2010年11月09日

['10J1第29節]C大阪vs清水

2010年11月6日() 14:04 KICKOFF
J1第29節@キンチョウスタジアム
セレッソ大阪10-00清水エスパルス
1-0
82分 小松
高橋
主審:松村
天候:晴れ
観衆:10,877人

 色々なことがあった先週。祝日となった水曜日には三保に1000人近いサポーターが集まって選手、スタッフにコールをしたようだ。そして迎えたこの試合だったが…。

 フィールドプレーヤー登場後、コールリーダーが集まって応援したいとお願い。応援の様子を見る限り、この日もアップ中に限らずハーフタイムも応援していたような。
http://www.youtube.com/watch?v=dBeduGA7oWY

 FC東京戦の敗戦を受け、「大ナタを振るう時」と記したが、今季限りでの退任が発表された監督は、特に変更しなかった。来季清水でプレーしないという報道が出た選手たちを使い続けるのは分かるが、コンディション重視の部分でいくとどうか。出場停止明けで平岡が、負傷明けでエディが戻り、前節失点に絡んでしまった岩下はベンチに。またオカが先発復帰する一方、エダと伸二が怪我で欠場となった。セレッソは乾が強行出場、アドリアーノの代役は小松。前回対戦ではセレッソがタレント不足だったこともあり、先に3点を奪って勝ち切れたが、今回は難しい試合になるだろう。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/339.html
 今週のことがあって、どれだけチームとして吹っ切れるのか、まとまりはどうかというのを見ていたが、そこは試合に入ったら影響ないように見えた。悪くいえば淡泊とも言えてしまうが。残念ながらこの日も前線でボールが収まらないので、間延びする時間が長い。
 セレッソはプレッシャーをあまり掛けてこないので、マイボールの時には割と自由にやらせてくれる。淳吾にボールが渡るとサイドチェンジで目先を変え、仕掛けのタイミングをうかがうが、そこからが今一つ。相手も失点が一番少ないチームだし、こちらがどんどん圧力をかけないといけないが。
 6分には小松のシュートからCKを与え、丸橋のキックに対して西部が飛び出すが触れず、家長がヘッドという危険な場面。ミートしなかったが、課題が克服されていない。

 セレッソはマルチネスのボールキープ力がとても高いので、もう少し彼の自由を奪いたいが、彼のうまさもあって簡単に外されてしまう。外されて持ち出されると、3シャドーにボールが渡って、彼らは自由に迫ってくるので対応が難しい。トレーニングで想定はしているので、西部が早めに出たり、粘り強く弾くことでしのいでいくが、アマラウやマルチネスには一発があるので、下がり過ぎてはいけない。

 何とかしのいでいると、少しずつ試合が動きだす。25分、オカからペナ内フリーの淳吾へパスが通る。決定的な場面だったが、持ち替えての左足シュートは松井にセーブされる。逆にセレッソのカウンター、小松のシュートは西部の好セーブ。28分、兵働がマルチネスからボールを奪ってクロス、こぼれ球をフローデがループ気味に狙う。相手に当たってCKとなるが、少しずつフィニッシュまで持っていく。

 だが流れを変えるどころか、さらに相手を勢いづかせてしまう。31分、乾から家長へのコンビネーション、家長は西部をかわしてクロスも何とかクリア。34分、マルチネスのロングパスを乾が受け、家長へラストパス。右足のシュートは西部がキャッチ。37分、家長のスルーパスに小松が反応してシュートも西部好セーブ。ここ最近点が取れていないというのが不思議なくらい、クオリティの高い攻撃を見せるセレッソ。確かにこの試合もここまで入っていないが、魅力的ではある。清水は自分たちのペースに出来ないまま、何とか耐えて前半を終了。

 ハーフタイムの監督コメントはその通りで、相手の攻撃を遅らせないと厳しい。それとサイドをもっとうまく使いたい。仕掛ける意識が減っているのは残念だが、淳吾はタメを作っている部分に関してはOKなので、イチをどれだけ使えるかだろう。

 仕切り直した後半、少しずつ流れを引き戻した。前半に比べればコンパクトになってセカンドボールを拾えるようになって、サイドも高い位置を取り始める。54分、フローデにボールが収まって、兵働、フローデ、イチと展開。クロスが入ってゴール前混戦、押し込もうとするが決め切れず。さらに1分後、エディがキャノン砲を狙うも右に外れ。さらに、宏介のクロスをタクがダイレクトでフローデへ落とし、リターンをダイレクトボレー。非常に質の高いプレーだったが惜しくも枠を捉えず。
 セレッソの攻撃は変わらないが、58分の場面は深い位置から折り返されたボールを丸橋がシュート、ところが乾に当たるという幸運。

 2列目が前線へ飛び出すようになってきたかなというところで60分、真希が負傷交代。前半目立てなかった真希も、少しずつ顔を出し始めていただけに残念な交代だが、これで元紀が入る。練習では元紀をそのままCHに入れる布陣も試していたようだが、今回は伸二不在の影響で捌き役をやっている淳吾を中に置き、元紀をワイドに。

 66分には兵働の浮き球をオカがヘディングシュート。茂庭との競り合いで強引に首をひねってゴールへ持っていくが、わずかに右外。ただし、オカはこの場面以外ではほとんど目立てなかった。74分にはカウンターから左淳吾→右元紀でシュートもバーの上。元紀が仕掛けることで、相手を下げさせる意味合いもあるし、後半はだいぶ押し込む形も作れてきているだけに、このまま進んだらどうするのか。

 セレッソはまず72分、肩を痛めている乾に代えて永井龍を入れた。
http://www.youtube.com/watch?v=frHY9DbZk9o
 それから78分、同じく負傷を抱えている上本に代えて藤本を投入。上本が踏ん張り切れなくなることを想定しての交代か。それと同時に健太監督も永井雄一郎を投入し、2トップへ変更。流れが悪くない中でも点が取れないので、フローデに代えて入れるというのは前節を考えれば妥当な線。

 どちらも最後の勝負に入る時間帯となったところで、均衡が破れてしまった。82分、家長のスルーパスに抜け出した小松が反応。冷静に決めて先制。それまで何とか踏ん張っていたが、しのぎ切れなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=b6tKSzq0SzE
 そのあとは攻撃の形を作れず、逆にカウンターでシュートを浴びるという流れ。86分、宏介に代えて一樹という珍しい交代でカードを使い切り、3-4-3のような布陣で勝負にいったが、功を奏さず、タイムアップ。試合後、事情を分かっているゴール裏はエスパルスコールだった…。

 ヒーローインタビューは小松。J1初ゴールだそうで。
http://www.youtube.com/watch?v=sdORUmqEdjM
 同じく去就が注目されているクルピ監督の続投を願うサポが「レヴィーセレッソ」コール。映像はロビー。
http://www.youtube.com/watch?v=svvfOarkZBw

 FC東京戦と比べて良かった部分は、平岡とエディのCBになって粘り強さがあったこと。耐えしのいで自分たちのペースにしたこと。ただ、この程度では上位陣に勝てない。後半に押し込んでチャンスを作ったとはいえ、いずれも個で勝った時。組織的に戦うことは依然として出来ていない。結局、伸二がいないことで淳吾には負担が増えてしまったと。そしてオカはまた一時期の悪い癖というか、サボっているところがある。元紀という期待感のあるカードが出来ただけに、もう少し攻勢を掛けたかったが…クオリティはセレッソが上だったと言わざるを得ない。

 ここまでくると、もう最後までこのやり方で貫いてどうなるかという感じなので、見守るしかないという状況。戦術面もそうだし、メンタル面でも修復するのが簡単でないようだ。監督の退任発表で、もう一度奮起をと期待していたが、そういう次元ではない…。勝ち点差は開いたが、次の湘南戦こそと祈りたい。それと、湘南戦のあと中2日で天皇杯の実質アウェイゲームが待っている。その後のリーグ戦も含めて連戦が続くので、どういう布陣でいくのかはっきりさせたいところだ。

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2010年10月31日

['10J1第28節]清水vsFC東京

2010年10月30日() 13:04 KICKOFF
J1第28節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス10-12FC東京
1-1
78分 大前
兵働、本田
主審:柏原
天候:雨
観衆:7,117人
32分 平山
65分 大黒
大黒、梶山
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=h7k6gR_URoo
http://www.youtube.com/watch?v=Xh7wJQEXMxY

 予め言っておくと、この記事で監督の去就については触れません。また改めて。

 相手の覇気のなさにも助けられ、久々に勝利した後のホームゲーム。当然、連勝を期待するわけだが、台風接近に伴いコンディションは悪い。観衆もそれほど多くない中(行った方は素晴らしいです)で、いかにモチベーションを保つか。平岡が出場停止、エディとアラタが怪我の中、廣井が先発せざるを得ない状況。伸二は怪我が心配されたが強行出場。オカが志願のベンチ入り。頑張ってくれるのは心強いが、2試合前に結果を出した一樹をベンチから外すというのはよく分からない。
 FC東京は徳永の出場停止もあり、ついに米本が復帰。中盤は去年の主力が揃った。このメンバーでこの順位は残念すぎる。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/338.html
 FC東京がスタートからガツガツきて、押し込まれるのは正直言って想定内。この時間をしのいで先制点を取るのが理想としてあるが、それが出来るかどうか。やはり石川のサイドを中心に攻めてくる。6分は逆サイド、中村北斗のスルーパスに羽生が反応。廣井の状況判断が遅れて一歩目が遅く、抜かれてしまうが西部が当ててしのぎ、こぼれ球を拾われてのクロスは平山に体をぶつけてしのぐ。

 こちらの攻撃はというと、パスを大事に繋ぐ意識が足りない。ピッチが濡れていても、やっている側からすると繋ぎやすかったようだが、それが仇となったか早くパスを出し過ぎてロストする場面が多い。そしてアタッキングサードに入ってからパスが1本多く、シュートまで持ち込めない。それと同時に米本がいいポジショニングと豊富な運動量で芽を摘んでくる。今季初先発?とんでもない。見事なパフォーマンスだ。去年の米本そのままである。13分には米本が高精度のサイドチェンジを石川へ、クロスに平山というパターン。

 最終ラインからビルドアップでポゼッションという作業は8月頭を最後に途絶えており、この日も相手のプレッシャーをまともに受けて、サイドを変えるがそこからの工夫もない。前線へ単発なロングボールを蹴ってもチャンスになるはずもなく、淡々と時間が過ぎていく。ただ、中盤でボールを奪った時は、まだ繋いでいこうという意識があった。タメを作ってサイドをうまく使えればいいが、石川のケアを考えてかチームとして宏介のサイドを使っていなかった。かといってイチはいいタイミングで上がってこない。

 フィニッシュで終える、終えないの違いでFC東京のほうが上回っているが、FC東京のフィニッシュも難しいものが多く、得点力に苦しんでいるのはよく分かる。ゴール前で崩されてというシーンはまだない。それでもセットプレーではヒヤッとしたが。
 26分、清水は左サイド兵働のクロスをフローデが落としてエダという、この布陣では最も狙えるパターンだったが、エダはシュートまで持っていけない。

 32分。自陣でつまらないパスミスからボールを失い、CKを与える。キッカーは石川。平山に入られて先制を許す。
http://www.youtube.com/watch?v=Nb7dlVtjGVc
http://www.youtube.com/watch?v=zDZ1h9gHDJI
 またもセットプレー。ストーンのフローデを越えて中央、マーカーとして岩下を付けたが、彼が下がってから勢いで競ろうとしたところに前へ入られて遅れた。しっかり競ってもらわないと困る。こういう失点は今年たくさんある。

 その後もボールの失い方が悪いし、取り返す気概も感じられないという中、ボールは動いてきたか。ロスタイムに伸二、淳吾、スルーパスに抜け出したエダがシュートも権田の好セーブ。さらにCKから岩下が押し込もうとするも、これも権田。相手GKを乗らせる展開で前半を終了。

 前半の途中から腰を痛そうにしている伸二はハーフタイムで交代だと思ったが、監督は交代せず。コンディション重視と言っても彼は代えられないか。でも相当痛そうだが。
 後半に入ってもアタッキングサードまではボールを運ぶが、そこから相手にディレイさせられる、あるいは勝手にディレイする。前方へのパスが減る。これでは入っていけない。55分の兵働のシュートは、フィニッシュで終わることも大事だが、結局遠目から。久々に速攻で左サイドもフリーだったが、淳吾は中を選択した。

 56分、健太監督が重い決断をする。フローデに代えて永井。この日のフローデは最近のそれよりもひどいパフォーマンスで、体の踏ん張りも効いていなかった。さすがに代えた。天皇杯で監督の評価を高めた永井に期待するようだ。前にも触れたように、永井はその天皇杯の前に、味方に対して「フローデと同じことは出来ない」と伝えている。そういう使い方を選手たちが出来るかどうか。

