチャンスを作れなかった。ボールは握っていても、綺麗に崩そうとするあまり余計なパスが入り、時間がかかって相手に守れてしまうというのはお馴染みの光景になってしまっている。山形はまず押し返そうと下村がミドル。17分にはパスミスを奪われて田代がロングシュートを狙う。

 この布陣で山形がどう点を取るのかといったら、両サイドバックからのクロス、そのこぼれ球。そして石川のセットプレー。そう考えるとほとんどは田代を経由してくるので、そこだけは抑えなければならない。さすがにそこはエスパルスも集中して守れていた。山形が何とかポゼッションして少し押し返そうとしても、カバーの早いエスパルスが芽を摘んで再び相手陣内に入るという構図。

 25分前後にはセットプレーの流れから一方的に押し込んだが、シュートまで持ち込めない。右サイドで3人が絡んで崩しにかかったが、中に人数が揃っているのにクロスを上げずにボールを失ってしまう。こういうことをやっていると流れは来ない。また、この日は強風ということもあり、いつも恐ろしいバックパスのテンポがさらに怖い。山形は狙ってる。

 31分には淳吾とイチがいい関係で右サイドを深く抉る形ができたが、セットプレーは生かせず。次第に山形が試合のテンポに慣れて、ポジショニングが早くなってきた。バイタルエリアにうまくパスが入らず、失うとタクが多忙になる。イチが上がったスペースを突かれて石川にフリーでクロスを上げられる場面も出てきた。前半終了間際にはセットプレーからヒヤッとさせられハーフタイムへ。

 健太監督のハーフタイムの指示はまさにその通りで、シュートが少なすぎると。崩して点を取れるならそれに越したことはないが、崩すためにはいろんな工夫が必要で、その一つとしてミドルシュートが欲しい。幸い、風下だった前半に危ない場面はあまり作られず、後半は自分たちが風を利用できる状況だ。

 だが策士・小林監督が打つ手もまた見事だった。前半の劣勢は想定していただろうし、失点ゼロで帰ってきての後半。警告1枚貰って精彩を欠いた宮沢を代え、増田をそのままアウトサイドに入れた。これがいいアクセントになった。彼は分かる通り外でプレーする選手ではない。こちらのバイタルエリアに斜めに入ってきてプレーされると起点になる。

 55分には中盤の低い位置でボールを失い、ペナ内で田代に抜け出され大ピンチだったが、集中していた海人が良いポジショニングで先にボールをキャッチ。見事なプレー。それでも前半と違って山形の寄せが早くなった。というよりは前半から飛ばしたエスパルスが疲れてきたというのが正しいのかもしれないが。そしてそれが相手の狙いでもある。

 エスパルスのチャンスはというと、61分にイチのクロスをフローデが落とし、淳吾がシュートを放つもシミケンの正面。サイドバックが絡んでいたとしても、何となく単発で終わってしまう。前半はまだ厚みもあったが…いずれにせよフィニッシュに持ち込む回数が依然として少ない。
 そして次第に前線は点を取りたいので前へ向かうが、中盤が押し込まれてラインを上げられず、最終ラインに近くなって間延びしてきている。修正しなければならない。68分にはサイドを振られて今季の失点パターンに近かったがオカが最終ラインまで下がって懸命に守備。

 70分。健太監督は伸二に代えて元紀を投入した。淳吾が中に入って元紀がワイドというのは最近やっていることだが、特にフォメ変更もない。マネジメントとすれば延長も考えなければならないが、90分で点を取るということを考えた時に、この時点で4-4-2に変えた方が良かったと思う。

84分〜後半終了 http://www.youtube.com/watch?v=KO2mFOr-wT0
 宏介が何度か仕掛けて押し返しにかかるが、小林監督はすぐさま北村に代えて仕事人・宮崎を投入。またも簡単に蓋をされた。この交代を機に流れが山形へ傾き、84分にクリアミスからCKを与えてしまう。増田のボールにフリーの西河が合わせたが、クロスバーが救ってくれた。88分には田代がペナ手前から反転して左足。これも入っておかしくないがわずかに外。

 このタイミングで健太監督は淳吾に代えて真希を投入。この時点でPK戦とか考えたくないし、淳吾の出来を踏まえるとこの交代は仕方がない。ロスタイム直前に左サイド深い位置でFKを得るが、元紀のボールも生かすことができず。逆に石川がファーに蹴ったFKに対し、飛び出た海人がボールを触れず危険な場面だったが岩下がクリア。カウンターで兵働、元紀がシュートを狙うもミートできず90分終了。

100分〜105分 http://www.youtube.com/watch?v=0AwYxHs4NBk
 両ゴール裏が声援を送る中、エスパルスは延長開始と同時に2トップに変更して臨んだ。兵働が右、元紀が左。これで2トップの関係を生かしてゴールを狙える。実際オカには惜しいチャンスが1回来たし、下村のハンドという幸運な判定でFKを得るなどツキもあるが、なかなか惜しいチャンスがない。延長前半も「これだ」というプレーがなく、両チーム交代枠を1つずつ残したまま延長後半に入る。正直0-0でPKかなと思ったし、PKが得意な選手がいるなら最後にその選手を入れる手もあると思ったほどだ(いるとは思えないけど)。

 延長後半開始早々。石川のクロスに対して田代と宮崎が飛び込み、エリア内は2対2。こぼれ球に反応した田代が左足を振り抜いて先制。後半途中からの流れを考えれば、こうなるのは時間の問題だったが、何とか耐えていただけに厳しい時間での失点。それも山形の得意な形でうまく取られた。ゲームプランにも隙がなく、この状況を覆すのはきつい。

 だが、試合前の予想にも記したように、このままこのチームを終わらせてはならないと、イレブンは自らを「突き動かし」た。直後に兵働が惜しいシュートを放ってCKを獲得すると、これをピンポイントでエディが合わせ同点。
http://www.youtube.com/watch?v=kbT7jiLfgYw
 山形からしても、やっともぎ取った1点で初のベスト4がちらつき、一瞬ホッとしたのはあったかもしれない。でも、このゴールは「力づく」だろう。完璧に捉えた。やはりCKはもっと兵働に蹴らせるべきだ。

115分〜120分 http://www.youtube.com/watch?v=oLQ_tRxFUrQ
 健太監督は失点直後に秘密兵器の木島を呼んだが、同点になって一旦キャンセル。だが、再び投入の準備。監督の決断は元紀を下げるというものだった。驚いた。おそらく木島の調子は相当良かったのだろう。そうでないとこの決断はできない。本当はフローデを代えたいが、監督はいつも通り代えないだろうと。今回はセットプレーというのに加えてPK戦がある。そうすると兵働だと思ったが、彼を外すとコントロールする選手がゼロになる。だったら、最初の交代で木島を入れるべきだが…とにかく木島はそのまま左SHに入った。何回仕掛けられるか。

 終了間際、最後の切り札として投入されていた廣瀬の左クロスから、絶体絶命の場面を迎えたがエディが足に当てて何とかクリア。逆にイチのクロスからオカに絶好のチャンスが巡ってきたが、シュートがシミケンの正面を突いてしまう。ここで決められないようではいかん。どちらも突き放せず、熱戦はとうとうPK決着へ。これも海人に「PK戦でリベンジせよ」と神様が告げたとしか思えないような展開。あとは映像をじっくりと。
http://www.youtube.com/watch?v=sH_jFclIFdk
 経験豊富な選手を中心にベンチが5人選んだのかなと。ちなみに6人目はエディだったみたい。海人が止めたあとのキッカーが岩下で正直心配だったが…というか全員決めるとは思ってなかったが…(笑)。シミケンも当たってなかったわけじゃないし。とにかく海人よくやった。あとフローデはPKを右にしか蹴らないが、あのコースは分かってても取れない。残しておいてよかった。

 試合後のヒーローインタビューはオカと海人。
http://www.youtube.com/watch?v=TMg-5e-sTk4
101226-06.JPG 101226-07.JPG

 山形サポ視点でのPK戦〜山形選手挨拶。彼らは最後に清水エスパルスコールしてくれました。バックスタンドにいた私は1回目でコールに気付いたのだが、ゴール裏が喜んでる最中で気づかず、3回目でようやく返せた。遅れてごめんなさい。それにしても素晴らしいサポーターです。お疲れ様でした。来年は何とか山形に行けるようにしたい。
http://www.youtube.com/watch?v=TvDIgzmNJaQ


 内容的には山形にしてやられた展開で、そういう試合を勝ったのはある意味持ってるのかもしれない。あの時間に失点して、すぐ追い付き、後攻だったPK戦を取れたというのは流れが来てる。
 とはいえ中3日で修正することは多い。特に攻撃面はやり直さなければ。泥臭く点を取りにいく姿勢が欠けている。起点となるべき伸二、淳吾の2人が精彩を欠いたのはあるが、それを差し引いても組織的なプレーが少ない。もう少し点を取る道筋を描くトレーニングをして欲しい。シンプルにクロスを入れる、積極的にシュートを放つ。ポゼッションはパスをつなぐためにするものでなく、点を取るためにするものだ。

 次は疲労を考えるとフローデは先発させられない。だが先発有力候補の永井もコンディションが微妙のようだ。元紀は交代させられて変なことを考えないといいが…もし同じ布陣で修正が難しいなら、2トップ採用を考えるべきだ。伸二先発時に2トップというのが実はないんだが…あるいはオカにトップに入ってもらうしかない。

 ベスト4で何度も悔しい想いをしたはず。乗り越えるためには全員が今以上に努力してチーム力を少しでも上げることだ。この試合の内容では乗り越えられない。どれだけ結束できるか。

 久々に選手寸評。理由はバックスタンドで久々に試合に集中できたから。
海人…久々に見たが、飛び出して触れなかったプレー以外は安定していた。ハイボールの安定感が高いのも再確認できたし、ボールが来る前の準備ができてる。そしてリスタートの早さ。サテではこういう出来じゃなかったとも聞くので何とも言えないが、この状態がシーズン中に来てれば…次もシーズン中のうっ憤を晴らす活躍を。
イチ…途中から動きが落ちたが、前半はまずまず。軽いプレーがあるのも事実だが頑張った方だと思う。PK決めた後にエンブレムを叩いたのにはグッときた。
岩下…カードは貰ってしまったが、鹿島戦を思わせるような集中力の高いプレーだった。これをとにかく続ける。シンプルにプレーすること。前回のガンバ戦が酷かっただけに取り返して欲しい。
エディ…久々の試合で120分だから次に響かないといいが、それだけ良く弾いていたし、気持ちを感じさせた。先発は正解だった。ゴールも当然評価される。
宏介…課題はずっと同じ(苦笑)。チャレンジした時の守備はそれなりに頑張っているが、自信がなくて間合いを詰められないのはずっと変わらずにいる。もう今更って言っても継続してトレーニングしないといけない。あとクロスに変化を。

