2009年01月13日

[インカレ決勝]筑波大vs中央大 など

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外国人補強動向、再び更新しました。
http://spocafej210003.seesaa.net/article/112055078.html
大宮がアジア枠採用、浦和はアジア枠すら使わず…など。
新潟の新外国人がペドロ ジュニオールとはなぁ。

それから海外移籍の噂も更新。
http://spocafej210003.seesaa.net/article/111427346.html
大橋のKリーグ移籍もビックリ。
チャレンジャーだなぁ…是非頑張ってほしい。

高校サッカーは広島皆実が優勝おめでとう!
同点ゴールのは、一樹→岡ちゃん→エダの川崎戦の美しいゴールを思い出す、
完璧な崩しだった。戦術的にも広島の方が面白かった。
サンフレのユースで育った子たちが集まっているそうだが、
繊細な選手がすごく多い感じがしたし、いいチームだった。

スコアで分かってはいたことだが、鹿児島城西の守備は甘い感じがした。
だいたい攻撃力に特徴のあるチームは、段々ステージが上になってくると、
機能不全を起こしてうまくいかないことがあって…。
久我山もそうだったでしょ?攻撃陣がすさまじいと言われながら、
前橋育英に完璧にストップされたし。
大迫君は、正直騒がれすぎちゃったと思う。
去年の元紀も十分騒がれたが、今年はそれ以上のような気が。
この試合の1点目でさすがと言えるところも見せたし、
大きく育ってほしいのは間違いないけれど、
大迫1人だけでサッカーやってるわけじゃないんだから、
そこは取り上げる方もちゃんとしなきゃダメだと思うし、彼もかわいそう。
他にもいい選手はたくさんいる。野村君も確か6試合連続ゴール達成だというし。

また愚痴になってしまうが、日テレのサッカー中継のあり方も考え直してもらいたい。
優勝したチームへのインタビューで「大迫擁する…」を連発していたし、
実況に至ってはお馴染みのシュート数連呼、
審判に抗議した大迫を「謙虚」と言ってみたり…ね(言い間違いかもしれないが)。
サッカーの試合を観るのが「難し」かった。


では日曜日に行ってきたインカレ。
寒かったっす(笑)。女子の部も男子の部も両方観れた。

まず国立に入場したところで、パンフレットをいくつかもらえた。
これは公式プログラムとはまた違い、大学生の記者が作ったものらしい。
女子の部、男子の部それぞれにここまでの戦いと決勝の予想フォーメーションが載っている。
席はバックスタンドとメインの一部のみ。ゴール裏は開放されず。
私はもちろんバックスタンドでの観戦となった。

まず女子の部。日体大vs早稲田大。
正直情報もあまりないのでよく分からなかったが、
日体大の方が実績では上だということ。
貰ったパンフによれば、早稲田は3-4-3のシステムが予想されていた。
日体大はオーソドックスな4-4-2。
友人の話では、早稲田の1年生FW大滝が将来有望な選手だということだ。

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↑日体大応援席。女子のみの応援で、甲高い声が響く。

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↑日体大の応援旗。

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↑早稲田、キックオフ時。並びとしては4-1-3-2のような感じか。

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↑日体大、キックオフ時。最初イレブンは4バックの陣形を取っていたが、
早稲田が2トップで来そうだと分かったからなのか、
少し話し合いを行った上で、今度はバックラインに3人が並び、
3-5-2のシステムを取ったように感じた。
すでに駆け引きが始まっているのか?

立ち上がりから日体大のプレスが非常に早く、
早稲田の選手が持っても2人3人に囲まれて奪われてしまう。
前線からのプレスも激しいので、ちょっと気を抜くとやられてしまいそうな場面も。
3バックにした日体大のDFは、ストッパーが2トップに張り付いて1枚余らせる形を徹底。
すると7分、右CKからFW有吉が頭で押し込んで先制点。
ゴール前に密集地帯を作り、そこにボールを入れた作戦が的中した。

その後も日体大がペースを握り、早稲田はボールを前へ運べない。
大滝は期待されているのが応援の様子からも分かったが、
1年生で緊張しているのか、慣れていないのか、
自分で打開しようとしすぎてミスを連発。
30分過ぎ、早稲田は中盤からの浮き球に反応したFWが、
GKと1対1になりビッグチャンスだったが、これを右に外してしまう。