 だが、3トップはマイボールの時でも足を止めているし、流動性が全くない。止まって引き出そうとしても無理がある。案の定、永井にはほとんどいい形でボールが入らず孤立。この状況ではオカを投入して2トップにするしかなかろう。

 65分、ボールホルダーへプレッシャーを掛けるがパスを通され、石川からペナ手前の梶山を経由して平山が東京左サイドでフリー。折り返しに岩下が触れるが、後ろへ流れて大黒。2点目。そもそも簡単にパスを通されすぎ。通った瞬間に石川は余裕を持ってプレーでき、慌てて詰めるが間延びしているので追い付かない。平山のフリーさは尋常ではない。岩下はせめて自分の前へクリアしたかったが、体勢を考えると強く蹴ってオウンの可能性もあった。いずれにせよ完璧に崩された。

 失点前にオカを呼んでいたが、結果的に後手。これで2トップへ変更。伸二はさすがに限界だっただろう。それでもなかなか着火出来ず、最後のカードでエダに代えて元紀を投入した直後だった。宏介のクロスから対応に入った中村北斗が滑り、元紀の下へ。冷静に中村をかわして左足で流し込み、1点差。ファーストプレーで決めるあたり、元紀は持ってるという評価になる。去年のナビスコでもFC東京戦でゴールを決めたしね。

 FC東京は最近の戦いで終盤にナーバスになってるので、チャンスはあると思っていた。だから1点取ったこの勢いで一気に行かないといけなかった。永井の足元にもボールが入り出し、彼らしい仕掛けから面白いプレーもあったし、ゴール前にもオカが突っ込めるので、迫力は一気に出てきた。だが、せっかく迫ってもどこかで躊躇し、クロスにしろパスにしろ、選択が何秒か遅い。だから相手が最後のところで守れた。

 ロスタイム直前、代わって入った重松が相手のすきを突くFKを蹴ると、西部がファンブルしてゴールへ転がってしまうが、線審が追い付いておらずノーゴールというミスジャッジ。追い付けないならばもうゴール判定審判を置くしかない。西部は天皇杯に続いて今月だけで2回目。
http://www.youtube.com/watch?v=hzOwGDVa9Ig
 ロスタイム5分表示、ラストに淳吾が絶好のチャンスを迎えたが、ボレーはバーの上へ外れてタイムアップ。

 試合後、米本のシャー。復帰戦が貴重な白星でさぞ嬉しいことだろう。本日のMOM。
http://www.youtube.com/watch?v=wCYSRdcn3jE

 ディテールよりも、最もガッカリしたこと。この試合では覇気が感じられなかった。選手たちから気迫が伝わってこない、失点しても次へというような切り替えもなく、球際も弱い。自陣のスペースは大きく、相手陣内ではスペースへ流れる動きも多くない。
 ここ最近ずっとそうだが、去年と一緒で色んなものが硬直化し、マンネリ化してるということ。健太、田坂、浦上の三者もどうしていいか分からず困ったという表情をしていて、あれでは選手が自信を持ってプレーするというのも難しい。試合後にはゴール裏から何も反応がなかったという。何もかもがおかしくなってる。

 この試合に限ったことってなんかあったかな?…ディフェンス陣への印象は変わらない。
 元紀は持ってるね。いきなり出て結果を出せるということは、ベンチ入りさせた判断が正しかったことになるから、一樹がどうこうは言えなくなるけど…。永井は久々に見たが、1点差になってからの生かし方、生かされ方は悪くなかった。だがそれまでは機能していない。オカが入るまでは3トップ維持で動きがなく硬直化ってのは、首脳陣も動かすべきだし、選手も動くべきだし、どっちも責任がある。ようやくフローデの代わりっていう意識は消えてきたみたいだが。

 ナビスコ準決勝もそうだったが、1点差に迫ってからこれだけ迫力が出る。それまでは何をやってるの?という…。監督のコメントでは、意図して崩したシーンは自分たちのほうが多かったというが、やりたいサッカーはFC東京のほうがやっていたんじゃないか…。特に今回のコメントは完全に開き直ってる。先制されてからボールが動きだしたって時点で問題だよ。内容はどうあれ1つ勝ったので、少しは上向くかと思ったがとんでもなかった。

 奇跡的に上位陣が首位以外総崩れにより、ACL圏内との差は全く変わらなかった。順位も6位。本気で狙おうと思ってるなら、まだ追い付ける。でも狙おうという気持ちが中途半端なら、それは無理。どうしたいのか。そういう気持ちが出せる選手を使うべきで、出せない選手は外すべき。加えて気持ちはあってもパフォーマンスが落ちてる選手には聖域を設けないこと。大ナタを振るう時に来ている。

P.S. なんか気付いたことあったら追加する。あるかな。
 FC東京は、清水がもう少し状態良ければ最後危なかったけど、1つ勝ったことで吹っ切れる可能性がある。米本出場で勝ったことはきっかけにできるだろうし、大黒が取ったのも大きい。平山はよかった。十分やれるじゃない。あとは後ろに経験豊富な選手が少ない分、メンタルの問題がね…権田は当たってたけど、そうじゃない日もある。仙台戦のように。そういう時にカバーできるか。基本イケイケのチームだから、勢い任せになるかもしれないけど…神戸も踏ん張ってるので、全試合決勝戦でないとまだ降格の危機は続く。

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2010年10月27日

['10J1第27節]山形vs清水

2010年10月23日() 15:04 KICKOFF
J1第27節@NDソフトスタジアム山形
モンテディオ山形00-13清水エスパルス
0-2
石井、増田主審:山本
天候:晴れ
観衆:12,543人
32分 枝村、61分 藤本、
78分 山本真
平岡×2、市川
平岡
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=L6HLlbCMLvs
http://www.youtube.com/watch?v=dN9wunhnmY8

 最近はちょっと鬱になりかけていましたけど…やっぱり勝つっていいですね。1つ勝ってホッとしている場合ではないんですがね…。山形遠征の皆さん、お疲れ様でした。

両チームNDスタ入り時 http://www.youtube.com/watch?v=4J16X8y0_WA
 最前列に「俺達はあきらめない」の横断幕が張り出されている。そしてフィールドプレーヤー登場と同時に、獲得オファーが届いたとの報道が出た淳吾に対し、淳吾チャントとともに横断幕「清水の10番は日本一の10番」が掲出されたようだ。試合前にやるのはどうかと思ったが、とにかく想いを伝えようとした。
http://www.youtube.com/watch?v=XePQSIr4lhE
http://www.youtube.com/watch?v=0URP2Ov6_Xs
選手紹介 http://www.youtube.com/watch?v=MB0MzEEYIno
 山形は入場時にビッグフラッグを出すようだ。ちなみに清水は入場時にアカペラでリバイブを。勝てないチームを鼓舞しようと、さらに応援を工夫した。
http://www.youtube.com/watch?v=7vRcMtsgSUU
http://www.youtube.com/watch?v=0CT1j9d8LcY

 京都戦をまとめていないのもあるので、布陣の確認をする。天皇杯から中2日の京都戦は、エディ、淳吾に加えてオカも戻れない。タクは強行出場の構えだったがキャンセルさせ、さらにアラタも大事を取った。本来、これだけ離脱者が出れば少し無理をさせたくなるものだが、あえて健太監督は万全でない選手を外し、コンディションのいい選手を揃えた。アンカーにテル、そして左ウイングに一樹を起用。元紀でなく一樹でいったところに、京都戦への意気込みは感じられたが、反面これだけピースが欠けていながら4-3-3に固執するのは…?

 という中で一樹が素晴らしいゴールを決め、雰囲気もよかったのでいけると思ったが、その後は守る時間が長くなる。省エネといえばそれまでだが、それにしても悪い。途中、兵働を下げて2ボランチにしたのは結構だが、各自で判断したい部分でもある。
 後半は何度か好機があったがモノにできず、ベンチもなかなか動かずで、最後はああいうことになった。それを踏まえて…といっても、もう今まで何度もあったことなので、もうやるしかないと。

 そしてこの試合。タク淳吾、2つのピースが戻ってきた。淳吾が戻ったことで、エダを左に回すことも可能になったが、練習では元紀や一樹を含めてどうしようか迷ったようだ。一樹が結果を出したこともあるだろうが、最終的にはエダをチョイス。監督らしい決断だったと思う。 山形は、佐藤健が出場停止で4-4-2を選択。田代・長谷川のツインタワーは第2節で対戦した時もそうだったが、その時と比べてどうなのか。天皇杯で少し結果が出たから、踏み切れたのだろうが。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/337.html
 なんというか、入り方は凄くまったりしていた。山形がホームで清水に借りを返そうとするのは当たり前で、立ち上がり前に出るのは予想されたことだが、それにしても集中力に欠ける。岩下個人のミスもそう、西部と岩下の連係が危なかったのも、集中していればなんてことはない。山形ののどかな空気にやられたのか(苦笑)。勝てないせいでモチベーションが低下しているのは感じられた。

 先制点を取られてしまうと、山形のペースになるので、ここ2試合できている先制点は今回も取りたいわけだが、攻撃面でも改善が見られない。フローデにボールが収まらないので、中盤でごちゃごちゃしたことになって、奪える時はまだいいが、奪えない時は走らされてしまう。

 21分に山形が右CK。石川が2回ほど蹴っていたのを増田に代え、ゴール前長谷川に頭で合わせられたが西部が反応。マーカーは岩下だった。この決定的な場面をしのぐと、少しずつサイドを使えるようになる。この日はタクが意図的にサイドへ飛び出すシーンが見られた。これは新たな発見。リスクを冒す必要性を感じているからだろう。

 少しずつ押し込んでいったが、伸二のボレーがあったくらいで、これといって決定機らしい決定機はなかった。だが34分。エダからパスを受けた兵働が左へ持ち出してドリブル、田代がファウルをアピールするスキにクロスを上げると、伸二が落としてフローデの足下に収まる。受けた伸二はブロックされてシュートできなかったが、こぼれを淳吾がダイレクトで中へ出し、ボレーで合わせたのはエダ。先制。
 下村が試合後に「清水が立ち上がり30分くらい寝てたと思うんですけど」と言う通り、清水にとっては幸運なゴールだった。寝ていた時にそれほど攻め込めなかった山形も山形だが、打ち合いに持ち込みたくないから動かさなくていいとも取れた。この流れで先に取れたのは大きい。

 この1点でリズムが出てきた。先制点の場面のように、エダが左から中へ入ってプレーすることが出来、バランスも悪くない。山形は焦りからかミスが目立ち、バランスが悪い。41分にもエダの惜しいシュートがあり、前半を終了。
 この日は不振脱出へ向け、ハーフタイムも応援を続行。アップで出てきている控え選手のチャントも歌っている。
http://www.youtube.com/watch?v=RIHGVuHZVIk

 ようは追加点が取れてないから勝てないわけで、2点目を取って流れを変えたい。だが55分、岩下と田代が接触プレーからもめる。見方によっては(というかすでにイメージがあるので)、岩下に報復で一発レッドが出される可能性もあったが、特になし。田代が怒るが岩下がにらむという良くない雰囲気になってしまう。最初は不慮だと思ったけど、そのあとの態度を見るとね…。
http://www.youtube.com/watch?v=1YeVFBqeVPE

 58分、自陣からのカウンターで兵働が前方走ったエダへスルーパスを通す。エダは遅らせられるが、走ってきた兵働がダイレクトでフローデへ完璧なクロス。山形もつき切れずにフリーとなっていたが、頭で飛び込んだこのシュートを外してしまう。湘南戦でハットトリックして以来ゴールがないだけに、もうそろそろ決めてもらいたいところだが…兵働がそのあとに厳しい表情したように。

 60分にもカウンターからフローデ、伸二と繋がってエダがシュートもブロックされるなど、試合が動きだした。そして61分。淳吾から左兵働、縦にエダ、ダイレクトで淳吾へはたく。淳吾はとっさに1人かわして持ち込み、左足を振り抜く。強烈なシュートがシミケンを弾いてネットを揺らし、ようやく追加点。リーグ戦では最後に勝った川崎戦以来。長かった。これも山形が足を止めていて、バイタルをうまく使えた。最後は個の技量。淳吾にも意地があった。

 だが65分、右サイドでの対応で田代に入ったところを潰しにいった平岡がファウルを取られる。繰り返しということで警告が出るが、これは非常に厳しいジャッジ。これで与えたFKはクリアしたものの、長いボールが入る。岩下が田代に競り負け、こぼれたところを長谷川に拾われると、入れ替わったところで手を出して止めたとして再び警告。一気に退場へ追いやられた。監督は2枚目について言っているが、1枚目の方が…これで2点リードとはいえ緊張感が。
 ペナ手前で与えたFK、増田が直接狙うが西部が好セーブ。この直後に当然、廣井が投入される。アウトは伸二。4-4-1で組む。
http://www.youtube.com/watch?v=Qe8wuncKI8k