タク…フィードは少なめだったが本当によく辛抱した。ジリジリした展開でボールが良く集まった分、体には来たと思う(苦笑)。
伸二…うまいがボールの収まりが今一つだった。運動量を考えてもあのタイミングで交代だろう。オカとの絡みがまだ少ない。
兵働…最後に何とか仕事をしたが、もう少しパスのテンポを上げて欲しい。詰まってしまった。まだ出来るはず。

淳吾…収まりが悪く、決定的な仕事ができず。ここにきて調子を落とすのは困る。切り替えて次は点に絡め。
フローデ…こちらもシーズン後半と同じで動きが落ちてるのは間違いないが、それでも懸命に走ってくれるのには頭が下がる。何とかゴール前で仕事をさせたいものだが…。
オカ…走ってたとは思うが、安易に倒れる癖が身についてしまってるし、最後のチャンスは決めなきゃならない。このまま終わってはいけない。

元紀…スローインにさせないように残したボールが相手に渡ったりとかはあったにせよ、軽いことが交代に繋がったとは思わない。別に悪いとは感じなかったが、不運。
真希…これといって仕事ができたわけでもなく…。
木島…これも不運。ラッキーボーイ的な働きを期待されたが、不慣れな守備に回るポジションだし、相手を驚かせる動きはできず。

健太監督…試合中の采配はあやふやな点がある。まだ清水の監督としてやってもらわないといけない。木島を入れる心意気があるならもう少しうまく使って彼の能力を引き出してあげないと。
 ガンバには一度やられたサンプルがあるのだから、みっちり分析して対策を立てて欲しいが、結局は先制点だろう。遠藤の出場停止とかは関係がない。守備から入ってくるので、攻撃のところでもっとシンプルにクロスやシュートをさせたい。3連覇を狙うガンバなら相手に不足はないし、準決勝とはいえども、まだ道は長い。ただ今度はたどり着いて欲しい。そのために最善の準備をお願いしたい。

 最後。イチとテルにエスパルス栄誉賞が授与された。2人のスピーチはらしさが出ていた。特にイチのスピーチには感動した。
http://www.youtube.com/watch?v=oZIDEFLxuUE
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2010年12月07日

['10J1第34節]清水vsG大阪

2010年12月4日() 15:33 KICKOFF
J1第34節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス00-23ガンバ大阪
0-1
永井主審:柏原
天候:晴れ
観衆:19,088人
13分 ルーカス
45分+3 武井
86分 佐々木
中澤
ハイライトhttp://www.youtube.com/watch?v=Z43kAvPlHFo

 ガンバが順位やACLが決まってれば、もう少し違ったかもしれないが、それでも負けていたように思う。ここっていう時に勝てない。今年の序盤はそこを勝っていたのだが、長続きしなかった。

 試合前、選手バスがアウスタに入るときには健太コールで出迎えたそうで。
 パルちゃんショーは今季勝利した試合のメドレー。一年間お疲れ様。
http://www.youtube.com/watch?v=OKzyG3p2kDg
アップ中 http://www.youtube.com/watch?v=oIk0urs4YlE
清水選手紹介 http://www.youtube.com/watch?v=AcCHllyNVZo
選手入場 http://www.youtube.com/watch?v=e7OIgZpW-vk

 今回の布陣は、最終節で今季の集大成を見せるべく、攻撃的な4-3-3を採用。左SBには古巣対決であることや守備の安定を持たせる意味でもアラタを起用し、宏介はベンチスタート。伸二が出場停止明けであとはベストメンバー。オカは右、淳吾は左だった。そしてサブには復帰したエディもエダも真希も入らず、アオを入れた。これは特別扱いでのベンチ入りだったことを監督も暗に認めている。
 ガンバは武井を先発に戻し、中盤は守備的に。そして今季限りのルーカスをようやく先発起用したが、宇佐美はベンチスタート。どういう布陣でいくのかは、監督としても本意でないのだろうけど。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/344.html
入場〜6分http://www.youtube.com/watch?v=OudFzlFB3Ac
 いつもより短いまとめとなるが、ご容赦を。
 総得点でガンバを上回りたいというようなことも言っていたし、攻撃的にスタートするのは予想できた。6分、アラタのグラウンダーのパスに兵働、そしてフローデが詰める。一つ形を作った。
 問題は、神戸戦で出来なかった先制点を取れるかどうかだったのだが、早い時間に失点してしまった。相手のセットプレーを防いだ後の13分。西部のゴールキックが相手に渡り、安田理へ。アーリークロスが入ると、これに対して岩下と平岡がグノに競りにいったが、これにさらに西部が食いついてしまい、3人が被る形に。こぼれ球を拾ったルーカスが決めてガンバ先制。
http://www.youtube.com/watch?v=uuD21eEdpnM#t=1m12s
 これは連係ミス。声一つ、大きく出して確認すればなんてことはなかったが…まだ課題が残ってる証拠。ただ、不運なことに西部はこれで負傷し交代となってしまった。清水でのリーグラストゲームだったんだが…急きょ武田が投入される。

 西部のことを思えば、この失点で下を向いているようではいけない。点を取りに行かなくてはならない。そういう流れになることを期待したが、やはり先に点を与えてしまうと厳しい展開になってしまう。ガンバは守備意識がとても高く、スペースをあまり与えてくれなかった。清水が攻撃に変化なく戦っていたのもあるが、頼みのセットプレーでも粘り強く守られ、チャンスを作り出せない。

 逆に清水は焦りもあってか自陣でのミスが多い。単に繋いでるだけの時も簡単に失ってしまったり…相手がじわじわと圧力かけるのもあるとはいえ。ルーカスに決定的な場面も作られた。まだ時間があると焦らずに集中してプレーしてほしかったんだが、ミスが増えれば当然自分たちの流れにするのは難しい。

 前半ロスタイム、加地からのクロスをルーカスがボレー。これがイチに当たってコースが変わり、フリーだった武井の下へ。左隅に決められて2点目。苦しい前半だった。
http://www.youtube.com/watch?v=F9SgvOgLg3Q

 ハーフタイム、おそらく監督から最後(になってほしい)の雷が落ちるだろうと。ただ使いたい選手がはっきりいる中で、選手交代までするかというと、出来ないだろうなと思った。すでに1人代えてしまったし。

 さすがに後半はガンバも無理に出なくてよくなったので、清水がボールを持つ時間が長くなった。イチはかなり気合が入っていて、運動量も多かったし、タクも懸命にこぼれ球拾ったり、フローデも何とかキープしたり、それぞれは頑張っていた。ただ、アタッキングサードに入ってから連動した崩しができず、シュートももう少し打ちたいがイメージ通りのものは少ない。

 60分になってアラタに代え宏介という交代カードを切った。前の5枚は信頼度が高く代えられないというのが判断だろう。フローデもここまでくると代えられないだろうし。タクのボレーとか惜しいものもあるが、なかなか枠を捉えられず。
 ガンバは68分、グノに代えて佐々木。これで4-2-3-1に変更してカウンターの態勢を整えたが、清水は74分に決定機。淳吾がためてイチがオーバーラップ、低いクロスに伸二が合わせるが押し込むことができず。これが最大のチャンスだったと思うが、決められなくて流れを作れなかった。

 直後に足を痛めたフローデに代えて永井を投入するも、結果、最後にカウンターから佐々木に決められ0-3。西野さんに格の違いを見せられたようだった。それにしてもピッチ内に入ってまで抱き合っちゃう西野さんも珍しいような。天皇杯で播戸を出迎えたりとか見るけども。
http://www.youtube.com/watch?v=hgp-lu8Tcdk

 試合終了。最終戦を勝利で飾れず。川崎が引き分けで勝ち点は並んだが、得失点差で川崎が上回り、清水は6位フィニッシュとなった。
 試合後、セレモニーが行われたが、ゴール裏からは「功労者・現場を大切にし、魅力あり、愛があるチームであれ!!」との横断幕が出され、社長が挨拶。内容は特別変わったものではないが、社長に不満のある一部がブーイング、そして退団が公になっている選手のチャントをやり始める。苦しい表情で立ち続けるスタッフ・選手。
 健太監督、兵働主将の挨拶もその後行われた。内容は聞けば分かるとして…健太さんがいかに愛されているかは反応で分かるかと。
http://www.youtube.com/watch?v=cwL3sabc1lE
社長へのブーイングなど http://www.youtube.com/watch?v=RVYyjgVrosQ
 スタッフ・選手が場内を一周。そして最後は王者の旗。
http://www.youtube.com/watch?v=NktiMNZu8i8
http://www.youtube.com/watch?v=pxDnuEdRmGQ
フローデ http://www.youtube.com/watch?v=kmKi44A3AZA
健太監督 http://www.youtube.com/watch?v=sD4BtoiK2bA

 ガンバが強かったので、負けは負けと素直に受け入れられた。もうちょっとやってもらわないと困るのだが。そして、試合後のセレモニーがやはり今までと違って寂しさがあった。何とかこのチームでリーグ、ナビスコどちらか獲って、その先を見てみたかったが、監督退任という判断が致し方ないことはご承知の通りで。そこを致し方ないとするんじゃなく、チームの規模を考えると続けるべきという意見もあるかもしれないが、それではチームが停滞化する恐れがあると考えるし。とにかく、まだ終わってないので、3週間しっかり調整してアウスタに戻ってくることだ。この試合がラストゲームでないことを分かって臨んだ分、こういう試合になってしまったんだと言い聞かせるしかない(苦笑)。

 山形戦は、とにかく先に点を取ること。今季リーグでは3-0で2勝しているが、逆にカップ戦では勝てていない相手。去年はホームで苦杯し、今年もアウェイでドロー。その点ではホームがアドバンテージになる程度。3週間もあれば山形は清水を丸裸にしてくるので、相当きつい試合になると思う。でも、あと3つ。最後くらい、選手たちの意地に思いっきり期待したい。カップ戦は勝ちか負けしかないのだから、そういう勝負の一手があることも、同時に求められる。

 今季の総括とかはまだまだ早い。それに今年はやろうとしたらとんでもないことになるし、ツイッターがあるのでやる気が起きないというのもある。とにかく来年へ向けてまとめるのは早い。あと3つ、必ず勝って終わる。

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2010年11月30日

['10J1第33節]神戸vs清水

2010年11月27日() 14:04 KICKOFF
J1第33節@ホームズスタジアム神戸
ヴィッセル神戸10-00清水エスパルス
1-0
83分 茂木
三原、田中×2、ポポ
田中
主審:西村
天候:晴れ
観衆:14,061人
市川、藤本
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=fTTfC9CffGs