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↑試合の様子。

後半に入っても日体のペースが続いたが、
早稲田も選手交代を使いながら徐々に反撃。
しかし再びビッグチャンスを外して流れを失い、
74分に追加点が入って試合はほぼ決まった。
プレスが最後まで落ちなかったので、日体大は強いのだなと分かった。

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↑試合後の早稲田大応援席。こちらは一般の応援団もいた。

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↑試合終了後、お互いのベンチ前で挨拶。

http://www.sanspo.com/soccer/news/090111/scg0901111956009-n1.htm
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090112-449331.html
記事を見て驚いたが、日体大の監督が矢野貴章の兄だったとは。
何度かスクリーンに映し出されていて、風格のある人だなと思っていた。
確かに強かったし、これが初タイトルということなのでこれからが楽しみな方だ。


続いて男子の部。筑波大vs中央大。

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↑中央大応援席。チームカラーはオレンジと白。

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↑筑波大応援席。チームカラーは青と白。

四国ダービーを観ている感じがして仕方なかった(笑)。
お互い定期戦をやるような伝統の戦いということもあってか、
注目度も高い感じがした。観衆は7980人
国立なので少ない感じはしたが、J2の中でも多いほうの入り。

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↑選手入場。

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↑筑波大キックオフ時。4-4-2。

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↑中央大キックオフ時。こちらも4-4-2。

立ち上がり、いきなり筑波大が左サイドからの攻撃で、
長身FWの西川が受けて中央の木島へ、木島は自ら持ち込んでシュート、
跳ね返りを再びシュート、いきなり決定的な場面だったがいずれも防がれた。
最初に彼のシュートシーンを見れたので、この試合が楽しみになった。
しかしながらここから、私と国立には縁がないのかと思わせられる。

筑波大が、あの11/1・ナビスコ決勝のエスパルスの状態だったのだ。
長いボールを送るが競り負け、そこのセカンドボールを拾えず、
相手に自由に攻め込まれてしまうという…。
FWにボールが収まらないので攻撃ができず、押し込まれてしまった。
中央大は本当に4人を欠いているのかというほどプレスが非常に早く、
サイドバックの攻撃参加もスムーズで、右サイドバックの佐藤秀は印象的だった。
何度かゴール前でチャンスがあったが、甲府内定の小池が少し焦ったり空回りの印象。
しかし明らかに中央ペースで試合が進む。

なかなかFWにボールが入らないので、木島が活躍する場面はほとんどない。
ただ観ていると、筑波はボールを持ったら縦パスを早く入れて、
そこから受けて出してスピードアップすることを狙っているのだなと分かった。
だからFWに一旦入れないと苦しいのだが、させてもらえなかった。
そこはまだ風間イズムが浸透し始めた段階なので仕方がないのかもしれないが、
中央に2敗しているということを考えると、苦手な部類の相手なのかも。

しかし思わぬ形で試合が動く。29分。
中央やや右寄りで筑波がFW。キッカーはボランチに入る左利きの永芳。
そのボールをクリアしようとした中央大の選手がヘッド、
しかし無情にもゴールへ向かってしまい、GKも反応したが届かず。
先制点はオウンゴールで入った。
リズムをつかめていなかった筑波がこれで目覚めるかと思われた。

しかしすぐに中央が反撃。6分後、左からのCKをDF新井が頭ですらし、
ファーで待っていたFW新田が押し込み同点。
耐えていた筑波だったがとうとう失点してしまった。
さらに4分後、こぼれ球を拾ったボランチの櫛引が強烈なミドルシュート。
ゴール右隅に突き刺さって中央が逆転。
このシュートは素晴らしかった。止めるのは難しい。

筑波ベンチから風間監督が何度も立ち上がって指示を送るが、
思うように行っていないのは明らかだった。
前半はシュート数だけでも筑波2に対し中央は13と圧倒した。

(※ちなみに筑波の応援は一部エスパルスのものが取り入れられており、
「レレオ」とゴールコールはほとんど同じもの。
淳吾や兵働が所属しているということもあるのだろうか。
非常にうれしかった。)

後半、筑波がどう修正してくるかと思ったが、修正は出来ず。
中央の激しいプレスは変わらず、何度も3点目のチャンスを作った。
しかし筑波も意地でしのぐという形で時間が経過していく。
とにかく中央の両サイドはかなり活発で、言われているのはよく分かった気がした。
長いボールをける意識もない。