 もっとバタバタするかと思ったが、そうでもなかった。やはり2点差というのが大きい。1点差ならこうはならない。山形も清水キラーの廣瀬を投入するなどして駒を変えるが、そこまで機能していない。

 76分、淳吾に代えて真希。今回は勝ってるし4-4-1だからまぁ…という程度に見ていたら、1分後。カウンターから兵働が左サイドを疾走。下村をかわし、石川のスライディングもかわし、倒れずに粘ってラストパス。走り込んだ真希が冷静に決めて3点目。お見事。1人少ない中でもこういうことが出来れば、きっちり勝てるようになる。真希、正直すまなかった(笑)。

 これで気をよくしたゴール裏は、歌うと失点することが多いと分かりながら駒込、ガニャーを歌う。湘南戦以来だろう。
http://www.youtube.com/watch?v=WRejWk7xV24
http://www.youtube.com/watch?v=-AyzsXVl3cw
 3人目の交代は、少し痛んだエダを代えて一樹。SHに一樹を入れる采配が出来るならもっと早く…さすがに前節のが堪えたらしい。何度かゴール前に詰め寄られるが、西部も慌てず。そこまで迫力ある攻撃ではなく、そのまま試合終了。完封で終わることがとても大事だっただけに、最後よく締めた。
85分〜試合終了 http://www.youtube.com/watch?v=1aC55_goXiY
 ヒーローインタビュー後、ゴール裏に挨拶する淳吾へ再びチャントと横断幕。
http://www.youtube.com/watch?v=DPg0eOl0iOY
 山形選手挨拶〜勝ちロコ
http://www.youtube.com/watch?v=NqP9D_8_8FU
http://www.youtube.com/watch?v=vKWxb_Ilwb0
 選手バスに乗り込む前、伸二がファンサービス。このあたりさすがです。
http://www.youtube.com/watch?v=iqdvG2aL1oI

 この試合を入れて8試合、全部勝つしかないので、一戦必勝というだけだが、言わせてもらうならば気持ちの入った90分ではなかった。もちろんピッチ状態に苦慮したのもあるだろうが…。先制するまで覇気のない前半だと思っていたが、健太監督はハーフタイムに「落ち着いてプレーできている」といううまい言い方をして濁した。リードしたから目立たないが、これがもっと強い相手、あるいは気合の入った相手だったら圧倒された可能性がある。これだけ勝てない状況が続いて、さすがに神様も見かねたという印象だった。

 ただキャプテン・兵働の闘志は感じることが出来て頼もしかった。今回のようなプレーがコンスタントにできれば、もっと数字も伸びるだろうし、チームの勝ち点も増えるだろう。彼自身も思うところはあったようなので、残り試合で爆発させてもらいたい。脚は早い方がいいだろう、そりゃ。

 山形がおとなしかったのは否めないし、このような試合は残り7試合でやろうと思っても難しい。なぜなら今後の対戦相手は残留争いに直接絡んでいる相手か、ACLを争う相手との直接対決。どっちかしかない。1つ勝ったことでスイッチは入るだろうし、今まで入らなかったゴールも入るような流れに変わると思うが、その流れを逃がさないように、気持ちを込めて試合をスタートさせたい。もう、同じことは繰り返さない。

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2010年10月24日

[第90回天皇杯3回戦]清水vs水戸 動画など

清水4−1水戸
得点:(水戸)53分 大橋 (清水)63分 岩下、66分 小野、90分+1 大前、90分+4 太田
ハイライト(現地) http://www.youtube.com/watch?v=nR221_U7yqc
ハイライト(スポパラ) http://www.youtube.com/watch?v=ZlRgTOo1Uwc
 この試合は中継がなかったが、ツイッターで速報待ち。平日開催にもかかわらず多くの現地動画があるので、一記事としてまとめることにした。10日も前ですが(笑)。

 悔しいナビスコ杯敗退から中2日で切り替えが難しいと思われる試合。健太監督は再び大幅な入れ替えを断行した。GKは西部のままだったが、最終ラインはエディの負傷離脱もあり、総とっかえ。辻尾・廣井・岩下・宏介と並ぶが、岩下が今季初めて左のCBに入った。廣井と組むからなのか?とも思ったが、おそらくは心機一転でやってもらいたいという配慮だろう。

 中盤は再びアンカーに真希。伸二は首脳陣と本人の意向が一致してベンチには入るが、スタートはテルに。兵働は欠かせないということで今回も先発。3トップは総とっかえで一樹・永井・翔。「使いたい」と監督が話していた翔がついにデビュー。
 今回もシステムは頑なに4-3-3となったようだが、真希のアンカー、永井のトップ起用と無理やりという点があり、首をひねりつつ情報を待つ。

 今回は水戸の寺田DJがアウスタへ。Ksスタで行われている選手紹介がアウスタで行われた。普段このようなことはないが、公平感が重視される天皇杯なので、克馬さんが打診してそれが通ったと。相手がホームと同じ演出ならば、こちらも通常通り演出できる。
http://www.youtube.com/watch?v=XwaSksebey0
M・I・T・O http://www.youtube.com/watch?v=FS-VAZv7ux8
勝利への歌 http://www.youtube.com/watch?v=MzS3dcjahqc
前半、一樹が決定機を迎えるも外す。
http://www.youtube.com/watch?v=Gajcb7ymKcM
後半開始 http://www.youtube.com/watch?v=lxhNrrt-cVM
53分、大橋のミドルを西部がファンブルし先制を許す。
http://www.youtube.com/watch?v=ra9VAbIWRtM
http://www.youtube.com/watch?v=0VWWfjWI-8E
63分、5回ほど続いたCKから廣井が折り返して岩下が押し込み同点。
http://www.youtube.com/watch?v=6EhQ5FdahLo
http://www.youtube.com/watch?v=T1WHKl84vTg
66分、CKから一樹が倒されPK。淳吾不在時の通常通り、一樹がセットにいくが、ベテラン・本間のプレッシャーもあってか嫌がり、伸二が登場。先輩相手に冷静に決めて逆転。
http://www.youtube.com/watch?v=RO7DbQm4vV0
http://www.youtube.com/watch?v=DT6F-KvCEco
75分、真希が負傷し、その後交代。
http://www.youtube.com/watch?v=DGyv7LtN7qo
91分、カウンターから永井が抜け出し、元紀へプレゼント。追加点。
http://www.youtube.com/watch?v=enVasW_DmVo
http://www.youtube.com/watch?v=YVdcKFB8aGI
94分、元紀のシュートのこぼれを宏介が詰めて4点目。
http://www.youtube.com/watch?v=xduT7Po3BgU
http://www.youtube.com/watch?v=G9lgnUfyCLc
試合後はマーチ http://www.youtube.com/watch?v=2KWvZm_6YhU


 前半から危ない場面があったようだが、こちらにもチャンスは多くあった。だが決められない。そして西部のミスにより失点。連係面を踏まえ、初登場の翔を代えて伸二を投入して同点、逆転としてから、再び危ない場面もありながら、最後に突き放すという展開。選手交代で最後は4-2-3-1に近い布陣だったと。
 テルと真希のポジションを前半途中に変えていたとか。4-4-2じゃダメなのか…。翔は単体としては良かったようなので、これからに期待。永井がフル出場でアピール。使い方が違うと思っていたところ、「フローデと同じことは出来ない」と選手たちには伝えていたそうだが、それで当たり前。監督はフローデと争うと言ってしまっているが…。

 苦しみながらも勝つというのが大事なことで、日程的にもそれが予想された中、最後に取ったとはいえ4点ならまずまずだろう。次はマリノスとアウェイで。厳しい試合になるだろう。

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2010年10月16日

['10J1第26節]清水vs京都

2010年10月16日() 19:04 KICKOFF
J1第26節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス11-01京都サンガF.C.
0-1
4分 原主審:東城
天候:晴れ
14,221人
89分 ディエゴ
ディエゴ

ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=7OtpHOVpQ4M
一樹の先制点 http://www.youtube.com/watch?v=H1reUPrm00Y

 …分からん。

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2010年10月14日

['10ナビスコ杯準決勝]清水vs広島

2010年10月10日() 15:00 KICKOFF
ナビスコカップ準決勝第2戦@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス10-01サンフレッチェ広島
1-1
87分 小野
小野、藤本、山本真
主審:扇谷
天候:晴れ
観衆:12,384人
64分 山岸
森崎和、中林

 何とかしたいという一心でアウスタへ向かった。この日は「清水港マグロまつり」が開催されており、清水駅東口にたくさんの店が並んでいた。マグロは大好きなので、思わずいろいろ購入。特に唐揚げ(カレー味)は300円でこの量。美味。割とお腹を満たしてしまった。
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 日曜のデーゲームとはいえ、ナビスコだと少しは余裕もあるらしい。選手登場と同時に、川崎戦でも成功した「LA 12」と、「強くなれ!結果が全て」の文字。
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パルちゃんショー http://www.youtube.com/watch?v=8k75XjKNwbU
選手紹介 http://www.youtube.com/watch?v=zZrR4psLt-o
 広島サポは、スタに入ってみるとそうでもなかったが、バスに乗る時はかなり大挙して来ていた印象だった。お疲れさま。
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http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/353.html
25分、伸二FK→伸二CK→伸二に警告
http://www.youtube.com/watch?v=kn2PxPi40uk
43分、伸二FK→宏介クロス→フローデヘッドもポスト
http://www.youtube.com/watch?v=nNZnVwOIBl8
64分、サイドチェンジされ、山岸に中へ入られて右隅に決められる
http://www.youtube.com/watch?v=jKm7CqJpkYM
87分、一樹中へ→フローデ落とし→伸二ゴール
http://www.youtube.com/watch?v=37bm3JdXtew
95分、伸二クロス→平岡ヘッド外れて試合終了
http://www.youtube.com/watch?v=890e5Xj6QV8
広島、歓喜の挨拶 http://www.youtube.com/watch?v=7c9qDDqPG0A
清水ゴール裏、ブーイングと拍手で割れ、罵声も
http://www.youtube.com/watch?v=zZ8KWcUcLCs
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 申し訳ないが、細かくまとめる気にならない。悔しさもあり、悲しさもあり、不甲斐なさもあり、色んなものが交錯している。あとは帰宅してからツイッターにつぶやいたし…って最近こんなんばっかりだけど。京都戦が終わったら、もう少し踏み込んでみるか。

 やっぱり1stレグが全てだったと。あの試合で、もっとはっきりとしたプランを打ち出さなければならなかった。前半90分を疎かにしたと言うと語弊があるが、そのスコアが響いたことは事実。すでに不利だった。2ndレグでどんなにいい試合をしても、1点取られてしまったら、広島は2点取られても延長を戦えるということで精神的には楽。「1-0を狙う」といえば聞こえはいいが、完封できる保証はどこにもなかったし…。確かに前半から決めなきゃならない場面は何度もあったが、決めないといけないプレッシャーがゴールから遠ざけたとも言える。もちろんどれか入ってくれても…と思うけど、現実は甘くない。

 あとは前半の布陣に見切りを付け、ストヤノフを代えてまでミキッチを投入し、宏介とやり合う作戦を選んだペトロヴィッチ監督が見事だった。あれで森崎和、中島が本来のポジションに戻ってバランスを取り、左に回した山岸が点を取った。最後の交代カードを切るのが早かったが、まさに「結果が全て」だろう。ミキッチが点を取っていれば完璧だった。

 リーグ戦も天皇杯も残っているので、全力で戦う。すでに切り替わっている。だが、いろいろ考えないといけないだろう。・・・薄っぺらくしかまとめられない。

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2010年10月10日

どうしても欲しい国立切符

(※丁寧な試合予想はしませんが、もう一方の試合は川崎が勝って2年連続の決勝進出となる可能性が高いと思います。)

 いよいよ準決勝第2戦を迎える。リーグ戦がこういう状況である以上、どうしてもナビスコ杯は欲しいタイトルとなる。そういう想いを携えて国立へ行くために、今日は何としても勝たねばならない。

 だが広島のほうが優位だ。第1戦のスコアだけ見れば、ほとんど差はない。ホームの清水は1-0でもOKになったからだ。だが、このところの戦いぶりを見れば、寿人の穴を李忠成が埋め、高萩、高柳とともに形成する新たな攻撃陣が好調。広島らしさが戻ってきて、リーグ戦でも勝ち点を積み重ねているのに対し、清水は鹿島相手にアウェイで引き分けに持ち込んだものの、公式戦での勝利は1ヶ月以上ない。内容、結果、勢い、色んな要素で広島が上回っている。

 広島が日本平を鬼門にしていることは誰もが知っているだろうが、広島サポに言わせれば「『アウスタ』になってからは負けていない」。それに、この試合は引き分けなら広島の勝ち抜け。相性というのはあまり関係がない。去年のリーグ戦でもこの時期に戦ったがドローに終わっている。