 またしても繰り返された「伝統」。だが、この体制で戦うのもあとちょっとだ。リーグ戦4位以内は消えたが、目標がなくなったわけではない。

 残留へ向け勝つしかない神戸、ホーム最終戦というのもあるだろうが煽り映像と選手紹介。川崎といつも作りが似ているが、これを作った人のことを考えると、チームの一体感を改めて感じさせる。
http://www.youtube.com/watch?v=VcURu6R4WuQ
 そして試合前の神戸讃歌。
http://www.youtube.com/watch?v=XYmb9lQBiiY

 3位以内の可能性を残す清水としても、当然連勝を伸ばして最終節を迎えたいわけだが、監督が選択したのは仙台戦と同じ4-4-2。テルを先発にし、フローデが先発復帰で元紀と永井をベンチスタートに。この判断については、致し方ないと考える。広島戦で採用した攻撃的な布陣は、前半確かに機能していたが、相手の戦い方にマッチしていた部分がある。今回はアウェイゲーム、それも5試合負けなしで内容もよい神戸は、残留するために勝つしかなく、どんどん前に出てくるので、堅く入れば裏を突けるというのは理解できる。伸二が引き続き不在なのも考慮しただろうし、ホームズスタジアムのピッチコンディションも少しは考慮したらしい。また、逃げ切りのカードが少なかっただけに、負傷明けで真希が帰ってきたのも大きい。テルの先発起用に踏み切ったのは、真希の復帰もあるだろう。

 神戸は朴の負傷で右SHの人材に苦しむ中、吉田が強行復帰してボッティが右に。大宮戦で出られなかった北本も出場停止明けで戻ってきた。最近だいぶ布陣は固まってきている。
http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/343.html
選手入場〜7分 http://www.youtube.com/watch?v=vynLMn1dw0Y

 崖っぷちの相手なので、こちらが先に点を取れば絶対慌てる。だから、何としてでも早い段階で点を取り、優位に試合を進めたい。仙台戦は勝ったが先制されているので、最初の15分をどれだけ集中して入れるか。
 そして、実際に主導権を握れた。健太監督も試合後に語っているが、神戸がスタートから圧力を掛けてくるかと思いきや、そうでもなく、少し硬かった。そういう中、5分にイチのクロスからオカが飛び込んで一つ形を作ると、7分。オカが左サイドで前を向いてドリブル、外を回った宏介に繋いで宏介がクロス。中の枚数が互いに整っていない状況だったが、フローデへピンポイント。しかし、ゴール右を通過。こういうのをしっかり入れていきたいんだが。

 さらに12分、フローデが長身を生かしてファウルを貰い、FK。ペナ手前右寄りから淳吾が直接狙うと、完璧に枠を捉えたが徳重に片手一本弾かれてしまった。もう少し巻けば入っただろうが…惜しい。
http://www.youtube.com/watch?v=rkeTKdVY0L0

 神戸も警告数がワーストであるのが示すように、球際はかなり激しいチーム。だが、中盤の攻防は清水が勝っていた。2トップがしっかりプレッシャーを掛け、中盤も連動した動きでセカンドボールを拾い、サイドを使って攻撃するという形。それによって神戸は前に出られなくなっていた。フローデが「長いボールが少し多かった」と言っているように、もう少し繋いでもよかったが、相手のカウンターをケアしていたということだろう。

19分〜29分 http://www.youtube.com/watch?v=_oPtVgg0waM
 21分にもクリアをオカが奪い返してファウルを貰い、FK。このプレーからCKを得ると、ゴール正面でオカ、フローデが詰めたが至近距離でブロックされてしまった。ほんのちょっとというところまで迫っているが、なかなかこじ開けられない。

 23分、今度は神戸にセットプレーのチャンス。ポポのFKから、浮き球を河本が頭で落として小川のボレー。近くにいたタクが対応できずにひやりとさせられたが西部のファインセーブ。ポポの強烈なキックには注意したいが、そればかりに気を取られて集中が欠けても困る。

 すると27分、淳吾が三原に後ろから倒されFK。このファウルに怒った淳吾が報復行為で三原を倒してしまう。通常であれば一発退場だが、西村主審の判定は両者にイエロー。今年、彼とは相性が悪いがこの場面は助かった。岩下が抗議に出ていくと見てられなかったが…。

 再三に渡りセットプレーを得られるし、キッカーも時々兵働に代えながら変化を付けて得点を狙うが、点を取れないまま30分が経過。流れの中で、もう少しドリブルでの仕掛けやポジションチェンジがあってもいい。すると、悪いなりに耐えてきた神戸が前へ出始める。ベテランの吉田がチームを引っ張る形でシュートを放ってくると、次第に石櫃が高い位置を取って宏介を押し込み始める。この形は警戒していた。押し込んでいるうちはいいが…また神戸の場合、高い選手が前にいないので速いクロスを狙ってくるから、ポジショニングがカギを握る。

 39分、田中への寄せを外され、ポポへ。切り替えが少し甘くなり、ポポにミドルを放たれる。西部が弾いたところに小川、さらに茂木と詰めてくるが西部が全て好セーブでしのぎ切る。最後の砦は集中できていた。お見事。ポポが打った瞬間にDFよりも小川が先に詰めている時点で、失点して何らおかしくない場面だった。

43分〜前半終了 http://www.youtube.com/watch?v=-VRAbmyZdmw
 しのいだ清水は前半ロスタイム直前、CKの流れから兵働のクロスに岩下。しかし、ゴール左に外れてしまい、前半を終了。岩下は1点取ったことで感覚が戻ってきて、点が取れそうな雰囲気こそあるのだが…。

 基本的に試合の進め方は悪くなかったが、欲しい時間帯に取れなかった。後半の立ち上がりに、今度こそ先制点が欲しい。神戸は前半の出来では勝てないので、圧力を掛けてくるのは明らかだったし。中盤で変な取られ方をしてカウンターでやられないことだが、無理をしないといけないところもあるので、そこのバランスは頭を使いたい。

 後半に入ると、特に神戸のボランチの動きが際立っていた。田中は相当な運動量を見せているし、三原は奪ったボールを捌くのがとても上手い。前半はこちらがプレスを掛けて奪ったところ、今度は逆に奪われるシーンが増えた。48分にはポポが左から上げたボールに吉田が飛び込むも合わず、51分にはカットインした石櫃のミドルシュート。

 58分には敵陣でのスローインからボールを失い、恐れていたカウンターの形。田中のパスに抜け出したポポがペナ内でシュートも西部の好セーブ。さらに、小川が仕掛けて左からカットイン、シュートも右外。61分、イチの不用意なパスミスでFKを与えることとなり、ポポゾーンだったがワンバウンドで西部キャッチ。62分、今度はフローデが左へ展開し、兵働のクロスからあわやオウンゴールとなるが、またも押し込めず。どちらも勝ちたい気持ちが出ているからこそ、最後のところで踏ん張っているわけで、激しい攻防なのは間違いない。

 すると健太監督が動いた。63分、イチに代えて辻尾。イチはクロスを上げる場面も少なかったし、ミスが多く精彩を欠いた。イエローを1枚貰っているので代えやすかったのもある。辻尾がいいとは言えないが、仕方ない交代か。こういう状況で誰かが仕事をしないと変わらないし、我慢するよりはいいだろう。

 こういう展開はベンチにいる選手が決めるのかなという感じで見ていた。67分にはテルがフォローして辻尾が仕掛け、スローイン。最後は逆サイドの宏介がクロスを上げてフローデのヘッドも、徳重の正面。71分、辻尾が兵働とのワンツーで仕掛け、茂木のファウルでFK。岩下に再三ボールを送り込むが、合わない。ちなみに、フローデは広島戦で途中出場して中3日というのもあるのだろうが、疲れからボールが収まっていない。せっかく今は2トップで戦っているので、永井を入れることを考えるべきだった。

 73分、今度はポポがマイナスに折り返したボールを田中。DFに当たってこぼれたボールをもう一度田中。またも西部。どっちもすでに1点は入ってておかしくない試合だが、なかなか入らずラスト15分へ。さぁどうする両ベンチ。すると、健太監督は元紀を準備した。誰と代える予定だったのかは定かでないが、強気であればテルと代えて4-3-3。バランス重視なら兵働に代えてそのまま左に入れるという感じだったんだろう。神戸ベンチも動こうとしていた。

 その矢先、タクがセンターライン付近で田中に悪質なタックルを受け倒れる。田中は2枚目の警告で退場。田中は覚悟していたようで致し方なしと、そそくさと裏へ下がった。タクはこの日削られたのが2回目なので、痛そうではある。
 だが、これで1人多い状態になったのだ。神戸が吉田に代えて森岡をそのまま入れる中、清水ベンチは元紀を一旦待機させた。これは、勝負勘のない采配だと思った。まず、神戸は1人減ったから勝ち点1OKという状況ではない。これは分かっていたはずだ。だから、10人なのに前に出て来てくれるという格好の条件だった。確かにタクの状態は気になる。残したい。ただ、仮にダメでも一応真希は残っているし、どちみちもう1枠で元紀を入れるのだから、このタイミングでアドバンテージを生かす、チームを前傾姿勢にするべきだった。あと15分しかないのに。

 生き残るために、1人少ないとか神戸にとってはもう関係がなく、勢いが変わることはない。78分にボッティが強引に進入してシュート、CKから森岡のヘッド。そして健太監督が元紀を投入したのは、神戸の布陣とタクの状態を確認し終えた81分。
 そしてその直後、自陣で奪ったタクが前方へフィード、スペースに走り込んだ元紀がドリブルで運び、淳吾へラストパス。だが、シュートは左サイドネット。本当はこういう場面を75分から作って流れを呼び込みたかった。

 83分。パスを受けた石櫃が中へ切れ込み、タクと元紀を外して左足を振り抜く。宏介がクリアにいったが後ろへ流れ、反応したのは小川。シュートはミートできなかったが、これがちょうどファーへ転がり、詰めていた茂木が押し込んで先制。小川は「パスだった」と冗談を言っていたらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=fL5zr1COHUw
http://www.youtube.com/watch?v=UrsFWgGMv8I

 もう攻めるしかない清水は、テルに代えて一樹を投入し、4トップ気味で勝負に行くが、引っかかる場面がありゴールに釘付けという状態には出来ない。
 ロスタイムに入り、タクが拾って辻尾へ展開、クロスに元紀が飛び込むという場面もゴールからは遠い。4分表示の3分台、フローデが最後の最後にサイドへ流れてしまう時点で、ピッチ内の意図が不明瞭だが、折り返したボールからCKを獲得。ファーに流れたところを岩下がシュートするも、なんと一樹の顔面を直撃。確実に枠へ飛んでいただけに、これは不運としか言いようがない。さすがに頭を抱えた。ちなみにドリハウはこんな様子だったらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=v27l9JQXWkk

