2010年08月07日

壁を乗り越えろ!

 はっきり言ってしまえば、まだ17節である。あと半分も残っており、勝てば首位とかそういうことに興味を持つ必要もないし、はずもない。ただ、それでもこの試合は清水、静岡全体の力を結集し、鹿島を倒さなければならない。純粋に面白い試合になると期待し、今回は日帰り強行でアウスタへ乗り込むことを決めた。それくらい私もこの試合に懸けている。

 と言っておいてなんだが、冷たいことを言ってみる。今回の鹿島戦、来週のマリノス戦はホーム2連戦である。ということは以前から言っているように、法則に基づくと、同じ結果が出ないことが多い(※清水は連勝した経験もあるが)。順位は違えど、どちらも実力派のチームであり、連勝するのは難しいと考えている。そういう意味では、もし鹿島に勝てなくても、その次に勝つ可能性が出てくるし、逆に鹿島に勝った後は、燃え尽きではないが何となく試合をしてドローとか、そういう結果も起こり得る流れだ。

 ただ、それでも今回鹿島戦の勝利にこだわらなければならないのは、エスパルスが本気で優勝を目指しているからに他ならない。健太監督が「鹿島を倒すために」とまで話して選んだ4-3-3へのシステム、あるいは攻撃的な戦術への変更は、この試合で結果を出してこそ意味を成す。前半戦の集大成として、チャンピオンチームと相対するというのは絶好の舞台だ。

 中断明けの4試合を2勝2分けという成績で終えたエスパルスだが、再開初戦のダービーをスコアレスで「落とした」(内容的には拾ったが…)のは残念でならない。ただ、アウェイでの名古屋戦で何とか1を拾い、その後の連勝につなげたのは悪くない。

 何よりこの3試合で12ゴールを奪っている攻撃陣は、胸を張っていい。中断前までFWのポジションをつかみ切れていなかった淳吾が、全盛期の輝きを取り戻しつつある。それに乗っかるように兵働もシュート精度が向上。筑波コンビの復活により、どこからでも点の取れるチームに仕上がりつつある。チーム全体としてシュート意識が高まっており、フローデ、オカといった従来の得点源のマークを分散させている。

 中断前まではセットプレーで得点を取るチームであった。だが中断明けの12ゴールのうち、実に11が流れからだ。中断期間中に、引いた相手をどう崩すのかというトレーニングを積むと同時に、徹底して行った走り込みの成果が、守から攻への切り替えを実現させている。

 鹿島は中断明け4勝1分けとさすがの強さを見せているが、このうち4試合がホームゲームだった。アウェイでの磐田戦は2点を先行されているし、1試合平均1点は取られている。内田が抜け、イ ジョンスが抜けたことで、多少バランスにズレが出るのは、どのチームでもあり得ること。そろそろこのバランスもまた絶妙のものになるはずで、スキを探せと言われてもなかなか難しいが、それでもやはり弱点は突かなければならない。

 当然、新井場とジウトンの両サイドバックの裏を突くというのが第一になる。ジウトンは少しずつ慣れてきているし、イメージほど軽いと思わない方がいい。ただ去年、新潟時代に右サイドを制圧して退場に追いやった経験もある(結果として自分たちの首も締めてしまったのだが)。今回、先発濃厚のイチは、正直まだ万全でない。コンディションもいいとは言えない。それでも使われるというのは、第一にクロスの精度がいいこと。そして戻ってくる辻尾を切り札として使えることにある。こちらが右サイドで仕掛けた時に、当然鹿島は中田浩二がカバーに入ってきて、クロスにしてもシュートにしても切ってくるだろう。そしたら、今度は中央を使えばいい。伸二のパスがあり、兵働のシュートがある。相手の切り替えが早く、仮に一個戻さざるを得なくなっても、今度はタクからもう一度作り直すことは可能だ。そういう意味では、まず狙えるところをきちっと抑えて自分たちのペースに持ち込んでおきたい。両サイドごと制圧するのは難しいだけに。

 それから鹿島は中盤が非常に強いという印象があるが、それを今季のエスパルスは個々の運動量で補おうとしている。一見、4枚と3枚で不利に見えるが、実質は4枚と5枚でこちらが上になるシステム。特定の選手を抑えたところで、鹿島はその対応策をピッチ内で練ってしまうチームなので、誰を抑えれば勝つというのはない。ただ、相手のボランチに対して伸二と兵働のCH2枚が、うまくバランスを取りながらも(ここは重要)、きちっとプレスを掛けていけば、心臓部で主導権を握れるわけだから、そこの攻防で優位に立ちたいのは当然。伸二は鹿島戦でも結果を出しているし、そろそろという期待が大きい。兵働は2年前の鹿島戦で貴重なゴールを叩き出している。彼らが相手を背負った状態でもボールをキープできれば、普段通りのサッカーが出来るだろう。逆にキープできないとなれば、相手の速攻の餌食になる。

 速攻の餌食といえば、現在チームは「攻から守」の部分で課題が出ている。ここ3試合で取られた点が8。それも名古屋戦は相手のレベルの高さもあったが、セレッソ戦はFK2つ、湘南戦は4点リードしてから2点を返され、最後にもまた失点した。いずれも集中力の欠如で切り替えが遅くなっているのが原因であり、鹿島相手にこのようなことを続けてしまっては、失点するのは目に見えている。

 そこでやってもらわないといけない選手が岩下である。彼は去年、ビルドアップ時のミス2つで2点を献上し、結果としてチームは勝ち切れなかった。誰も言わなくても彼は分かっているはずだが、現時点で彼のパフォーマンスも不満である。不安定なプレーが続いているため、この試合できっかけをつかめるかどうか、大事な試合と言える。彼が集中力高くプレーすれば、攻守両面で安定感が出て、大崩れはしないだろう。

 そしてもう1人期待したいのが、湘南戦に出られなかったタクである。今年のシステムで肝となっているアンカーのポジションは、現状では彼しかいない。相手の攻撃の芽を摘む、そしてそこからの展開。ビルドアップでのサポートを含め、湘南戦とは違った形で引き締めてくれるだろう。セレッソ戦も残り5分までは何とか無失点で耐えていたわけだから、十分やってくれるはずだし、彼はプロ初ゴールが鹿島戦というおまけも付いている。イメージは悪くないはずだ。

 鹿島の得点源は当然、古巣相手に強いマルキであるが、彼と共に今すごいのが野沢。ゴール+アシストでいくと、マルキの10を超える13をマークしている。彼は自由に動き回るので、誰かがついてマークするというのは難しい。野沢にボールを入れさせたとしても、出来るだけサイドに追いやったり、とにかくゴールに近づけない守備が求められる。中盤はハードワーク必須と言えるが、これはどこが相手でも当然だ。

 大迫はポストプレーが上達し、興梠をすぐに復帰させなくてもいい状態になっている。相手が疲れてきたら、スピードのある興梠が出てくるというパターンは、オリヴェイラ監督がベンチにいなくても当然分かる話。また本山は短い時間でもきちっと仕事が出来る選手で、今季も結果を出している。嫌な選手が勢ぞろいしているが、今年のエスパルスはリアクションではない。自分たちで仕掛けていくサッカーを全面に出すこと。もちろん勝っていれば、それなりの試合運びは求められるが、うまい試合運びはできないと監督も割り切っているくらいなので、それならそれで意思統一した方がいいのかもしれない。

 鹿島は今季アウェイゲームのほとんどで失点しているし、ましてやリーグ最多得点のエスパルスとなれば、ゴールを奪うことは十分に可能だ。以前から言っているが、鹿島に対して守りを固めて隙を突くサッカーをすると、結局守り倒されて負ける。鹿島に勝つには、新潟が3トップで勝負したように、点を取りに行かなければならない。その点、今年のエスパルスのチャレンジは合致する。

 健太体制になってから鹿島にあまり勝っていないというが、08年にはナビスコや天皇杯で勝利した経験もあるし、去年もホームでは2点差を追いついた。特別、極端に苦手としているわけではない。鹿島としても、監督がベンチにいないから勝てないという気持ちもないだろう。おそらく、両チーム1点は取れる。2点目の攻防がポイントになるはず。その意味では、点の取れているエスパルスに十分チャンスはある。

 ここで勝てば、鹿島を倒して優勝するだけの力はあるということを示すことが出来る。それだけかもしれない。でも、それが大きな一歩になり、自信につながる。自らの手でそれを掴めるか。打倒鹿島の一番手は俺たちだ。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
01:33更新 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月04日

['10J1第16節]湘南vs清水

2010年8月1日() 19:03 KICKOFF
J1第16節@平塚競技場
湘南ベルマーレ32-46清水エスパルス
1-2
41分 エメルソン
43分 中村
86分 エメルソン
田原、エメルソン
主審:高山
天候:曇り
観衆:13,316人
4分 ヨンセン
10分 兵働、12分 岡崎
26分 ヨンセン
51分 ヨンセン
54分 藤本 太田
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=YiPa7EUsOZI

 ベルマーレと戦うのは99年以来だそうだ。それを祝ったわけじゃないが、これだけ点が入るとは。9点入った試合を生で観たのは初めてだ。横浜で花火大会があった日に、平塚で違う花火が見られるとは思わなかった。

100801-01.JPG この日はツイッターで急きょ広まった電車ジャック企画に参加してみることになり、だいぶ早く出発。川崎駅から東海道線に乗ったところで、プリントをくれた。決まってから期間が短い中、こういうものを作るだけでもすごいことだ。
 色んな駅からサポが乗ってきて、最終的には何名くらいになったのだろうか。先頭車両だったのは、もちろん「セントウ集団」だからだろう。途中、ちょっと注意されたのは反省だが、お行儀よくやる前提でこういうイベントは面白い。

100801-02.JPG 平塚駅に着いたらジャック企画は終了で、その後は歩いて競技場へ。徒歩25分と聞いていたが、大体それくらいか30分かという感じ。暑くて大変だったが、いい運動になった。平塚公園自体には行ったことがあったが、改めて周りには工場くらいしかないなと。

 到着した時には、まだフードパークとか開いてないので、4ゲート待機列に並んで、まず休憩。その後ちょっと写真を撮ってみた。水浴びしている子どもたちが羨ましい。
100801-04.JPG 100801-03.JPG 100801-08.JPG
100801-05.JPG 100801-06.JPG

 15時を過ぎてお出かけ。当然お目当てはベルマーレクイーン…マッチデースポンサーのブースに普通にいました。やはりレベル高い(笑)。来て良かった。みんな写真撮ったりしていたが、9割以上が清水サポ。この時点では湘南の完勝(笑)。写真見たければツイッターのどっかにある。
 フードパークの出店店舗は以下の通りだが、こちらも思ったよりレベル高かった。
http://www.bellmare.co.jp/?p=19431
 暑いので久々にかき氷を食べた。この日はじゃんけんに勝つと100円、負けると200円(それでも200円だし)ってことでやってみたら案の定負けたよ(笑)。でも売り子がかわいかったら許す。いかん、キャラが崩れる…。

 飯としては、おすすめされたのでロコモコを。あと、一応再入場可ということでもう一度出て、しらす焼きそばを購入。どちらも美味かった。
100801-07.JPG 100801-13.JPG

 そんなこんなで17時に開場。ベルマーレのポスターもなかなか見る機会ないので撮ってみた。エスパルスバスは普通に近くに止まるんだなと思った。
100801-09.JPG 100801-10.JPG 100801-12.JPG 

100801-14.JPG 競技場入ってみて、改めて4ゲートにしといてよかったと思った。ゴール裏からは試合が見にくそうだったのと、混雑具合がすごかったので。そして選手アップ開始。この日も、アウェイでは恒例となった「どんな地でも勝利を掴め!」の横断幕でお出迎え。
 マーチ http://www.youtube.com/watch?v=Oz0hJFFvdvs
 リバイブ http://www.youtube.com/watch?v=7B9Cv_zDILE
 こっちは湘南の応援風景と、DJによるスポンサー紹介。
http://www.youtube.com/watch?v=Zsk3DpMIV7Y
 選手紹介も昔ながらというか、ベンチ裏にボードを付ける方式。ちなみに清水の紹介時、BGMがちびまる子。わざとやったとしたらなかなかの配慮だw
http://www.youtube.com/watch?v=eH8N9qFRRgk

 ようやく試合の中身に移るが、この試合へ向けてエスパルスでは色々なことがあった。まずリーグ戦ここまで全試合出場のタクが出られないということで、真希がアンカーで先発。これは予定通りだ。
 しかし計算外のことが2つ起こる。セレッソ戦で勝ってホッとした翌日、辻尾が練習に30分遅刻。これに健太監督が激怒し、その翌日になって辻尾を出場させないことを決定した。監督はこの表情である。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20100730069.html
 記事にもある通り、同情の余地はある。辻尾は選手会にも罰金を払うというし。ただ健太監督らしい決定だし、ここで甘いことをするとチームに影響すると思ったのだろう。理解できる。3年前に西部が2度目の遅刻があったとして同様の処分が下されたこともある。

 代わって木曜には平岡が右SBでテストされ、エディが先発復帰という流れと思われた。ところが今度はエディが足の付け根を痛めたとして離脱。すると平岡をCBに戻すしかなく、右SBにイチが急きょ復帰する運びとなった。いきなりだったので、イチがどれだけやれるかは不安が残る。
 またオカも捻挫で心配されたが、こちらは元気に先発となった。サブには廣井と駿が加わった。SBもできる永畑を期待していたが…。

 一方の湘南は、試合前に投稿した通り、名古屋戦のハーフタイムに代えられた田村がベンチスタートとなり、中村が先発。田村はいわば守備の人、かたや中村は点を取るための切り札で最近使われている選手。そうすると、ホームゲームで清水相手に守り切る意志よりも前に行く意思を見せてきたと言え、タクがいない中盤にこのやり方は嫌だなと感じさせるメンバーだった。

選手入場〜前半11分 http://www.youtube.com/watch?v=Rpp5FWYuKDw
http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/319.html
 スタートの布陣を見ると、湘南はエメルソンが右サイドにいて、中村がヴァウドと並ぶかやや下がり目という形。実質4-4-2にしてきた。最終ラインにプレッシャーをかけやすい形にしてきたのかもしれないが、中村は真ん中にいた方が点を取る確率が高まるので厄介だ。

 ところが意外な形で試合の幕が開く。3分。左サイドの兵働からパスを受けた伸二がロングシュートを狙う。これが都築の手を弾いてポストを直撃。こぼれに反応したオカがいち早く詰め、左足で狙うが右に外してしまう。決めておきたいシーンではあるが、少し相手を揺さぶった。
 そして1分後。兵働からオカへの浮き球は臼井にカットされたが、こぼれを淳吾がトラップしてフローデへ。村松にクリアされるが、寄せていたフローデに当たり、そのままフローデがシュート。これが都築の手を弾いてゴールネットを揺らし、あっさり先制。
http://www.youtube.com/watch?v=i9o2DHgSRTw
 そう簡単に点は取れないと思っていたので、この1点は貴重だった。

 さらに10分。伸二が中央をドリブルし、兵働へ。湘南はこの時間延びしていて誰も詰められない。その隙を利用した兵働は間合いを置いてミドルシュート。これがきれいな弾道で突き刺さって追加点。映像は決めた直後だが、高山主審が兵働に何やら言っている。このあたりのコミュニケーションはいい。
http://www.youtube.com/watch?v=U5Nb1t4K1n4
 シュート自体は都築もノーチャンスだが、そもそも守備が甘い。そして凄いシュートが決まったことにより、湘南は一気にバタバタした。

 2分後。今度は右サイド深い位置に淳吾が飛び出し、イチへリターン。イチはダイレクトでクロスを上げる。この時点ですでに湘南はついていけず、ゴール前臼井とフローデが競り合ったところ、こぼれを詰めたのはオカ。なんと12分間で3点奪ってしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=Vyouz51QCS4

 もう3点差なので、逆に変な気分だった。それだけ攻撃のクオリティも高いわけだが、それにしても湘南の入り方が悪すぎた。この点差になっても、誰かがスイッチを入れないといけないのに、プレスがゆるゆるで全然来ない。だからちょっと間を通して中盤に入れてしまえば、あとはつなぎ放題。今年は前に人数を割いているのでパスコースが多いから、何でも出来ちゃうような感じ。
 たまにこっちが中盤で失って、速攻を食らう場面はあったが、結局遠目からのシュートだけだ。

 17分にもフローデがヘッドで落としてオカ、左の宏介へ開いてクロス、フローデ、オカと詰めてこぼれたところを兵働が狙うもバーの上。さっきのシュートより優しかったが浮いてしまった。ただここで4点目を取ってしまうと逆に怖いくらい。
 19分にも右サイドから切れ込んだ淳吾が強烈なミドルを放つが、わずかに左を通過する。

 一方的に攻め続けた結果、26分。中央のフローデからオカへ浮き球が渡り、ペナで受けてキープしてペナルティアークでフローデへ渡す。フローデは巧みな足技で相手をかわすと、狭いコースを左足で狙う。これがギリギリで突き刺さり、4点目を本当に取ってしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=esCqVqvfB5o
http://www.youtube.com/watch?v=uX_dhx0LRgY
 通常では考えられないことが起こっていて、応援席もなんか喜んでいいものなのかどうかという感じだった。この場面も結局相手の寄せが甘いのでやり切れた。

 4点差もあると、もう勝負は決まったなという感じで観ていたし、このままいけばフローデも休ませられるし、累積警告3枚のオカも代えられる。サブから誰を出そうかなんてことも考える余裕があったくらい。
 湘南はというと、最前線にいるヴァウドが右サイドに流れることが多く、動きもなにかもっさりしている。だからそれほど脅威に感じない。だから真ん中で起点を作れないので、スピードアップできてないのかなという印象。

 30分を過ぎ、エスパルスは無理に攻めにいく必要がないということで、じっくりボールを回しにかかる。確かにここで運動量を無駄に消費しなくていいし、焦らずに高い位置で回していればいい。それも相手が取りに来ないのが異常だけども。
 35分にはオカが左サイドで粘ってボールを奪い返し、フローデを経由して宏介へ。宏介は簡単に相手をかわしてフリーでクロスを上げたが、これはミスになってしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=Snv6IYhHMmQ

 雲行きが怪しくなったのはここからだ。38分、中村に背後を取られ、パスを受けたヴァウドが左からカットインしてシュートに持ち込む。雰囲気があったがわずかに外れる。そして41分、速攻から左サイドでパスを受けた島村がドリブルで仕掛け、ペナ内へ。この時うまく間合いを詰められず、簡単に侵入を許してしまう。そしてラストパスを受けたのはエメルソン。ペナルティアークからの左足シュートが決まって3点差。
http://www.youtube.com/watch?v=YVNTflHLYLg
 正直、無失点へのこだわりが感じられず、残念なシーンだった。チームの伝統としてこういう時に失点することが多いのは分かっていたし、気が抜けていたのが手に取るように分かったから。それにしても駒込を歌った後に失点するのは本当らしい(苦笑)。