 清水とすれば、「1-0」というスコアを目指すことが現実的になるが、失点が減らない現状や広島の攻撃陣の好調さを踏まえれば、「2-1」での延長戦も視野に入れておかなければならず、その時の状況でプランを変えていく必要がある。

 そういう中で、肝になるアンカーにタクがいないのは非常に痛い。タクがいない試合は今季何度かあるが、安定した試合は出来ていない。最近でいえば、8月1日にアウェイで湘南と対戦した際に出場停止で、真希が代役を務めたが、当然慣れていないだけに難しさもあり、6-3と大味な試合になった。今回、失点をしないということも求められるだけに、展開力よりも守備の安定感を重視してテルを使うかと思われたが、どうやら真希が入るようだ。第1戦でもボランチで先発しているので、相手の戦い方は分かっていると思うが、うまくバランスを取れるか不安がある。特に広島は真ん中を破って点を奪うことが出来ているので、ポジショニングはかなり大事になる。
 一方で最終ラインは鹿島戦と同じメンバーになりそうで、あの時と同じような集中力を保てれば、球際での守備も期待できるはずだ。特に復調気配のアラタには期待したい。対面の山岸はフリーになるのがうまい。

 点を奪わないといけない攻撃陣では、淳吾が診断より早く戻ってきた。再発の危険はかなりあるが、この試合はビッグゲームなだけに、無理をさせないとも言っていられない。最初は負傷個所の不安も抱えながらプレーするかもしれないが、セットプレーでの得点を奪いたいので彼の左足には期待したい。
 淳吾の復帰に伴い、エダが左サイドに入るのかなと思っていたが、元紀が入るという予想も出ている。今季開幕戦といい、広島戦は何か持ってるという判断をしているのかもしれないが、アタッカーをスタートから使って、「先行逃げ切り」という得意の形にしようとするプランを選ぶのならば悪くはない。その通りに運べば、テルやエダをうまく使うことが出来るのもよい。今のエダなら外さなくてもいいと思うが…。同点で試合が進んだ場合は、どう交代カードを切るのか。伊藤翔のコンディションが上がっており、メンバー入りが有力視されるが、一樹も控えているし、淳吾がどれくらい持つかも含めて考えなければならず、健太監督は様々なシミュレーションをしているだろう。

 もし予想の通りの布陣で臨むならば、前半に先制点を奪いたいということになる。もし取れれば、慎重に試合を運びつつ、2点目を狙う。広島は1点取りさえすれば、2点取られても延長戦を戦えるので、精神的にはそれほど苦にならない。先に失点すると非常に厳しい。このバランスはとても難しいが、そこを伸二、真希、兵働の中盤が踏ん張るしかない。ハードワークをしてどちらも優位に立てるようにするしかないだろう。

 少なくとも、鹿島戦できっかけを掴むような試合はしていた。守り切ったことで少しはメンタルも戻っている。それをいい方へつなげたい。この試合を落としてしまうと、残りの試合はモチベーションが下がってしまう。「全タイトルを狙う」1年で始まったシーズン、状況は厳しいが、こういう時こそ自信を持って臨みたい。
01:59更新 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

['10J1第25節]鹿島vs清水

2010年10月2日() 17:04 KICKOFF
J1第25節@カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズ10-11清水エスパルス
1-0
53分 岩政
新井場、ジウトン、
伊野波       
主審:岡田
天候:晴れ
観衆:22,236人
11分 小野
小野
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=rrms-oOQ-5Q
http://www.youtube.com/watch?v=tuskohTmzio
 また更新が遅くなってしまった。いろいろ考えていた。ただ気持ちとしては、やはり試合直後と変わらず、疑問符がつく。結果に対して怒っているのではない。だが…

 この日、何から何までお世話になった鹿島サポの方、本当にありがとうございました。カシマスタジアムは初めてでしたが、おかげで楽しめました。
 スタジアムの外観。強豪チームの本拠地という雰囲気が伝わってきた。周辺にも出店が出ていて、ここで買っていく人も多いのだとか。
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 スタジアム横にある「ジーコ像」。昔、一時的に近づけないようになったこともあるらしい。この像の下には、鹿島歴代選手たちの足型がある。森岡やサントス、吉田らももちろんあった。
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 開門が開始3時間前と早めに設定されているとはいえ、早くから並んでいたアウェイゴール裏の列。この近くに鹿島サポの人が横断幕の張り付け作業をしていた。あちこちに張っているのだろうか。
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 入場して、やや上のほうに席を確保。日中は汗ばむくらいだったが、日陰でちょうどいい。そして楽しみにしていたスタグルメへ直行。まぁ、まずはもつ煮ですよね。お試しってこともあるので、小盛を注文。300円。並んでいた割には早くもらえた。席に戻って食す。なんか、ものすごく旨かった。だから小盛にしたのを後悔した。これは有名になるのも分かる。味が絶妙でね…涼しくなった陽気とマッチしてちょうど良かった。食べていると、近くに陣取った人たちの話が耳に入ってきて、「今日のもつ煮は旨い。」と言っていた。アウェイ側は日によって味が違うらしい。いい時に来たのかな(笑)。
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 それと、差し入れていただいたハム焼き。これも旨い…ボリュームもあるし。こうしてスタグルメに虜になってしまい、試合開始までまだ時間があるのをいいことに、ついつい売店へ。そして目にとまったつみれ汁も注文してしまう。涼しいとこういうものを食べたくなるんだけど、これもおいしい。この時点でだいぶ満喫した。
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 話を戻す。入場してから、応援団の人たちが入場口のところに横断幕を張り付け。名古屋戦で歌ったらしい「それが大事」の曲の歌詞が書かれたものだった。これを見て席につくというのはいいことなのかなと。 それから、ピッチコンディション。陽が当たってるところを見ていただきたいが、やはり悪い。ボールがうまく転がらないから、空中戦になるのかなと考えていた。
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 選手登場。その後、コールリーダーから「もう、やるしかありません。」などいろいろ発破をかけられ、エスパルスコールとアカペラでのリバイブを3戦連続で歌う。サッカー専用スタジアムだと、アカペラでも選手に届くので良い環境だ。何とか感じて欲しい…アカペラで歌っている最中にコールリーダーがとっさの判断で上まで来て、促していた。それにこの日は「でっかい声で!」を連発していた。それに帰ってきてから気づいたが、「俺たちはあきらめない」の横断幕も掲出されていた。
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 この日のカシマスタジアムはまだ人が入った方だけど、なかなか埋まらないみたい。見やすいし施設も立派だし、係の対応も慣れている。実に整ったスタジアムだからまた行きたい。
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 それと、いいなぁと思ったのは「リボンビジョン(LED帯状映像装置)」。これ羨ましいよ。アウェイスタンドから大型ビジョンが見えないところがあるので、色んな情報が出されたり、多数の広告が出たり…試合中も絶えず広告が流れて、思わずそっちに目がいった時があったが(笑)。選手紹介では、西部、伸二、オカあたりにブーイングいただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=pv-CihNplLA
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 鹿島はアウェイ広島戦から中6日。清水はナビスコ・アウェイ広島戦から中2日。このコンディションの違いと、最近の内容、そして鹿島のホームゲーム。前回は清水が勝っている分、やり返す気持ちが強い。総合的に考えれば鹿島が優位なのは明らかだった。だが、清水は1週間前に名古屋に大敗した中でも、ナビスコで6人のメンバー変更を行い、この試合へ備えた。言わば「起死回生」を狙うのだと思っていた。二兎を追ったと考えられる健太監督の判断がどう出るか、注目された。

 この試合の先発メンバーがどうなるか、私としても読みにくかった。出場停止の宏介に代わってアラタ、辻尾に代わって負傷明けのイチが入るのは予想できたが、あとは最近の内容、特に失点の多さを踏まえると、テルを先発で使って堅くスタートするのがベターなのかなと考えていた。名古屋戦で前半途中から出場したエダが3連戦になるので、同じく3連戦の兵働と選択しやすくなるし、伸二を前に専念させたいというのもある。だが、健太監督はあくまで初志貫徹、4-3-3を継続してエダが右サイドで先発した。
 鹿島はマルキが右太もも裏を痛めて出場微妙とされていたが、結局先発に名を連ねた。いつも通りの11人、というか18人。結局出てきたかぁ…という感じだったね。鹿島は3トップ気味の布陣には相性が良くないので、そこをうまく突けるかどうか。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/335.html
 入りは最近になく良かった。17時キックオフでもあったし、涼しかったので、温存した選手も含めてある程度動けていた。程よくプレスも掛かり、高い位置でボールを奪ってショートカウンターに持ち込む。4分、左サイドでボールを運んだオカから、中央の伸二を経由して右サイドのエダへ、クロスに飛び込んだのは伸二。ボレーで合わせたが、枠をとらえず。

 さらに8分も自陣からのカウンター。兵働が右サイドフリーのエダへ展開し、中央のオカへ。流れたが、左サイド走ってきた伸二が拾ってダイレクトでふわりと上げる。この技術がまず見事だが、曽ヶ端とオカが競り合ってこぼれたところをフローデが狙う。ループ気味のシュートは新井場にゴール寸前でクリアされた。惜しい。だが切り替えの部分で上回っているのは良い。

 そして11分。最終ラインで持った伊野波が、バイタルエリアへ楔のパスを狙うが、これを待ち構えていたタクがインターセプトし、再び速攻。センターサークルで伸二が受け、ドリブルを開始。兵働が左へ開いて4対4の形になった。通常の伸二であれば、ここでサイドへはたくことが多いが、あえて遠目から狙った。この強烈なシュートがゴール左上に決まって先制。名古屋戦に続き、リーグ戦は2試合続けて先制に成功した。
 鹿島は立ち上がりからつなぐ意識が高かったが、反面こちらがボールを奪う回数も多かった。鹿島有利の状況の中で、先にこちらが点を取った意味は大きい。そして、伸二が取ったということも。長かったな…。

 これで「起死回生」への一歩を踏み出したと思った。伸二もそうだし、チームがこれで乗ってほしいと。ただ、最近の戦いがそうであるように、自陣からポゼッションが出来なくなっているので、安易にクリアしたボールが相手に渡ったり、せっかくマイボールにしてもすぐに失ったりと、イージーミスが多い。丁寧にやれば相手陣内に入れるのに、失ってまた守備というのは悪循環だ。だが幸い、ピッチ状態はお互いさまだが、鹿島もパスミスが多い

 18分、右サイドでFKを得ると、伸二のボールをエディがヘディングシュート。かなり際どいシュートだったがゴールの左を通過。決定的だった。ニアでフローデと岩政が競って倒れ、その裏で合わせたもの。いい流れで来ている。

 1点取ったことで、守る時間が長くなることは予想できたから、最近の守備の不安定さを考えると嫌な感じはしたが、集中して統制も取れていた。だが20分を過ぎて、少しずつ鹿島がリズムを取り戻していく。小笠原が下がって起点となり、上がったサイドバックへ散らしてくるが、そこからの精度がなく、助けられる。
 25分の場面は、鹿島右サイドで興梠がドリブル、兵働がマークについてボールがタッチを割ったように見えたが副審は取らず、CKとなった。これにはエスパルスのゴール裏が大ブーイング。このCKは最後にマルキがシュートするも外れて逃れたが、その後も副審は不安定な印象。

 30分を経過。攻め込む場面が減ってしまうが、フローデに当てたあとを拾えていない。落ち着いた鹿島がしっかり拾っている。状況的には我慢するしかないだろう。まだ噛み合っているとは言い難い鹿島の攻撃をしのいで、ジャブを放っておきたいところだが…40分には野沢のCKを中田が合わせたが外れ。清水最大の弱点であるセットプレーは鹿島にとってお家芸。名古屋戦と同じ過ちは繰り返せない。

 さらに44分、小笠原がルーズボールにいち早く反応し、攻め上がった左のジウトンへ。ダイレクトで上げたクロスに興梠がニアで飛び込んだが、これもバーの上。エディが一瞬遅れたが助かった。もう少し押し返したいが、久々に球際の部分、またサイドでも中央でも集中が途切れず、人数を掛けて守ることが出来、リードして前半を折り返した。「当たり前だけど、まだまだ油断できない」とはコールリーダー。

 相手の力を考えれば、このまま1-0で終わるとは誰も思っていない。だからうまく隙を突いて2点目を取らなければならない。当然、この試合は勝ち点1ではよしとせず、3を取りにいく試合だと思っていたから、ハーフタイム明けのゴール裏も「ゴールコール」をしたし、ベンチもそういう采配をするものだと思っていた。