 試合終了。ガンバがホーム最終戦で敗れただけに、勝っていれば自力でガンバを上回るチャンスが残ったのだが、痛恨の敗戦。神戸は最終節へ望みをつないだ。
 ヒーローインタビューは茂木。
http://www.youtube.com/watch?v=1ia9fbdRbjY
 ホーム最終戦につき、叶屋社長、和田監督、大久保主将、三木谷会長がそれぞれ挨拶。毎年のように残留争いとなる中でも、今は残るという目的に全員で立ち向かっているのが伝わってくる。
http://www.youtube.com/watch?v=-2aSGpZoxrk
 試合後、この日は和田監督や三木谷会長も交えての神戸讃歌。試合内容に加え、こういう様子を見るだけでも、本来この順位にいてはならないと思うが、今回の勝ち方は神がかり的なもの。1人少なくなってからの先制点、そして最後の一樹ブロック。何か起こると感じさせるものだ。
http://www.youtube.com/watch?v=UaZNjO1sU4s

 神戸の状態を考えれば、少しごちゃごちゃした試合にはなると思っていたし、その中でも選手たちの戦う姿勢、また受けに入らず積極的にいくというのは見えた。仮に4-3-3で入っていたら、アンカーの脇を突かれて先に失点した可能性もあるし、最初の布陣の問題ではない。

 やはり、前半に点を取れなかったのが全てということになる。元紀投入のタイミングを指摘させてもらったが、今までも渋ったケースは幾度となくある。突然そうなったわけじゃないので、やはり清水はこうした拮抗した試合を自らの力で崩して勝つことができないようだ。勝った試合は大体がセットプレーやラッキーゴールだから…。
 こういうことは何度もあったから、選手たちがしっかり意思統一して戦ってほしいが、一時期あったそういう自覚も消えてしまった。だから、常に先行逃げ切りの形に持っていく。それが清水の形としてやり切るしかない。

 リーグ戦、5位か6位のどちらかが決まった。よりによって川崎とどちらが上か競うことになったが、個人的にはどうしても上で終わってみたい(笑)。ただ、そういうことよりも、健太エスパルスとしてのリーグ戦最終節。相手がガンバということでやりがいもある。伸二が帰ってきてベストメンバーだろう。エコパでガンバと当たる可能性もあるが、一切意識しなくてよい。幸い、準々決勝がアウスタなので、ホーム最終戦というわけでもないし。
 神戸戦の内容が極端に悪くなったわけじゃないので、悪化しないうちに勝つことだ。波が激しいチームなのだから不安だが、ここで波を作ったら厳しい。最後の最後、監督に花道を作るためにも、選手が本当の意味で脱皮しなければならない。

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2010年11月25日

['10J1第32節]清水vs広島

2010年11月23日() 14:04 KICKOFF
J1第32節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス22-01サンフレッチェ広島
0-1
15分 兵働
39分 岩下
主審:高山
天候:晴れ
観衆:17,143人
81分 李
青山
 未だに、このチームの浮き沈みの激しさに対して喜んでいいのか悲しんでいいのか分からない。そりゃあ、勝てば嬉しいんだけど…。

パルちゃんショー http://www.youtube.com/watch?v=O64wpqU9rwQ
広島、選手登場 http://www.youtube.com/watch?v=46G88PalVIQ
 選手入場後、150試合出場を達成した兵働を表彰。とうとう150…彼なしに今のチームは考えられない。
http://www.youtube.com/watch?v=ynZKQ7qGP0k

 両チーム中2日、特に清水は天皇杯も含め、5連戦の4戦目。疲労はピークだ。今回、中2日恒例でフローデをベンチに置き、永井が先発。伸二が出場停止のため、キーパーソン2人を欠くことになるが、仙台戦でまずまず機能した4-4-2ではなく、通常の4-3-3に戻して攻撃的な姿勢を前面に出した。淳吾を中に置き、元紀とオカがワイド。スタートはちょっとどっちか分からなかったが、流れの中では元紀が左、オカが右だったように思う。淳吾がインサイドで先発するのはナビスコ予選以来だと思うが、この布陣がどう出るか。特に永井は天皇杯で一度見ているので、近況は掴めているが1週間経ってどうなるか。
 また、ベンチにはフローデと駿が入っていたが、駿が選ばれたのはパワープレーと同時にトップ下も経験があるということなのだろう。他に考えられない。竹内でもいいんじゃないかと思うけど。

 一方、広島も中2日ということで寿人を久々に先発起用。李をシャドーに置く新布陣で臨んだ。新しいと言っても、新潟戦で途中から採用し、点も取れている。ミキッチ・山岸の両サイドは強力だし、チームとして点が取れるので好調だろう。ナビスコで負けている相手だし、広島にとっても鬼門という印象はあまりないのではないか。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/342.html
選手入場〜5分 http://www.youtube.com/watch?v=p21PMpGx_es
 この日はスタートからエンジン全開だった。4分、森崎和のフィードがミスになり、宏介がカット。中央の兵働を経由して淳吾に渡り、永井へスルーパス。ルーキーイヤーのマルキへ通したようなパスだったが、これを永井が決め切れず。こういうところで決めて乗ってほしいんだけどな…。

 広島はいつも通り戦っていたが、清水の運動量が多いことで、まず受けとめようという感じになった。だから、相手のブロックの前にはスペースがあって、ボールを回せる状態。ただ、落ち着かせる伸二がいない、また基準点のフローデがいないことで、どうすればいいのか時間がかかってお付き合いし、永井であってもロングボールを蹴るようなことが今までは多かった。それが今回は、きちんと繋いで敵陣に入り、崩そうという意識が見られた。それはアイデアや技術を持っている淳吾を中央に置いた効果だろうし、元紀もハツラツと動いている。また、ボールを失っても高い位置で複数で囲んでボールを奪い切ることが出来た。これは序盤戦にあった光景。だから厚みのある攻撃が出来る。

13分〜24分 http://www.youtube.com/watch?v=Fo65swQaVL0
 14分、中央やや右寄りで得たFKを淳吾が直接狙い、枠を捉えたがスピードがなく西川にキャッチされる。だが1分後、先制に成功する。左サイド宏介から兵働、中央のタクが受けてサイドチェンジ。大きな展開でフリーのイチへ渡る。イチは勝負せず早めに上げると、中央で誰かが触れてこぼれる。ファーで森脇との競り合いに勝った元紀が溜めてリターン、走り込んだ兵働が左足一閃。強烈なシュートを突き刺した。
http://www.youtube.com/watch?v=4FBtNouUFMA
http://www.youtube.com/watch?v=k_iOKD9j8Qo
 記念試合で決めるとは。しっかり枠へ飛ばしてくれた。少々強引に入れたが、サイドを揺さぶって取れたことは確かだ。元紀はよく粘ったと思うし、高山主審もいい動きでシュートコースを空けてくれた。

 直後にも兵働が2点目を狙うなど積極的な姿勢を崩さない清水。21分にはオカからパスを受けた淳吾が強引にペナ内に進入して突破、絶好のチャンスを迎えたが右足だったためにコントロールできず、右へ外れてしまう。逆にカウンターを受け、李のパスから寿人が狙うも西部がキャッチ。
 さすがに25分くらいになって試合が落ち着きだし、広島が少し主導権を奪い返しに前へ出てくる。ただ、切り替えは清水が上回っていて、守備に回ればいつものように4-1-4のブロック。バイタルエリアを使われないように細心の注意を払っていて、下がり過ぎというくらい下がっているが、それによってなのか広島がいつもほど強気に縦へ入れてこなかった。どこで入れようか…といううちに、サイドを変えながら攻めるのだが、効果的なパスが入らない。

 26分には森脇のクロス、ファーで待っていた寿人…というところに、猛然と戻ってきたオカが足を出してクリアという見事なプレー。オフサイドだったようだが、彼の真骨頂が出た。28分、岩下が危険なプレーでFKを与えてしまうが、槙野の強烈なキックを今度は元紀が身を投げ出してブロック。まさに全員守備。

 清水は自陣でボールを奪うと、右サイドに流れた永井へ預け、ドリブル。生かしたい形になってきて、歓声が大きくなるが、打ち切れずにパスで終わってしまうことが多い。
38分〜終了 http://www.youtube.com/watch?v=uuCPYthj32c
 それでも38分、淳吾のパスに左サイド飛び出した元紀が反応。本当はダイレクトで打てれば良かったが、切り返してのシュートはブロックされる。それでも粘ってCKを得ると、岩下が頭で押し込み追加点。西川が判断を誤った。セットプレーで少しずつ取れるようになってきたことと、岩下が取ったのが大きい。相手のミスとはいえ。
http://www.youtube.com/watch?v=HprbCxWIYBk
http://www.youtube.com/watch?v=11dYBTJgf_c

 41分、広島のCKから高萩の折り返しに寿人が合わせて押し込まれたものの、わずかに出ていてオフサイド。いいペースで前半を終了した。
ハーフタイムショー http://www.youtube.com/watch?v=e6JUJo5G9bE

 前半は監督も言うように、見事。ただ、かなり飛ばしていて、後半大丈夫なのか?と心配になるくらいだったので、2点取れて良かったのと同時に、このまま終わるはずがないので怖い。確実に足が止まるだけに、選手交代は重要になる。
後半開始〜10分 http://www.youtube.com/watch?v=SRXR_lFucWI
 当然、ペトロヴィッチ監督の指示もあって広島がどんどん前に出てきて、パスのテンポも上がってきた。粘り強くしのぎながら、追加点を狙うという姿勢。50分には永井から貰った元紀が中央で仕掛けて狙うがバーの上。57分にもカウンターからオカ、元紀と渡るが打って欲しい場面で打てずに終わる。もったいない。

 そういう中、59分に健太監督が動いた。交代は元紀に代えてテル。途中出場の多かった元紀をここで代えてしまっていいのか、テル投入は早すぎないかと心配になった。見ると、システムを4-4-2に変更。永井の近くに淳吾を置き、オカが右、兵働が左という配置に見える。広島のサイド攻撃に対して戻りを早くしようというのと、中を閉じて対応しやすくしたいという意図は分かる。

 さらに66分、よく走った永井に代えてフローデ投入。前線でキープしてほしいと。出来ればビルドアップ阻止で走れる選手の方がいいかなというのもあったが、ようは3点目を取って試合を決めたい。テルも含め、ホームでやれるのもあと数試合という温情もあるのかもしれないが…。フローデにはカウンターで一度仕留めるチャンスがあったが、仕留められなかった。

 自陣で守る時間が長くなってしまうのは、はっきり言ってよくないが、広島に決定的な場面が多かったかというとほとんどない。この時間まで集中して良く守っているのと、佐藤寿人と李の関係がまだしっくりきていないのかなと。74分、寿人らしい一発の飛び出しにやられ、西部もかわされたが長すぎてゴールラインを割る。助かったところで、広島は2枚代え。丸谷と山崎を投入し、李を頂点へと戻す。