すると63分、この試合のポイントとなった場面が訪れる。
筑波が久々にカウンターのチャンス、右サイドに流れていた木島にボールが渡ると、
迷わずドリブルで突進、PA内にわずかに入ったところで、
中央のDF斎藤がタックル。ボールに行ったか微妙なところだったが、
村上主審の判定はPK。斎藤にはイエローカード。かなり怒っていたが…。
沸き返る筑波応援席。キッカーは当然のように木島。
しかし嫌な予感がしたのだった。流れの悪い状況でのPKはかなりプレッシャーがかかるし…。
案の定、ある程度間合いを取って蹴ったボールはクロスバーを直撃。
跳ね返りに詰めたが間に合わない。痛恨の失敗だった。

このあたりからお互い選手交代をして試合の流れを決めにかかる。
70分過ぎまでは中央の運動量が落ちず、
筑波はそれでも自分たちのサッカーにこだわりながらチャンスをうかがったが、
いい形でゴール前にボールを運べない。

しかし残り15分ごろから一気に中央の運動量が落ち、
プレスが緩くなったことで形勢が逆転。
筑波はボールを持ってからパスを通すことが可能になり、
縦パス横パスで自由に揺さぶってサイドから攻める形ができ始めた。
場内も残り時間が少なくなるにつれて沸き返る。
しかし再三あったチャンスでFWが決め切れない。
風間監督が思わずため息をつく場面も。

終盤はキャプテンの野本が前線へ上がり、パワープレー。
準決勝では劇的な同点ゴールを決めている野本に期待が集まった。
彼はもともとサイドバックもやっている選手で、
前線に上がってからは右にいることが多かったが、
攻撃面でのセンスを感じさせた。何度かセットプレーも奪ったが、
あと一歩のところで及ばず。ロスタイムは5分あったが、
筑波がCKを得たところでタイムアップ。2-1で中央大が制した。

公式記録
http://www.in-colle.com/file/download/2008/score/0111.pdf
コメントなど
http://blog.jplayers.jp/jufa/archive/20090112111255_6197/

http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20090112-449206.html
http://www.sanspo.com/soccer/news/090111/scg0901111825006-n1.htm

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↑いいところを見せられなかった木島(手前)

お目当ての木島にとっては酷な試合だった。
ようはFWにボールが入らなかったがために、自分の良さを出せないでいるようだった。
ただPKを取ったシーンに象徴されるように、
一発で何かやってくれそうな雰囲気を感じさせてくれる選手ではあった。
タイプ的には完全なドリブラーで、裏へ飛び出す感じではない。
だから左サイドで使われていたのだろうし、
実際エスパルスに来ても、中盤で使われる可能性もある選手だと思った。
ただ立ち上がりのあのシュートを見て、ストライカーとしての資質もあるような気がしたし、
とにかく期待をしたい。この1試合で目立てなかったからといって、
能力が変化するわけでもないし。
それにしても、エスパルスにはきちんとPKを決められるFWが少ないような…(苦笑)。

筑波の残り15分のサッカーには、可能性を感じさせたし、
スピードアップしてつながったら一気にチャンスになる場面はあった。
そういうサッカーを最初からやれればもっと違ったのだろうが、
状況に応じた戦いをするのはこれからなのかもしれない。
ただ風間監督が手ごたえを感じているようなので、
今年もやるのであれば期待されるところではないか。

中央大のサッカーは非常にレベルが高かったし、
プロのチームが練習試合を組みたくなるのも分かる気がした。
1人1人の能力が高いし、選手層も厚いようだった。
決勝ゴールの櫛引がMVPとなったが、彼はこの大会初先発。
誰が出ても同じようなサッカーができるというのは強みと言える。

この試合に関しては中央が勝って妥当な試合だったが、
立ち上がりを見て、大学サッカーのレベルはかなり高いなと思えた。
どのチームも志向していることはそれぞれあれど、
個々の技術の高い選手たちが多く揃っている。
特にこの2チームはつなぐ技術に関してはかなりのレベルにあるし、
パスサッカー同士というのは面白かった。
また機会があれば観てみたいと思う。

  

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2008年12月18日

[クラブW杯準決勝]G大阪vsマンチェスター・U

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G大阪3−5マンチェスター・U
試合ハイライト
http://jp.youtube.com/watch?v=m12nWYUfOpk

前日の会見では西野さん平静を装っていたけれど、
先発メンバーと配置を見て、やる気満々だと分かったw
ファーガソンがどう思っていたかは分からないが、
遠藤をボランチに下げて、プレッシャーのないところでコントロールさせて、
ルーカスを中盤に下げて、走れる2トップを入れてガンガン行かせると。
二川がいればもう少し面白かったかもしれないのが残念だけど。