 さらに3分後。こちらのCKが中途半端な形で、相手にボールを奪われカウンター。そもそもこの時にゴール前に上がってきていた選手たちの切り替えが非常に遅い。気が抜けている。エメルソンに運ばれ、永木に対して真希が詰めたが一歩遅く、簡単にこちらの右サイドのスペースを使われる。そして永木の速いラストパスに反応したのは中村。タイミングが完璧に合い、もう1点返されてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=vwnFfqGvBRE
http://www.youtube.com/watch?v=lbdVSvECxFc
 点が取れるので(さらに取れそうな感じがするということで)、意識がどんどん前にいってしまうのは、正直仕方ない部分もあるとは思う。ただ、時間帯を考えればまずは4-1で折り返すのが先決。ところが何か緩い雰囲気で試合を進めているうちに、あれよあれよで2点差にされた感じだった。3点リードしていてセットプレーからのカウンターでやられるとか絶対あってはならない

2失点目〜前半終了 http://www.youtube.com/watch?v=p4KUZMtp8Fs
 思わぬ形で試合が分からなくなってしまった。2点差はサッカーで一番危ないスコアだ。ロスタイムに入ってさらにもう1本カウンターを許したが、何とかクリアで逃れる。その間に宏介と臼井が衝突して中断。宏介には繰り返しの違反ということで警告が出ている。この直後、スローインが入った瞬間に笛が鳴って助かった。ハーフタイムに入る。

 ハーフタイムショーは茅ケ崎高のチアだって。
http://www.youtube.com/watch?v=eCY94whmA34

 ここで健太監督のカミナリが落ちたことは想像に難くないが、私は正直焦っていた。この試合、もし4-4にでもされようものなら、優勝はない。湘南は息を吹き返しているだけに、何があるか分からないからだ。

 そして健太監督は伸二に代えてテル投入という決断をした。これも実は最初嫌な予感がした。テルは前にどんどんパスを出す選手じゃないので、セーフティーにプレーすることが、チームとして守りに入る流れを生んでしまうんじゃないかということ。もちろんこの時間で投入するのは、アンカーが真希なのでフォローしたいというのもあるが、絶対受けに回ってはいけない。
 湘南はここでヴァウドに代えて田原。ヴァウドに比べればこの方がよっぽど怖い。こうして後半が始まった。

後半開始〜58分 http://www.youtube.com/watch?v=cTPv4Cssdh4
 心配は杞憂に終わった。50分、右サイドでタメを作ったオカがイチへ渡し、イチがニアへクロス。これにヘッドで飛び込んだのはフローデ。美しいシュートが決まって5点目。さすがにこれで勝負あった。
http://www.youtube.com/watch?v=XsQNJIdTZdA
 現地で観る以上に、映像で観るとファインゴールであることが分かる。イチとフローデが分かり合ってないと出来ないものだし、その場所を取るためにフローデはジャーンより一瞬早く入れた。エスパルス得意の右サイドアタックで取ったゴールというのもいい。ちなみに1つ前の動画を見ると、淳吾がボールボーイの子どもとハイタッチしているのが見える。なんとも微笑ましい。

 さらに3分後。兵働からのパスに反応した淳吾が自ら仕掛けてペナ内へ進入。とっさの判断で見せたループシュートが都築の頭上を越えてネットを揺らし、6点目。これはもう見事というほかない。
http://www.youtube.com/watch?v=LAxRks6T4sM

58分〜72分 http://www.youtube.com/watch?v=15X9Vk6kDtM
 4点差に戻すことに成功し、健太監督はハットトリックのフローデを休ませ永井を投入した。次第に湘南の選手たちが荒っぽくなり、危険なプレーをしてくる。64分の田原の警告は、イチを引っかけたものだが、思わず健太監督が腕を上げて抗議した。

 その後は効率よくカウンターを仕掛けて、狙えるならば狙うという展開。70分、湘南が阿部に代えて寺川を入れ、さらにジャーンが出血してピッチアウトしているところ、遠目からのFKを真希が直接狙う。これがいい弾道で飛ぶが、都築に反応されCKに。
 73分には永井の右クロスを受けたオカが、反転して相手をかわしてシュートに持ち込むが決められず、ため息に包まれる平塚のアウェイ側。1分後にもオカが左から折り返し、永井を経由してイチが最後は狙ったがふかす。

 79分、湘南が最後のカードで馬場を入れたのと同時に、エスパルスも選手交代。オカに代えてエダ。オカは累積回避での交代かと思ったが、体調不良だったという。
 83分、宏介が上がったスペースを突かれると、岩下のクリアがエメルソンへ渡ってしまうが、これをふかしてくれた。最低限6-2で終わりたいところだったが、残念ながらそうはならず。
 86分、またもやられたのは右サイドから。田原がペナ内でポストから永木が受け、ペナ手前へ。これを寺川がスルーし、中村へ渡るが空振り。それが不運にも大外のエメルソンへ繋がり、シュート。これが決まって6-3。エメルソンにはFC東京時代にもこういう展開で反撃の狼煙を上げるゴールを決められており、また清水キラーを作ってしまったらしい。ただこの場面も下がっているといえば下がっている。

 こうして大味な試合が終わった。ロスタイムに入り、新チャント「VICTORY」が歌われた。これが2回目だが、無事にそのまま勝って終わったのは初。これから歌えば歌うほど、慣れていくことだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=uOBxgADmqX8
100801-15.JPG 100801-16.JPG
フローデ http://www.youtube.com/watch?v=JJmZ2tUFaE8
平塚で勝ちロコ http://www.youtube.com/watch?v=hjAGSWCAgAg

 考えてみると、このところ試合の入り方が悪かった。それだけに入りを集中した結果がこのスコアだとすれば、十分評価されるべきだ。一方で、失点の時間帯が前半も後半もラスト5分。中3日の湘南に対し、中4日で平塚へ乗り込んでいるわけで、やはり疲れは理由にならない。集中力の問題だ。何をしなければいけないか、点差があろうが勝っている時の試合運びという意味では同じである。反省しなければならない。

 失点は確かに多いが、セレッソ戦、湘南戦とホントにちょっとしたことでやられていて、決して直せないものではない。だから1人1人が自覚を持って、球際やポジショニングなど気を付けていけば、失点は絶対減らせるはずだ。お互いがもっとコミュニケーションを取ること。失点した時間帯はみんながボケっとしていた。声を出すことだ。常に刺激し合える関係になってほしい。

 幸い、攻撃は多彩になってきた。どこからでも点の取れる質の高いオフェンスが出来つつある。そういう中で迎えるホームでの首位決戦。楽しみで仕方がない。

西部…3失点目は出来れば当ててほしい。前半終了間際はDFに限らず西部も気が抜けていた。相手が都築だったから言うわけじゃないが、もっと大声で喝入れてほしい。
イチ…今回は緊急復帰ということで、多くは求められない。1.5アシスト(ということにしておく)でさすがというプレーもあったが、クロスの精度はまだまだだし、攻撃に行くタイミングがまだあやふや。3失点は全てイチのサイドから。どちらも試合勘が解決するはず。まだ気にしながらやってるので、万全でないのは明らか。これは仕方がない。
岩下…セレッソ戦で復調のきっかけをつかんだかに見えたが…残念。非常にプレーが軽い。攻撃面でホントにいい視野、技術を持ってるだけに惜しい。岩下だけの責任ではないにしろ、大量失点に関わってるという自覚を持って欲しい。次の試合なんて去年のことが嫌でも思い浮かぶはず。岩下がやらなきゃ勝てない。しっかりしてくれ。
平岡…この日もやれることはきちっとやっていたと思うが、余裕を持ちすぎて集中力が欠けていた時にやられた。誰かがアラートでないと守り切れないから、平岡にも常にアラートさが求められる。
宏介…だいぶいいクロスも入るようになったが、相手のマークが甘くて余裕があったに過ぎない。何度か前を向けるようになったが、まだ下げる癖がある。

真希…タクと比べるつもりはない。ミスなくプレーするのは難しいポジションだし、いつでもやれるという状態でないのは確か。失点にも絡んだし。だからといって悪かったとは言わない。久々に1本キャノン砲も見れた。
伸二…今振り返ると、ボールロストが多かった気はする。当然反町監督からターゲットにされたはずで、仕方ない面もあるし、コンディションが悪いのもある。交代しといてよかった。最初のシュートで勢いをつかせたのも事実。だがシュートはちょっと呪われてる。
兵働…つい2週間前にコンディションが万全でなく先発回避した選手とは思えないが。シュートのコツをつかんだのは大きい。相手のマークが緩くて、自由に捌くことが出来た。やはり08年後半のようなプレーが出来つつある。もうガッカリとは呼ばせない。

淳吾…次の試合で同様のプレーが出来れば、完全復活としたい。プレーに迷いがなくなった。体が切れているので、どんどん仕掛けていけるし、結果がついてきて自信が芽生えた。さっき右にいたのに今度は左というように、開幕時に理想とした淳吾の動きがそこにある。プレーイメージも戻ってきたのは大きい。
フローデ…文句なしのMOM。連戦で休ませたいという時にどこからこんなパワーが出てくるのか?素晴らしいとしか言いようがない。あるいは早く休みたかったのか(笑)。相手の競り方が緩くて通常以上にポストが出来たし、2点目3点目ともビューティフルゴール。よく考えれば、右足、左足、頭で揃えたわけか。
オカ…正直残念だ。本当に得点王を取りたいならば、最低もう1点は取らないといけない試合だった。途中から中央にいただけに。最近はサイドバックの動きをしてると言われることもあるが、ハードワークは続けていい。その中で点を取りにいくことには賛否両論あるかもしれないが、今季のスタイルではそれをやらないといけない。こなす素質はあると思う。

テル…予想以上に効いていた。バランスを取り戻す役割を見事に果たした。まだまだ貴重な戦力。
永井…ある程度時間が与えられただけに、結果を出したかったはず。それが試合後、憮然とした表情に表れている。だがそれが永井らしくていい。動きは別に悪くなかった。いい時のドリブルは戻っているので、あとはフィニッシュ。
エダ…運動量補充もあってサイドに入ったが、特段目立つようなことはなかった。まだ交代選手のプライオリティは上げられない。

健太監督…アウェイで下位に沈む相手との対戦といえば、去年の大分戦に代表されるように取りこぼすことが多かったが、辻尾への処分といいチームの引き締めを忘れずに行い、大勝に持ち込んだことは成果だ。ハーフタイムでカミナリを落とし、テルを入れて修正したのも見事。それによって何とかフローデを休ませることに成功した。
 流れの中から点を取ることはクリアしつつある。あとはとにかく守備。戦術上の問題とは言えない。アラートさがない部分をどうしていくのか。人を代える手もあるが、おそらく監督はやらない。ということは三保での時間が全てだ。幸い、相手が鹿島ということで、この相手でアラートにやらない選手なんていない。ただ、それを90分続けられるように、基本のおさらいをしておくこと。やれないことはないはずだ。

 鹿島相手に何か特別なことをする必要はない。むしろ鹿島のほうが何かしてくる可能性もある。結局は自分たちのサッカーに自信があるかどうか。浦和戦@エコパもそうだったように、真っ向勝負を挑めばいい。鹿島は清水の失点数を見てほくそ笑んでいるだろうが、こちらは1試合で2点以上取れる攻撃陣がいる。鹿島相手に守りを固める相手が多く、オリヴェイラ監督が苦言を呈すことがあるが、あれは自信の裏返し。結局そういう相手にはきちっと勝てる。反面攻撃的に出てこられると、点も取れるが取られるということで苦戦する。また後日やりたいと思うが、今の清水のサッカーを貫けば、勝機は十分あるとみている。だからこそ、守らなきゃいけない時にアラートでいられるかだ。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
03:47更新 | コメント(4) | トラックバック(1) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

['10J1第15節]清水vsC大阪

2010年7月27日(火) 19:03 KICKOFF
J1第15節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス32-02セレッソ大阪
1-2
17分 兵働
37分 藤本
57分 岡崎
平岡、岡崎、小野、
辻尾、西部、本田
主審:アトウェル
天候:晴れ
観衆:13,317人
82分 (オウンゴール)
90分+4 マルチネス
キム、家長、アマラウ、上本
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=2KCvuzAV0ZQ

(※次は平塚で現地観戦です。アウェイ自由席4ゲートに入ります。何人かご一緒する予定ですが、席やタイミングが合えばどうぞ。)

 とにかく勝つことが大事だった。勝てなければズルズルいきかねなかったので、よかった。1つ勝つことで悪い部分が直ることもある。

 パルちゃんショーはかっぽれか。最近目立たなくなったな…。
http://www.youtube.com/watch?v=gWsGQMeXiVc
 選手入場〜キックオフ
http://www.youtube.com/watch?v=MgUQnJYltFo

 平日にも関わらず13000人以上が詰めかけたアウスタで、求めるものは勝利のみだ。ハードな試合だった名古屋戦から中2日、健太監督はどのような先発メンバーをチョイスするのかに注目が集まった。通常、一般非公開(今年から報道陣には公開)で行う前日練習では必ずセットプレーの確認を行うのだが、今回はそれもやらずにコンディションの維持に努める念の入れよう。その上で当日のコンディションを聞いてから先発を決めると話したそうで、今季初めて、前日になってもメンバーが明かされなかった

 蓋を開けてみると、意外と代えてこなかった。体調不良のアラタは報道もあってベンチ外なのは予想通りだったが、あとはCBを岩下・平岡にしてエディがベンチスタートとなっただけ。名古屋戦の守備はかなり酷かったので、平岡の起用は考えてほしいところだったし、岩下の出来もあるがエディが終盤かなり疲れていたので、このコンビでも合点がいく。実際、ナビスコ浦和戦で結果を出している4バックだ。
 中盤から前を代えてこなかったのは、名古屋戦で攻撃に手応えをつかんだのが大きいのだろう。復帰したばかりの兵働まで先発だったのは、今年の傾向からいくと意外だったが、それだけ大切な選手。

 セレッソは好調で上位に名を連ね始めたが、彼らにとって痛いのは、乾とアドリアーノの2人を同時に欠くこと。現在絶好調の家長、山形戦で結果を出した清武、FWでは播戸に小松といることはいるが、2人は強烈なものを持っているので、通常よりも攻撃力が落ちることは想定された。その中でクルピ監督は、連戦でアウェイということもあってだろうが守備的な布陣を選択。ボランチの黒木が先発メンバーに入った。ところが試合前になって左すねを痛めたとのことで、急きょ山口に差し替え。経験の少ない選手に託さざるを得なくなったのは痛かっただろう。トップには小松が入ってきた。

 そして忘れてならないのは主審である。スチュアート アトウェル氏は、第4審のアントニー テイラー氏とともにイングランドから派遣されてきた方。判定基準が分からないし言葉が通じないので、荒れないといいなという風に思ってキックオフを迎えた。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/318.html
 ダービーの時と比べれば静かな雰囲気の日本平。それにつられてではないだろうが、ピッチ内も静かなスタートだった。ここ2試合、入り方に失敗して相手に主導権を取られてしまっているが、この日も最初の15分は決していいとは言えない。
 3分、左に流れた家長のスルーパスに反応した小松のシュートはサイドネット。1分後にも速い展開からバイタルを使われ、ヒヤリとさせられる。全体的に出足が鈍く、裏に入られてしまうというのはこれまでと同じ傾向だ

 9分、早速平岡が警告を受ける。この日の放送席は柏の実況でお馴染みの桑原氏。千葉ダービーを見た直後ということで印象を把握しており、キックオフ後から主審に対して注文をつける。解説のヤスも同様だが。開始10分を見て、取らなくていいところで笛を吹かれたり、これは苦労するなという感じがした。

 最初の15分でシュートまで持っていけてないし、バイタルを使われてパスを通される場面も続き、なかなか落ち着きがなかったが、そういう中でも岩下・平岡となった最後尾がクロス対応では落ち着いて対応。次第に伸二が高い位置からチェックに行ったり、いい楔が入ってサイドを変えたりと徐々にリズムを取り戻していく。

 すると17分。岩下の縦パスを兵働が受け、右に流れたフローデへ。ここでフローデが粘ってキープし、兵働へリターン。兵働は中央の淳吾へ預けて走り、リターンを受けてそのまま左足を振り抜く。これがキムの頭上を抜けてゴールネットを揺らし、先制。中断明け3試合目にして初の先制点を奪った。
http://www.youtube.com/watch?v=Mmbz4lncE0o
 チャンスらしいチャンスがなかっただけに、一発で仕留めたことは大きかった。セットプレー練習を回避した分、取り組んだというシュート練習の成果が出た。ゆりかごダンスはフローデに向けられたもの。

 この1点でチームは蘇生した。選手たちの疲れは隠せないが、ボールはどんなに動かしても疲れない。ようやくパス回しにいいテンポが出てきた。

 24分には再び家長の左クロスから小松、裏に飛び込んだ高橋が怖かったが兵働が良く戻ってクリア。リードしたことで守備の組織も整ってきた。
 28分にはタクのロングフィードを左サイドで受けた淳吾が仕掛け、強引にペナ内に入ってシュートまで持ち込む。わずかに外れたが、名古屋戦に続いて仕掛けの部分で淳吾が魅せた。対応した高橋をビビらすことには成功した。彼には去年大分の時に点を取られている。

 セレッソはスタートから3ボランチを採用したのが今季初だし、山口が急きょ入ったことによるズレなんかもあったと思うが、3ボランチでは清水の中盤にマッチアップしないので、兵働と伸二を誰が見るのか、ちょっと中途半端に見えた。2ボランチで来られた方が嫌だったが、そこは人材との兼ね合いだ。

 それでも好機を作ってくるのがセレッソの今の勢いか。32分にはミスからカウンターを許し、家長、さらに小松。決定的だったが西部が好判断。さらに1分後、岩下のパスミスを拾われてアマラウがスルーパス。これに反応した小松が西部をかわしてシュート…に持ち込もうとしたところで岩下がナイスカバー。自作自演だが何とかしのいだ。これが入ってればまた荒れた可能性が高い。

 迎えた37分、エスパルスは自陣でボールを奪い返し、兵働の浮き球に反応した淳吾が、ペナルティアーク内でちょこんと合わせたループシュート。そのまま決まって追加点。2回目のゆりかごは一樹へ向けたもの。
http://www.youtube.com/watch?v=3d4fQAnbkTc
 鮮やかなカウンターだったが、ハイライトで見る限り淳吾がオフサイドだったかは微妙。取られてもおかしくない。それだけ絶妙のタイミングだったとも言えるが。セレッソはこの直前に、負けてるにも関わらず遅延行為でキムが警告を受けるなど、かわいそうな面があったが一瞬のスキをつかれた格好。

 その後は繰り返しの違反でオカに、終了間際にはキッカーをチェンジしたのが遅延行為と取られて伸二にそれぞれ警告が出て、ちょっとフラストレーションが溜まったが、スコア的にはいい形で前半を終えた。

 ハーフタイムのリザーブメンバーの様子
http://www.youtube.com/watch?v=iW2naawnl44
 当然、2-0は一番危ない点差だが、3点目を取れば試合は決まるので、何とかして体力が続くうちにもう1点取りたい流れだった。セレッソが出てくるので、カウンターを狙いたい。