 後半、鹿島がさらに前に出てくるのは当たり前。かわせれば良かったが、53分。岩政のロングボールをマルキがうまく競り、興梠が拾う。これをタクがうまくカバーしたが、クリアを拾ったフェリペ ガブリエルがミドルシュート。西部の好反応でCKに逃れる。最初のCKは逃れたが、今度は逆サイドでCK。ゴール前が整わないうちに小笠原が早く始め、これを感じていた岩政がファーで合わせる。ゴール右に決まって同点となってしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=vt2hpmObyxY
 やられた。完全に意表を突かれた。あのタイミングで蹴ってくるとは…クイックリスタートも鹿島の特徴ではあるので、対策はしたかもしれないが、セットプレーでの失点がワーストであるエスパルスはタイミングを計って集中し直していたところで、そこを突かれた。これが「したたかさ」なのだろう。

 その後何度かセットプレーのチャンスを得るが生かせず、59分。健太監督は早々とテルを投入した。広島戦と同じく60分前後で兵働を代えるというもの。これで並びはテルとタクの2ボランチ、そして伸二がトップ下。試合前、個人的に予想した布陣に近くなった。勝ち点3を奪わなくてはいけない鹿島はさらに攻勢に出てくるので、まず受け止める。その中でカウンターから取れればそれに越したことはないし、取れなくともその先に攻撃的なカードを切るため、堰を作ったと考えられる。これはありだと思った。

 62分にはアラタが大きなサイドチェンジで右サイドのエダへ送る。イチがオーバーラップしたがエダは中に入り、左足でクロス。ファーでオカがトラップから反転シュートに持ち込んだが、曽ヶ端キャッチ。一つ形を作り出した。逆に66分、小笠原のサイドチェンジを新井場が受け、そこにプレッシャーをかけたがかわされ、フリーでクロスが上がる。マルキが頭で合わせたが枠を捉えず。鹿島ペースになる中で、失点してからの守備がどうなるか気になっていたが、ボランチを増やしたこともあって、真ん中の人数が増え、そこまで崩れてはいない。

 70分、小笠原のパスを受けた野沢がゴール前へ流し込み、マルキが飛び込んだが合わせられず。72分、マルキの強烈なシュートはエディが顔面でブロック。必死に守り続ける。
 問題はここから。両チーム勝ち点3を取らないといけない中で、ここからはベンチワークも激しくなるものと思っていたが、どちらも動く気配がない。例えば鹿島は本山、遠藤、佐々木、大迫と候補は上がるが、流れがいいと判断してだろう、誰も入れてこない。

 一方、こちらはテルを入れて準備を整えているので、あとは健太監督がよく用いる「2枚代え」で残り15分から勝負にいくのかなと考えていた。ナビスコの予選リーグ・浦和戦で元紀と一樹を同時に投入したような采配だ。特に相手がさらに前掛かりになるのは分かっているので、カウンターの応酬になった時、そのままフィニッシュまで持っていける選手が欲しい。

 真希を使うことが多いのは気になるが、今回は辻尾、元紀、一樹とアタッカーがいるし、この試合にかけたからにはうまく使うかなと。誰と誰を代えて、どう配置するかは色んな選択肢があったが、オカはまだ動けていたので、残したいだろうと。そうすると、本来の出来でないフローデを代えるという選択肢が上がる。セットプレーの守備を考慮したとしても、勝負にいかないといけない。ここに一樹を使いたい。それとイチに代えて辻尾を入れて仕掛けにいく、それと同時にジウトンにプレッシャーをかけるというのが最善の策かなと思っていた。そうすれば得点力のあるエダと、ここまでうまくペース配分を考えている伸二を残せる。あるいはフローデをどうしても残したいなら、エダに代えて辻尾、伸二に代えて一樹というのもある。

 だが健太監督は残り15分を過ぎても動かない。ここまでせっかく耐えてきているのだから、迷っている場合ではないが…時間は過ぎていく。80分、カウンターから中央伸二が右サイドのエダへパス。エダのクロスはカットされたが、こぼれを拾ってボレーシュート。だが枠を捉えない。

 そして81分、鹿島が興梠を代えて大迫の投入を決断すると、清水ベンチも動いた。だが見えたのは背番号17。それも8番、エダと代えるという。この時点で、私の中では何が何だか分からなくなった。真希はそのまま右サイドに入っている。
 するとその直後、伸二から右サイドのイチへ展開し、縦へ。ファウルがあったがアドバンテージを取り、拾った真希が中へ切れ込んで左足を振り抜く。いいシュートだったが曽ヶ端に弾かれてしまう。広島戦で実質アシストしたことも評価されているのか、いずれにせよ一つ見せ場を作った。

 だが、交代枠はまだ一つ残っている。86分、ジウトンが強引に真希をかわしてドリブル、ペナ手前でクロスを入れると、ファーサイドでフリーになったガブリエルがボレーシュート。だがクロスバーを直撃。さらにこぼれをマルキが拾うと、憎いまでの落ち着きでエディをかわし、シュートしたがアラタが体を投げ出してブロック。さらにもう一度あったが、今度もエディがブロック。執念で守りきって見せた。気持ちは十分伝わっている。そもそもアラタはガブリエルに付かないといけなかったけど。

 その後は予想通りカウンターの応酬になり、88分にはオカが持ち込んで真希へ預け、クロスが入るがファーへ流れてしまう。ロスタイムにあった真希のシュートは力なく、ラストには伸二が持ち込んだがシュートまでいけずパスを選択、真希が走り込んだが短く、流れた後はやり切れずにタイムアップ。痛み分けに終わった。

 試合後、コールリーダーはガックリうなだれた。だが自発的に大きな拍手とエスパルスコールが起こった。私は出来なかった。前列の人の中には怒っていた人もいたらしい。
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 これは一体どういうことか?? ゲキサカの記事である程度明らかになった。健太監督のコメントが載っている。どこで喋ったかは分からないが。「中2日では鹿島と戦えないと判断した。リーグ戦でも2位とはほとんど差がない。ACL出場権を争っている以上、リーグ戦を捨てることは出来ない。ナビスコも大事だが、第2戦はホームで戦える。」

 つまりこうだ。この試合で「起死回生」を狙うために1週間のプランを組んだのだとばかりと思っていたが、ニュアンスが少し違った。実際は名古屋に負けた時点で、ACL出場圏内という現実的な指標を頭に入れ始めた。まだ混戦で、2位の鹿島ともそれほど差がない。だから日程的に苦しいけど、鹿島に勝ち点3を与えなければ、鹿島との差は変わらないので、直接対決で負けることだけは避けたい(=引き分けを視野)。だから広島との第1戦は少々目を瞑ってでも、鹿島戦にいいメンバーを揃えたい。そして、鹿島に勝ち点1を取れれば、前向きな状態で広島との第2戦を迎えられると。だから、選手たちも割とサバサバしたコメントを出したのだろう。

 そんなことでいいのか??引き分けという結果に怒っているのではない。頑張ったことは分かっているし、それが大勢の拍手に繋がっている。だが、勝ちにいって引き分けになったのではないところに問題がある。

 名古屋戦以降の決断は、監督が諦めない姿勢を示したんだとばかり思っていた。私自身もそうだし、応援団の人たちもそうだろう。ゴール裏にいた多くの人間もそうだったと信じたい。だが、実は監督のほうが現実的な考え方をしていただったらもっとやりようがあるんじゃないのか?
 広島戦は結果的に1-2で前半を終わり、何とか持ちこたえている状況だが、鹿島戦を勝ち点1で良しとするならば、180分で決まってしまうカップ戦をもっと重視すべきだろう。広島にもっと主力を連れていき、同点以上の結果を持ち帰ることを狙うべきだ。現にあれだけ入れ替えて臨んだのは清水だけ。どうなったかはもちろん分からないが、仮にリードされたとしても、監督が言うように次はホーム。そして、3日後の試合は勝ち点1と割り切って戦えばいいし、そのための布陣を組めばいい。鹿島が前に出てくるのは明らかだったのだから。

 そもそも名古屋に負けた以上、もう失うものもあまりない。消極的な姿勢を見せてしまったら、選手たちも最後の一歩が出なくなってしまう。選手たちは勝ちにいく気持ちもあったかもしれないが、ベンチからはそういうメッセージが出なかった。監督がブレーキをかけてどうする。
 戦術的な部分でも、最後はあのようなカウンターのチャンスが来ることは分かっていた。なのに、脚のある選手を使わなかった。真希は確かに持ち味からすれば、自ら持ち込んでシュートというのがあるし、実際一度惜しいのはあったが、最近のパフォーマンスでそれが出ていたとは思えない。守備力を考えて他の選手を渋っているようでは、この先も勝ち切れない試合がまた増えてくるだろう。

 なかなか攻撃の部分ではクオリティが戻らず、苦しい状況が続くが、ようやく30番にゴールが生まれ、守備では粘り強さが出てきて、危ない場面もあったがしのぐことが出来た。そもそも健太体制になってから、リーグ戦だけを取るとカシマスタジアムで全敗だったが、初めて勝ち点1を獲得した。そういう良い面もあるのは分かる。
 だが、名古屋戦以降の戦いぶりが、タイトルやACLを狙うチームとしてふさわしかったのかどうか。コールリーダーが見せたあの姿を、「俺たちはあきらめない」と書かれた横断幕を、スーツを身にまとった監督はどう思っただろうか。


西部…集中していたし、好セーブもあった。それにコミュニケーションが取れていた。今度こそこれを続けたい。
イチ…浦和戦以来だったが、攻撃参加は数回、囮にはなったが使ってもらう回数は少なく、ロスト、イージーミスもまだ多い。守備でその分奮闘したが…。
平岡…失点場面はやられたね。切り替えられなかった。よく弾いていたと思うが、もう少し縦のボールは工夫したい。
エディ…体を張ってよく守った。かわされると怖いのはいつも通りだが、よくしのいだ。3連戦できつかっただろう。あと前も言ったがFKはしばらく自重した方が…。
アラタ…この日最大の収穫。ようやく本来のパフォが戻ってきた。守りも大崩れはなかったし、それ以上に前へ出ていく姿勢が見えた。悪い時は極端に消極的だが、それがなかった。これを続けて欲しい。ようやく宏介に火を付けられる。

タク…まず代表選出おめでとう。今年の出来なら当然だと思うが、その効果とミーティングの成果か、仕事が整理できて本来の姿に戻ってきた。見事なインターセプトからの先制アシスト。その他にもきっちり読めていた。体も張れていた。
伸二…ようやく来た。あの姿勢は今後も持ち続けて欲しい。今チームに足りないもの。後半途中からはトップ下でプレーし、90分持った。過度に走ることもなかったし、これでいい。あとはとにかくバシバシパスを出してくれれば。累積は心配だが…(次貰うと2試合出られない)。
兵働…広島に続いて60分で交代となったが、もう少しボールをキープしてほしい。落ち着きどころが少なかった。頑張ってはいたと思うが仕方ない。仕様だがシュートは枠へ。

エダ…名古屋戦ほど有機的に絡むシーンは少なく、チャンスでも枠へ飛ばせなかった。ただ運動量はあったし、飛び出しやクロスからチャンスは作った。
フローデ…1週間空けたが、疲れが取れていない。キープ力が落ちてる。頑張ってるのは分かるが…練習ではいいシュートをたくさん決めていたが、そういうボールが来なかった。
オカ…こういう試合で決めてもらいたいんだけども。コンディションは良くて、ハードワークも出来ていたが、最後に…決められんか。

テル…ボランチの一角として、カウンターなどをケア。まあまあ。地味だった。
真希…惜しいシュートは放ったが…あの姿勢を常に持たないとダメ。

健太監督…上にバーッと書いたので…テルの投入までは理解できたが、その後の選手起用で、実は思っていたことと違ったんだと分かった。スーツを着ていたので、気持ちを入れ替えてというか、悪い流れを脱するために何とかしたかったのだろうが、勝ち点1で良しとするところは、実に健太さんらしい。ナビスコを獲るためにも守りきっておく必要があると判断したのだろう…だったら水曜日にもう少し…。

 とにかく国立への切符を勝ち取ることに全力を注ぎたい。これは分かりやすいので混乱しない。タクを欠くのは痛いが、テルで安全にいくことになるだろう。オカの代役は元紀か真希か…先に点を取ることを意識しないといけないので、バランスは難しくなるが。淳吾は途中から使えるなら使いたいが、筋肉系なので再発の危険がかなりある。それを覚悟で使うならそれでいいだろう。大勝負には違いない。
 何とか守備の部分で少し光明が見えたし、SBも人材が戻ってきた。これを生かさない手はない。あとはどうやって点を取るのか。サイド攻撃をもっと充実させたいし、最近はセットプレーから取れていない。去年の準々決勝も1-2で折り返してホームで3-0と勝った。あの時と同じように戦えばいいので、経験していることは大きいだろう。

 リードされた場合はもう分かりやすいが、リードしている場合には一樹をうまく使うこと。どうも使いこなせていないから。何とか健太監督に獲ってほしい。今までのすべてをつぎ込んで頑張ってくれ!