CKから2失点したのがなぁ…それ以外は確かに良くやれていたし、
遠藤はものすごい気合入ってた。明らかにいつもと違った。
1点返してから一気に向こうに火がついたが、
ファンデルサールと遠藤のPKもあったし、橋本がとんでもないミドル決めたり、
開き直って攻めたので最後はむちゃくちゃ面白かった。

もちろん負けたわけだし、現実はまだまだ差があるけど、
ガンバのサッカーはところどころ通用していたし、
選手たちの顔を見ても充実感あったから、よかったんじゃないかと思う。
もっとパスが寸断されて苦しくなるかと思っていた。
マンUは何人か温存した選手もいて、万全ではない中だが、
それでもいいものを見させてもらったというか。

毎年日本のチームがこの大会に出ることで、
徐々にトップレベルとの差を詰めていきたいところだ。

P.S. 日テレのサッカー中継はやっぱり聞きづらいしダメだ…。

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2008年12月14日

[クラブW杯準々決勝]G大阪vsアデレード

G大阪1−0アデレード

豊田スタジアムの芝に慣れるのに時間がかかったのと、
何となく緊張感が薄いような感じで入って、
最初はうまくいっていなかった感じがしたが、
佐々木が怪我で播戸が入って、リズムが出始めて先制点。
ただその後もアデレードの圧力に押され気味で、最後まで分からない試合だった。
Jリーグで不調だったとはいえ、この試合に合わせていたはずだから、
それは気にならなかったが、まだまだというのが印象。
やっぱり過去2試合と違って簡単にはやらせてくれなかったが、
アクシデントにも耐えてよく勝ったと思う。
次はもうチャレンジゲームだが、二川も佐々木も出られないとなればもっと苦しい。
軽傷を祈るばかり。
21:26更新 | コメント(4) | トラックバック(0) | カテゴリ:試合概評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月02日

[J1第33節]FC東京vs新潟

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FC東京1−0新潟
試合内容などはこちら(FC東京公式)から。

昨日は寒かった…この季節に飛田給行くといつも思う。寒い。
それでもいつもと違って、やっぱり人の数が違った。
味スタまでの道も両方ともいっぱいで。
優勝の可能性が残っていればもっといただろうなと。
鹿島戦もこれくらいだったんだと思うし。

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↑GK陣登場。塩田と荻、浜野コーチが集まって話し合い中。
塩田への声援はいつも通り。

http://jp.youtube.com/watch?v=VOamdhIOtr8
新潟サポも北野への声援がすごかったし、試合前から飛ばしていた。

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↑FC東京、選手紹介中。
ちなみに新潟・内田にはFC東京サポ大ブーイング。

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http://jp.youtube.com/watch?v=iOumWMr2G7A
↑ユルネバ。
選手紹介が終わってから、「俺たちは首都東京」のチャントが。
コンサドーレの「厚別」と原曲は同じ。そっちの方がなじみがある(笑)。
いつできたのか知らなくて、聞きなれないなと思ったのだが、
周りのノリもいまいちで…。
そのままの流れでユルネバが始まったので、思わず苦笑い。

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↑新潟サポもいつも通り大勢。気合は入っていた。

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↑空席が見えるのはこの辺りくらいのもの。だいぶ入った印象。

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↑選手入場。
この時のFC東京ゴール裏はメリッサ。
やっぱりこっちの方が歌いやすいと思うw
歌詞からして意味は分かりますよね?世界を目指すわけです。

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↑報道でもあった通り、小平で集めた応援メッセージをベンチ裏に掲示。
いい試みだと思う。ベンチにこういうのがあって何も思わない人はいない。