後半開始〜7分 http://www.youtube.com/watch?v=IcDDdcJoRNs
 後半からセレッソは満を持してマルチネスが登場。彼の左足は非常に怖いものがあり、警戒が必要。ミドル一発で返されようものなら局面が変わってしまう。
 そのマルチネスが入って早々、挨拶代わりにまず一発放ってきた。さらに1分後にはアマラウの強烈なミドルを平岡が顔面ブロック。まともに受けたため倒れ込むが、すぐ復帰。
http://www.youtube.com/watch?v=IcDDdcJoRNs#t=4m00s

 この後ハンドにより家長、そしてよく分からなかったが辻尾に警告が出て、この時点で両チーム合わせて6枚。51分には右SBの高橋が速いクロスを入れてきてヒヤリとさせられる。
http://www.youtube.com/watch?v=IcDDdcJoRNs#t=8m33s

 そして57分。キャッチした西部が判断良く左サイドへスロー、これに反応したオカがドリブルで持ち込み、飛び出した兵働へ預ける。兵働の低いクロスは相手に当たるがフローデへ通り、返した先は再びオカ。冷静に沈めて勝負あり!
http://www.youtube.com/watch?v=xEHuo1bEMmM
http://www.youtube.com/watch?v=VtTrUnibUNQ
 これも綺麗に崩した。オカもそうだが兵働が良く走った。決めるべき人が決めれば乗ってくる。これで勝ち点3は確実となった。

 セレッソは仕方なく右SBを酒本に代え、同時に播戸を入れて2トップに変更。だがさすがにこの展開なので、攻撃はミドルレンジから狙うか、サイドからのアーリークロスかといったところ。次第に家長も消えていった。
 63分には伸二からパスを受けた兵働がフリーでミドルシュート。無回転系のシュートだったがキムに弾かれる。

 この展開なので、今日は余裕を持って選手交代が出来る。66分、伸二に代えて久々にテル登場。一度使っておきたいという起用だと思うがそのままCHに入る。ただ感心したのは、ここで健太監督の指示により、オカと淳吾のポジションを左右入れ替えたことだ。キレキレの淳吾を左にすることで、新たに入ってきた酒本への圧力と対応を任せたかったのだろう。あとはオカが1枚貰ってしまったので、突っかけられて2枚目を嫌ったか。
 そして実際入れ替えたことでチャンスになったシーンが70分。宏介のパスに裏で反応した淳吾がグラウンダーのクロス、これにオカがいい形で走り込んだが、フィニッシュが甘くキムにセーブされた。これは決めなきゃいかん。
http://www.youtube.com/watch?v=9YLWddS_42o#t=5m20s

 74分には辻尾のパスをフローデが受け、テルへ。右からテルが上げたクロスをフローデが頭で合わせるも左へ外れる。さらに77分、西部のキックをフローデが落とし、オカが拾ってドリブルを開始。ペナに入って1人かわし、DFの股を通してのシュートを放つが、キムの好セーブに阻まれる。だがオカの個人技に大歓声。まぁ大量点のチャンスなんだが…。

 少し気になったのは、この時間になっても低い位置で執拗にビルドアップを試みていたことだ。精神的に余裕があって、チャンスも作れているということでやっていたのだろうが、無理に危険なことをしなくていい時間帯だ。

 そして終盤、さすがに足が止まり始める。まだ選手交代を1人しかしていない。80分、オカが酒本の突破を止めてFKを与える。ポジション変更したのに先述のことが起こってしまった。幸い警告でなくて助かったが、退場でもおかしくなかった。しかしこのFKをフローデがオウンゴール。西部に任せておけばよかったところを行ってしまった。健太監督としても無失点でいきたい気持ちがあったはずで、さらに永井を準備していたところでやられたのは痛恨だ。ここでフローデがベンチに下がった。

 83分のFKの場面。岩下これは決めておけ。
http://www.youtube.com/watch?v=fhnPUJ9wUJY

 2点差にはなったが、あとは省エネというか高い位置でボールを回して時間を使いながら進めていけばいい。回すとまではいかないが、実際高い位置にボールを運んではいた。

 だがセレッソの速攻もまだまだ怖く、90分には丸橋のクロスから小松へ。危険な場面を作られると、終了間際。ペナ手前でタクがファウルを犯し、この日チーム6枚目の警告。そしてこのFK、変化をつけられ丸橋が出したところにマルチネスの強烈な左足。巻いたボールがネットを揺らして1点差。そしてタイムアップ。なんとも締まりの悪い結末だが、勝つには勝った。
 余談だが、このFKの前から新チャント「VICTORY」を歌い始めており、いいスタートを切ってもらいたかったが、危険な位置でのFKとあって西部コールに変更、そして失点と最悪の流れだった(苦笑)。

 試合の入り方はまだ課題が残る。ただ先制出来て1つ勝ったことにより、スムーズになってくるはずだ。
 2試合続けて3得点、それもこの試合では全て流れから取った。セットプレーだけじゃないぞ!というのを見せられたのは大きいと思うし、中断期間中の成果が出始めている。
 何といっても筑波コンビだ。淳吾→兵働、兵働→淳吾。このラインで取ったのはいつ以来だろうか?それくらい2人が絡んでの得点がなかった。淳吾が新人王を取った年が懐かしいが、それを思い起こさせるような出来だった。このレフティ2人が生き生きするようなら、マークもかなり分散されるし、面白い攻撃が出来るだろう。1試合に終わらないでほしい。

 失点に関してはまたセットプレーになってしまった。仕方ないで済まさずに要修正。せっかく流れの中では抑えているのだから、もったいない。ただ、確認すればすぐに直せるものでもあるし、CKの守りについては安定してきているのも事実。継続課題として取り組んでほしい。

 そして主審の判定だが、エスパルスにとってもセレッソにとっても首をかしげるものばかりで、何でもかんでもカードでやられてしまうと試合が白ける。文化の違いもあるし、来たばかりで全部合わせるのは無理だろうが、これだけ違う基準の人が務めるのを認めるのはいかがなものか。選手も呆れてしまっていた。異議は印象とかもあるので直せるが(セレッソは異議で警告を受けた選手に罰金を科すそうだ)、正直お手上げだった。ようやく減ってきていた警告数が、また上位にランクされてしまった。

 中断明け最初の勝ちロコ。疲れている中お疲れさま。
http://www.youtube.com/watch?v=WSVPD8mPLxk
http://www.youtube.com/watch?v=o4PFmcgCGQU
 そして中断明けから、「勝ったら花火」復活!!
http://www.youtube.com/watch?v=pqt2j8kQHoM

西部…失点はコミュニケーション不足もあるが、前半の危ない場面はいい判断で阻止。試合を決める3点目の起点にもなった。遅延での警告は厳しかったが、あれも基準に入れとくべきかも。
辻尾…今思い返すとそんなに目立ってなかったかな。チームとして守備意識を持ってたことと、中盤が好調だったからか。
岩下…危機脱出。やればできるんだから、とにかくこれを続けること。30分までは見事だったが、ちょっと展開的に余裕が出来てから軽いプレーがまた顔を出したのは反省。
平岡…先発起用に応えた。しばらく出られるんじゃないか。どれを取ってもずば抜けてるわけじゃないが、きちっとプレー出来てる。ビルドアップが上手。岩下が良くなったのも彼の力が大きい。
宏介…クロスの質はまあまあだが、ダイレクトプレーの練習を。守備はまだ一歩目が遅い時がある。

タク…最後に貰ってしまったが、鹿島戦にしっかり備えればいい。光放つフィード、出ていた。
伸二…いまいち。代わったのは連戦もあるだろうけど素直にパフォもよくなかったから。勝ちロコも出なかったし、疲れてるんじゃないか。
兵働…MOM級の活躍。コンディションがまだよくないのでベンチスタートだと思っていたがとんでもなかった。ああいうシュートが決まるなら、宣言通り5点はいけるよ。伸二が良くなかったのもあったけど、08年後半を思い出す出来だった。

淳吾…MOM。話だと、小中時代の友人が亡くなった悲しみの中で戦っていたとか。色んな想いがあったんだな…とにかく、あれだけ走る淳吾は見たことがない。この試合だけなら代表レベルだった。これで完全復活してもらいたい。出来事としてだけでなく、今後のプレーにとっても忘れないでほしい試合。幅広く動けば色んな事が出来るんだ。
フローデ…もう終盤はバテバテで、ベンチが早く代えればよかったが、別の敵がいてギリギリの判断になってしまったのが響いた。ただベテランなんだから、あそこは西部としっかり確認しておかないと。アシストは完璧。
オカ…変わってきた感じがある。見てない人には信じられないだろうが、個で何人もかわすような場面が何回かあった。それがいいか悪いかの意見はあるだろうが、本人がどうしてもレベルアップしたいという想いがそうさせているし、実際出来るようになっている。ただこの試合はストライカーとしてもう1点取らないといけなかった。

テル…CHに入ったわけだが、珍しく右サイドに流れてクロスを供給する場面が何度か。次は先発か途中か分からないが出番あるだろう。
永井…時間が短いので何とも。

健太監督…とりあえず勝ったので。采配は、審判の傾向が分からないのでギリギリまで我慢したんだろう。今季初めて枠を使い切らなかったのだから。平岡の先発起用は○。警告6枚は頭が痛いが、今年はそういうことにも対応できるような選手層にしているし、適材適所でいきたい。 セットプレーでの2失点は、疲労考慮で確認しなかった影響もあったかもしれない。次からは確認するはずなのでそこは心配してない。

 湘南戦だが、タクのところはテルか真希か。個人的には真希のほうがいいと思ってる。テルのほうが安心感はあるが、こっちがボールを保持する時間が長くなるので、ある程度捌ける選手でないといけない。いずれにせよ慣れてない選手が入るので、反町監督は狙ってくる。対応しないといけない。
 CBはどうする?平岡はよかっただけに外したくないが、エディの身体能力も捨てがたい。岩下は奮起した。とりあえず同じ2人でいくのがベターかも。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
03:43更新 | コメント(5) | トラックバック(1) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

['10J1第14節]名古屋vs清水

2010年7月24日() 19:05 KICKOFF
J1第14節@瑞穂陸上競技場
名古屋グランパス32-13清水エスパルス
1-2
9分 玉田
45分 玉田
76分 金崎
闘莉王
主審:家本
天候:晴れ
観衆:17,534人
20分 ヨンセン
68分 岡崎
79分 ボスナー
ボスナー
ロングハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=4qTmYMZiswE
http://www.youtube.com/watch?v=eq28sAvJodY

 遅くなってしまったが、まず名古屋戦を。
 ピクシーにまた勝てなかった。ここ3年、瑞穂では失点が多い。名古屋の戦力を考えると、押される場面は確実にあると思ったが、かなりオープンな試合だった。とにかく次は絶対勝たなければならない。これでリーグに限ると4試合勝ちがない。でもなぜか、家本氏の時は負けないんだなぁ。

 瑞穂といえば師匠…グランパスくんだがw毎年恒例のシャチ踊り。
http://www.youtube.com/watch?v=ihXLY1KHu80
http://www.youtube.com/watch?v=_O2z0uVFD9o
 選手アップ開始。横断幕は「どんな地でも勝利を掴め」
http://www.youtube.com/watch?v=ST0qDgb2q4o
 選手入場。ワールドカップメンバーへの花束贈呈も。
http://www.youtube.com/watch?v=xMhrZZ9OTlE

 ダービーでのふがいない試合を受け、健太監督は布陣を一まず元に戻した。万全ではないのかもしれないが兵働を中盤に入れ、淳吾・フローデ・オカの3トップ。岩下を除いて中断前と同じメンバーで臨む。ベンチには元紀が外れてエダが入ったが、好調なはずの元紀がベンチ外というのは、永井と2人同時にベンチに入れる気がないということかもしれないし、兵働の状態を見てオプションを増やしておきたいというのもあるだろう。
 名古屋はブルザノビッチが出場停止ということで、マギヌンを中盤に落として玉田が先発復帰。どちらも4-3-3システムを敷く上位決戦で、注目の一戦となった。チケットは完売。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/317.html
http://nagoya-grampus.jp/game/2010/07242010j114vs/report.html


 とにかく先週の反省として、伸二と淳吾が並んだCHが前に張りすぎ、預けどころがなくなって蹴るサッカーになったので、そこが修正されているか。そして切り替えの速さで上回るようなサッカーが出来るか。球際はいけているか。セカンドボールは拾えるか。その辺りを注目して入った。

 立ち上がりの印象は、清水が悪いというより名古屋の動きがいいということだった。4分、スローインの流れから闘莉王に拾われ、玉田がミドルシュート。右に外れたが、玉田の動きはよさそうだなと思わせるプレー。

 ボールが落ち着かないまま5分が経過したのはいいことではない。ボールキープも大事。6分、左サイドのオカがクロスを上げ、伸二が飛び込む。わずかに合わず、こぼれを淳吾が狙うもミート出来ず。ダービーで全くできなかったサイド攻撃を、本来その役目でないオカが担う形で1つ見せた。これで落ち着くかなと思ったのだが…。

 9分。ロングパスを競り切れなくて、ケネディにこぼれる。ケネディのドリブルからペナ手前の金崎にパスが出て、ラストパスは玉田へ。清水の選手たちはオフサイドをアピールしたが認められず、玉田に右足で押し込まれてしまった。
 映像で見る限り、田中隼磨のオーバーラップに対してくっついていったオカのポジショニングが悪く、残ってしまっていた。それだけ厚みのある攻撃を展開されてしまったとも言えるが、もったいない失点だった。この後も続くが、ディフェンディングサードに(って手倉森監督のマネではないけどw)ボールが入った時の寄せが甘く、簡単に通されてしまっていて非常に危ない。

 また名古屋の両ウイングは通常サイドに張ることが多いのだが、この日は玉田や金崎が真ん中に入ってきて、非常に嫌なポジションを取っている。試合後に分かったことだが、キックオフから5分後に4-2-3-1にするようピクシーから指示が出ていたのだそうだ。玉田がケネディの下に入るイメージ。だから流動的だったのだろうが、これは清水の中盤とマッチアップさせる意味合いがあった。それだけうちの中盤を警戒してくれているということでもあるが。

 失点したが、今年はこれで気落ちするチームでない。伸二は反省を生かし、下がってボールを受ける場面が目立ったし、前線からのプレス、連動性もまずまず。焦らずにやればこちらの時間は来るなと思った。10分には右サイドの辻尾から淳吾を経由して兵働のシュート。
 14分にはオカが左サイドでキープし、伸二、フローデ、伸二が再び受けて淳吾へ。淳吾から辻尾、仕掛けてマイナスの折り返しに伸二のシュート。右に外れてしまったが、ボールの動かし方は別に悪くない。とはいえまだロングボールも多かった時間だけど。16分にも岩下のチャレンジパスを辻尾が受けて、淳吾へ。一旦取られたが奪い返してミドルを狙うも正面。シュート意識が高い。

 迎えた20分。タクが左サイドでボールを奪い、中央で伸二とフローデが絡んだあたりから激しいボールの奪い合い。センターサークル内でケネディが倒れたがファウルなく、ボールを奪った兵働から淳吾へ。淳吾はとっさの判断で一気にドリブルし、ペナ内に入って低いクロス、これが相手に当たってポストに、跳ね返りをフローデが詰めて同点とした。
 ピクシーはケネディが倒れた場面がファウルだと言っているが、スローで見るとケネディがボールに乗っかる形で倒れてしまったので、そこはファウルではない(その前のプレーを言ってるのかもしれないが)。奪い合いで負けずに取り、そのあとの淳吾の仕掛けが見事だった。

 流れの中で取った得点だし、久々の得点でチームも落ち着いてくる。サイド攻撃も増えてきたし、23分にはタクからフローデを経由して兵働が狙っていく。この後、一旦「×」サインが出たケネディがピッチに復帰。

 だがディフェンスがまだバタバタしている。27分、増川のロングパスが田中隼磨に収まって、金崎に裏を取られる。クロスから合わせたのはケネディ。完璧にやられた場面だったが、タクがゴール寸前でスーパークリア。失点にならなくて幸いだったが、あまりにも対応が雑。アラタの寄せも甘かったし、裏がガラガラで慌ててフローデが戻りにいったが追い付くはずもなく…そしてケネディを離してしまっている岩下。このあたりで、あと何点かは入る試合だと思った。
 30分にもオカのパスがカットされてからの流れで玉田にミドルを打たれるが、西部の正面。つなぐ意識を高く持つのは、先週の試合を踏まえると当然と言えるが、さぁカウンターだ!というところでのミスが目立つ。

 今度は清水。36分、淳吾がふわりと上げたクロスをフローデが胸で落とし、オカが粘ってタクへ落とす。タクからパスを受けた伸二はペナに入って狙い澄ましたシュートを放つも、左ポストを直撃。うーむなかなか入らない…伸二はそのあと詰めておけという仕草をして苦笑い。
 39分にもタクのいい縦パスから兵働、フローデ、淳吾、フローデと繋がってペナルティアークからフローデが狙うも楢崎のファインセーブ。さらにこのCK、伸二のボールをフローデがニアで合わせるもポスト付近でクリアされる。さらに逆サイドのCKの流れから、最後は伸二のクロスにオカが飛び込む。らしい形だったが楢崎の好セーブ…そしてその前にオフサイドの判定。

 こうして押し込んでいたのだが、ロスタイム直前。サイドチェンジからマギヌンが受け、阿部が外を回る。淳吾が辻尾に指示を出すが、一瞬対応が遅れ、阿部にクロスを上げられると、ニアゾーンがぽっかり空いてしまい、そこに入ってきた玉田がシュート。ころころ転がる間にエディ、アラタといったが触れずゴール。何とか触ってほしいところだったが、ケネディもそばにいたのでどちらにしろ厳しいか…ただ崩され方が良くない。こうして激しい45分が終わった。

 この展開であれば、まだ点を取ることはできる。しかし先に3点目を取られてしまうと非常に厳しい。どこまで守備の引き締めを図れるか…というところで後半頭から、アラタに代えて宏介。どうやらアラタは体調不良をおして出たようだが、左サイドを破られていただけに妥当な交代だった。

 51分。名古屋はケネディがやはりダメということで小川と交代した。これはこの後を考えると大きな交代で、脅威が1つ減った。もちろん動き回るタイプのほうが嫌な時もあるが…これで玉田が最前線に。
 仕切り直して再び攻めたいエスパルスだったが、前半のいい時間帯のようなリズムがなかなか出せず、ボールを動かしても相手の守備網を破るような動きが出てこない。55分にはペナ手前左寄りで得たFKを、珍しく辻尾が狙うが壁に当たってしまう。辻尾が蹴った真相はこちら。
http://blogola.jp/?p=4925

 60分。名古屋左サイドで与えたFKからの流れで、逆サイドに流れたボールをダニルソンがクロス。これに対して残っていた増川をエディが倒す形となり、PKのジャッジ。エディには警告。まぁ取られても仕方ないのかなという…特に家本氏の場合、PKは厳格に取る傾向があるので。
 そしてこれを玉田が蹴るが、バーの上に外れてくれた。本来はケネディが蹴ることになっていたというが、交代したため玉田になった。そういう要素も絡んでいる。本人はハットトリックだと思っただろうが…しかし変な外し方だった。
http://www.youtube.com/watch?v=P4_DD-5iBKs