 するとここから一気に厳しい局面へ追い込まれる。明らかに疲労から動けなくなる選手が続出。一度追ったらおしまいで動き直せなくなった。クリアも雑。交代カードを早めに切りながら、トドメが刺せなかったために、もう1枚をどう使うか難しい。78分、広島は精彩を欠く中島に代えて横竹。直後の槙野のFKは西部がパンチング、さらに与えたCKはしのぎ切るが、ここで健太監督が翔の投入を決断した。交代は淳吾。素直にフローデと2トップなのかと思ったが、実際はオカが前で兵働が右、翔は慣れている左だ。サイドは一気に制圧されていたので、押し返したい気持ちは分かるがギャンブルだ。

 1分後。森脇のパスがサイド深くのミキッチに渡り、翔が早速対峙。何とか粘って一度奪ったかに見えたが奪い切れず、森脇へのリターンからクロス、逆サイドで山岸がボレー気味に触って飛び込んだのは李。1点差とされた。
http://www.youtube.com/watch?v=5VXDIMAPhKc
 去年からずっとそうだが、宏介とミキッチが対峙してやり合うことが多い。宏介は押し込んでる時はいいが、後手に回ると対応が不得手なので一気に厳しくなる。そこに対してフォローに行くのが翔ではきつかった。それも入ってすぐ失点してしまったので、さらにしんどい。

82分〜終了 http://www.youtube.com/watch?v=lKokMQw3YUc
 それを見て健太監督はプランを変更し、兵働を左へ戻して翔を右に置いた。ただ、翔は自信の問題なのか、単にやるべき仕事が分かっていないのか、ボールを追い切れないという事態。走らなければならない。一方的に攻め込まれ、いつやられてもおかしくない展開に。相手がゴールラインへ返してくれずタッチに逃れるプレーもあったが…。

 そしてロスタイム直前、ミキッチのクロスに李がヘッド。決定的だったが西部がスーパーセーブ。見ていられなかったが救われた。さらに終了間際、ミキッチのクロスから槙野がオーバーヘッドで狙うも枠を捉えず、タイムアップ。何とか逃げ切った。
 ヒーローインタビューは兵働。
http://www.youtube.com/watch?v=4jxr4NrDJZc
 試合後の広島ゴール裏。お疲れ様でした。
http://www.youtube.com/watch?v=O7lYXWiMIFQ

 スカパーのインタビューで田中孝司氏に突っ込まれ、日程の影響を盛んに言及していた健太監督だが、それは夏場と同じことになってしまい、いい姿ではない。それを言い訳にせず、出来ることをしっかりやり切って初めて問題にすることだ。選手たちにも「日程が悪いんだ」と思わせることになってしまう。いくら広島が天皇杯を戦っていないとはいえ。

 スタートは過密日程&2人を欠きながらも、ホームで広島にリベンジしたい意欲が上回って攻撃的な戦いを選択。先行逃げ切り得意のパターンで、追加点まで取れて理想的な展開にした。だから、アップテンポになるのも致し方ない。それで後半、足が止まるのも仕方がないだろう。だから、落ち着かせるためにボランチを増やした。そこまでは違和感を感じない。
 ただ、テルを入れるのはもう少し我慢した方が良かった。真希やエダがいないことで、SHに使える選手が限られているというチーム事情は理解しないといけないが、だからこそ元紀にはもう少し働いてもらう必要があった。

 あと、ミキッチへの対応策が不完全だった。元紀を下げて兵働を置いたなら、そこはもうそのままにするしかない。例えば宏介を一列上げて、アラタをSBに投入するやり方もないわけじゃないが、今回はアラタがCBとしてベンチ入りしている上、宏介とアラタを縦に並べる布陣はあまり機能したことがないので勇気がいると。その中で翔はちょっと難しすぎた。左サイドならやれるという監督の中での信頼が出てきているのかどうなのか。
 右SHに辻尾を置いてもいい。彼はSBとして今年やってきてるわけだし、上下動してイチの負担を軽くしながらプレーするという…まぁオカも含めて疲労で難しかったのは分かるのだけど、あとちょっとで追いつかれたのを考えれば、反省しないといけない。

 とはいえ、前半は久々に好内容だった。伸二依存、フローデ依存というのがデータにもありながら、あれだけパスを繋いでサッカーが出来るというのを思い出したのは大きい。これも結局メンタルに行き着くのだろうか。永井もボールに触れていたし、ようやく生かし方生かされ方が出来つつあるのかなと。プレースタイルが変わるのを彼自身が受け入れているのかどうかは定かでないし、点が取れていないだけに満足はしていないだろうが、チームプレーに徹していることは評価しないといけない。

 淳吾は引き続き素晴らしい。あと元紀は一つ山を越え、計算できる戦力として認められつつある。岩下はようやく変なプレーが減ってきた。ミスはまだあるが、シンプルにプレーするようになった。問題はこれを続けられるかだ。

 次節は崖っぷちに立たされた神戸との一戦で、仙台戦よりもやりづらい。それも、神戸は状態が非常にいいので余計に難しい。今季の対戦は三浦体制の時なので、あまり参考にならないが、ボールの失い方が悪いとそのまま持っていかれるので注意したい。あと連戦で疲れが溜まる中、中盤で外されると厳しいだけに、アウェイ仕様も考えられる。広島戦の反省を生かした健太采配に期待したい。

 では試合後。湘南戦で自粛となった勝ちロコに、宣言通り監督も参加。出てきてもさほど騒がなかったのは、すでに報道があったからだろうけど、寂しさもある。
http://www.youtube.com/watch?v=O5bDeBknDbg
http://www.youtube.com/watch?v=xfe4DPdCM-I
http://www.youtube.com/watch?v=WyPRTSkmDGQ
王者の旗 http://www.youtube.com/watch?v=0Vc1qwrA-N0
サポパは武田と翔 http://www.youtube.com/watch?v=FKzVWjcjuPA

P.S. 広島は、寿人と李の問題を解決しないといけない。もうちょっとやるのかと思ったが、合っていなかった。李があれだけ結果を残しているだけに、寿人をどう使うか難しいね。監督は試合後、2つのポジションで補強を示唆しているが、1つはストヤノフが抜け、槙野も抜ける可能性があるDFだろう。もう1つは高柳の長期離脱に伴うシャドーの選手か。昨オフは千葉の工藤を狙っていたが…。

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2010年11月22日

['10J1第31節]仙台vs清水

2010年11月20日() 14:04 KICKOFF
J1第30節@ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台11-23清水エスパルス
0-1
15分 菅井
田村
朴柱成
主審:松尾
天候:晴れ
観衆:17,050人
29分 藤本(PK)
48分 藤本
89分 大前
児玉、岩下、小野
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=cnSRkTYYoQk

 この難しい5連戦で3連勝。確かに調子が上がってきたようだ。色んなことはあるが、ようやくサッカーに対してしっかり向き合えるようになってきたみたいだ。

 仙台は磐田に勝って1週間、再びホームゲーム。残留が見えてくる中で少し気が緩んで欲しい気持ちもあるが、何度も言うように前回対戦で1-5と負けているし、監督がそういうことを意識させるタイプなので厄介だ。ホームではリーグ戦5連勝中と勢いがある。メンバーも変えてこなかった。最近の試合を見る限り、中原と赤嶺の相性がよく、フェルは切り札としておくのが妥当なようだ。開幕前を考えれば、フェルもそこそこやってると思うが。

 そういう中で清水。おそらく、健太監督は湘南戦から始まる5連戦を前に、色んなことをシミュレートしていたと思うが、再びいじってきた。フローデが先発に戻るのは当然として、伸二が3戦続けて先発出場するのを回避してきた。代わってテルが先発。そして左SBをアラタにしたのは、ローテーション起用とともにアウェイ戦で太田弟対策だろう。三ッ沢でフル出場した永井は三保に残って調整し、負傷明けのイチが帯同。先発かと思いきや、右SBは引き続き辻尾が務めることに。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/341.html
 このメンバーであれば、通常は4-4-2を考えるが、今季はこれでも4-3-3で貫いているし、この試合も同じシステムかな…と。ところがスタートの並びを見て、思わず二度確認した。兵働が左のワイドにいて、オカは真ん中。最終ラインの前にテルとタクが横並びだ。4-4-2でスタートしたのである。今季、4-4-2で始まったのは20節の静岡ダービー@エコパ以来。

 ただ、監督は前日から「アウェイ仕様」の戦いを匂わせていた。9月の大宮戦など、連戦の対処法を失敗したこともあるし、コンディションで不利な時にどうすべきかというのと、ユアスタのピッチコンディションをすでに把握し、攻撃的にやるのが難しいと判断。2トップにしてシンプルにボールを入れ、セカンドボールを拾って攻撃するというやり方なのは容易に想像が出来、だから伸二を休ませてテルを使ったと。イチを先発にしないなら、なおさら左を守備的にするというのも含めて、妥当な選択だと思った。だから、試合前は不利だと感じていたのが、案外やれるかも?と思い始めた。

 立ち上がりは仙台が攻勢。菅井と朴柱成の両SBが高い位置を取り、サイドから押し込んでいく意図が見える。赤嶺がサイドに流れてきて起点を作り、中央には中原がそびえ立っている。太田は積極的に縦へ仕掛ける動きが健在で、梁はどこへでも顔を出してくる。消耗戦を避けるべく、最初から行く方法もあったが、耐える意識が強いプランだから、最初の15分〜20分は特に耐えたい。セットプレーを多く与えてしまうが、何とかしのぐ。

 こちらはというと、やはりフローデに当てたボールをオカが待ち構えていて、ボランチを経由してサイドに展開するという光景は何か懐かしさを覚える。こちらもここまではセットプレーのみ。

 すると15分にあっさり先制される。太田に縦へ突破され速いクロス、中原と赤嶺が飛び込んだがこれはゴール前を通過。だが梁にそれを拾われて折り返されると、赤嶺がそらして飛び込んだのは菅井。西部は触れたがゴールに吸い込まれた。仙台側からすると「狙い通り」。今年はサイドを揺さぶられて失点するケースは確かに多い。まずは失点せずに入りたかったが失敗した。

 だが、この日の清水は慌てなかった。落ち着いてサイドを使って攻撃し、反撃を試みる。仙台も清水のやり方をしっかり想定して守っているので、中は堅いが、サイドでの崩しはそんなに悪くない。あとは、ようやく天皇杯で1点取れたセットプレーを生かしたい。少しずつ岩下に雰囲気が出てきたが、点には結びつかず。

 そして28分。左サイドでのスローインから、タクがクロスを上げると、オカがらしいダイビングヘッド。これは右ポストを直撃してしまうが(出来れば決めたい)、こぼれ球に詰めていた淳吾が押し込…もうとするところで朴柱成に倒されPK。さらに、得点機会阻止で朴柱成にはレッドカード。解説者は、ルールの問題で認定ゴールにしてもいいのではというようなことを言っていた。確かにあのプレーが悪質かと言われると…とにかく清水には絶好のチャンス。これを淳吾がきっちり決め追い付く。
http://www.youtube.com/watch?v=qq_i7EhLE6Q