P.S. 鹿島は野沢が低調だったのが痛い。ずっとそうみたいだけど。マルキは怪我の影響があったかどうか微妙だが、良ければもっと怖かったかも。大迫は真ん中にいるべきだった。本山は万全じゃないんだろうね、出てこないってことは。あとちょっとで鹿島が勝っていたことを考えれば、ホッとしたいところなのだけど…鹿島からすると、「清水はなんで引いてるの?」ってなったと思うんだよね。結局どっちも煮え切らないドローだったなぁ。

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2010年10月01日

['10ナビスコ杯準決勝]広島vs清水

2010年9月29日(水) 19:01 KICKOFF
ナビスコカップ準決勝第1戦@広島ビッグアーチ
サンフレッチェ広島20-01清水エスパルス
2-1
55分 李
68分 高萩
横竹
主審:柏原
天候:曇り
観衆:5,034人
76分 枝村
辻尾
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=t8EqA0B_EyI
http://www.youtube.com/watch?v=R4E5UfAxANI
(※カシマには初めて行きます。現地でご一緒できる方、よろしくお願いします。)

 監督が大勝負に出た。退路を断ったんじゃないか。来週までの2週間はとてつもなく重い2週間になりそうだ。今回の戦いはまだ前半90分が終わっただけなので、アウェイゴールを奪っての1-2は決して悪くはない。ただ引っかかる部分は多数ある。内容的には苦しい状況だが…もう信じるしかないし、こんなところで全てのチャンスを手放すわけにはいかない。

 ショッキングな名古屋戦から中3日。このあと中2日でアウェイ鹿島戦を控えるため、以前からこの週は大変な1週間になると分かっていた。名古屋戦で大敗し、連戦ということでどの程度メンバーを代えて臨むか。準決勝というところまで来れば、大胆に入れ替えるのは難しいし、勝ち点差が大きく離れたリーグに比べ、2勝1分け以上でタイトルに手が届くナビスコにまずは集中するのがベターなのかなと考えていたが、健太監督はあくまで全タイトルを獲りにいくという信念に基づいて(であろう)決断した。6名のメンバー変更である。

 岩下が出場停止になり、イチはまだ怪我。鹿島戦は宏介も出場停止になるので、アラタは取っておきたい。毎試合のようにDFラインが入れ替わるのも良くないが、今回は選手層という部分を考えても、辻尾を先発に組み込んで平岡をCBに戻すしか選択肢がない。

 一方、中盤から前はガラッと変えた。淳吾の怪我を受け、名古屋戦で機能したエダを入れることは予想されたし、中盤の底にテルを使うことと、このところ出番の限られている一樹は先発させた方が良いと思っていたが、監督はこの3人に加え、真希元紀を抜擢。ボランチを2枚にして中盤の負担を減らすことは言及した通りで現実的だが、タクの疲労を考えて真希・テルの組み合わせにした。サプライズは元紀の左サイド起用だろう。タクとオカをベンチに置き、伸二とフローデはベンチからも外すという編成は、今まで決して結果が出ているわけじゃない。だが、それでも監督はやった。

 ナビスコは毎年のように勝ち上がってきてるので慣れている。第1戦をアウェイで戦うことは多い。その度にエスパルスはアウェイゴールを狙いつつも、慎重に戦うことを選んできたチーム。失点が多い状況なので、今回もボランチを堅くして守備的に行くのかなと思っていたが、一樹の1トップという割に、元紀をワイドに置いたのがどう出るか(両SBは攻撃的になってしまうが、他にいない)。正直、どういう戦いをするのかが読めなかった

 広島は鹿島戦と同じ11人。疲労を考慮して入れ替えるような話もあったが、ペトロヴィッチ監督は動かず。森崎和が久々に復帰し、青山との2ボランチは広島の象徴になっている。ストヤノフがベンチスタートだが、中島も遜色はない。そして李忠成が好調。寿人の怪我で逆にチーム一丸、「寿人を国立に」という思いが強い。でも広島も中3日なので、慎重に入るのかなと思っていた。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/352.html
 メンバーが変わらなかった広島に対し、半分入れ替わった清水ということで、広島がまず様子を見るという構図だった。それと同時に清水は威勢良く入った。1分、真希、元紀、兵働とパスが繋がってCKを取る。生かせなかったが、CKは元紀が蹴るようだ。
 3分、広島にアタッキングサードへ入りこまれた際、寄せが甘いのが気になったが、その後もボールをキープ。5分には一樹のドリブルからCKを獲得し、こぼれ球を兵働がシュート。西川にキャッチされたが、可能性のあるシーン。10分には宏介のパスを兵働がスルーして一樹が受け、兵働へリターン。最後が合わなかったがいいアイデアも見られる。

 しかしそういう流れでもピンチを招いてしまうのが今の清水か。8分、森脇のクロスに李忠成。真ん中に上がったボールなのに離してしまった。バーの上で助かった。立ち上がりは集中して入りたいが、やはりこれを見ると、ゲームプランがはっきりしていないのかなと感じてしまう。守るのであればじっくり構えればいいが、そういう感じでもない。

 12分には中央高萩から高柳に渡ってシュートも西部の正面。16分にも中央突破で崩されたが体を張ってブロック。メンバーを変えてしまうとどうしても連係に難が出てしまうが、何とかしのぐという展開。様子見だった広島は、清水の良さと悪さが何となく分かってきて、次第に前へ出てきた。

 裏を突きたい清水は20分、兵働が右サイドでボールを受け、ペナ内へ浮き球を送る。エダが絡んで一樹がシュートを狙うも打ち切れず。個々は動いて頑張っているが、最後のところでは閉じられてしまう。これが守備的に戦っているならば大きな問題ではないのだが、点が欲しいのであればもっといく必要があるし、やはり中途半端。

 すると24分、エディがサイドに釣り出され、ペナ内で仕掛けた槙野にかわされる。対応が遅れてコースが空き、シュートを放たれるが西部の好セーブでしのぐ。CKのこぼれ球への対応も危なっかしいが、体を張ったことで何とかしのいだ印象。なかなかボールホルダーへの寄せがハマらないし、カバーリングもまちまち。
 28分にも李忠成が左サイドに流れて、そこにエディがついていってまた釣り出される。中央に走り込んだ高柳が空いてフィニッシュもサイドネット。

 広島が前からプレッシャーをかけることで、ギクシャクしている清水が慌てて真ん中でボールを失ってしまう。そうすると攻撃型が入っているSBの裏が空き、何度もそのスペースを使われる。悪い時は最近こういうのばっかりだが…そしてそこを起点に真ん中も破られてしまうので、決定機になってしまう。

 31分には高萩の左CKが直接ゴールマウスへ飛んでくるが、西部のファインセーブ。試合ごとに波がある西部、今日はいい方の西部なのか。反撃してせめて押し返さないといけないエスパルスは33分、テルが持ち味のパスカットで速攻へ持ち込む。元紀がドリブルで仕掛け、外を回った宏介へ。クロスは残念ながらファーへ行って通過してしまったが、仕掛ける意識を元紀が持てているのでチャンスになる。1分後にも元紀はドリブルで3人をかわしてシュートもブロックされた。

 これで落ち着いて欲しいところだが、そうならない。38分、西部がまさかのプレゼントパス。一度や二度じゃないから勘弁してほしいが…服部の折り返しを李が詰めるが、幸いミートせずで助かった。さらに森脇が左足でミドルを放つ。これも危ない。42分、兵働がプレスを掛けられて出しどころがなくなり、エディへ下げるがこれも拾われ大ピンチになりかける。守るにしろ、攻めるにしろ、ボールの出所に対してはキチッと詰めないといけないのに、簡単に捌かせてしまっているので、広島はやりやすい。甘いプレスだったら楽々とつなげる技術を持ってるチーム。

 何とか耐える中で前半ロスタイム、テルが倒されて得たFK、兵働のボールに元紀がヘッド。相手のマークが外れてフリーになる絶好のチャンスだったが、サイドネット。開幕戦でも元紀のマークが外れており、広島はヒヤッとしただろう。何とかモノにしたいところだったが、どうも最近セットプレーも生かせずに終わってしまう。前半はスコアレス。

 内容的には広島が優勢で、このまま戦っていれば失点してしまう可能性が極めて高かった。いくらホームで失点しないことを目指すと言っても、続ければ点を取れると広島側は思ったはず。だから何とかしてアウェイゴールを奪い取ってしまいたいという思いが強くなった。これもはっきりしないプランによるところが大きいが…。

 ベンチにタクやオカもいるので、ハーフタイムで何かやってくるかと思ったが動きなし。ただハーフタイムコメントで「ミドルシュート」「寄せ」の2つに言及があったことは納得だ。相手が引いた時にはミドルが有効であり、もっと打つべき。寄せは先述の通り。
 入りは前半と同じで、また清水が仕掛ける展開。48分、テルのスルーパスに一樹が反応、右サイドから速いクロスを入れたが西川に阻まれる。ゴールへの意識が高くなり、試合が動き出した。前へ出る分ミスも出てしまう。嫌な感じはあった。

 そして55分。相手左サイドから中島が攻撃参加、服部を経由して高萩、最後は李忠成。細かくパスを繋がれ、崩された。人が決していないわけじゃないんだが、球際ですごく弱い。

 これでどうするのか。アウェイゴールが欲しいという事実は変わらないので、1失点は大したことではないが、もう1点取られて0-2で終わることはまずい。すると60分、タクを投入した。交代が兵働だったのには首をかしげるが、これも鹿島戦を見据えてということなのだろう…これで真希が右SH、エダがトップ下へ移動。サイドを有効に使って点を取りにいくということにはなるが…。

 62分にはカウンターでチャンス到来。真希、エダを経由して元紀がペナ内に抜け出し、左足で打てる場面だったが引っかかってしまった。ここで足が攣ってしまい、満を持してオカが投入された。67分、そのオカが宏介のクロスに飛び込んでみせ、ゴール前の迫力というのは少し出た。

 だが1分後。青山のロングボールから李忠成が抜け出しキープ。戻りが遅く、CB2人がくっついた裏に走り込んだのは高萩。エディのスライディングもむなしく、浮かせたシュートが決まって2点目。下手したら3点目を取られて終わってしまうとさえ思った。非常にまずい展開となった。もう点を取るしかない。

 広島は無理をしなくていい状況になったことと、復帰したばかりの森崎和を休ませるため、ストヤノフを入れて中島を一個前へ。これでクロスボールを弾くとともに、前線へ精度の高いフィードを送ってカウンターを仕掛けやすくするという現実的な交代。その後も服部のクロスから高萩のボレーなど、フリーの場面でシュートさせてしまう。

 だがまだツキがあった。76分、辻尾が仕掛けて少し伸びたボールが真希へ渡る。真希が絶妙のクロスボールを入れると、入ったばかりのストヤノフがヘディングで触ったが、これを西川が弾くので精一杯でこぼれ、エダが押し込んでアウェイゴールをゲット。1点差とした。決して采配ミスとは言えないと思うが、ストヤノフはこういう出場をあまりしないので、それが結果としてこうなったということだろう。

 精神的に余裕があったはずの広島は、この失点で一気にそれがなくなった。カップ戦の経験はうちが上回っている。だがそれをあまり生かせない。80分には槙野のFK、直後にはCKから槙野に決定的なシュートを放たれたものの、西部のビッグセーブでしのぐ。

 サイドからのクロスに活路を見いだすエスパルスは一樹に代えて駿を入れ、高さを増やした。これは妥当な交代だろう。その直後にはタクが左へ展開し、宏介がクロス。駿の背後でオカが飛び込んだがゴール右を通過。こういう形をどんどん作ればもう1点いけるかもしれない。

 だが広島も高萩に代わって入った大崎がキレキレでチャンスを創出。終了間際にはPKか?という場面も作られたが助かった。一時的にサイドを支配したが、最後は工夫を欠いてしまい、何かちぐはぐな印象を残して前半90分を終えた。

 結局、最後までゲームプランがよく見えなかった。今までなら現実的な試合を好む傾向があったが、それよりも鹿島戦でどう選手を使おうかということに焦点が当たっていたようだ。かなり危険な賭けだと思うが、信じるしかない。

 課題はここ最近と変わらない。メンバーが変わったことでスムーズにいかないことがあるにせよ、真ん中を簡単に破られて失点しているということは、高い位置でボールを奪えていないということ。この日はボランチを増やしたが、根本的なところが変わらないから、結局失点をした。攻撃的にやるのか、バランスを考えているのか、はっきりさせないといけないんだが、この試合はとにかくこのメンバーで乗り切ればよかったのだろう…。