 これで同点にはできると思った。サッカーっていうのはそういう流れのあるスポーツだから。
 そして健太監督は早い仕掛けを見せる。64分、伸二に代えてエダ。伸二をこの展開で下げるのは珍しいが、確かに後半に入って伸二と味方が合わない場面が通常より多かった。それとフレッシュな選手を入れたいということだろうと。
 さらにこの交代により、システムもフローデ・オカの2トップへと変更。淳吾をトップ下に置くような形に見えたが、サイドにいてなかなかボールに絡めないオカを中央、フローデの近くに置いて活性化を狙った。

 するとこの采配が当たる。68分、中央やや左目で持ったエダが兵働へパスし、するするとフリーラン。相手を引きつけながらスペースを空け、そこに入った兵働からオカがパスを狭いバイタルエリアで受ける。反転したオカはワンテンポずらし、ペナルティアークの横から右足を振り抜く。これが右ポストを掠めてネットを揺らし、同点!
 オカが南アから帰ってきて磨いてきた個の力がここで爆発した印象だった。楢崎もこれは成す術がない。PK失敗の後の流れを確実につかんで追い付いた。

 こういう試合になると互いに勝ち点3への意欲をむき出しにして戦うので、一歩も引かないし引けない。名古屋は残り15分でスピードのある杉本を入れてくる。何回かは突破されることも覚悟の上で攻めるしかない。

 だが違った形でまた失点を見ることになる。76分、相手陣内で辻尾からパスを受けた兵働が淳吾に出し、淳吾は兵働かタクのどちらかに戻そうとしたのだが、そのパスが中途半端で両者とも譲り合ってしまい、金崎にかっさらわれてしまう。金崎はドリブルで岩下をかわし、ペナ手前でエディをかわして右足を振り抜くと、西部の左を抜けてゴール。今季の布陣はリスクを負って戦っているとはいえ、終盤になってちょっと集中力が鈍くなった時に起きた痛恨の失点だった。

 これで試合は決したかと思われたがそうではなかった。三度粘りを見せる。77分、宏介の速いクロスからクリアを拾ったエダが「らしい」シュート。相手に当たってCKとなる。このタイミングで健太監督は兵働に代えて真希。兵働は酸欠状態で後半は耳鳴りが治まらなかったと静新に書かれていたが、さすがに最後まで持ちそうになかった。永井を入れて勝負に行くのも手だが、2トップにして良くなったこともあり、真希の投入は妥当だった。
 そしてアゲインのCK、クリアボールを拾った淳吾が精度の高いクロスを上げると、待っていたのはエディ。フリーでのヘディングシュートが決まり、3-3。壮絶な打ち合いとなった。
http://www.youtube.com/watch?v=H2slQ0WNytM
 名古屋も人がいるのに最後あんなに空いちゃったのはどうかと思うが、空中戦ではエスパルスも強いというところ、伝家の宝刀であるセットプレーから取ることが出来た。この直前に名古屋は玉田に代えてアレックスを入れており、逃げ切り失敗のダメージはあった。

 ここからは気持ちで戦うしかない。両チームかなり消耗して動かなくなっている。シンプルに2トップを生かすべく、85分には宏介のクロスをフローデがファーで合わせるも難しく、1分後にはオカのポストから宏介が懸命に飛び出していくが楢崎にストップされる。
 逆に何度か辻尾のサイドを使われて危ない場面を迎えるが、必死に耐える。ロスタイムにはアレックスのクロスから闘莉王というこの時間帯では最も嫌なプレーが出たが、エディが懸命に競った。
 さらに92分、右サイドの杉本からクロスが上がり、アレックスが中でフリーになってしまったが、ヘディングシュートはミートできずに救われた。正直ボロボロだがギリギリで耐えている。
 ラストにもCKを与えるが、懸命にシュートをブロックしてタイムアップ。ロスタイム含めて95分の激闘が終わり、両チームの選手たちはその場に倒れ込んだ。


 常にリードされる展開だったので、アウェイで追い付いて勝ち点1というのは悪くない。嫌な勝ち点1なのは名古屋のほうだったはず。勝ちたい試合ではあったが、3点取ったという面をポジティブにとらえたい。
 この試合は積極的に前出る姿勢があったので、これを継続してほしいということと、悪い時はダービーのような試合になるが、いい時はこのようにボールが回る時間帯を作れるんだということを覚えておきたい。そうでないと、チームの状況把握、それに応じたプレーがすんなりとできなくなる。

 一方で守備はガタガタだった。エスパルスは堅守でこれまで戦ってきたチームなのだから、相手の能力も高いとはいえ、これではいけない。中盤でもっとタイトに行きたいし、サイドでの対応がすごく甘くて簡単に裏を取られてしまう。これでは常に後ろ向きの対応になってしまい、難しい。コミュニケーションを取って落ち着く場面を作らないといけなかった。

 この試合へ向けて、まずやろうとするサッカーを取り戻すという大前提があったので、それが出来たことは一歩前進。兵働効果はやはりあった。あとは早く安定感を取り戻すことだ。引き分けを勝ちに持っていきたい今季、早くも14試合で6引き分けと嫌なペースになっているが、このうち5引き分けがアウェイであることを考えると、常にホームで勝ち切れていれば悪い数字ではないと言える。そのためにもホームでの勝ち点3は絶対譲れない。

西部…色々忙しかった。失点場面はノーチャンスといってよく、それ以外で早めに飛び出してしのいだところとか、何度か救ってくれた。ただ最終ラインを落ち着かせられなかったのは反省。
辻尾…この日は良くやった方だと思う。背番号9のキャッチだが、ピッチを切り裂く刃になっていた。ボールが回れば機能する。その分守備はしんどかったと思うが…。
岩下…軽いプレーがこの日も目立ち、ヒヤヒヤしっ放しだった。何度かチャレンジパスが成功し、ビルドアップでの貢献はあったが、本職は守備。そこをしっかりしてほしい。
エディ…PKは失点にならずに済んだが、今年2回目。開幕前から覚悟していたが、冷静にいきたい。最後に1点取って何とか返したというところ。ただちょっとコミュニケーションの部分で怪しいところが。
アラタ…飯竹記者は悪くないという評価をしているが、彼に求められるのは堅実な守備。その点前半から何度も切り裂かれたので、精彩を欠いた。体調不良となれば頷くしかない。

タク…相手の圧力に押されて厳しい場面もあったが、それなりに攻撃にも絡んでいたのは頼もしい。1点ものを防いだのを含め、欠かせない。
伸二…いつになったら入るんだろうね。あと少しなんだけど。ちょっと疲れからなのか、次第にプレーの精度が低くなった。交代は仕方ない。
兵働…彼自身のコンディションは、見ていてもまだ万全でなかった。まだ出来る。ただそれでもチームが攻撃的に変わったということは、いるだけで安心感があるというか、そういう存在なんだと思う。アシストはよく見ていた。

淳吾…終盤のもったいないミスはあったが、対面が阿部翔平ということで気合が入っていたのか、非常にキレがあった。1点目の仕掛けなんて最近では見たことない。シュートもよく打ったし、積極的だったのでこの調子で。
フローデ…去年は名古屋戦でいいところがなかったので、今年はまず結果が出て何より。気合が感じられたし、終盤はもう疲れていたが気力で乗り切ってくれた。
オカ…前半はサイドから球捌きしたり、違うことをやっていたが(それなりに成功した面はあったんだが)、ポジション変更が吉と出た。おそらくはまだ完全に清水のサッカーに戻り切れていないのもある。1点取って変わることを期待。彼の特徴が消え失せることは困るが、成長していくのは頼もしい。

宏介…出来ることはやったという印象。久々にいいクロスも見たけど、まだ守備も攻撃も課題多い。
エダ…相変わらず消える時間が長いが、絡んだ時はそつなくこなしたし、ポンと活躍しそうな雰囲気はあった。ただ終盤はもっと仕掛けてほしい。
真希…時間はそんなになかったが、ボール持ったらどこへ出すか探すんじゃなしに自分で持っていけ。それがチームを助けることになる。

健太監督…おそらくだが、かなり攻撃の意識を持たせて試合に入ったんだろう。ダービーのことを踏まえて、1点取れば肩の荷が下りるという…。あえて打ち合いに出て、勝ち点1を拾ったというのは悪い結果ではない。それも嫌な流れを選手交代、システム変更で断ち切った。伸二交代の決断も悪くなかった。 ただ、なぜアラタを先発で使ったのかは疑問。コンディションは把握してたはずだし。
 とにかく守備の修正を。球際にいけていないし、キーマンをフリーにしすぎた。かなりボロボロだったので、短い期間で修正できるかどうか…(だった)。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
03:14更新 | コメント(2) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

['10J1第13節]清水vs磐田

2010年7月17日() 18:33 KICKOFF
J1第13節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス00-00ジュビロ磐田
0-0
児玉主審:松尾
天候:晴れ
観衆:19,968人
成岡、西、金沢、山本康

 想定外だった。非常にまずい試合をした。

 開幕前、中断明け最初の試合、いわばリスタートの試合を必ず勝つことが大事とした。毎年のようにスタート、リスタートというところで勝てないから勢いに乗っていけないと。しかし、またも達成できなかった。今年の開幕戦はまだ、アウェイだしラストに追い付いたという意味で悪くない結果と言えたが、今回は違う。ダービーは勝利のみという言葉は当然として、ホームで内容的に押されて何とか耐えたというレベル。1週間前、横浜で見たのとはまるで別チームだった。本来あってはならないのだが、甘く見ていたというのはあるかもしれない。

 バス待ち、下でやったんだな。そして上でも一応。
http://www.youtube.com/watch?v=t9oBRTRfDxg
http://www.youtube.com/watch?v=Lqu6CimbieI
http://www.youtube.com/watch?v=o5IPoMjFh9Y
 王者の旗 リズミックスバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=PcynttCTHhg
 サポートソング。Jam9
http://www.youtube.com/watch?v=XU3ai-X_bx4
 新チャントお披露目の日でもある。伸二→辻尾→平岡→「VICTORY」
 辻尾ww茶化されてるww
http://www.youtube.com/watch?v=6-_UC9gex6k
 清水選手紹介。磐田の時、川口と駒野には拍手が送られる。
http://www.youtube.com/watch?v=46fkEL3Vegs
 選手入場〜W杯戦士セレモニー〜試合開始
 フラッグも多数出てるな。
http://www.youtube.com/watch?v=PpguNE1JS74
http://www.youtube.com/watch?v=INgcBVoedAw

 エスパルスだが、先発に名を連ねたのは、先週末マリノスタウンで並んだ11人。中断期間中に様々なオプションを試したのは前も言ったが、その中でこの布陣を選んだということは、それだけ練習試合で手応えをつかんだということ。好調の永井を左に、オカを右に入れ、股関節痛が癒えたばかりの兵働をベンチにして淳吾を中に配置した。この布陣で十分戦えるとは思っていた。

 ジュビロのほうは、加賀に加えてイ ガンジンも急きょ欠場となり、大井・那須のCBでボランチには山本康を起用。FWに入った成岡を含め、ナビスコとはだいぶ入れ替わっている。少なくともCBが2人も欠ければ影響が出ないとは言えないし、真ん中で起点を作れると感じていた。また、永井が駒野と対峙するということで、危険なクロスを上げてくる選手を出来るだけ守備に追いやることも期待。前田というストライカーを完璧に抑えるのは難しいので、そこにボールを出させない守備が求められた。

 久々の公式戦ということもあって、メモにはいろんな言葉を書いて試合を待った。「連動性」「球際」「守→攻、攻→守」「サイドと中央」「パスミス」など。また今週発売のマガで健太監督が話していたことは、セットプレーの守備。特にPKを取られていることと、ニアサイドで触られることがあるので、その改善をするということだった。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/316.html
 立ち上がり、選手たちは相手を押し込もうとかなり前にポジションを取った印象があった。それで最終ラインから長いボールをフローデへ。慎重に進めようとするのは毎度のことなので、それを気にするつもりはなかったが、自分たちの仕上がりへの自信や、ダービーでの闘争心もあって、少し入れ込みすぎな感じだった。

 5分、左サイドからジウシーニョにクロスを上げられ、ファーで成岡が落として前田。DFが足を出して何とかCKに逃れたが、いきなり失点してもおかしくなかった。エスパルスも10分、伸二が左足で上げたクロスにフローデが突っ込むという惜しい形を作ったが、大井にクリアされた。

 13分、上田の強烈なミドルがゴール右を通過。15分には真ん中でボールを奪えずに右へ出され、駒野の精度の高いクロスにファーから走り込んだ前田のヘッド。いずれも危ない場面だった。これで「おやっ」と思い始めた。

 磐田は確かにいいプレスをかけてきていた。こちらの最終ラインで安易にビルドアップさせない、伸二に入らないようきちっと分断させるような形で来ていた。だがそれは当たり前の話というか、そういう対応をしてくるチームは多い。
 今年はタクがアンカーに入っているので、自陣でボールを持ったらCBの2人は左右に広がって3バック気味に、そしてSBを高く張り出すということをやっている。で、その時にCHの伸二や兵働のうち片方が下がってきてパスコースを増やすようにしている。

 ところがこの日は、エディや岩下がボールを持った時に、出しどころが辻尾やアラタのSBしかない。それでどんどんフローデへ蹴ることに。これはエスパルスの状態が悪いですよというサインと同義だ。
 原因は、伸二と淳吾の2人が前に張りすぎたことにある。それでタクが中盤のスペースを埋めようと動くのだが、CBにとってはいて欲しいところにいないし、安易に出せば取られるリスクが大きい。自分が広がると中央がスカスカになるから自重。それによってSBも高い位置を取れないということ。
 もちろんロングボールがチャンスになることもあるが、今年やろうとしている方向性ではない。それはピッチ内にいる選手たちも、ベンチも全員が分かっていたと思う。だって、早くもこの時間から健太監督は立ち上がっていたわけで。

 ロングボールを蹴ると相手は読みやすいので、セカンドボールを拾われてしまう。そうすると攻撃には出ていけないので、どんどん下がり、フローデとの距離が遠くなるという悪循環。

 17分、執拗に続けるロングボールがたまたまハマったというか、西部が蹴ってフローデが落としたボールをオカが拾い、パクに止められてFKを獲得。まずまずの位置から淳吾が直接狙ったが、ネット上部を掠めた。
http://www.youtube.com/watch?v=pnKkkViETiU

 この時間帯になっても修正される気配がない。マークされているのも分かるが、伸二が気を利かせて下がってボールを受けて捌くことをした方がいいと思ったのだが。そしたら淳吾も触りやすくなるし、それが入れ替わってくればリズムが出るし。伸二はそこを仕切れると思ったんだけど。

 28分、チャンスになったのは再びロングボールから。エディが蹴ってフローデが落とし、伸二のシュートのこぼれを淳吾がミドルシュート。八田にキャッチされる。うまくいかないのでアウスタの盛り上がりもどこか欠けていく。
 それと今年出来ていた球際の部分が甘い。ボールを奪いにいく姿勢があまり出ていない。切り替えが一歩ずつ遅れているので、ボールを繋ぐことが出来るようになってきた磐田に全て外れてしまう。

 33分、ようやくだが岩下からグラウンダーの強い楔がフローデへ入り、ファウルを受けてFK。再び淳吾が狙うが、これは枠へ飛ばない。だが少し工夫が出てきた。きっかけにしたい。
http://www.youtube.com/watch?v=FRyDESk0A-8

 しかしリズムは変わらず、35分に駒野のクロスから再び危ない場面を作られ、37分には西のクロスをブロックにいったアラタがハンド。上田の強烈なFKが壁を抜けてくるが、西部が見事な反応。さらに、スローインから前田が切れのある動きで辻尾、岩下をかわしシュートもポスト直撃。さすがに角度がなかったとはいえ怖い。
 39分にはようやくプレスがうまくハマってセンターライン付近でボールを奪ったのだが、アラタが下げてしまったのにはガッカリ。

 最初の決定機は41分。右サイドで得たFKを伸二が入れると、岩下が落として永井。しかし八田に防がれてしまった。
 ロスタイムにはこの日最初のCKを得るなど、少しリズムが出て、セカンドボールも拾えるようになったところで前半を終わった。
http://www.youtube.com/watch?v=S6pvu7Vol-o

 このメンバーで狙っているサッカーが出来ないとは思わないのだが、45分間ではなかなかポジショニングが変わらなかったので、慣れている兵働を後半から出して修正を図るしかないのかなという考えでハーフタイムを待つ。

 すると健太監督は真希を投入した。この日期待された永井を45分で交代させ、淳吾を右ワイド、オカを左ワイド、真希がCH。これはマリノスとやる前に2回試したオプションで、永井を使わなければこれというものだった。ここで兵働を出さないということは、まだ時間限定なのだろうなと思った。

 ようやく伸二が少し下がって受けるようになったのと、タクがいい位置でボール奪取をするなど、よくなってきたかな?という後半の入り。しかし50分、嫌な形でボールを失い、成岡の左クロスから上田のヘッド。その前で岩下が抜かれてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=R6VuHMEaZbw

 55分には淳吾、伸二、アラタと繋がって珍しく右足のクロス、フローデがいい形で飛び込んだがわずかに右外。この直後にも伸二が高い位置でボールをカットし、パスを受けた淳吾がドリブルで進むのだが、左をうまく使えずにそのままロストという例のパターン。
 前半よりよくなったのは事実。だが、結局フィニッシュまでいけていない。それに、まだ1人1人の距離が遠く、コンパクトになってない時がある。次は兵働投入かなと思った。

 68分、今度は真希が高い位置で奪ってそのまま運び、ペナ内でシュートも少しタイミングが遅くなったのもあって八田にセーブされた。だが拾って逆へ展開し、辻尾がファウルを受けてFK。これをフローデがニアですらしてアラタ…だったが惜しくも合わせられず。セットプレーは相変わらず武器になってる。
http://www.youtube.com/watch?v=BVYHZqLduhg

 磐田は70分、西に代えて船谷。西の疲労もあって動いてきたが、健太監督は動く気配がない。そろそろ…とは思うのだが。
 最も危険だったのは74分。タクの横パスが危険でカットされ、そのまま速攻に持ち込まれる。右サイドからのクロスに前田がゴール前どフリーでヘッド。前田クラスならこれは決めると思ったが、正面だったのも幸いし西部が好セーブ。まだツキがある。

 77分、ここで健太監督はアラタに代えて宏介を投入。左SBのタイプを変えることでサイド攻撃の活性化を狙った。
 直後にFKの流れからジウシーニョのクロスを西部がパンチングで逃れたところ、拾った船谷が決定的な場面を迎えたが、力が入ってふかしてくれた。まだツキがある。

 そして磐田はジウシーニョに代えて金沢を入れ、パクを一列上げるといういつもの采配、そして最後の最後で荒田を入れてくる。エスパルスは3枚目で元紀を切ることは分かっていたが、出てきたのは85分。