 退場を受け手倉森監督は、最初中原に代えて田村を準備したが、太田に代え田村に変更。高さを残したかったという。太田のプレーも悪くなかったが、ホームで可能性を探りにいくというのは妥当なところ。
 基本的には赤嶺がサイドに入っての4-4-1、攻撃の時は赤嶺が飛び出していって4-3-2のような形になっているが、とにかく現実的にこのまま維持しようということで、当然清水がボールを支配する。こういう時は、大体「持たされる」パターンで糸口をつかめないことが多くなるのだが、この日はそうでもなかった。中央に楔が入ってキープしてサイド、逆サイドというようにボールの動かし方もスムーズだった。ピッチが悪いのでパスは繋げないと判断していただけに、嬉しい誤算。また、淳吾のタメが効いていた。2トップはうまく圧力を掛けられている。

 ただ危ない場面もある。田村が入った後の34分、左サイドでクリアに入ろうとした淳吾が菅井にボールを奪われ、ペナ内の中原が狙い澄ましたシュート。ヒヤッとしたが西部がスーパーセーブ。ずっとそうだが、自陣での処理の仕方が非常に甘い。こんなので失点したら自滅で負けるだけ。

 その後も淳吾が幅広く動いてリズムを作り、FWに当てて中盤が飛び出す形。39分には兵働、42分にはタクが落としてオカという場面を作り出すと、ロスタイムに勝ち越す。フローデが落としたボールを淳吾が中央で受けて左の兵働へ展開。クロスは相手に当たってこぼれ、拾った淳吾がニアサイドへ転がし逆転。数的不利のチームはドローOKの気持ちなだけに、前半のうちにひっくり返せたことは大きい。

 ハーフタイムに「もう1点」と冷静な指示が入って迎えた後半。仙台は勝ち点1を最後に狙うため、まだ出てこない。よって清水が支配する時間が続く。リードしているので、基本的に無理はしなくていい。だが、敵陣にボールが入ってサイドに開いたら、やり切って終わりたいし、指示にもあるようにもう1点を取り切るという強い気持ちが必要。

 53分には左サイドでアラタ、兵働、淳吾と厚みのあるパス交換。最後は淳吾の折り返しをタクがボレーで合わせたが、バーの上。2トップにつられて手前が空き、そこを淳吾がよく見ていた。崩しとしては良い。
 選手間の距離が良く、安定したポゼッションからクロスまでいっているので、3点目は取れそうだった。ただ、取れそうで取れないというのは、ある意味相手も狙っていることなので、いい流れとは言えない。62分には赤嶺のクロスに中原。梁のFKか中原のヘッドがこの展開だと一番怖いので、集中が必要だ。

 64分、仙台は永井に代えて高橋。運動量では高橋のほうがあるし、ブレ球も含めて一発に期待だろうか。依然としてリズムは変わらないが、突き放せないので段々そわそわしてくる。最後は疲れるだろうから。71分には自陣でボールを失い、梁にシュートを打たれるがゴール左を通過。ここにも菅井が絡んできて厄介だ。直後にも嫌な位置でFKを与えてしまうが、右へ外れ。岩下にはカード。
http://www.youtube.com/watch?v=gg6-1HfJiDg

 ベンチワークが重要になってくるが、仙台が中原に代えて中島、早くもカードを使い切った。磐田戦でJ1初得点を決めた中島のスピードにかけてきたということか。フェル…とも思ったが、時間が掛かったらダメだから中島なのだろう。というか本当は中原が一番怖い。
 それを見て健太監督も動き、よく動いた淳吾に代えて伸二。さらにオカを代えて元紀を投入。嫌な流れになってきたのを見て、矢継ぎ早に攻撃のカードを切ったのは正解だ。

 だが79分、田村にボールを奪われた伸二が全速力でボールを取り返したが、これをファウルと判定され、さらに警告という厳しい判定。恐れていたことが起きた。2試合の出場停止に。ただ、今はそんなことを言ってられない。このFKはしのいだ。
 85分、テルからのパスを兵働がスルーして元紀が反応、元紀はペナ内で折り返したがブロックされる。なかなか決められない。

 87分、斉藤のロングパスに左サイドで中島が走り出し、辻尾をかわして右足を振り抜く。決定的だったが枠の外。これが入ってたら仙台は完璧だった。後半は相手に押されながらも耐えて、ワンチャンスを取るという明確なプランを打ち出して、全員が理解していただけに脅威だったが…。
 ただその欲が、最後はこっちに味方した。89分のCK。つまりまだロスタイムでなかったが、GKの林が上がってきた。西部が触って逃れると、兵働が前方へ大きく蹴り出す。1枚残っていた元紀が全速力で走る。仙台は2人が戻って対応しにいったが、元紀は冷静に流し込んで3点目。決して簡単なシュートではないがよく決めた。スーパーサブが出来た。

 最後は疲れのある辻尾に代えてイチを何分か試す余裕が出来、逃げ切り。公式戦3連勝を達成した。ゴール裏は3点目を奪ってから駒込だったみたい。
http://www.youtube.com/watch?v=LXKvkBFbQuw
勝ちロコ http://www.youtube.com/watch?v=-2OgXna6z7I

 決して完勝ではない。監督は想定していたというが、それは毎回そうでないといけないので、やはり今回は簡単に失点したのがまず反省。彼らのやり方にハマりかけた。また、3点目を取るのが遅れたのも反省しなければならない。何となく自分たちのペースだから、そのまま運んでいた。

 収穫としては、ようやく選手の配置に柔軟性が出たことだろう。いつも言ってるように、本当は監督に言われなくても選手同士で配置は変えればいいが、テル・タク・淳吾・兵働なら中盤はボックスにした方がいいわけで、それを決断したのはよかった。11月にもなってだが…。思い出して欲しいのは2年前。ナビスコ杯決勝で大分に負け、4-3-1-2というやり方が「否定」されたことを受けてから、監督はシステムにこだわりを持たず、色んなことを試していた。あの時の心情と似ているのかなと。

 想像以上に中盤がコンパクトだったので、ポゼッションの仕方が良かった。MOMは淳吾以外ない。得点以外でも王様のプレーぶり。伸二先発不在時での勝利がもっと早く来てほしかった。テルはもう少しやってほしいとも思うがさすが。三ッ沢で良くなかった辻尾も、自信を取り戻して前への姿勢が戻りつつある。アラタも攻撃参加しないなんてことはなかったし、ようやくチームとしてサイド攻撃が戻ってきている。

 リーグは残り3試合、そして1ヶ月後に天皇杯。そう考えると、今がピークでは困る。徐々に上げていけばいい。中2日でホーム広島戦、またメンバーも代えないといけないので状況は芳しくない。広島は絶好調だ。ただ、波の激しい清水の中で、良いバイオリズムになってきただけに、軽々とそれを手放したくない。選手が、「よし!」とやる気になってきたのが嬉しい限りだ。

P.S. 最近ずっと言っているが、仙台はいいチーム。選手をうまく使えるようになったし、一体感が強く感じられ、組織力も高い。千葉直樹のためというのもあるだろうが、すぐ残留は決まるだろう。赤嶺が効いてるので、何とか残したい。フェルは…。

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2010年11月20日

[第90回天皇杯4回戦]横浜FMvs清水

2010年11月17日(水) 19:00 KICKOFF
天皇杯4回戦@ニッパツ三ツ沢球技場
横浜F・マリノス00-03清水エスパルス
0-3
田代、飯倉、松田主審:佐藤
天候:雨
観衆:6,054人
48分 藤本
72分 岡崎
81分 岡崎
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=K2OkI6FEJzY
 終わらせてはいけなかった。よく勝った。厳しい結果も覚悟していたが…。それにしても寒かったな。

 三ッ沢は意外にも初めてだったんで、戸惑ったが近いものだね。大体日産スタジアムだからな…。横浜駅西口からバスで10分程度。降りても夜で暗いから、そこからどう行くのか最初は迷う人もいるかも。
 悪天候ではあったが、早くから清水サポも大勢駆けつけていた。売店ではハーフタイムにトルティーヤドッグともつ焼串、いただきました。
101117-1.JPG 101117-3.JPG
101117-2.JPG 売店の前では、イチへの寄せ書きを募集していた。今回彼は帯同していないが、そんなことは関係ない。だいぶ埋まっていた。仕切っていたイチファンの人は、そういえば平塚の電車ジャックの時に見た人だったなぁ。
 見易いスタジアムだった。ピッチも綺麗だったし。
101117-4.JPG 101117-5.JPG
 でもって、選手が出てきてからコールリーダーの掛け声。
http://www.youtube.com/watch?v=gkg2bA18UA8
 一通りコールが終わったら、今度は全員の選手チャント。ない選手には大きなコール。永井はまだチャントないけど、コールは特に声量が多い。それだけ期待してるんだよ…。
http://www.youtube.com/watch?v=JtFy4Elv3AU
http://www.youtube.com/watch?v=dJCXjB098Xo
マーチ http://www.youtube.com/watch?v=GCHkRWLnnG8
グリコ http://www.youtube.com/watch?v=lqimfVuAqy0

 湘南戦から中2日。負傷したエディが出られないのは痛いが、岩下がCBに入る。そしてフローデを休ませ、永井を3トップの中央に起用。他は入れ替えなかった。夏場であればもう少し考えたのだろうが、相手も強いのでそう簡単にメンバーを代えられない。ベンチには翔。マリノスは中澤と栗原を怪我で欠き、FC東京戦は小椋と波戸でCBを組んだが耐え切れず、今回は田代を大抜擢して勝負してきた。端戸はこのところ売出し中、小野との2トップは厄介で、パスを出す選手が後ろに控えているだけに、中盤の攻防で上回れるかというのと、相手の若い最終ラインを突くことができるか。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/355.html
 立ち上がりは五分五分という印象だった。3分には左サイドいい位置でFKを貰い、伸二が直接狙ったがバーの上。8分には伸二から左サイドの宏介へサイドチェンジ、そして強烈なシュート。波戸に当たったか微妙だが、枠へ飛んで飯倉は弾くのが精一杯。積極性はところどころ見られた。

 ただ、そのまま主導権を握るまでに至らず、マリノスのペースに。2トップはやはりガツガツ来るので、まともにプレッシャーを受けてはいけなかったが、外せない時があって、自陣でボールを失い回数が多い。ディフェンディングサードでボールを奪ってクリアする時も、以前のようにつなぐ意識が再び高まってきて、出来るだけ生かそうとするのだが、質が低いために、相手に二次攻撃を許してしまう。

 こちらの攻撃はというと、永井の足元にどうやって入れようかという糸口がなかなかつかめない。永井自身は動いているが、配置の問題もあって周囲とかみ合っていない。それと、宏介はよかったが、辻尾が消極的なプレーばかりして流れを寸断してしまう。