 杉本フィジコが楽観視しているようなコメントを大宮戦後に出したそうだが、コンディションも決していいとは言えない。大敗したことによるメンタル面の弱さが出ていたとはいえ、前を向けていないのは非常に気になる。やれるのか、やれないのかが見えない。前も言ったが、いい時はこれだけやれるんだという自信回復の作業をして欲しい。

 今後へ向けてと言っても、もう勝つしかない。だがここまでくれば、悲壮感だけで戦っても仕方がないので、サッカーをすることを楽しく感じて欲しい。苦しさを覚えてしまったら、それだけでマイナスだ。名古屋戦はそういうのも見られたし…1人1人がこの状況を真剣に捉えながらも、鹿島相手なら不足はないので、全力でぶつかるだけ。やるしかない。 
 

西部…前半は好セーブ連発で失点しなかったが、後半は抑え切れず。前半の危険なパスミスは勘弁。なかなか癖が直らない。流れを変えるべくGK変更もあり得る状況なだけに(他がしっかりしていれば)、安定して仕事をしてもらわないと困る。槙野のFKの場面で味方に激怒したように、厳しく声をもっと出してほしい。
辻尾…一時期の不振は脱した。もう少しというところ。ただどうしても守備に回ると苦手分野というのが出てしまう。2ndレグ出場停止はもう致し方ない。カシマで走り回れ。
平岡…失点が続いているのでDFとしての責任はあるが、タフになったなぁと。プレーを見ていて、チームを引っ張るような部分も垣間見えた。
エディ…やってもらわないと困るが、疲労もあってスピードも粘りも足りない。分かっちゃいるがもうちょっと粘ってもらわないと…あとFKはしばらく囮でいい。
宏介…いつもと変わらないかな…右からクロスがあまり上がらないので攻撃面では頑張ってると思うが、どっちにしても精度を上げないと。

真希…最低限の仕事をしたことになるが、最近と同じで思い切りがない。シュートはどこへいった。
テル…もうちょっと仕事をしてくれると期待していたが、危ない場面もあった。チームの問題もあるけど…高い位置まで行っていたことは評価されるべきだが。
兵働…このメンバーでは当然色んなことを一手に引き受けることになる。ボールを良く触ってリズムを作ろうと心掛けていたが、交代は残念。

エダ…独特の嗅覚が久々に冴えてきた。連続試合ゴールが多い選手なので期待していた。だがボール持った時にもう少し自分で運んでから中に入ってほしい。
一樹…自分の特徴をよく理解しているのはOKだが、シンプルにやっていい場面はやってほしい。点を期待されているのでシュートを増やしたい。
元紀…元気はあった(笑)。うまいのは分かる。CKキッカーも務め、惜しい場面は何度かあったが決めなければ出番は増えない。結局いつもと同じだ。それと自陣に下がった時のプレーが軽い。真ん中で自由にやらせた方がいいのかも。

タク…らしくないパスミスあり。展開的に入るのは難しかったか。次も2枚でいくとなれば負担は減ると思うので頭の中を整理して。
オカ…迫力は出たが、枠へ持っていきたい。2ndレグは代表にいる可能性が高いので、鹿島戦で大暴れしてもらわないと困る。
駿…惜しい場面もあったが、シュートを打てずに終わる。

健太監督…今回の編成は開き直りの要素が強く感じられる。自ら退路を断ったのではないか。仮にこの試合を落としたとしても、ホームでの後半90分へ向けては中7日で調整が可能。だから、名古屋戦の結果を踏まえても、全タイトルを狙うという理想を曲げずに二兎を追ったと考えられる。どうなるかは鹿島戦と2ndレグで明らかになるが、内容的には厳しい中でアウェイゴールを奪い、1-2で止めたことは一まずセーフだ。監督が言うように、現実的な戦いの中で国立を目指せるというのは悪くない。もうちょっとでその可能性もなくなるところだった。だが、結果が出なければ…。

 鹿島戦へ向けては清水に戻らず、そのまま鹿嶋近郊へ向かったようだ。引き続き岩下を欠き、宏介も欠くことになる最終ラインは、辻尾・平岡・エディ・アラタしかないだろう。問題は中盤をどうするかだ。鹿島を倒すために選んだ4-3-3をもう一度ぶつけるという可能性もあるが、危険な賭けと感じる…だからタクとテルの2ボランチもあり得る。そうすると淳吾の位置にオカを回し、兵働を左ワイドに置くことも可能だ。エダが3連戦をこなせるコンディションかどうかがポイント。伸二には是非トップ下というポジションでタクトを振るって欲しい。 鹿島に勝ちにいくことを選んだ以上、下馬評が圧倒的に鹿島であってもしがみついて戦うしかない。選手たちにそういう部分を訴えてみるのもいいだろう。

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2010年09月29日

['10J1第24節]清水vs名古屋

2010年9月25日() 15:04 KICKOFF
J1第24節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス10-05名古屋グランパス
1-5
47分 枝村
太田
岩下
主審:西村
天候:曇り
観衆:19,496人
50分 玉田
58分 ケネディ
62分 玉田、71分 玉田
83分 ケネディ
ケネディ
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=oKFz726tY8M
ロングハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=QDtskbHjVVE
http://www.youtube.com/watch?v=dLr3Od6qj3A

 なかなかまとめる気にならなかったが、現実を直視したい。決して運不運で負けた試合じゃない。現地でサポートできずに悔やんでいる。

パルちゃんショー http://www.youtube.com/watch?v=3n0IFq8QlJM
 この日、エスパルスサポーターが試合前から気合が入っていることは当然で、出足も早かったそうだが、首位に立つ名古屋のサポーターも大挙してアウスタへ駆けつけ、選手登場時には赤いフラッグで演出。チームを鼓舞した。
http://www.youtube.com/watch?v=xwnso66hldk
 こちらも試合前から選手たちを鼓舞するために、埼スタに続いてアカペラでリバイブを歌い、昨年末の「JAL感謝祭」方式で歴代のビッグフラッグを何枚も掲出。名古屋の選手がアップしている様子が映った動画にも、ビッグフラッグが時々映っている。
http://www.youtube.com/watch?v=BtHxurwJp48
http://www.youtube.com/watch?v=TExypziYUSg
 選手入場前の応援も通常以上の声量だったと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=XARTy7Aaedw
 そして選手入場時には、エコパで時々出す程度だった「SHIMIZU S-PULSE FOREVER」の長い横断幕を出してさらにチームを鼓舞した。やれることはとことんやった。この試合の持つ意味はそれだけ重い。
選手入場〜4分 http://www.youtube.com/watch?v=gNcvu8zoVG8

 メンバーは両チーム予想通りだった。エスパルスは右太ももを痛めたイチが欠場し、平岡を右SBに置く布陣を選択。岩下がCBに入った以外は同じメンバー。名古屋はサプライズがなんなのかと注目されたが、出場停止明けのダニルソンと中村が戻り、ベストメンバー。何の驚きもなかった。がっぷり四つで組むのかなと予想された。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/334.html
http://nagoya-grampus.jp/game/2010/09252010j124vs/report.html

 スタジアムも満員だったし、いい雰囲気に乗せられてどちらも気合が入った立ち上がりだった。その中で2分、左からのクロスをペナ内で淳吾が受け、裏へ。フローデからのパスを受けたが打ち切れなかった。いきなりチャンスになりかけたが惜しい。
 5分、今度は宏介がサイドを破られ、中村からクロスが入るが、ケネディの手前で岩下がクリア。そして課題となっているセットプレーだが、ニアに蹴ってきた金崎のボールを確実にはじいていく。だが宏介は兵働がボールを失った流れで8分に警告を受けた。正直早い。金崎と今後も対峙しなければならない…。
 セットプレーを確実に守ることも大事だが、簡単にセットプレーを与えてはいけない。だがどうしてもファウルで抑えないといけない場面が出てくる。球際で厳しく行ってるからこそとも言えるのだが…。

 10分の攻撃はシンプルなもの。タクから右前方に走り込んだオカへフィード。オカは相手を揺さぶって何度も切り返したがやり切れずに失ってしまった。やり切りたかった。
 12分も右サイドから素早くサイドチェンジし、宏介がニアに速いクロス。オカがいい形で飛び込んだが、わずかに外。振り返ってみると、やはり前半戦のようなポゼッションは出来ていない

 ただ逆に、今はポゼッションが出来ないから、早く前へ入れちゃおうという意識なのかもしれないなと。名古屋はカウンターに対して弱いというスカウティングも出来ていたはずで、奪ってから出来るだけ早くシュートに持ち込もうということだと思う。それと、平岡が右SBに入っているので、無理にサイド攻撃に持ち込む必要がないというのもある。

 18分にも高い位置でボールを奪い、宏介のクロスが相手に当たって、こぼれをフローデがボレーで狙う。シュートの意識が高くなっているのも悪くない。20分にも兵働の低いクロスをオカがすらしたが楢崎。崩しているとは言えないものの、ゴールへの最短距離を探っているのはうかがえる。低く速いボールなら可能性はあるだろう。

 23分に阿部のクロスからケネディというお得意のパターンが発動したが、この場面は阿部に対して誰がつくのかあいまいになり、一歩遅れた分だけ精度の高いボールが上がった。これは気を付けないといけない。命取りになる。だが、ケネディに対してのマークはキチッとやれているし、この時間で警告を貰うなどイライラしている。平岡は遜色ないプレーでチームを支えており、悪くない流れだ。

 しかしこのアクシデントは痛かった。淳吾が右太もも裏を痛めて26分にエダと交代してしまう。仕掛けられる選手としても、精度の高いキックを残す意味でも、出来るだけ引っ張りたい選手だったが…それも右サイドで機能していないエダなので不安要素が増した。

 この交代の直後から、互いにハイテンションで入ったこともあり、試合が落ち着いてくる。結局どちらもシステムが同じで、アンカーの横のスペースで起点を作って攻めるというパターンが多いから、必然的にサイドから攻めるパターンになるが、ポゼッションが出来ないから速攻に頼った清水と、ポゼッションしたいけど清水のプレッシャーもあって思うように攻められない名古屋という構図。だが落ち着いてきたことで、清水が出しどころに困ると、名古屋の中盤がプレスをかけて奪い返すシーンも見られるようになる。

 それでも34分に再びいい形を作る。フローデが下がって楔を入れ、エダが真ん中で受けて平岡へ、いいタイミングで上がった平岡はファーへ緩いクロスを上げる。オカの外で待っていた兵働がボレーで合わせたが、ゴール右を通過。これも惜しいといえば惜しい。それと、ようやくエダがポジショニングを掴んだのかなという印象で、うまく絡めた。

 36分にも左サイドに流れた伸二からサイドチェンジ。この日はこれが多い。これを平岡が受けてペナ手前のエダがスルーし、フローデが受ける。ダイレクトで裏へ走ったエダへ返すが少し流れ、折り返しはクリアされた。これもエダが有機的に絡んで引き出している。淳吾はボールを持つことで生きる選手だが、エダはフリーランニングでどれだけいいポジションを取れるかだから、持ち味が違う。今回はよさが生きている。

39分〜前半終了 http://www.youtube.com/watch?v=v48xyWNTHeg
 39分のシーンは、宏介が左サイド深くでボールを失ったものの、高い位置で奪い返して厚みのある攻撃を展開した。だがフローデのパスが甘く、一気にカウンターを受ける。兵働が無理やり玉田を止めたのは致し方ないが、カードはなしで助かった。マギヌンのFKも弾き、中村直志のシュートもブロック。集中して守れている。
 43分のペナ手前で与えたFKは、うまいトリックプレーでダニルソンに狙われたが外れて難を逃れ、ラストの左クロスは合わずに前半を終了。

前半終了時のピクシー(ピクシーカメラ面白い)
http://www.youtube.com/watch?v=aH71CkhI9QU
ハーフタイムショー http://www.youtube.com/watch?v=8IBEh-YlGiM

 スタッツを見るとシュート数では7対5だし、ほぼ五分といった感じだが、ゴール前にうまく詰め寄っているのはエスパルスと言えた。本当はもっと真ん中で緩急をつけなければならないものの、割り切って戦っているならばもう仕方がないし、それで決定機も作れているから、我慢強く戦ってゴールを割りたいと。でも、結局0-0で折り返したということは名古屋のペースでもある。これが難しい。

後半開始〜50分 http://www.youtube.com/watch?v=4j4Si4iAlKw
 だがその心配をすぐに振り払う先制点が手に入る。47分、自陣岩下のクリアを平岡が丁寧に伸二へつなぎ、一気に走り出して相手のマークを引き出す。伸二から中央のエダ、兵働、そして左前方走り出したオカへとうまくパスが繋がった。オカがペナ内に入ったところで左足で折り返すと、全速力で走り込んだエダがダイレクトで合わせる。これがゴール右隅に決まって先制点。さすがに楢崎も触れない。
http://www.youtube.com/watch?v=VIyCTOBvI64
 いい形でエダが絡んでいたので、何かあるとは思ったが見事だった。最近なかなか取れなかった先制点を取り、自分たちのペースで試合を運べるようになると、その時は思った。