 87分、またも高い位置でボールを奪っての速攻から、右に流れたフローデがペナ手前で倒されFKを得る。しかし淳吾がいない。エディに狙わせるにしても相手も警戒しているので壁を割るのは難しく、伸二が蹴ったが外れてしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=NkJfMvaiiO8

 何とか最後の望みをかけロスタイム、元紀がドリブルからそのままシュートに持ち込んだがわずかに左を通過。さらにロスタイム4分表示の4分、左サイドでFKを獲得。スタジアム全体がゴールコールに包まれたが、伸二からのボールを合わせることはできずタイムアップ。
http://www.youtube.com/watch?v=4Yb9Hsz2WM4

 試合後、バックスタンドからは拍手が降り注いだが、ゴール裏からは当然のようにブーイングが鳴り響いた。

 ダービーでこの内容、結果は当然受け入れられない。ただこれが中断明け最初の試合だったのが、余計に落胆させる。今年はそういうスタンスなので。磐田は確かに良かった。外しまくって勝ち点1をプレゼントされたようなもの。しかし相手が良かったから仕方ないという内容ではない。直せるところはある。

 兵働が先発を外れたのは、リーグ戦では京都戦に続いて2試合目。京都戦も前半0-2とリードされ、後半投入されて逆転したわけだが、伸二に続いて兵働頼みになってもいけない。それを解消する意味でも淳吾のCH起用は可能性があったし、実際それがうまくいきそうなことも見ていたが、残念な結果だ。

 伸二も淳吾も攻撃に絡みたいというのは分かるが、チームにとって一番いいポジショニング、バランスというのがある。彼らにはそれが出来ると思うのだが、合わせる時間が短かったとしか言いようがない。伸二が下がり目で淳吾が前目で動くようなイメージこそあれど、淳吾が下がってキープしてもいい。どっちも前に残ったまま45分過ぎたのはちょっと意外だった。

 スタッツを見ても、シュートは8本、CKはわずかに1本。左からは何度かクロスも上がったが、右からはほぼ無かった。これだけサイド攻撃が出来なかったのも珍しい。それだけ中盤でタメが出来なかった証。心臓部が機能しなかったことが影響した。

 監督はフィジカルコンディションでなくメンタルの問題と指摘した。そう信じたい。でなければ1週間前は本当に夢になってしまう(苦笑)。選手も首脳陣も、うまくいった分、このまま臨めばいいというのがあったんだろう。それは私もあった。反省したい。

 順位表なんていうのは、今見ても仕方のないもの。首位陥落に興味はない。問題は勝つ可能性の高い内容にまず戻すことだ。そうでないと始まらない。出来る選手は揃っているのだから。
 

西部…好セーブでチームを救ったが、クロスの対応で少し危ないところがあった。
辻尾…ほとんど攻撃で絡めず。上がりたくてもタイミングが合わなくてすぐに失ったり、よくなかった。
岩下…先週に続いて集中が欠けてる感じがある。センスのあるパスは見せたが、ちょっとこれでは不安だ。
エディ…ロングボールを蹴りすぎたことは自覚してると思う。工夫をしなきゃいけない。コミュニケーションは取ってるはずなので。
アラタ…できないことまでは求められないが、消極的な姿勢はいい影響を与えない。攻撃参加が遅いのはチーム全体の問題。

タク…後半はあの状況で何とか立て直しつつあったが、チャレンジしたパスが取られて大ピンチだった。これも仕方ないとはいえ精度を上げること。1人で全部やるのは大変だ。
伸二…本人がコメントで自覚してるので、だったら前半からやって欲しいところだった。伸二はできると思う。でも出来ないというのがサッカーなのだろうか。彼らしいプレーは少なかった。
淳吾…状態は別に悪くない。横浜では中央で幅広く動いてバランスも悪くなかったが、前半のチーム状態を見て元の右FWに戻された。タメを作って流れを変えたことはそうだが、決定的な仕事はできず。

オカ…前半はどこにいた?というくらい消えていた。ようやく後半になってボールも入り出したが、全体的に低調。懸命に最後まで走ったが、単発に終わった。疲れなんて話はしない。彼はやらなきゃいけない。
フローデ…空中戦のサッカーだったので、決定的なチャンスはほとんど彼に来た。出来れば1本決めて欲しかったが…。
永井…確かに噛み合ってなかった。淳吾とか他の選手が行くはずのところに行っちゃったり、攻撃ではボールが来なくて孤立。セットプレーでビッグチャンスがあったがそれも決められなかった。だがこの日は永井が悪くてリズムを壊したわけではない。監督のコメントは正しい。

真希…何とか立て直すのに一役買った。出来ればチャンスは決めたかったが、それでも動いてリズムを作った。
宏介…サテであの状態では厳しいと言ったが、この日は役割がはっきりしていたのもあって仕掛ける姿勢が功を奏した。起用法はこの方がいいのかも。
元紀…短い時間ながら好調を維持。他の選手の調子が落ちれば先発もあるだろう。

健太監督…先発の人選はあの試合を見せられると、仕方ないというより当然だった。だが前半の状態を見て、例えばボランチを2枚にしたり、そういう変化を与えてもよかった(ピッチ内に任せるのもありなのでどちらがいいとは言えないが)。兵働をベンチに入れたのであれば、少しでも使えばよかったのにと思うのだが。それとエダをベンチに入れてもよかった。元紀を入れるのはちょっと遅かったな。

 4-3-3の名古屋相手にどうする?フローデと闘莉王、ケネディとエディの争いは見ものだが、問題は中盤だ。配置の問題は先の通りだが、この流れだと永井が外れて兵働か真希がCHに入るのか。永井もコンディションは悪くないんだし、元紀もいい。この1週間はかなり大事だ。中断明けは絶対勝たなきゃいけなかった。でも出来なかった。取り返さないといけない。内容が改善せずに負ければズルズルいきかねない。

P.S. 純平はいいところへ行ったと思う。いれば安心感はあったが、彼のことを考えれば当然の選択だ。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
02:39更新 | コメント(3) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

[練習試合]横浜FMvs清水 など中断期まとめ

 今週末のダービーはこういうことをやるそうです。
"Flag for WIN" http://www.youtube.com/watch?v=jCFOXuUNSII

 とりあえずここまでをまとめると、ナビスコ杯・磐田戦が終わってから、3日後に決勝トーナメント進出が決まった。さらに伊藤翔の加入が発表され、記者会見が行われた翌日に練習を再開。ワールドカップ期間に伴う中断で、大体のクラブは2週間、長ければ3週間くらいオフにするクラブもあるが、エスパルスは1週間でオフを終え、開幕前に恒例となっている砂浜ダッシュを2回も敢行するなど、フィジカルを作り直した。

 1週間後の21日からは御殿場へ移動して5日間キャンプを行った。
http://www.s-pulse.co.jp/news/camp/
 このキャンプの最後に行われた千葉との練習試合は、主力組が2−2、サテ組が2−1という結果。主力組では永井が欠場して一樹が入った以外はほぼベスト。かなり体を追い込んだこともあり、思うように動けない状況の中でも、岩下が流れの中から点を取るなど、「引いた相手をどう崩して点を取るか」というキャンプのテーマが実践されたようだ。

 三保に戻り、30日(水)にはHonda FCとの練習試合。主力組は30分で1−1だったが、サテ組は60分で1−3。西部、エディ、兵働が欠場し、海人、平岡、エダが起用されている。疲れがピークなのか、動きもよくなかったようで、課題が残ったとのこと。
 翌日には伊藤翔の背番号が「36」と発表された。彼の加入でも特に移籍する選手はいないことから、A契約ではなく枠の問題はクリアされているのだろう。

 そして3日後、アウスタで甲府とのプレシーズンマッチに臨んだ。先にサテ同士が試合を行い、5−2という大味な試合で勝利。5点といってもうち3点はセットプレーからで、アオが2発。そしてPKとオウンゴールということで、流れの中から取ったゴールはなしということになる。2失点はきれいにやられたとも聞くので、課題が残ったか。ユースの加賀美がまずまずの活躍。
サテ選手紹介 http://www.youtube.com/watch?v=zMzUkCwOles
試合内容
http://www.youtube.com/watch?v=hhLA6ozvsuE
http://www.youtube.com/watch?v=-ceZ9O9jlS0
http://www.youtube.com/watch?v=GiiqrIJph6k
http://www.youtube.com/watch?v=FA_O7wqjXr0
http://www.youtube.com/watch?v=zGsljMNT6f0
http://www.youtube.com/watch?v=a6IkwN5z40Y
http://www.youtube.com/watch?v=Qq65QQbyTJE

 続いて行われた本編は今季初のナイトゲームであり、夏場の戦いを考えれば貴重な試合となったが、スコアレスドローで終了。この日も西部と兵働は欠場、エディもベンチスタート。CHに真希が先発し、エダがサイドに入って永井がベンチスタートとなった。後半からは疲労性の張りでタクがアウトし、永井が入ってエダと真希が1個ずつ下がり、その後4人を交代させた。その中でも伸二はフル出場と奮闘。後半は甲府に荒っぽいプレーが目立ったようで、終盤にはエダが秋本に倒され交代。「右足ひ骨骨折の疑い」とドクターから診断されるも、エダはケロッとしており、翌週の練習にも問題なく参加。離脱にならなくてよかった。

 話ではエダはまずまずだったようで、18人に常に入るような状態までは来たのだろう。動画を見る限りでは、久々の登場となった海人が試合勘の問題もあってか、まだ危なっかしい場面がみられる。荻、ダニエル、藤田、片桐、マラニョンらが欠場した甲府のほうも収穫ありと評しており、内容的にも五分でスコアも五分だったのではなかろうか。
選手紹介 http://www.youtube.com/watch?v=1eUu-YBlX9k
試合内容
http://www.youtube.com/watch?v=mP3Jy7U0yF8
http://www.youtube.com/watch?v=jTnJoncc7rw
http://www.youtube.com/watch?v=LOhcqmKPJqQ
http://www.youtube.com/watch?v=V1r2egqLzOg
http://www.youtube.com/watch?v=JxeqktxjG6k
http://www.youtube.com/watch?v=bXHWYlNfXI4
http://www.youtube.com/watch?v=hx5uPSHTgxA

 実戦でのトレーニングはまだ続く。今年は本当に積極的だ。8日(木)、いつもやってる相手だが静岡産業大との練習試合。西部とエディが主力組に復帰し、アラタがお休みで宏介が入る。兵働は今回も欠場でCHは引き続き真希。詳細は不明だが、永井が1ゴール1アシストと結果を残す。3本目にはイチが久々の復帰を果たした。
 兵働を除き、この時点で離脱しているのが浩太と一樹。一樹はHondaとの試合以降出ておらず、何らかの負傷が考えられる。浩太は復帰しては離脱の繰り返しで、御殿場では試合に出たのだが…一体どうなっているのか。柏に出る前の年もそうだったが、コンディションがこれだけ整わないというのは心配だ。

 そしてダービー1週間前、横浜遠征を敢行。マリノスタウンで練習試合2試合を組んだ。1週間前に甲府とホームでやったので、リズム的にはアウェイでやりたい意向があったのかもしれないが、健太監督と和司監督の間で話が進んだのだろう。8月に対戦を控えている中で、互いに望むところとしたのは立派なことだと思う。
http://www.f-marinos.com/tools/page_store/news_4341.html
http://www.s-pulse.co.jp/news/20100711-2534.html
<サテライト>
横浜FM1−0清水

100711-1.JPG 100711-2.JPG
 先に主力でなくサテの試合だというのは発表されていたが、それにも関わらず多くのファンが詰めかけていた。マリノスタウン過去最高ではないかとのこと。
http://fmarinos.blog.so-net.ne.jp/2010-07-11
 マリノスとエスパルスのサポは半々くらいで、いかに清水サポがこの試合を楽しみにしていたかが分かる。到着した時には降っていなかった雨も次第に降り出し、蒸し暑いので嫌だったがポンチョを着ての観戦となった。

横浜FMメンバー(4-2-2-2)
GK秋元、DF丁・浦田・田代・藤田、MF狩野(→※38番 練習生)・河合(→松本)・天野・齋藤学(→端戸)、FW斎藤陽・坂田
清水メンバー(4-1-2-3)
GK武田、DF高木(→永畑)・青山・廣井・太田、MF竹内・枝村(→市川)・大前(→岡根)、FW木島・長沢・伊藤
 オフィにもメンバーは出ているが、並びも含めて載せてみた。マリノスは狩野がこの試合に先発で出るというのがね…河合とボランチを組んでいた。天野はSH。エスパルスだが、注目ポイントはアオがどれくらい回復してきているのかというのと、翔や駿といったFWの出来。トップで試合に絡んでるメンバーも何人かいるので、そこそこの試合はして欲しいところだ。
100711-3.JPG 前半の前半は、エスパルスのプレッシャーがまずまず相手に掛かって、高い位置でのボール奪取からフィニッシュに繋げる場面がみられた。立ち上がりに元紀が奪って翔がシュートという形など。マリノスの攻撃は右サイドからが多く、SBに入った丁が縦への突破でチャンスメイク。逆サイドの藤田がミドルを放つなど。

 次第にマリノスがエスパルスに慣れ、前半の後半は攻め込まれる展開に。そして失点するわけだが、ペナ手前で与えたFKを狩野がクリックリスタート、丁のクロスを廣井がニアで触れず、ファーにいた齋藤学に押し込まれた。その後も齋藤学はバー直撃のミドルが1本。好調のようだ。

 後半頭から両チーム選手交代。マリノスは松本と端戸が入って天野がボランチへ。エスパルスは永畑が右SBに入った。後半の前半は引き続きマリノスが攻め込むこととなったが、肝心のクロスの精度などが足りず、エスパルスもミスが多いながら何とか対応。その後イチと岡根を投入して永畑・竹内のポジションを上げると、次第に反撃開始。中で引きつけてサイドという形が増え、崩しも多彩になって何度もゴール前に迫ったが、シュートチャンスで被ったり、シュートのタイミングを逸したりで最後まで点を取れなかった。

100711-4.JPG まだまだだなというのは感じたが、チーム全体としてレベルアップを図ってる様子は伝わってきた。どうしてもサテはアタッカーが多くなってしまうので、個がもう少し頑張らないといけない。イージーミスの減少はトップもサテも継続課題だが、意図のないロングパスは減ったと思う。

武田…繋ぐことをかなり指導されているようで、安易に蹴ることがほとんどなかった。結果として危ない場面もあったが、チャレンジしているということで。クロス対応をもう少し。
純平…一度いい突破があったが、最後の折り返しが雑だった。もう少し目立ちたかったが。
アオ…しばらくサテで調整だな。そもそもまだかばってる様子があるので仕方ないのだが、一対一で何度も振り切られてしまった。去年までの戦術に最も慣れてしまってる選手なので当然だが、ビルドアップもままならず、危ない場面が多数。早期のトップ復帰は無理だろう。後半になってようやく落ち着き出したが…セットプレーの迫力はそのままだった。
廣井…アオの調子を考えると大変だったと思うが、統率そのものはまずまず。状況判断がもっと早くなるとよいが。
宏介…トップでの出場も多いわけだから、本来はきちんと仕事をしなければならないが、ガッカリしたというのが本音。あまりにも同サイドを崩されすぎ。パスミスも多かったし、引きずってさらにミスの悪循環。攻撃面の課題も引き続き。しっかりしてくれ。

竹内…久々に見たけど、よかった。基本に忠実なプレーが出来、周りの状況を見て判断良くプレー出来ていた。前を向けるのがいい。途中から1個上がったが、アンカーのほうが良さそうな印象。
エダ…特徴を考えるとこんなものかって感じ。ボールを触る機会はあまり多くなかったが、このメンバーの中での技術の高さは見せた。何度か孤立してしまったが。
元紀…サテでは別格。好調を維持。ボールを持ったら何かやってくれそうな雰囲気を持ってるし、運動量も多い。この中ではパサーがいないので何でもできる側面がある。

…スタートは右サイドだったが、次第に左でもプレー。合流して1ヶ月弱、いきなり高いものを求めるのは難しいし、現状ではまだまだというところ。60分〜70分くらいでバテた。もっと上げないと。でもシュートは一番打っていたし、その貪欲さは感じさせてくれた。何かやってくれそうな雰囲気はあるが、SHでありWGでもあるポジションは慣れるまで苦労するだろう。元紀との絡みが合ってくると面白そうだった。
駿…足りないのは自信ではないか。中にはいいプレーもあるが、それが続かずに消極的なプレーに走ることもあり…。点を取りたい気持ちが強すぎて前に張りすぎる時があった。下がって受けた時はきちんと起点になっていたのでね。
木島…この前サテの動画見た時に、面白いと感じた1人だったが、この日もボールを受けたら前への姿勢を感じたし、ペナ付近でのアイデアもまずまず。最初はトップでの起用もあったが、サイドでもやれないことはない。甲府戦では主力組で出場もしたし、首脳陣からも期待はされてるはず。

永畑…右SBに投入され、途中からは中盤に。3年目で背水の陣だが、悪くなかった。SBはもう何年もやってるし、守備でも粘り強くなったが、攻撃面で彼にしかないアイデアが見られたし、面白かったので中盤で見たい選手。選手層からしてかなり状況は厳しいが頑張れ。
岡根…最近はずっとアンカーでプレーしているようだが、サイドへの散らしが思ったよりできていた。改めて見るとホントに大柄だった。
イチ…彼らしい攻撃参加は何度かあったし、あとは試合勘だけというところまできた。時間をどんどん伸ばしていって問題なければ辻尾との勝負になる。

<トップ>
横浜FM2−6清水

 続いてトップ同士の試合だが、その前に小ネタ。サテの試合が終わる前くらいに、伸二のもとへ俊輔が駆け寄っていって挨拶。少し時間を取って喋っていた。その後山瀬も挨拶をしていた。伸二と俊輔が何を喋っていたかは興味がある。当然代表のことだろうけど。

横浜FMメンバー(4-2-2-2)
GK飯倉、DF波戸・小椋・松田(金井)・田中、MF清水(→狩野)・金井(松田)・兵藤(→中村)・長谷川(→齋藤学)、FW山瀬・渡邉
清水メンバー(4-1-2-3)
GK西部、DF辻尾(→高木)・岩下・ボスナー(→平岡)・児玉、MF本田・小野(→山本真)・藤本(→大前)、FW岡崎(→枝村)・ヨンセン(→伊東)・永井(→兵働)
 エスパルスはこのタイミングで新たな布陣をテストした。木曜の試合を休んだ兵働は合流してこの遠征にも帯同したが、兵働がいない時のオプションとして今回は淳吾を持ってきた。真希やエダを試したことを考えれば当然の選択だが、長いシーズンを見据えて様々な布陣を模索するのは良いことだ。代表から戻ったオカが先発し、永井、フローデと3トップを形成。攻撃的な布陣とみることもできる。あとはいつも通りでアラタが復帰。マリノスは栗原が負傷中、中澤が疲労考慮でお休みとなり、スタートは小椋・松田のCB。清水がボランチ、アーリアが左というのもまた…。GK飯倉も復帰したばかりと聞く。