 でもマリノスが多く決定機を作り出したかというと、そうでもなかった。例えば19分の小野のシュートはヒヤリとしたが、こういう単発なものが多く、人数を掛けてサイドを崩す、中を崩すというシーンはない。俊輔へのマークがしっかりできていたのは評価できる。苦手にしているセットプレーも、ここまではうまく守れている。

 25分を過ぎたあたり、CKから何度も相手ゴールに詰め寄ったがあと一歩。平日のナイトゲーム、実戦形式で確認する時間もあまりない中、セットプレーで取れるかどうかは大きな意味を持つが、このところエスパルスは序盤戦が嘘のようにセットプレーで点を取れないでいる。

 膠着したまま、前半はどちらも0-0やむなしの雰囲気を漂わせてハーフタイムに入った。雨は小雨ながら降り続くが、それ以上に寒い。でも試合内容も寒い。仕方ないかなと思って見てはいたが…。

 すると後半、オカと淳吾のポジションが入れ替わった。流れの中で変わることはあるが、おそらく監督の指示だろうと思った。湘南戦はこの形で戦っている。そのイメージが強かったのだろう。それに、このままダラッとした試合をするわけにもいかないし。また、ハーフタイムコメントに「両サイドバックはどんどん勝負していけ」とあるが、おそらく辻尾に対して厳しく言ったんだろう。

 こうした策が、早速実を結んだ。48分、オカからバックパスを受けた辻尾が、前線へ縦パス。これに左からダイアゴナルに走った淳吾がバイタルで受け、そのままペナ内へ。出てきた飯倉の手前でちょこんと浮かすと、これが左隅に決まって先制。
 淳吾は「ツジは見えてない」と言っていて、辻尾は「見えていたということに」なんて言っているが、見えてないだろう(笑)。むしろ兵働を見ていたんじゃないかと。偶然そうなったとはいえ、そのあとの個人技は見事。ポジションを変えていてよかった。

 この1点で、今度はマリノスが仕掛けてくるので、受けないでほしいなと思っていたが、杞憂に終わった。そこまでマリノスには迫力が感じられなかった。それと、先制点の場面で相手の最終ラインが混乱し始めて、アタッキングサードに入ってからの崩しもよくなってきた。流れが来たのが手に取るように分かったので、ここで一気に追加点を取りたい。

 右サイドも仕掛けられるようになって、CKの回数も増えてくるが、モノにできずにいると、65分。自陣ペナ手前でファウルをしてしまう。至近距離で俊輔に蹴らせてしまうという事実だけでも反省しなければならない場面。壁の作り方でかなりもめていたが、ゴール裏は祈るしかない。8月のあの場面を思い出す。だが、西部は集中できていた。よく防いだ。http://www.youtube.com/watch?v=xzm5MsNxjeI
http://www.youtube.com/watch?v=nu9Oj5_b48A

 流れからいって、これで勝つ確率がまた上がった。和司監督は70分に山瀬を投入。仕掛けられる選手を入れてきたが、その2分後。兵働のシュートで得た右CK、伸二のボールに合わせたのはオカ。セットプレーだが、ついにWシンジで取ったゴール。11月にもなって…オカへのマークがルーズだったとはいえ。そして久々にセットプレーで取れた。これで勝利を確信した。
http://www.youtube.com/watch?v=nu9Oj5_b48A#t=1m13s
http://www.youtube.com/watch?v=iQzEYFIC4aM

 マリノスは千真、松本を投入して3トップ気味にしてくる。ハーフタイムにマリノスのゴール裏は千真のチャントを歌っていたな…。75分、健太監督も動いて淳吾に代え元紀。淳吾はお疲れだった。さらに80分を過ぎてテルを呼び、締めに入ろうとしていた時だった。敵陣で兵働がボールを奪い、ショートカウンター。伸二がダイレクトで走ってきたオカへ渡すと、オカは冷静に一対一を決め、3点目!なんと理想的な得点の取り方だろう。そして、ついにホットライン開通の瞬間。今シーズンを考えれば、時すでに遅しだとは思うけれども(苦笑)。
 そしてハイライトを見ても分かるように、伸二はテルに少しでも長くプレーしてもらおうと、オカと喜び合うこともなく真っ先に交代。出来た男だなぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=nu9Oj5_b48A#t=2m37s

 3点リードは全く予想していなかった。ゴール裏はノリノリで駒込、ガニャーをやる始末。大体こういう時は危ない場面も出てくるのだが、どうもマリノスはしっくりきていない様子で、がむしゃらに前からいくという姿勢もなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=QCt8TMMPMOA
http://www.youtube.com/watch?v=jnEC2vTgihw

 最後はオカに代えて翔。右サイドのコーナー付近で元紀と兵働がキープに入った時はすぐ失ったが、翔は左サイドのコーナーでうまいキープを見せてくれた。時間をうまく使う要員としては貴重なプレーだったし、今後も使えるだろう。VICTORYで締め。
http://www.youtube.com/watch?v=JRnrpVQEZD0
試合後 http://www.youtube.com/watch?v=6dstk7USNns
101117-6.JPG

 湘南に大勝した程度でメンタルが変わるとは思っていなかったし、この試合で勝ってそれが手にできると思っていたので、大きな1勝だ。もちろんノックアウト方式なので勝たないと先はなかったわけだし。シンジホットラインの開通記念日にもなった。
 あと、久々に最後まで走れていた。中2日という条件は相手も同じだったし、マリノス・田代のコメントには「ハーフタイムでエスパルスは後半、運動量が落ちると言っていた」とあるが、そうならなかったのは評価できるだろう。

 ただ…マリノスの出来が思ったより悪かったのも事実。復調したというのはまだ早い。前半は清水もあまりよくなかった。となると、今の布陣は前半から仕掛けていきたいわけで、もっとゴール前に迫っていかないといけない。永井は一生懸命守備をして、やる気が伝わってきたし効いていたが、それが攻撃面で本当に生かされているかというとまだまだ。彼の得意なプレーはまだ出ていないし、クロスに合わせるタイプでもないだけに。

 さっき言った辻尾も、後半は慣れてきたが、前半は淳吾がサイドでボール持った時に中へ入っていったり、大して囲まれてもいないのにバックパスしたり、何がしたいのかよく分からなかったので、もっと自信持ってやらないとダメ。生き残れない。4月、5月の頃はあれだけやっていたのに。

 岩下は最近の中ではまずまず。まだうまくやろうとしすぎて失う場面があるので、シンプルにやればいい。宏介は久々の三ッ沢で気合が入っていたのか、敵陣に入ってのプレーは良かった。続けてもらいたい。
 チームとしては、オカが右、淳吾が左にいた方が今は流れが良さそう。流動的なればそれに越したことはない。

 今日の仙台戦は、はっきり言って厳しい。ただ、メンタル的に回復したことで案外いい試合をする可能性も残る。連戦だということもあるが、前回5-1と勝ってることで、仙台はやり返そうと必死になってくるし、ホームで4連勝中と勢いがある。当時と比べて手堅くなっているし、カウンターの精度が高い。マリノス戦でもあったような、自陣でミスをする機会が増えるとやられるだろう。特に中原、赤嶺はともに天敵になりかけている選手。中原に対峙させたいエディがいないのは痛いが、岩下に頑張ってもらいたい。
 攻撃面でも、仙台のブロックはなかなか崩せないし、ゴール前も堅い。だからフレッシュな前半にかき回して取ってしまいたい。消耗戦になったら難しい(実際そうなる可能性が高い)。

 当然、ACLを狙う上でこの試合は落としたくないが、残留濃厚になった仙台の勢いは脅威で、日程を踏まえても不利な立場にある。だから同点で終盤になった時、あるいは負けてる時にどうするのか考えておく必要がある。個人的には、ここで1を確保するくらいなら、当たって砕けろで3を狙いにいってほしいと思うが、監督は違うプランを考えるかもしれない。

 とにかく、シーズン終了が12月4日でなくなったことはよかった。もしこの仙台戦で勝てれば、清水は再点火したと言っていいだろう。

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2010年11月16日

['10J1第30節]清水vs湘南

2010年11月14日() 14:04 KICKOFF
J1第30節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス51-00湘南ベルマーレ
4-0
45+13分 小野
57分 ヨンセン
64分 藤本(PK)
82分 岡崎、88分 岡崎
主審:木村
天候:曇り
観衆:16,204人
田原、島村、坂本
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=05NZqCO3il4

 ホッとするという感情はない。この試合の勝敗よりも、次に控える天皇杯に集中すべきだ。何としても勝たなければならない。
パルちゃんショー&Jam9
http://www.youtube.com/watch?v=VuKRoaxAfto

 監督の退任が発表されたり、他にも様々な報道が出た先々週は、練習で一体感が出てきたという報道もあったが、実際は元気ない戦いに終始し、セレッソに敗戦。そこで先週は、健太監督が勝ちロコ参加に意欲を示すなど、元気を出すことに意識を置いた。そして、セレッソ戦に敗れた後、選手だけでミーティングを行ったとのこと。もっと早く自主的に色々動けるようになってほしいが、いずれにしてもメンタルの部分で回復が図られた。
 メンバーとしては、伸二が復帰、エダがサブに復帰、真希が離脱という程度。伸二の復帰で中盤から前の6枚が揃った。湘南のほうは、大宮戦に敗れて中3日というスケジュールに加え、村松や寺川が怪我で出られないなど台所事情は深刻。左SBに島村を起用しつつ、前線は4トップに近い布陣。失うものはないので、嵩にかかって攻めてくると予想された。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/340.html
 選手入場〜オカのベストゴール表彰〜開始4分
http://www.youtube.com/watch?v=WzohFckji_0

 配置を見ると、どうやらオカが右、淳吾が左のようだ。島村のサイドにオカを置くというのは確かに頷ける。立ち上がり、中央で持った兵働が宏介へ展開しようとグラウンダーで出したが、カットされてエメルソンにシュートを浴びる。浮かせて蹴ればなんてことはないのに、アバウトにやってしまった。相手が最下位にいる湘南だからとか、そういうのは今のチーム状態を考えるとあり得ない話だから、まったり入るとは思っていなかったが…。

 平塚で湘南と対戦した時は、湘南のプレスが緩すぎて自由にやらせてもらったが、今回は後がないだけにもっと圧力を掛けてくると思った。だが、そうでもない。さすがに平塚の時よりはマシだったが、これが今の実力なのだろう。田原は意欲を見せているが、それがラフプレーへと繋がり、繰り返しの違反で7分に警告を受けてしまう。高い位置、つまり清水にとって低い位置でボールを奪い、フィニッシュという形は何度かあるが、精度が低い。