 だが後半の早い時間帯に点を取ったことで、相手が牙をむいた。49分、田中隼磨のクロスがファーに届いてケネディがシュート。ブロックしてCKとなるが、そもそも中村直志と田中隼磨に対しての対応が少し曖昧で、オカが慌てて突撃するような感じだった。そしてこのCK、ダニルソンが競ってこぼれたところを玉田に押し込まれてしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=ad-G2YGYWpY
 ダニルソンのところで弾くのがベストだが、流れたボールに対してもあれだけ人がいたのにやられてしまった。玉田の嗅覚といえばそれまでだが、兵働やエダが一歩早く詰めていればというところ。
先制、同点弾時の両ベンチ http://www.youtube.com/watch?v=QV9cllkR6R0

 同点ということは、後半開始時と同じ状況だから、慌てることは全くないのだが、名古屋がさらに攻勢を強めてくる。52分には田中隼磨のクロスを闘莉王が合わせるがわずかに上。どうしてもエスパルスは勝たないといけないので、2点目を奪いに前へ出るから、スペースが出来てしまって、そこを自由に使われる。行ったり来たりの展開に。今思えば、もう少し落ち着かせたかった。だが前半から同じようなリズムで戦っていたので、ここで静止するのは難しい作業だ。本音は、1点取った後に落ち着かせながら戦いたかったのだろうが、それは失点した自分たちが悪い。

 その行ったり来たりの流れでどっちが取るのかという流れの中、右サイドでボールを失って速攻を許す。この時切り替えが遅く、オカが戻ってくるが間に合わずに名古屋の右サイドには広大なスペース。そして宏介の寄せが甘い。田中隼磨のクロスにケネディが走りながらヘディングで押し込み、名古屋逆転。細かいところを見れば、失点は必然だった。もちろん岩下には体を投げ出してでも防いでもらいたかったが。
http://www.youtube.com/watch?v=3eq8ul0ojwc

 それでもまだ追い付けば流れを引き戻せる。行ったり来たりである以上、名古屋もまだ落ち着いていない。61分、ケネディを止められなかった岩下が意を決して前方に出てきた。中盤でパスを受けた伸二に送り、伸二から平岡へ、そしてダイレクトで上げたクロスに岩下のヘッド。中断期間中に取り組んだ攻撃パターンの一つだった。岩下のシュートもなかなかのものだったが、楢崎に弾かれた。入っていれば流れは変わったと思う。見事な攻撃だったし、いい時にやっていたサイド攻撃そのものだった。だが、ここが楢崎の真骨頂か。

 62分。闘莉王のフィードをケネディが右サイドで競る。宏介が持ち場を離れて競りにいったが止め切れず、余っていた金崎に渡ってしまう。ラインコントロールが出来ていない。金崎が得意のドリブルで仕掛けて中へ、マギヌンを経由して大外余っていた玉田へ。これもコントロールできないまま、確実に決められた。3トップのワイドの選手の理想形。きちんとマギヌンがあそこにいたのもさすがだ。このゴール後の両ベンチが対照的だ。http://www.youtube.com/watch?v=w--11lC09M0

 こうなってしまうともう動かざるを得ない。エダを使ったことで、残る枠は2つ。入れるのは辻尾と一樹だろうと思ったが、辻尾と真希。これを聞いて「平岡と伸二を代えるんだろうな」と思った。この日のパフォを見れば、素直に平岡をCBに残し、一樹を入れて変則3トップだろうと思ったが…。岩下の退場を防げたと言うわけではないが、立て続けに失点したCBをテコ入れして仕切り直すにはちょうどいいタイミングだと思っただけに。

 出るしかないので出ていくが、68分。兵働のクロスからフィニッシュまで持ち込めずにカウンターを食らう。玉田のパスから金崎が中央を抜け、エディと岩下が挟むが間に合わず、岩下が後ろからいって一発退場。
http://www.youtube.com/watch?v=zQIfDx99Fm8
 他サポ向けとして…岩下は8月14日のマリノス戦でも西村主審に一発退場を命ぜられており、1ヶ月ちょっとで再び同じ主審にレッドカードを出されたことになる。でも、今回は当然の退場だ。マリノス戦はちょっと厳しいかなと思ったものだが、今回のは金崎の足に入っているのが映像でも確認できる。あれ以来、審判団へのイメージを変えさせようと笑顔で接することを心掛けてきた岩下だが、再びレッドを出されてまたも抗議。掛かっているのは分かっているはずで、そんなことをしている場合じゃない。チームの状況がこうさせてしまったので、岩下だけの問題じゃないのだから、おとなしく下がってほしかった。

 このプレーで与えたFKは、ダニルソンがフェイントを入れて玉田。きっちり決められ4点目。この日の玉田は本当に素晴らしかったね。
http://www.youtube.com/watch?v=ZY5RI9AiZKU
http://www.youtube.com/watch?v=AV4zc-PqJ5A
 玉田ハットトリック直後の両ベンチ。
http://www.youtube.com/watch?v=pxxyYw5pnMM

 選手交代をすでにし終えているので、仕方なくタクをCBに下げ、真希のアンカー、4-3-2に切りかえて何とか反撃を試みる。→→宏介がCB、真希が左SBとの話。そう言えば真希が左から上がってくる場面があったな…。75分、辻尾が久々に突破してクロスを上げる。オカが競ってこぼれたところを拾い、最後は兵働のクロスをフローデが合わせる。決定的だったがこれを外してしまう。1人少ない状況で、これが入っていれば勇気は出たと思うが…。個々が仕掛ける意識はあったので、11人の時にもこういう仕掛けを見せて欲しいものだ。

 あとはこういう展開なので、何度もビッグチャンスを作られる。記しても仕方ない。83分、ダニルソンのドリブルからペナ内マギヌンが落としてケネディ。5点目。その時の両ベンチ。
http://www.youtube.com/watch?v=QxIF4WAMZps

 試合後、エスパルスのゴール裏からは一部ブーイングも聞こえたが、最終的にはエスパルスコール。これにも色んな意見がある。テレビで感じるものとスタジアムでは違ったりするから何とも言えない。こてんぱんにやられてそういう雰囲気じゃなかったのかな。結局選手たちがどう思っているかだから…。
試合後のピクシー http://www.youtube.com/watch?v=zLFfaJ_sQew
 試合後の名古屋サポ。遠征お疲れ様でした。
http://www.youtube.com/watch?v=DmLm3ifoPUU
http://www.youtube.com/watch?v=Z8IfdLVSxYM
http://www.youtube.com/watch?v=dwlIhagjBYQ

 先制点を奪うまでは、最近の中でもよい内容だった。工夫をしたことも分かる。でもこのスコア。力負けだ。悔しい。エスパルスの選手たちにメンタルの強さがあるかというと、まだまだと言えるが、この試合はメンタルが一気にやられたという感じはしなかった。むしろ何とかしようという意識は見えた。だがそれをあっさり名古屋に上回られた印象だ。名古屋は狡猾に戦うことが出来るチームで、0-0の時間が長くても別に構わなかった。失点したので、「じゃあ行きますか」という感じで一気にスイッチが入った。こういうのを見せられると、力の差があると認めざるを得ない

 ツイッターで色々つぶやいたことだが、クラブ目標が「リーグ制覇」である以上、諦めないなんていうのは当たり前。まだ何が起こるか分からない。だが、10試合で11ポイントという差もそうだし、クラブとしては現実的な視点で、来年へ向けて動きださなければならなくなった。今後、どういう方向に持っていくのかを間違えてはいけない。このチームの分岐点となる試合だと思っている。

 そして、リーグ戦残り10試合とナビスコ、天皇杯が残るチームは、新たな戦い方を示す時に来ている。今までやってきたことを取り戻すということを主眼に話してきたが、どうもそれが難しいという中で、ああも簡単に失点してしまうと、試合にならない。4-1-2-3システムでは、タクの横のスペースを使われるというのが欠点として存在するが、中盤のパフォーマンスが良かった時期は埋めていた。だが、最近は中盤の運動量が落ちて、それを埋められないまま攻略法が相手チームに浸透してしまっている。1人が下りてボランチを2枚にすることは、システムを変更するというような大きな括りで考えてはいけないことで、バランスを取るためには当たり前の話だと思うが、なかなかそこまで手をつけていなかった。

 そこでこの試合の翌日、サテライトがU-19日本代表との練習試合で4-2-3-1を採用した。この変化は意味深だと感じていたが、明日行われる準決勝1stレグでも、同じシステムを採用するという。静岡ダービーで4-4-2にしているとはいえ、とうとう首脳陣も踏ん切りがついたのだろう。これをリーグ戦でも継続するのかは分からないが、雰囲気としては続けそうな気がしている。前も言ったが、途中交代がデフォになっている小野伸二を攻撃面で働かせるべく、トップ下に専念させることは考えていいだろう。

 リーグ戦がこうなった以上、ナビスコのウエートは高まった。何としてでも2年ぶりの国立切符を勝ち取らなければならない。広島側の都合で、ホームとアウェイの順番が入れ替わり、2ndレグをアウスタでやれるのは大きい。こういう運も味方につけ、まずはエスパルスらしい1stレグの戦いをすること。もう一度初心に帰って、気持ちを切り替えて臨みたい。このままでは終われない。

西部…動作を見ても慌ててるのが分かる。落ち着かせる役割も担ってるはずだ。5失点は重い。
平岡…伸二との相性はセットプレーに限らずプレーでもよいようだ。この出来ならしばらくSBで観たいくらいだが、CBがいないので戻ることになる。いずれにせよよくやった。
岩下…今年の出来は誰も満足していないだろうし、体のコンディションも心のコンディションも整わないんだったら試合に出るなんていうのは無理。攻撃参加のところとか、センスはあるのだから早く自覚を持ってくれ。
エディ…パワフルなプレーで途中まではまずまずだったが、行ったり来たりになり始めた時にコントロールできなくなってしまった。それではDFとしてダメだ。
宏介…警告が早すぎて行けなくなったのもあるにせよ…指導されてるのかな?まぁ仕方ない面を挙げるとすれば、清水といえば右だったからまだ隠れていられた。今は左が多い。だから目立つ。もう相手はどんどん狙ってくるぞ。

タク…さすがにしんどくなってきたらしい。いい時はアンテナを常に張っていて早めにつぶしていたが、後半の試合展開もあって追い付かなくなった。
伸二…チームに馴染んだからこそ、加入当初と比べて意外性のあるプレーが少ない。もっと自分を出して欲しい。だからボールを失う場面も出てしまう。とにかく点に絡むことにこだわってみたらどうか?
兵働…良かったり悪かったりってところかなぁ。動き自体は戻ってきてるかな。

淳吾…無念の離脱。代表入りが狙えるところでもったいない…。
フローデ…先週に続き、蓄積疲労が見える。チャンスで決めていれば少しは立ち直っただろうが、休ませないとダメだね。
オカ…コンディションは上向き。よく動きまわったが前半に1点決めなければ。

エダ…ナイスゴール。ようやく掴んだか。この動きが出来るなら監督も使いたくなるはず。
辻尾…少しはよくなったみたいだが、ここまでスランプになったのには首をかしげる。守備で別にミスってもいいからどんどん行ってみよう。荒っぽい方がいい。
真希…もっとドリブルしてくれ…。

健太監督…名古屋に勝つために色んなことを考えて準備したのは伝わった。エダの投入も当たり、先制までは狙い通りだった。だが試合中に修正できなかったのはまずい。2枚同時交代もあれではハマらない。理想を具現化してスタートしたシーズンだが、ここまで失速してしまうと責任を問われる。脇が甘かったんだろう。

 1stレグでは思い切った作戦を取るようだ。テル、真希、エダ、元紀、一樹と中盤から前はかなり入れ替わりそう。ベテランを休ませ、守備的に入ることは支持したいが、こういうチーム状況である以上、厳しい目で見たいと思う。トップチームだけでなく、サテライトも芳しくない現状にあって、出た選手がはつらつとプレーできるのか。そしてアウェイゴールを持ち帰れるのか。崩壊気味のディフェンスは持ちこたえられるのか。中3日で色んな事があり、課題は山積している。メンタル的にも大敗直後で厳しい中、メンバーが入れ替わるのは仕方ないことだが、配置をいじってどこまで解決するのか。その点は大いに注目したい。

 1点差負けならギリギリという前半90分。とにかく無駄な失点をしないことだ。調子の良かった頃とは状況が違うので、どんどん攻めろとは言えない。広島も故障者が多く、特に寿人がいないのは大きいが、それでもリーグ戦は3試合ドローで耐えてきている。粘り強く戦うという意味では広島が上だ。何とかきっかけを掴みたい。鹿島戦のことは終わってからでいい。

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