100711-5.JPG 当たり前の話なのだが、やっぱりサテと全然違うなと思った。個々の技術は当然として、戦術理解度、コミュニケーションの頻度など。厳しいフィジカルトレーニングの影響で体が重いことが心配されたが、ようやくコンディションが整ってきたのか、動きが軽快だった。
 永井が左サイドをドリブルし、中へ折り返して伸二が狙う場面も見られる中、15分ごろ。右サイドの深い位置でボールを受けたオカがドリブルしマイナスのクロス、これにゴール前走り込んでいた淳吾が左足で合わせて先制ゴール。流れるような攻撃で見事だった。そしてマリノスは失点後、松田と金井のポジションをチェンジ。松田は自由に何度も攻撃参加してくることに。

 マリノスの攻撃は非常に厄介で、こちらの守備は決してよくはない。先制後、波戸のクロスから山瀬に合わせられるが、ゴール手前でエディがカバーしクリア。そして30分ごろだが、清水から見て右サイドで細かくパスを繋がれ、最後は山瀬にフィニッシュされた。完璧に崩されてしまった。

 だがすぐに立て直し、5分後に追加点。淳吾が右サイドをドリブル、ルックアップしてクロスを永井へ送ると、CBに移った金井がつき切れずに永井が落とす。そこに走り込んだオカが冷静に決めて勝ち越し。さらに2分後、相手が自陣ペナ付近で痛恨のプレゼントパス、永井がこれを拾ってかわし、さらにかわしてゲット。その前にもFKから中央でのマークの甘さを突いてオカが決定機を迎えるなど、相手がバタバタしてる時に一気に加点した。

 後半からマリノスが俊輔を投入するが、こちらは伸二が45分で交代となり、真希が投入された。共演ならず。淳吾と真希のCHもなかなかないので、チェック対象だったのかもしれない。
 そして立ち上がりにまたも追加点が入る。辻尾からのリターンを受けた真希がクロスを上げると、フローデが見事なヘディングシュートを決めて4点目。どうしても小椋・金井のCBだとゴール前ではこちらが優位になる。

 大量点で少し気が抜けてしまうのは相変わらずの悪い癖だが、60分に俊輔のスルーパスから渡邉に決められてしまう。西部が早めの飛び出しで防ごうとしたが出来ず。ぴったり合ってしまったといえばそれまでだが、ちょっとフワッとしてしまった。ちなみにこの直前には狩野が掛け持ちで投入されボランチに入る。

 エスパルスも65分にエディとフローデがアウトし、CBに平岡、CHにテルを投入。淳吾を右に、オカをトップに配置する布陣に変更。5分後には永井に代わって兵働が久々に登場、最初はそのまま左ワイドに入ったが、いつものようにCHでプレー。真希を右ワイドに置いた。ポゼッションではいつも上回るマリノスの反撃は続き、左から仕掛けられて平岡が対応もシュート、こぼれを逆サイドで俊輔が狙うが枠を捉えず。

 75分ごろ、セットプレーの場面で淳吾が交代となり、元紀がサテに続いて登場。するとその5分後、カウンターから左サイドを元紀がドリブルし、逆サイドで待つオカへパスが渡る。オカはそのままペナ内に入って小椋をかわし、田中のスライディングもかわして冷静に左足で沈めて5点目。3分後、再び右サイドから真希が仕掛けて中へ、オカも受けに来たが、走り込んだテルが受けてそのままシュート。これが左隅に決まって6点目。これはいいものを見た。

 これと同時に右SBを純平に代え、オカはお役御免でエダが再登場。元紀がトップへ。そしてそのまま試合は終了した。鳴り物の応援が禁止されるマリノスタウンだったが、エスパルスが圧倒したこともあって一部サポがアカペラの応援を開始。最後まで盛り上がっていた。クールダウンをする選手たちは声援に苦笑いしながら応えていた。
100711-6.JPG 100711-7.JPG

 あまりにも体を追い込みすぎて動かないとなると、去年までの開幕時と同じになるので怖いと思っていたが、動けてるので安心した。そして攻撃面では、マリノスのディフェンスが甘かったのはあるにせよ、連動性も感じられたし、サイド攻撃もカウンターも出来た。そして色んなオプションを試せて、成果が出たのもよかった。中断前まではセットプレーが約半分を占めたが、今回の6点は全て流れから(相手のプレゼントもあるが)。そういう意味ではキャンプの成果が出ている。

 反面守備では軽率なプレーもあったし、危険な位置にボールが来てからの対応が甘かった。中盤での球際の攻防は開幕から強くやっていて問題なかったが、コミュニケーションを密に取っていきたい。攻撃的にやる分、リスクも当然ある。でもその中でも抑えないといけない。今回のように大量点を取れる試合はほんのわずか。あとは1点差2点差の攻防ばかりになる。気を引き締めて、そしてコンディションをさらに整えてダービーに臨みたい。ダービーは勝利のみだ。

西部…2失点したが、可もなく不可もなく。コーチングは引き続き頼もしい。
辻尾…積極性があったのでよかったと思う。一時期の不振に比べれば全然。相手の守備が甘かったのもあるが、積極的にパスを要求していた。
岩下…集中力がない。非常に危険なパスミスが少なくとも3回。こういうプレーを続けていると、本当にポジションを失うぞ。しっかり。
エディ…怖いというかラフプレーもあるが、相変わらず効いてる。
アラタ…いつも通り無難なプレーに終始した印象がある。宏介も調子が良くない印象だったので、地味でもいいから出場を続けて欲しい。

タク…SBが高い位置を取れるのはタクのポジショニングがいいから。全然心配していない。
伸二…45分で代わったのは甲府戦でフルに出たのもあるだろうし、コンディションは問題なさそう。相変わらずうまい。こちらも怪我以外は心配してない。
淳吾…やっぱりここ、淳吾は。オプションとして左FWや右FWを残すのはいいが、基本はCHがいいと分かった。伸二の感性を一番分かってるしね。自由に幅広く動くことが出来るし、左足をいつでも使えるのが大きい。中盤でボールが収まるので色んな事が出来る。問題は兵働との使い分けだが。

オカ…お帰り。かなり悔しかったのか、よく動けていたし、きちんと結果も出せた。2点目のは新潟戦で外したようなのだったが取り返したね。ただ、まだチャンスがあったのも忘れずに。泥臭くやればいいので。
フローデ…今は心配してない。問題は夏場を過ぎてから。夏場の起用法がポイントになる。現時点ではコンディション良好、ボールもよく収まり、オカとの相性は抜群。再開前に1点取って気分もいいだろう。
永井…私が監督だったらダービーは迷わず先発で使う。キレキレ。これは覚醒するかもしれない。左FWを自分のものにした印象がある。怪我さえなければいける。

真希…シュートチャンスはなかったが、動けてる。サイドでひと仕事したし、エダとの競争に勝たなければ。
平岡…点差が点差だったので、何とも。ただ中断前までと同じようにやりながらレベルアップしていければ、大崩れはないはず。
テル…出場機会がかなり減ってるので、大丈夫かなと思ったが、全然大丈夫だった。開幕した頃の生き生きとしたCHのテルだった。
兵働…プレー時間は20分くらいだったが、問題なくプレーしていた。サイドへの散らしとかはさすがだった。休んでたのは腰痛と脚の違和感と聞くが、コンディションがどこまで戻るか。永井が好調、淳吾がCHで結果を出したということで、キャプテンに無理させる必要はないが、必要な存在なのは間違いない。
元紀…1アシスト。永井が仮に先発の場合、一樹が離脱のようなので切り札になる。
純平エダ…時間も短いので特にはないが、2人とも正念場。エダをどこで使うかは、現時点ではSH>CHという印象だった。ダイアゴナルに動いて伸二とあってくればそれでいいが。

健太監督…守備の課題は残るものの、順調な調整ぶり。今後を見据えて様々な選手を起用し、相次いでポジションを変えながら戦ったことも評価されるべき。中断前と違うのはエダをオプションとして手にしていることと、岩下の復帰、永井の好調さ。GKも海人が復帰してきているし、イチももうすぐ。累積警告が多いことからすると、同じメンバーで戦うのは難しいが、これだけの選手がいるので使い方次第で十分戦える。今年も夏の快進撃を期待している。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
02:30更新 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

['10ナビスコ杯予選L]清水vs磐田

2010年6月6日() 13:04 KICKOFF
ナビスコカップ予選リーグ第6節@アウトソーシングスタジアム日本平
清水エスパルス21-00ジュビロ磐田
1-0
38分 永井
62分 平岡
主審:扇谷
天候:晴れ
観衆:17,521人
パク×2、前田
パク

 遅くなってしまった。最終節が終わってからというつもりはなかったが、結果的に予選突破した状態でまとめることになった。

 とにかく3年連続して決勝トーナメントに進出出来たことは良かった。崖っぷちから這い上がったので、こういう流れのほうがいい結果が出ることもある。準々決勝が行われる9月までだいぶあるが、狙えるものが残ったわけだから、全力で獲りにいきたい。
 
パルちゃんショー http://www.youtube.com/watch?v=htUg22k6gR0
選手入場 http://www.youtube.com/watch?v=lVyIwlhG1Bo
 この動画を見ても分かるように、磐田サポが多く詰め掛けたという感じでもないなと。バックスタンド清水ゴール裏近くには、「全力で闘え!勝ってその先へ」という横断幕がまた増えている。

 今季最初の静岡ダービーだったが、そこまで盛り上がる状況ではなかった。首位にいる磐田は最悪ドローでもいい状況だったし、清水は勝ち点3に加えて出来れば多くのゴールが欲しいということで、対照的だったからだ。

 エスパルスは出場停止の岩下に代わってエディが先発復帰した以外は、浦和戦と同じ11人。エダがベンチに復帰。磐田はパク、西の故障者が先発に戻ったほか、鼻骨骨折の加賀が欠場して大井がCBに入る。韓国代表に残れなかったイ グノはベンチスタート。
 今季の磐田をみると、先発のCBは一度も入れ替わったことがなく、大井が入ることで最終ラインが乱れるところは出てくるかもと思った。それと磐田がどういう出方をするか。
http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/330.html

 磐田は現実的な戦いをしてきた。4-4のブロック、3ラインをコンパクトに保ち、ボールを奪ったらシンプルに前田へ当てる。だがサイドバックもほとんど上がってくる様子はなく、前の4人で攻め切っちゃおうというような印象さえある。

 そうするとエスパルスがポゼッションする時間が長くなる。どうしても先制点が欲しいということで、サイドバックも高い位置を取っているのだが、攻めあぐねることに。磐田が前に出てこないのは、エスパルスも織り込み済みだったとは思うが、かなり徹底してきていた。何しろこちらが最終ラインで持っても、そんなに寄せてこないし、基本ポジションから離れない。

 だがここ最近の課題であった「裏を狙う」姿勢は取り戻しつつあった。これで相手を下げさせて、出来るだけ高い位置で主導権を取りたい。15分には伸二から右サイドの淳吾へボールが出て、CKに。変化をつけて伸二がボレーで狙う。
http://www.youtube.com/watch?v=6lZpwWspd3A 

 当然こういう展開の時は、先制点を取って相手のゲームプランを崩し、前に出てこざるを得ない展開に持ち込みたい。そして流れの中で崩すのが難しいならば、セットプレーということになる。磐田がセットプレーをゾーンで守っているので、三保でトレーニングはしていたはずだし。

 次に惜しいと思ったのは22分、エディがバイタルに縦パスを入れて、受けた兵働がミドルを狙う。バーの上に外れたが、コンパクトな相手に対してどれだけバイタルエリアにボールを入れられるか。
 ここまでこういう単発なシュートしかなかったのは事実だが、崩しの部分で工夫がなかったかというと、そうでもない。伸二はこの日コンディションが良さそうで、あちこちに狙っていた。アイデアはそこそこ感じたのだが、質が悪かったというところ。

 この展開だとカウンター食らって一発で仕留められるのが最悪のパターンだが、リスクマネジメントは最低限出来ており、遠目からのシュートしか飛んでこない。ということは磐田もフィニッシュで終わっておけば…という認識なのだけど。

 25分を過ぎてこう着状態になり、実質負けているエスパルスには嫌な時間になった。フローデとの距離が遠くなり、ボールの奪われ方が悪いという状況に。そして32分にはジウシーニョのスルーパスを受けた荒田に決定的なシュートを放たれたが、ファウルで救われた。テンポを変えていきたい。岩下の不在が響く。

 35分の場面は、中央からパスを受けた淳吾が右サイドでドリブルキープし、辻尾のオーバーラップを待ったのだが、辻尾の反応が遅い。何とかCKにしたが、淳吾が不満げな表情。
 そしてこのCKの流れで、クリアを拾って西部まで下げたのだが、不穏な空気に。西部が左に出そうとしたボールが、1人詰め寄ってくる荒田に引っかかった。辛うじて渡さなかったが、これで失点していればこの試合はかなり厳しくなっていただろう。
 この動画で場内の悲鳴が聴ける。
http://www.youtube.com/watch?v=mTjU4s0Zuk8
http://www.youtube.com/watch?v=IO1u0NEbnqA
 ダービー前の練習を三保に観に行っていた人の情報では、最後尾に下げる、下げた後の練習をしていたという。ということは首脳陣もそうだし、選手間でも分かってると思うが…。

 そして38分。センターサークル付近で得たFKを伸二が入れると、フローデが競り勝ち、兵働の頭を経由して飛び出した永井が押し込む。狙っていたセットプレーで貴重な、かなり貴重な先制点を奪った。
http://www.youtube.com/watch?v=gEegPvJo610
http://www.youtube.com/watch?v=OLBlBRCsb1s
 磐田側はこのゴールをオフサイドではないかと質問状を送付したそうだが、ギリギリ残ってると思う。ゾーンでやってるので確認の意味もあるようだけど。最初にフローデと競ったのが山本康っていうのを見ても、「高さ」ではこちらにアドバンテージがあって、それを生かせた。

 均衡が破れたことにより、磐田が前に出てきた。エディのファウルで磐田にFKを与えると、クリアボールをジウシーニョにバイシクルで狙われる。他にも何度かセットプレーを与えるが、ここはしのいだ。前半を終了。

 ここで条件を確認する。このまま終わると清水は勝ち点11・得失点差+2。磐田は勝ち点10・得失点差+3。磐田が残り1試合残しているので、このまま終わってしまうと得失点差で上回れず、磐田が次引き分けでも敗退になってしまう。だから最低限もう1点取って、磐田より得失点差で上回っておきたい…という後半。

 立ち上がり、右サイドでフローデ、伸二、飛び出した淳吾へとつながる。淳吾は恒例の持ち替えてクロスだったが合わない。だが威勢よく飛び出したチームは、追加点への意欲をむき出しにして戦う。磐田は引き続き守る展開。54分には伸二のFKからの流れで、伸二から辻尾へ絶妙のパスが渡り、クロスを入れるがジウシーニョにクリアされる。磐田も必死に守ってきている。

 そして62分、またもセットプレーだった。淳吾がパクに倒されて得たFK(パクに警告)。またも伸二が精度の高いボールを入れると、エディが強烈なヘッド。これは八田に弾かれたが、こぼれ球を平岡ががら空きのゴールに詰めて追加点。
http://www.youtube.com/watch?v=5dgRV0Via0k
http://www.youtube.com/watch?v=pe6wIMpz-6o
 次もセットプレーで取れそうな雰囲気はあったが、今度はCBの2人で取った。磐田は競り切れていない。

 これで磐田を得失点差で上回った。次のターゲットはマリノス。マリノスが最終節で勝てば、得失点差は最低+4。つまりマリノスが勝ってしまうと敗退なので、得失点差で並んだ状態にしたい。その中で諸条件があり、さらに得点を重ねられればいいが、そう簡単でないことも分かっている。磐田もこれで前に出てくるので、カウンターの応酬になる可能性も出てきた。

 だがゲームプランが完全に崩れてしまった磐田は、集中していた前半とは一転してバランスが悪くなり、スペースがあちらこちらと出来始めた。これによりフローデが余裕を持ってボールを収め始め、エスパルスの攻撃は活性化していく。3点目は十分狙える雰囲気だ。

 そしてこれ。65分、伸二が宏介のフィードを見事な技術で落とし、永井、フローデ、再び伸二が受けて1人かわし、コントロールシュート。これが右ポストを直撃してしまう。美しかったが…。
http://www.youtube.com/watch?v=pHUZC74Sc5A

 磐田はこの直後に成岡、そしてイ グノを投入してくるが、流れは変わらない。72分にはエディがキャノン砲を狙い、こぼれ球を左で拾って兵働の折り返しを永井。ペナ内フリーで受けて決定的だったが、これを右に外してしまう。これは決めないといかん。
http://www.youtube.com/watch?v=oI1Lm2eYrv0

 磐田が山崎を入れた後、エスパルスも選手交代。まず疲労のある兵働を代えて真希を投入。追加点は欲しいが、失点したら何の意味もない。そういうメッセージが感じられる。
 さらに80分、タクがパクにアフターチャージを受け、パクが2枚目の警告で退場。1人多い状態となり、攻めやすくなった。そして82分に一樹、84分には元紀を相次いで投入。「もう1点取るぞ」というメッセージが発せられた。

 実際に何度か決定機は作ったのだが、決められずにいると、逆に開き直った磐田に何度も危険な場面を作られてしまった。84分には那須の左足シュート、枠をそれたが前田が触ってれば1点だったし、1分後には前田が落としてグノの左足。88分には左からきたクロスのこぼれを山崎に詰められたが、サイドネットと、ヒヤヒヤした。

 ロスタイムにはカウンターでグノにパスが渡ったが、いち早く危険を察知して戻ってきたのが伸二。鈴木アナも絶叫だった。
http://www.youtube.com/watch?v=xRNznShsVl4
 さらにはFKの場面で伸二がベンチに時間を確認。残り時間を踏まえてどうするかを決定したかったようだ。こういうのもさすがと言える。まだいけるということで辻尾に開いたのだが、ここはいただけない。
http://www.youtube.com/watch?v=ulA_-SVDfrc

 試合終了。最低限の結果を得た。
http://www.youtube.com/watch?v=307N2p-Jkt4
 ヒーローインタビューは永井。クール。
http://www.youtube.com/watch?v=0A2HO5EpGuc
 勝ちロコ。コールリーダーは予選突破が出来るか分からない状況に加え、次の試合もダービーであることから、疲労も考えてその時にやろうということを言っているように聞こえるが、選手たちが出てきて、1回。だがなかなかのグダグダ感(苦笑)。こパルに八つ当たりをするな!
 ウィナーコールのあとも謝ってるけど、とにかく次のダービーでしっかりやりましょうや。
http://www.youtube.com/watch?v=x0Y2XDb1DTU
http://www.youtube.com/watch?v=J5SOy4hIjSE
http://www.youtube.com/watch?v=lOdGbdC_Hdg
 サポパはエディと永井。
http://www.youtube.com/watch?v=0IFrPBtQOis