 何度も言うようにエスパルスもビルドアップの意識は消えてしまっており、ロングボール主体の組み立てとなるが、最近の戦いと違い、セカンドボールを拾って二次、三次攻撃へと繋げることは出来ており、久々にイチも宏介も深い位置まで抉る場面があるが、いかんせんそこからが雑。14分には兵働の浮き球にオカが反応し、右サイド角度のないところから狙うが、わずかに左外。枠へ飛ばせば本当のストライカーになるだろう。17分にはフローデ、伸二と渡って最後は兵働がシュートもホームラン。

 そしてハプニングは19分に起こった。湘南左CK、エメルソンがニアに蹴ったボールを西部が何とか弾き出すが、この際にゴールに入って倒れる。ネットに乗っかる形になったところで、支柱が折れた。これは前代未聞だろう。
 修理に入る間、選手たちの体が冷えないようにボールを複数ピッチに入れることが認められ、軽く動いている。そして上背のあるフローデ、エディが修復作業を手伝っていると、ゴール裏から2人のコール。笑いを取るコールするのも珍しいが、これも今のチームの雰囲気を考えると和む。
http://www.youtube.com/watch?v=Ho1ktO8su-E
http://www.youtube.com/watch?v=sL8tte1-l7Y
http://www.youtube.com/watch?v=Cecup6FbfvU
 約12分の中断を経て、試合再開。この間も時間は進んでいる。
31分〜39分 http://www.youtube.com/watch?v=gHRmT9UbXPI

 試合後に監督も認めているが、この中断で選手同士話し合いが持たれ、ロングボール中心でなく、パスを繋いで攻めるという戦い方を思い出し始めた。相手が来ないのを見てボランチを経由してサイドに持っていく作業もし始めるが、アタッキングサードに入ってから詰まってお手上げという状態は変わらない。タクのミドルやオカのボレーなど、何度かシュートまでは持ち込むが…。

42分〜52分 http://www.youtube.com/watch?v=B51yF_tQZjs
 すると45分、エディが自らピッチアウト。右足を負傷したようだ。岩下が急きょ投入される。中2日で天皇杯があるだけに、この怪我は痛い。話だと、試合前にはナビスコで負傷した時と同じく、杉本コーチにマッサージを受けていたというので、万全でなかったのかもしれない。

 このまま前半を折り返すかと思われた前半58分(笑)のこと。右サイドで詰まって一旦下げ、岩下から兵働、そして淳吾へ。一瞬淳吾がフリーになったところで勝ちだった。DFが釣られて出ていったところに飛び出したのは伸二。見事なトラップで前に置くと、そのまま右足一閃。角度がなかったが左隅に突き刺して先制。これで前半を終了。
http://www.youtube.com/watch?v=R2hnePhn5Io
http://www.youtube.com/watch?v=eE6IDyKoa48
http://www.youtube.com/watch?v=TCDIUuWYnpo

 嫌な流れになる前に取れたのは大きい。これで湘南はさらに前へ出てくるので、裏を突いてしっかり点を取るだけだ。後半はさらに肩の荷が下りたらしく、久々に敵陣で面白いようにボールが回った。サイドをあれだけ揺さぶったのも久々だろう。53分にはオカが切れ込んでシュートに持ち込もうと何回か相手を外すが打てず、フィニッシュはフローデもバーの上。56分、今度は淳吾が右から仕掛けて狙うが左へ。
 猛攻が続き、57分。イチのクロスが流れて兵働が受ける。折り返しは相手に当たったが、これが逆に幸いして相手の体勢が変わり、フローデが逆を突いて流し込む。2点目。フローデが前回点を取ったのも、あのハットトリックした湘南戦。実に3ヶ月半、ゴールがなかった。それだけフローデには負担がかかっていたとも言えるが、ようやくだ。これは嬉しい。
http://www.youtube.com/watch?v=HHtXJGojKwU
http://www.youtube.com/watch?v=jjuOy545HnM
http://www.youtube.com/watch?v=-dNZwcVHlNc

 この流れであれば、大量点が狙えると雰囲気で分かった。湘南も出ていくしかないのだから。あとは清水恒例の気の緩みがなければと。
60分〜66分 http://www.youtube.com/watch?v=xRIan64Ibc0
 すると62分、伸二のアーリークロスが左へ流れたところで臼井とオカがもつれ、ペナを出たところでオカが倒れる。いたって普通の競り合いだと思ったが、木村主審の判定はPK。湘南には気の毒だった。まだ経験の浅い主審のようだが、この日はスタートからポジショニングがすごく悪かった。慣れないうちはまだ仕方ないのか…同じ日に他会場で17試合もやっているから人手もあるし。
 PKとくれば、淳吾の安定感。3-0。
http://www.youtube.com/watch?v=oZDzhqTiR9w
http://www.youtube.com/watch?v=UgEJbWY2Glk
http://www.youtube.com/watch?v=U62GmcB_qEU

 湘南はこの前からハンと馬場を準備していたが、3点差での投入となってしまった。そもそもなぜハンを先発で使わないのか…阿部を下げてしまうのもセットプレーを考えれば勿体ない。
 だが当然、この点差になると開き直ってくる。68分、外に余った田原へパスが通ってしまい、絶体絶命のピンチ。だがシュートはわずかに左を通過。これは実質失点したとしてトレーニングしないといけない。FC東京戦でも大外が空いてやられているが、中に絞り過ぎて人を捕まえられていないし、岩下はアラートでない。まずはその前でパスを出させないよう、球際を強くしないといけないが。

 69分、健太監督は伸二に代えてテルを投入。「最近使っていなかったから」と試合後に話していたが、展開も展開なので出来るだけ長くピッチに立たせたいという温情もあるだろう。天皇杯を考慮して伸二を交代させられたのもよい。直後にはそのテルがゴール前に飛び出してチャンスを迎えたが、シュート出来ず勿体ない。

 74分にFKからピンチを招いたが、西部の好セーブでしのぐ。だが、それで与えたCKに対して西部がまた触れずという相変わらずの課題を露呈。湘南としては好機を決められず、さらに意気消沈といったところ。

 あとは役者が点を取らないといけない。82分、フローデのパスを受けたオカ。トラップは最初ミスとなったが、素早い反応でカバーし、右隅へ決めて4点目。これはやっぱり彼が伸びた部分だろう。
http://www.youtube.com/watch?v=9VTAdfMHGe0
http://www.youtube.com/watch?v=B7jQyAWigGM
http://www.youtube.com/watch?v=nOlml6qIkOg
 そろそろフローデは交代か?と思ったが、3枚目のカードは兵働に代えて元紀だった。さらに点を取りにいく交代は悪くないが…。その後も宏介が仕掛けてシュートを放つなど、チームとしてようやく積極性を取り戻しつつある中、88分。淳吾のクロスをフローデが落としてオカ。3トップの連係で5点目をゲット。
http://www.youtube.com/watch?v=FWrnQjdGd-o
http://www.youtube.com/watch?v=52DIw32yAjo
http://www.youtube.com/watch?v=X_MTbfaRReQ

88分〜終了〜 http://www.youtube.com/watch?v=NnnjEpcc5C4
 期待されたテル、元紀のゴールこそなかったものの、得失点差を考えても大きな5得点、そして危ない場面はあったが結果として無失点で終わり、ようやくホームで勝利した。リーグ戦でのホーム勝利は8月の川崎戦以来である。VICTORYも久々に聞いたような。
ヒーローインタビューは伸二 http://www.youtube.com/watch?v=XM4dLaT8xV0

 ゴール裏からテルチャント、イチチャント、フローデや西部のコールが鳴り響いたあと、一斉にベルマーレコール。コールリーダー分かってるなと思った。偉いよ。降格が決まり、呆然とする湘南サポも、これに応えてエスパルスコール。コールリーダー同士がトラメガで想いを伝えあっているのを見ると、胸が熱くなる。
http://www.youtube.com/watch?v=SoGUFZfojZo
http://www.youtube.com/watch?v=R73d59mCz5I
 パル、こパルもやってます。
http://www.youtube.com/watch?v=ug4KzHpID14
 選手が出てきての勝ちロコはなし。湘南に配慮する形となったが、自然な成り行きで、ベルマーレコールが起きた時点で選手側は出ていくのをやめたようだ。オカは取材で勝ちロコについて訊かれた時、湘南に配慮する姿勢を見せていたし。当然、監督も出てこない。せめて最終戦、そして元日に。

 王者の旗が終わり、いつも通り楽しんだ後、パルちゃんコールのところで乱れたようで。何やってるんだか。勝ちロコやりたいなら最後にやれば済む話なのに。
http://www.youtube.com/watch?v=nDKl1hMoeLk
 で結局、ゴール裏だけで勝ちロコをやったと。
http://www.youtube.com/watch?v=76lfGZP0kak

 この試合で5点も取ったから、0点に抑えたから、警告がなかったから、復調してきたというのはあまりにも厳しい。清水が良くなったというより、レベルの差があったと言わざるを得ないので。そういう時に畳みかけたことはよかったけども。守備もまだ危なっかしいところがあるし、攻撃面でも先制点を奪うための工夫にまだ欠けている。選手たちも反省しているようなので、次に生かして欲しいけど。

 淳吾は後半こそ、少し笑顔でプレーする機会もあったが、前半から覇気のない表情でプレーも冴えず、後半立ち上がりに削られると、都築か誰かに文句を言っていた。試合後には「楽しくなかった」と認めているらしい。どんな交渉をしてるのかは知らないが、今は清水の10番として全力でチームに貢献するべき。イライラした姿は見たくない。

 イチは最近の中ではよくなったほう。吹っ切れてきてるのかなと。フローデも1点取ったことでゴールへの意欲を取り戻して欲しい。オカはまだ走れると思うし、2点取ったと言っても大勢が決してから。試合を決めるゴールを求めたい。

 次は天皇杯、マリノス戦。何としてでも勝って準々決勝は進まなければならない。この体制で長く戦うためにも、必死になって頑張ってきた6年間の功績として残すためにも、最後のチャンスに賭けたい。
 マリノスも今節こそ負けたが、リーグ戦でも勝ち点も並んでいるし、今季対戦成績も1勝1分け1敗の五分。栗原や中澤を欠いているとはいえ、状態はおそらくマリノスのほうがいいだろう。残念ながらアウェイゲームとなるが、三ッ沢で一体感を持った応援をし、チームを支えたいと思う。

P.S. 試合後の湘南の選手たち。
http://www.youtube.com/watch?v=YtlpTDZlCLg
 安易に監督を代えることもないし、チームの一体感が失われたとは決して思わなかったが、戦力差を埋める知恵にも限界があったようだ。序盤戦を見る限りでは、もう少しやれるかと思ったが…札幌の時と似ている。フロントが反町監督に続投要請しているのは妥当なことだと思うが、本人が引き受けるのかは微妙だ。資金面で苦しいのは湘南だけではないので、まずは怪我人を出さないためのメディカルの充実を図るしかない。将来的な投資にもなる。清水にも同じことが言えるが。若い選手も多いし、何よりクラブは真面目に戦ってる。また近い将来昇格するチャンスはあるだろう。

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