 流れで取れないのは引き続き課題となるが、困った時のセットプレーはこのチームの良さ。勝つしかなかったわけで、それが出来たのだからとりあえずOKだろう。
 これがリーグ戦だったら、もう少し磐田も攻撃陣を押し出してきただろうし、面白い試合になったと思う。そういう意味では7月のダービーもこの調子でいけるとは限らない。

 この試合は伸二が攻守で凄かったので、いい時のサッカーが戻ってきた場面もあったが、シュート数はもう少し増やしていきたいし、外と中の使い分け、もっとダイナミックに攻めていきたいので、中断期間でそこを鍛えることになる。そして何よりも、夏場を乗り切るための体力作りだろう。

 準々決勝はFC東京との対戦となった。またか!との思いは強いが、今はそれよりもリーグ戦に頭を戻すことだ。中断明けの7月に3試合、8月に6試合。いずれも平日開催が含まれており、9月にナビスコがあることを考えればかなりの過密日程だ。ナビスコを勝ち上がれば、もう休む期間はない。この中断期が勝負。各チーム巻き返してくるのは必至の状況でもある。今、リーグ首位にいるというのは関係がなく、ここまで続けていた2010年版のサッカーをレベルアップさせていくことに尽きる。まずは7月3日に行われる甲府とのプレシーズンへ向けて頑張ってほしい。
 

西部…バックパス処理は怖かった。枠内シュートはそんなに多くなかった気がするので、見せ場はあまりなかった。
辻尾…上下動は積極的だったし、良かったと思うが、そこからの精度を上げていきたい。少しずつ体力はついてきたか。
平岡…良く点を取るな。守備ではたまにボケっとしていた。フィードの練習してポジションを確固たるものに。
エディ…カバーリングというか横の選手をフォローする動きが足りなかった気もするが、存在感はあった。そろそろ頭でも決めるかもね。
宏介…いいクロスが入るようになってきたので、これを続けながらレベルアップを。

タク…30番がすごかったので、いつもより楽だったかも。怪我もあった中で奮闘した。
伸二…MOM。今までで一番良かったんじゃないか?運動量も凄かったし、その中で魅せるプレーもあり、キッカーで2点とも絡んだ。怖いくらい。どこまで持つか。
兵働…腰痛を再発させながらも奮闘。攻撃時のポジショニングが良かった。

淳吾…まずまず。シュートがミートできなかったのは残念だが、表情を見ても楽しそうだった。これを最低限に。伸二と最も分かり合ってる選手だからね。
フローデ…前半はマークがきつかったが、後半は自由にボールに触れた。とにかくゆっくり休んでくれ。
永井…オカ不在時に使える選手の一番手は永井で固まったかな。左であればある程度使えそうだ。後半のビッグチャンスが入ってれば…だが動きは良くなってきた。今度こそ怪我に気をつけて。

真希…何度かゴール前で絡んだが、シュートは枠に。
一樹…時間が短い中で強引にシュートも。
元紀…もう少し目立ちたかった。

健太監督…こういう展開は想定していたんだと思う。2点取れたし、失点しない中でもう1点狙うという采配も出来ていた。やることをやった中で、水曜に吉報が届いた。今週はテレビ出演で忙しそうだ(笑)。

 いろいろ課題は挙がっているが、オカがいない時にどうするかという部分で、永井に目処が立ったのは大きい。ただ、フローデを休ませるような状況は作れなかった。この時期までは去年も特に問題なかったのでいいが、夏場に酷使すると失速することを経験しているわけだから、駿の台頭に期待したい。それとタクのところに岩下を使う構想を具体化していくかどうか。アオの復調次第でもあるが、平岡が良くやっているだけに。浩太はコンディションの問題を早くクリアしたい。あとエダをどう組み込んでいくのか。例年以上に今年の夏は厳しい。選手層の厚いチームが残っていくと思うので、中断期間でいろいろなオプションを探っておきたい。

 GK櫛引(青森山田高)の加入内定が発表され、武田と海人は相当張り切らないといけない。今のところ武田が2番手を勝ち取っているが、海人が実力通りのパフォに戻ればチャンスはある。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 banner_02.gif
21:17更新 | コメント(4) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

['10ナビスコ杯予選L]浦和vs清水

2010年5月30日() 15:03 KICKOFF
ナビスコカップ予選リーグ第5節@埼玉スタジアム2002
浦和レッズ00-01清水エスパルス
0-1
主審:家本
天候:曇り
観衆:34,040人
87分 原
岩下

ハイライト(プロサッカーニュース版。ピックアップゲームで長くやってくれてるので、これを見れば話が早いと思うw)
http://www.youtube.com/watch?v=P1esLVyIdUI

 今季最初の分岐点を乗り越えた。中3日で出来ることは限られていたが、やれることをやった結果だ。ただ、次勝たなければ意味がない。

 埼スタはこれで3回目。過去1勝1敗。去年は平日開催の準々決勝に行ったので、それほど混んではいなかったが、今回は清水側も大勢集まった。
 浦和美園駅に着く前にツイッターで知ったけれども、駅前にセブンイレブンが出来ていた。あと、埼玉高速鉄道は高い。
100530-01.JPG 100530-02.JPG 100530-03.JPG
 埼スタでは浦和もこういう横断幕を出すのね。こっちは「俺たちは勝ちに来た」というのを作って持参。選手がアップで登場した時にも掲出した。あと一番前にも「どんな地でも勝利をつかめ!!」という西京極で作られた(らしい)アウェイ用横断幕があった。
100530-04.JPG 100530-05.JPG 100530-06.JPG
100530-07.JPG
 この日行われた前座の試合は随分一方的でなんかかわいそうだった。浦和南0−11木崎という結果。
100530-08.JPG
 2時間前のメンバー発表で主審を確認していなかったので、家本さんが現れて初めて今日の主審を知った。清水サポからは大きな拍手。昔からこの人の時は相性がいい。だが去年、ナビスコ準決勝で岩下が退場させられたのもあり、今回先発の岩下は気をつけた方がいいと思った。

 以下の写真でも分かるように、今回は前の方で観ることに。取っていただいた方、ありがとうございました。
 選手が登場してから、まずいきなりリバイブを歌うのだが、サンバと手拍子のないアカペラ。初の試みではないかと思うが、何としてでも勝つという想いを伝えるにはいいやり方だったのかもしれない。早々に応援練習は終えた。ゴールコールもあった。
 シュー練見ていると、元紀はやっぱり上手いなと感じた。
100530-09.JPG 100530-10.JPG 100530-11.JPG

 清水選手紹介。激しいブーイング、頂きました。
http://www.youtube.com/watch?v=cfo9p8Zjb7E
 浦和選手紹介。去年までとは変わったみたいね。
http://www.youtube.com/watch?v=AcAgm5G0PDs
選手入場 http://www.youtube.com/watch?v=57u4pj3gF-4

 神戸戦で完敗を喫し、勝ち点5で後がなくなったエスパルスは勝つしかない。そこでメンバーにもメスを入れた。よほどのことがない限り外れないエディとアラタを先発から外し、岩下と平岡にCBを託し、宏介をSBに起用。そして辻尾が復帰。辻尾と宏介の両SBは攻撃的ということになるが、そういう理由よりも、単に神戸戦のDFはコンディションが落ちてると判断されたのだろう。そして伸二と永井が先発に戻った。エダのベンチ外は復帰して間もないからだそうだが…。

 レッズもローテーションでメンバーを入れ替えた。特にCBにスピラノビッチ、ボランチに堀之内と高さが増えたので、前回のようにはいかないだろうと。そもそも埼スタでの試合だし、前回の負け方もあって浦和がかなり圧力掛けてくるのは想定された。
http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/329.html

 入りは決して悪くなくて、サイドから攻める意識もあったし、セットプレーも取れていた。だが7分に背後を取られて宇賀神のクロスからヒヤリとさせられる。直後にも柏木に飛び出され、決定的な形を作られた。詰めれば1点というところ。相手のパスワークに対して後手を踏んで危ない場面が何度かあった。

 全体で見ると、神戸戦で特に顕著だった球際の弱さ、運動量の少なさが解消されつつあった。いきなり開幕当初のような躍動感を取り戻すのは難しいので、今までやってきたことをおさらいして入ってほしいと思っていたが、それが出来ていたのは良かった。

 ハイライトにもあるように、16分のシーンは永井がドリブルで中に運んで伸二へ、サイドチェンジを兵働へ、外を回った宏介を囮にクロスを入れてフローデという理想的な流れ。だが逆にサイドから攻める意識が強すぎたのか、この日もシュートが非常に少ない。打たなければ点にはならない。

 危険だったのは24分。今度も右サイド、辻尾が宇賀神に突破を許しクロスを上げられる。こぼれ球を細貝がシュート、これが左ポストに当たって救われる。だがクリアが甘く、再び清水右サイドからの折り返しにエジミウソンが合わせる。しかし西部が好反応。
 そのあとにも宇賀神のシュート性のボールが岩下に当たって何とかCKに逃れ、これをスピラノビッチに合わせられたがわずかに外。危険な場面が続く。

 だがこの直前に山田暢に対してフローデが詰めたところ、バックパスの処理にミスが出てあわやゴールという場面も作っている。相手GK加藤はまだ経験が浅く、狙えるといえば狙える。

 浦和が支配する時間が長くなることは織り込み済みだが、こちらがフィニッシュで終われないせいで押し込まれる時間が長い。ポンテは色んな種類のキックを見せてくるし、一瞬たりとも気が抜けない。ただ予想通りだったのは、神戸のようにとにかくカウンターカウンターという感じでなく、繋いで繋いでと来るのでその分余裕があった。もう少し速く攻められていたらやられただろう。

 そして34分に場内が騒がしくなる。自陣右サイドペナ手前で田中達也がうずくまり、相当痛がっている。エジミウソンはすでに×のサインを出した。またも大きな怪我かと心配してしまったが…ノーファウルだったこともあり、大ブーイングが響き渡った。ハイライトの映像で観ると、エジミウソンのポストを受けた田中達也に対して、タクがボールを奪おうと行ったと。ボールに入って倒れかけた時に、前から入った岩下のスパイクが入ってしまったということで、その前で倒れたというジャッジなのだろう。裂傷で済んで不幸中の幸いだ。浦和はすぐにエスクデロを投入した。

 そしてそのエスクデロが牙をむく。39分、競り合いで辻尾が吹き飛ばされ、ドリブルからそのままシュートに持ち込む。これが右ポストを直撃。もう少し慣れた状態だったら入っていたかもしれない。これも幸運だった。
 逆にこのカウンターで永井がドリブルでペナ手前まで持ち込んだが、打ち切れなかった。あそこで打ち切れればいいんだが。

 ハーフタイムの健太監督のコメントでは、集中した守りを評価しており、これでいいというニュアンス。フィンケ監督は前半終了時に家本主審に詰め寄っていたが、判定に苛立っていた。1点勝負になることは間違いない。

 後半も基本的な流れは変わらず、レッズが押し込んでいく。55分にはまた右サイドを割られ、エスクデロのパスに反応した柏木がペナ内から2度狙うも西部がしのぐ。トライアングルを作られて完璧に崩されたが。

 レッズはエコパの時もそうだったがカウンターの時の備えが出来ていたし、そう簡単に崩せないのも分かるのだが、サイドに持っていった時に破ることが出来ず、かといって相手を押し下げるような裏への動きもなく、ミドルシュートも少ないとなれば、点を取るのは難しい
 しかしチーム状態を踏まえると、この戦い方で1点を何とかして取るという戦法になるのは致し方ない。どこで勝負に出るかが最大のポイントになっていた。もちろん先制されればほぼアウトなのは分かっている。

 65分、兵働に代えて真希を投入したのは運動量補充に加えてシュートの意識を高めたいからだろう。カウンターの応酬になり始めるわけだから。
 そして前半から攻め込んでいた浦和が、残り20分くらいから少しずつ疲労で足が止まり始めた。ここからどうやって点を取るか。まだこの時間帯では中盤でパスを繋いでからどうやってゴール前に持っていくのか形が見えないままで、非常にもどかしい…。

 一進一退の中で残り15分というところ。ベンチは一樹と元紀を同時に呼び寄せた。我慢して良くここまでしのいだ。あとはこの2選手を入れて総攻撃指令である。ちょうど投入する直前の78分、相手のプレッシャーが緩くなったところでスペースが出来始め、フローデの右クロスに真希が飛び込むというこの日最初のビッグチャンスがあったが、真希のヘッドはバーの上に外れてしまった。
 最初は淳吾と永井を代えてそのままかなと思ったが、なんとタクを代えるという。4トップにするのかとも思ったが、実際は真希をアンカーに下げ、元紀と伸二をCHに並べているように見えた。いずれにせよ攻めるメッセージは伝わった。

 82分、元紀が中央からドリブルしそのままシュート、ブロックされるがこぼれを伸二が拾い、宏介へ。クロスからファーにいたフローデがヘッド、バーに当たりこぼれを淳吾…だったがこれを詰め切れない!!エコパの時と同じで、フローデは相手の視野から消えて最後に仕留めたのだが、こぼれを入れられない。だが押せ押せムードはできた。
 相手はこの直前に堀之内に代えて鈴木啓太という、メッセージ性のない交代をしてきており、チャンスだとも思っていた。→→堀之内は足が攣っていて、攻撃が良かったので同じポジションに鈴木啓太を入れたとフィンケ監督のコメントが出ていた。今までバランスを崩して失敗していることを踏まえると現実的だったのかも。

 そしてその瞬間は訪れた。FKのクリアからスローインを得て、辻尾が入れる。淳吾が左足アウトにかけて辻尾に出し、タッチライン際から懸命にクロスを上げる。これを一樹が合わせた。
http://www.youtube.com/watch?v=1thaY4uQ5NI
 中に3人いたわけだが、一番近いサイドにいた一樹がうまくニアに走り込んだ。辻尾から来るボールは分かっていたという。浦和からすれば、堀之内のままだったらという想いもあるだろうが、軽率な対応だったと言える。山形戦もクロスでやられているわけで、最後に弱点が出た。

 この動画でも分かるように、健太監督はすぐ元紀を呼び寄せて指示を出した。得点後は一樹と元紀が両サイドに張って動きまわる。この状況で絶対引いてはダメだと思っていたが、さすがにその意識はピッチ上にもあったようだった。サイドでキープに入らなかったのは得失点差のこともあってだと思うが、本来ならばそうするべき。幸い、浦和に反撃の力は残っておらず、危ない場面というのはないままタイムアップの笛を聞くことが出来た。

 岩下を先頭に選手が挨拶に来る。公式戦5試合ぶりの喜び。
http://www.youtube.com/watch?v=88gA7-1YHMU
100530-12.JPG
 勝ちロコは3回。王国清水コールももちろんあった。
http://www.youtube.com/watch?v=O6P70iU6eRQ

 正直、勝てると思ってなかった。神戸戦の内容を見ると、中3日で立て直すのはきついと思っていたから。だが、チームが今年スタートからやってきたコンセプトを思い出した。全員がハードワークし、球際を強くいってボールを奪う意識を持つ。そこからの攻撃はまだ改善の余地があるが、ゴール前での集中力も戻った。これは選手1人1人が常に細かいコミュニケーションを図っていたからであり、その主役はやはり伸二ということになる。

 最近出ていた気の緩みというのも、神戸戦でまた引き締まったようだ。監督からも喝が入っただろうし、相手が浦和だったのもあるだろうが、泥臭く勝つことが出来るわけだから、この試合は忘れないでほしい。
 あとはとにかく攻撃面で、もう少し相手を下げさせないといけない。でないとセカンドボールも拾えないし。今回はもう割り切っていたけども、最近フローデへの単調なボールが多いので、それを囮にしたりしないと。この日はスピラノビッチの存在もあって、なかなか起点を作れなかった。オカがいないと背後を取る動きが減るのは仕方ないけど、チームとして続けるべきこと。それとシュートの意識を高めないといけない。

 まだ、踏みとどまっただけに過ぎない。勝ち点を11にして、あとは天命を待つ。そのための準備を怠るな!

西部…好セーブで何度も窮地を救ってくれた。神戸戦はバタバタしていたが、取り戻した感がある。この調子。
辻尾…試合後に一番体重が減るらしいね。あの時間帯でナイスクロスだった。守備ではスライドが遅れて危ない時もあったが良く耐えた。
岩下…時々荒いプレーをする以外は良く守っていた。ボールを持った時に相手をかわして前へ持ち込めるのは岩下の良さ。それが出ていた。次出られないのは正直痛い。カードは極力貰わない。
平岡…神戸戦の出来を見て不安視していたが、落ち着きを取り戻した。こうしてシンプルに出来ることをやるのが平岡らしさ。最後まで集中できていた。同期CBで結果が出て嬉しいだろう。
宏介…復調とは言わないまでも、「闘え」ていた。粘り強い守備もそう。まだ後ろ向きのプレーが多いが、やり続けることで前を向いていきたい。

タク…最後はリスクを負うために交代したが、その直前に自陣で見事なボール奪取を見せるなど奮闘。しんどいポジションでよくやっていた。球際の激しさを示す象徴。
伸二…宇賀神とやり合っていたが、気合が違ったのかな、やっぱり。存在感は見せてくれた。FWが裏へ走れば前へのパスも増えるんだろうけど。CKは精度を上げたい。
兵働…実はあまり印象がないが、空いたスペースにいたってことだろう。いつも通りだったとは思うのだが。何度か左サイドからチャンスメイクを試みるも実らず。疲労で交代はやむなし。

淳吾…最後に辻尾へパスを通したのでホントに最低限。だが他は厳しい…セーフティーにしたい時に右足でクリアできないというのは辛い。それにペナ付近まで行ったらもっと打て!
フローデ…この連戦であれだけ走ってくれるのは本当に助かる。頭が下がる。左からのクロスに何度か飛び込んで、終盤のヘッドが決まればMOMだった。ただ欲を言えば中央に居続けることで休むこともできるし、相手もそれが脅威なわけだから。
永井…左サイドというポジションとしては、決して悪くなかった。アクセントにはなっていた。だがここまでというところだろう。途中からだと勝ってる時しか使いにくいだけに、先発の時に結果が欲しいが…。特に浦和から見れば怖くなかったはずだ。

真希…決定機は決めたい。短い時間で役割が変わったが良くこなした。責任は果たした。
元紀…相手が攻め疲れする中、中盤からドリブルで効果的な動きを見せた。エダの復帰もあって争いは厳しいが、残るチャンスはある。
一樹…監督の見立てに間違いはなかった。相手のマークミスもあるにせよ、あの状況であのコースに決めたのだから大仕事だ。

健太監督…お見事。中3日でやるべきことを徹底させたし、最終ラインの3人入れ替えはリスク覚悟だったと思うが大成功。そして戦況の見極めがきちっと出来ていて、ラスト15分で相手が疲れた時に元紀・一樹の同時投入ズバリ。内容はこの試合では求められないから、完璧だった。ナビスコを獲りにいく気概を感じる采配だった。エダはベンチに入れていいと思ったが、元紀を使いたかったんだろう。
 次も勝ちにいくだけだ。ドローではほぼ無理。首位攻防のダービーで盛り上がるのは必至だが、前田、荒田、ジウシーニョと前が揃ってるので打ち合い覚悟。ジリジリした展開でも勝負に行かざるを得ない。元紀の中盤はいいオプションになる可能性がある。

P.S. イングランド戦のオカはよく走ってたけど、かなり焦りが見える。落ち着いてやらないと。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 banner_02.gif
02:54更新 | コメント(6) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月28日

['10ナビスコ杯予選L]神戸vs清水

2010年5月26日(水) 19:00 KICKOFF
ナビスコカップ予選リーグ第4節@ホームズスタジアム神戸
ヴィッセル神戸32-01清水エスパルス
1-1
15分 都倉
23分 エジミウソン
51分 ポポ
都倉、松岡
主審:飯田
屋内
観衆:4,483人
86分 枝村
高木、兵働、岩下

 去年の序盤や終盤を思い出す、酷い試合だった。

 社長が「リーグ優勝に絞って戦う」ことを明言しているし、実際リーグ首位にいることもあってか、ナビスコを何としてでも獲るという雰囲気が、ここ数年と比べて無い。この雰囲気が一番怖い明らかに気が緩んでる。リーグに戻ればまた引き締まるかというと、そんなに甘くない。監督もナビスコは獲りにいくと話しているし、これだけのメンバーを揃えて戦っているわけだから、狙えるものは狙うという意識を高めないと。逆にそこまでこだわらないなら、疲れている選手を外した方がいい。

 マリノス戦から中3日。公式戦3試合勝ちがなく、流れの中から3戦続けて点が取れていない。監督はフレッシュな選手の起用を示唆し、マリノス戦で途中出場したエダ、一樹の先発起用に踏み切った。そして平岡、タクを先発に戻し、辻尾の怪我で純平を右SBに起用。代わってないようで、実は5人も先発を入れ替えた。そろそろエダや一樹のような選手が出てこないと困るし、狙いは分かるだけに期待が大きかった。

 一方の神戸は山形に敗れて勝ち点0のまま、もう負けられない状態。そういう中であえて茂木をFWに戻し、小林を左SBに入れてきた。CBを4人並べ、カウンターとセットプレーで勝負するというのはメンバーだけでもはっきりしており、難しい試合になることは想定された。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/328.html
 今月に入って内容的にはずっともどかしい状態(マリノス戦は観てないので分かりかねる)が続いているので、今回こそアグレッシブな入りを見せてほしいと思っていたが、それを見せたのは神戸だった。最初の3分で3回CKを与えるなど、押し込まれてのスタートになる。

 楔を通す意識は感じられて、サイドサイドとならずに中を経由してからという攻撃には見えた。9分にはタクが左に散らし、一樹がスルーしてアラタが受け、兵働に戻してクロスにエダという流れだったが通らなかった。1分後、今度は速攻でスルーパスに反応した一樹がペナ内に侵入したが、打つ手前で囲まれてしまう。14分にはフローデからパスを受けた淳吾が、かわして、かわして…打てない。打てよ!!

 そして15分。ハーフウェーを超えた付近の左サイドでボールを持った淳吾のトラップが大きすぎ、ボッティに奪われる。都倉、茂木と渡って一気にカウンター。茂木に対しての寄せも後手を踏んでしまい、詰められずにミドルを放たれる。強烈なシュートは西部が捕れず、こぼれに反応したのは全速力で茂木を追い越してきた都倉。先制されてしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=rxe5l6YboJw
 このような形で奪われればピンチになるというのは、開幕前から分かっていたことで、それが起きた。

 いい状態の時は、1点くらいすぐ取り返すという雰囲気になっていたが、この日はどうもそういう感じではない。集中力が欠けたように見えた。最終ラインのコミュニケーションがとれずにボケっとしているし、前も前でドリブルで運んだ後のプレーがはっきりしない。

 23分。一樹がドリブルを開始も奪われ、またもカウンター。最後はポポのパスから都倉がミドル。西部が反応して逃れたが、コースを空けてしまっている。これで与えたCK、混戦から小林が触って最後詰めたのがエジミウソン。
http://www.youtube.com/watch?v=EGafgrLGFg4
 神戸はうちとやる時に毎回セットプレーで失点していることを覚えているし、特に三浦監督はセットプレーを大事にするので、そういう負け方を一番嫌う。CBを4人並べたのだって攻守ともにセットプレーを強化したかったのが大きいわけで、相手の思うつぼ。このところエスパルスもセットプレーの失点が多い

 神戸は中央をガッチリと固めているし、サイドにもCBがいるので、剥がすのは簡単でない。アーリークロスを入れても、どこかに必ずCBがいるので、弾かれるのも当たり前。それでシンプルに早く繋ごうとするのだが、選手間の距離が均等に保たれておらず、間延びしているので、相手のプレッシャーを受けると結局引っかかってしまう。さらにこの日の神戸はそこからの圧力が厳しく、確実にフィニッシュまで持ち込んできた。

 逆に神戸が持っている時にも、こちらがプレッシャーを掛けようとはしているのだが、その掛け方が緩い。それも単発で連動していないので、簡単に外されてしまう。相手はどんどんラインを上げてくるので非常に苦しい。

 だから少し長いボールを使って相手を下げさせる作業をした方が良かったが、その意識もなかった。もともとこのチームはその意識がなくならないのが良さでも悪さでもあったんだけど。

 30分を過ぎてもシュートはほとんどなく、セカンドボールも拾えず、球際も弱いといいところがない。前半から動いてもいいくらいだった。32分にエジミウソンにシュートを放たれる。
http://www.youtube.com/watch?v=o-uKgep6250

 36分、淳吾のFKからフローデがヘッドもオフサイド。38分には純平がフローデへクロスを上げるが、サイドから絞っている北本にクリアされ、直後にはまたカウンターからポポにミドルを放たれる。ロスタイムの前にはエディがキャノン砲を狙うが大きくバーの上に外れ、ロスタイムに入ってからはフローデが右サイドで懸命にキープするもフォローが皆無。前半を終了。

 後半から当然のように伸二が登場。淳吾と交代でエダがサイドに入るのも妥当というかこうせざるを得ない。
 だがこの日はいつも見られるギアチェンジすらできなかった。ボールの収まりが全体的に悪く、奪われてカウンターの繰り返し。そして51分、清水右サイドから切れ込んできたポポに強烈なミドルを決められ3点目。これも人はいるのに、一歩目がすごく遅い。
http://www.youtube.com/watch?v=EdmEiofnWIo

 これで気持ちは切れてしまったように見受けられた。0-2から3点目を奪われれば、試合は決まってしまう。ベンチは慌てて岩下を投入。1枚貰っている純平との交代で、平岡を右SBにスライドさせるという苦しい布陣を敷いた。
 この直後にもFKからポポに狙われる。
http://www.youtube.com/watch?v=q0i2UJCQd-s
 65分にはなぜか前に残っていた北本に決められるが、たまたまオフサイドで助かる。あえて取ったものではなかった。最終ラインの距離もまちまちになり、バックパスもあっちに行ったりこっちに行ったり、見ていられなかった。

 ベンチは70分、最後のカードとしてフローデに代え永井を投入。さらにその後ようやく2トップに変更して流れを変えようとする。
 75分には兵働が左からドリブルし、横パスを受けた伸二が中央からミドルシュート。78分には平岡からパスを受けたエダがクロスを入れ、クリアを拾った一樹がペナ内でシュート。ようやくいい形が出来たが決められない。

 この後も危険なカウンターを受け続けるが、もう仕方がない。それを何とかしのぎながら迎えた86分。タクが右前方へサイドチェンジ、平岡が受けて今度は左へ、アラタ、永井、伸二と繋がって浮き球をエダがすらし、外空いた平岡がシュート、こぼれをエダが相手DFと重なりながら何とか詰め、ようやく1点を返す。
 これは厚みのある攻撃だったし、じわじわと詰め寄って最後に押し込むことが出来た。

 だがそのあと押せ押せになることもなく、また失点しそうなくらいで試合終了。試合後、ゴール裏はこの内容でむしろ心配になったんだと思うが、エスパルスコールで選手を励まし続けていた。
(神戸サポの話だと、選手バスが出る時に一部暴れたサポがいたと。何やってんだ…。)
神戸讃歌 http://www.youtube.com/watch?v=Dhk7H3W6qz4


 もちろん今年ここまでのワーストゲームだが、ここまで酷くなるとは。伸二が入ったことでコミュニケーションの部分でかなり改善が図られたが、この日は積極的に話し合う意識も欠け、ポジショニングもバラバラ。今までやってきたことは忘れてしまったのか??人とボールの動かし方を毎回同じにするのは難しいが、頭の動かし方まで前に戻ってしまってはダメだ。

 やろうとすることを見失っている。ミーティングでビデオを見ながら、いい時と比較するといい。もし思うように体が動かないのであれば、それはもう動ける選手を使うしかない。フィジカルを落とした分、電池切れになっているのでは?意識で変われることならいいが、どうもそうは見えない。
 省エネというと言葉が良くないかもしれないが、去年までのサッカーに期間限定で戻すことも考えていい。特にエダが戻ってきたので、それもスムーズにできると思う。

 まずは基本的なところで、積極的にミドルシュートを打つこと。マリノス戦はシュートわずか6本に終わっている。今回の試合は前半2本、後半はこの内容でも8本放ったが、合計10本。多少遠目からであっても、カウンターを受けずに済むわけだし、このチームはミドルの精度は高い方だと思うので。

 あとは相手の背後をどんどん突くこと。崩していく姿勢があるのはいいことだが、あまりにもそのバランスが悪い。どちらかに偏り過ぎるのはよくないので、せっかく一樹やエダが入ったのだから、そういうボールを増やしたい。それで相手が怖がってくれれば、こっちにもスペースが出来るはずだ。

 このまま落ちていくわけにはいかない。悪い時期は必ずあるが、どう改善していくか。最初の分岐点を迎えた。
 

西部…こういうチーム状態の時に落ち着かせて欲しかったが、先制されたのをきっかけに本人もバタバタしてしまった。しっかり。
純平…3点を追う状態で代えられたのだから良くない(警告の影響はあるけど)。前で仕事が出来ないと良さが出せない。京都戦といい、先発時に持ち味を出せないまま終わっている。ただ個人の責任だけではない。
平岡…この日は安定感が全くなかった。右SBにスライドしてからも落ち着いたとは言えないが、最後にシュートを打ってとりあえず点に絡む。まず切り替えて、出来ることをしっかりやる。フィードを増やしていい。
エディ…チームとして守れている時は存在感があるが、この日は失点してからそういう場面が見られず。キャノン砲も毎回決まるわけもないし。負傷の影響は感じなかった。
アラタ…純平より出ていく回数が多かった。コンディションは上がってきてるんだと思う。もう少しサイドを変えるボールがあるといいが。

タク…潰された。きつかったと思う。カウンターを受けたらあのゾーンを1人でやらないといけないので。それでも最後、相手が少し甘くなった時間帯にサイドに散らしてきっかけを作った。
エダ…お帰り。動きは軽かった。フレッシュな状態。まだ伸二やエディと合わせる時間も必要だが、最後にらしいゴールも決めたし、今後も使っていくことになる。CHかサイドかは難しい問題で、本当はCHの方がいいが、兵働と伸二が健在ならばサイドに入るしかない。
兵働…シュートを早めに見せておきたいのと、今回のような場合ははっきりタクと横並びでプレーしていい。横に限らず裏へのボールを増やしたいところ。

淳吾…45分で代えられた意味、分かるよね。あれでは代えざるを得ない。1つ1つが軽すぎる…あの位置で奪われたらそうなるよ。エダが帰ってきたので、ポジションを失う危機だ。右で使うと、流れの中で左に入ってきた時に頭の回転がスムーズでないのかも。やはり左で落ち着いてプレーしてもらいたい。そうでないとリズムが戻らないと思うんだが…。
フローデ…最近は単純なボールばかりでつらいと思う。体力的にもかなり厳しくなっている。その中でも何とかしようとしているが、ゴール前で高さを生かすシーンも何回かしかなく、途中交代はやむを得ない。
一樹…監督が言うように、状態は良くなってるのかもしれないが、まだまだこんなものじゃない。サイドに張りすぎている。SHとしてのタスクには目を瞑るしかなく、その分何度も仕掛けてゴールを奪うことだ。

伸二…伸二自身もうまく試合に入れなかった。前半のチーム状態をどこまで変えられるかだったが、伸二1人入ったくらいで変わるような状態でなかった。点に繋がったパスとか、ところどころさすがのプレーも。シュートもそろそろ入れたい。
岩下…3点ビハインドでの投入で難しかったのは間違いないが、相変わらずイライラ。セットプレーのチャンスも生かせず。
永井…どうしてもスペースがないので、難しい。一発に期待して使い続けているが…。

健太監督…チーム状態が想定内なのか想定外なのかはっきりしないが、行き詰ってることは確か。選手たちが全く動けていない。まずメンタル面を回復させること。そして、本気でナビスコを獲りにいくならば、期間限定で4-4-2、去年までのサッカーに戻すことも視野。このまま残り2試合続けても、切り替えの早さで勝負できない気が。浦和は繋いでくるから神戸ほど徹底してやってこないし、セットプレーの弱点もあるわけだから、そういう方法もありだ。フィジカルは中断期間中に鍛え直せると言っているし、それを信じたい。だからそれまでは我慢の時期なのかも。

 幸いBグループは混戦模様で、レッズともジュビロとも直接対決が残っているので、連勝すれば目安の勝ち点11には到達できる。まだチャンスは十分残っているので、中3日で立て直すのは正直大変だが、最善を尽くして欲しい。私も現地でサポートする。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 banner_02.gif
01:17更新 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

['10ナビスコ杯予選L]清水vs横浜FM 動画など

 ちょっと間が空いたがまとめていく。FC東京戦の翌日に、三保で甲府と練習試合があって、その動画があるので載せておく。
 メンバーはオフィシャル発表の通り。
http://www.s-pulse.co.jp/news/20100516-2398.html
 海人がGK、廣井と岩下がCB、純平と永畑がSB。アンカーに浩太、竹内とエダがCH、元紀・駿・一樹の3トップ。
 後半からアオと木島、さらに途中からアトムが入って、永畑のアシストからエダが決めて1-0。
http://www.youtube.com/watch?v=4S4biuIJGC8
http://www.youtube.com/watch?v=G8Tt6lJQAkk
http://www.youtube.com/watch?v=EWUXInrprj4
http://www.youtube.com/watch?v=EHih8QRdRWc
http://www.youtube.com/watch?v=94eHqfArVzQ
http://www.youtube.com/watch?v=eVy53z4tjxI
http://www.youtube.com/watch?v=Ev3LqNl8jkI
 見ていくと、後ろのパス回しが危なっかしいのは変わらないのな(苦笑)。全体的に可もなく不可もなくという感じに見えるが、エダはさすが、元紀もうまいことはうまい。後半から入った木島はいいんじゃなかろうか。アオとか浩太はまだまだこれからという印象。駿頑張れ。

清水0−0横浜FM
 この試合は中継がなかったので、まとめようがないが、動画で雰囲気を確かめるコーナー。

前座の子どもたち http://www.youtube.com/watch?v=r5eqOHq3jIA
スポンサー紹介 http://www.youtube.com/watch?v=E13lMjMIi-o
パルちゃんショー http://www.youtube.com/watch?v=aWibo02-yL8
アップ開始 http://www.youtube.com/watch?v=cbI3Wt8-bdI
 アップ中、「LA 12」が出されたようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=5QcIJrK7-u4
 マリノスサポも大勢行ったようで。松田のベンチ入りを喜ぶ。
http://www.youtube.com/watch?v=XiBxnfVN_js
 シュート練習風景。
http://www.youtube.com/watch?v=orENYPMI38E
http://www.youtube.com/watch?v=K8Eebrzv-bw
選手入場前 http://www.youtube.com/watch?v=9qvBGQeDj7k
 選手入場〜立ち上がり。マリノスもビッグフラッグを出してる。
http://www.youtube.com/watch?v=adiBx3nWpnc
http://www.youtube.com/watch?v=S44kupIld7M

 この日は平岡とタクが大事を取ってベンチスタートになり、CBには岩下が神戸戦以来の先発。アンカーにはテルが入った。テルがスタートからアンカーに入るのは今季初。そしてオカの代役には永井が起用された。マリノスは河合・金井のボランチで中央を堅くしてきた。

 このシーンは立ち上がり数分。奪い返して、左サイドのタクからゴール前のフローデへ、トラップもクリアされる。スローインからクリアが流れて伸二に渡るも、シュートはブロックされてしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=S44kupIld7M#t=6m00s

 前半終了間際には山瀬にビッグチャンスを作られたようだが、西部が好セーブでしのいだと(やべっちに出てたシーンかな)。

 後半開始時。
http://www.youtube.com/watch?v=7sLJqDwIAW0
http://www.youtube.com/watch?v=i5sgmnmxPO8
 後半立ち上がり、右サイド抜け出した淳吾が中に切れ込んでシュート。こういうのは決めてもらわないと困るんだがな。
http://www.youtube.com/watch?v=7sLJqDwIAW0#t=2m40s
 ミドルのこぼれからヒヤリとさせられる。
http://www.youtube.com/watch?v=7sLJqDwIAW0#t=5m00s
 これはいいシーン。エディから兵働、アラタへ戻してフローデに楔、兵働がニアへクロス、永井へ合わずもCK。この場面でエディが出血、一度戻るが…
http://www.youtube.com/watch?v=7sLJqDwIAW0#t=7m00s
 結局宏介と交代。アラタが中へ。
http://www.youtube.com/watch?v=iJ2l_BL1Nok

 その後もこう着状態が続くと、右目の上を打って見づらくなったフローデに代え、唯一FWとしてベンチに入っていた一樹を投入。2分後、永井に代えてエダが今季初出場。これで流れそのものはよくなったそうだ。

 終了間際。カウンターからピンチを招くこともあるが、丁寧に攻めようというのはうかがえる。ただゴールは奪えず。
http://www.youtube.com/watch?v=aRYyR_hf_bQ
 ラストはこんな終わり方か…もったいない。ゴール前で勝負しないと。
http://www.youtube.com/watch?v=ZNCKBmMJMf8#t=0m44s

 マリノス選手挨拶。
http://www.youtube.com/watch?v=ff3wCQvuUXU

 ところどころの映像で判断するしかないが、思っていたよりはスムーズにやってる印象。マリノスとホームでやる時は、07年を除いてほとんど点が入らないので、堅い試合の中でいろいろやってこじ開けてほしかったが、またもドローになってしまった。監督のコメントでは、どちらもペースを握れないままだったというので、最低限守りだけはしっかりやるという感じだったのだろうが、守備面でも納得できない場面があると明言しているので、危ない場面は多かったのかも。

 エダがようやく試合に出られたことと、中身は不明ながら完封したことが収穫か。試合後、ゴール裏からもエスパルスコールが出たということで、次に切り替えたいという雰囲気で神戸戦を迎えたのだろう。だが…。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 banner_02.gif
22:29更新 | コメント(0) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。