どちらもメンバーは予想通り。ただ若干違うところはあった。
FC東京は徳永出場停止で長友が右、金沢が左で先発。
中盤は梶山が出場停止で、いろいろ選択肢はあったのだが、浅利はチョイスせず。
また天皇杯ですでに新潟と対戦しているが、
その時中盤のギャップを突かれてやられたと言っていて、
2ボランチにしてはっきりしたということだったので、
何らかの形で変えてくると思っていたが、やはり今野と羽生の2ボランチだった。
右に石川が開いて、エメルソンが左にいながら自由に動く、
そしてカボレが前に張った状態で、平山はほとんどトップ下
最近のFC東京は4-3-3と言われていたが、守備の時は4-4-2になる。
だからいつも表現は難しいが、梶山がいるとそういう形になるのだろう。
だから今回も何か変えたつもりはないのかもしれないが、
今野が明確に後ろで余っているというよりは、
羽生が下がってスペースを埋めている感じがした。
梶山がいる時はそこでキープしながら展開していくのだろうけど、
今回はそこからスペースに飛び出していく選手がいるという部分で、
今野はなかなか出ていく機会が少なかったような気がするし、
エメルソンが結構自由にドリブルするので、
変にリスクをかけてしまうとカウンターを食らうと。
それは過去の対戦でも経験していることなのだろうが。
それから今年の中盤戦でやっていたように、平山をカボレの下に置いてプレーさせていた。
意図的に見えた。カボレを出来るだけ生かすために。
だからカボレも左に張っていたわけではなかった。
そういう意味では4-2-3-1という見方もできる。

新潟はオーソドックスな4-4-2と思われがちだが、
中盤の役割は千葉と本間が縦関係で操っていた。
それと田中が入る時は矢野より引いた位置にいるので、相手はマークしづらい。
だから田中の動きは結構ポイントになる気がしていたのと、
永田出場停止で海本が先発だが、どこまでやれるのかというのが気になっていた。

お互い出場停止が2名、しかもFC東京は勝たないといけない分、
リスクを冒してでも行く必要が必ずある。
新潟は引き分けでもよいくらいの状況が生まれる可能性があったが、
過去の対戦でもどちらも守り切れていないので、
点は入る試合になるんじゃないかと予想をしていた。
しかし見事に外された。


立ち上がりからどちらも慎重な入りだった。
サイドバックもそんなに上がる意識を見せなかったし、
何よりどちらもDFラインからFWまでがコンパクトで、
広がりのない密集地帯での戦いがすごく多かった。
だから切りかえも早かったし、どちらも集中力が高かった。
ただ、ホームであるFC東京はもう少し攻め込みたかった。
やっぱり梶山がいないと中盤で落ち着かないというのはあるかもしれない。
何度か高い位置で奪って石川のドリブルからチャンスを作ったが、
ゴール前での精度を欠いて得点できず。
27分には平山がいいミドルシュートを放ったが北野の正面。

新潟は奪ってから矢野を走らせて、相手の裏を狙ったり、
リシャルデスがやっぱりキープできるので、そこを起点にしようとしていた。
ただそれ以上にセットプレーがチャンスに。
新潟が左サイドでFKのチャンスがあって、羽生がどこにいようか迷っているところで松下が蹴ると、
ファーサイドで合わせられてヒヤッとするシーンが。
24分には松下のクロスから矢野がボレーで合わせたが塩田が好セーブ、
33分にはFKからのこぼれを松尾が詰めたが、絶好機を右に外し、
41分には内田の浮き球から松下が抜け出したのがバーに当たったり、
少なくとも新潟には3、4回決定機があったが、
塩田の好セーブもあって、ほんの少しのところで新潟は入れることができない。
これが入っていれば問題ない試合だったのだけど、自分たちで難しくしてしまった。
試合の流れとしては6対4で新潟ペース。

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↑新潟CK。キッカーは好調な松下。

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↑FC東京CK。キッカーはいつものように石川。

後半に入ってもそんなに流れが変わることはなかったが、
新潟は前半からよく走っていたので、その分運動量が落ちて、次第にFC東京ペースになったか。
カボレが左から突進して何度かシュートまでいけたが角度がない。
60分、平山が右サイドからうまく抜けてクロス、
カボレが絶好機を迎えたがふかしてしまう。
早めに城福監督も動いて、大竹、鈴木を入れてアタッキングサードでの仕掛けを求めて、
最後に取っておきの切り札・赤嶺を投入して仕事は終わり。

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↑ベンチから出て戦況を見つめる城福監督。
納得のいかない判定があった際には、第4審に何度も詰めよって抗議。
だから声枯れちゃうんだよ(笑)。

新潟も77分、FC東京・長友の致命的なミスから一気にチャンス到来、
矢野が引きつけてフリーの田中へ出したが、シュートを至近距離で塩田がセーブ。
どちらも決め手を欠いたまま、終盤へ。
結果83分、FC東京は大竹のシュートからCKを得て、それを赤嶺がヘッドで決めた。
本間がクリアしようとしたのが入ってしまったので、オウンにも見えるのだが。
北野も取れたというジェスチャーをしているし、
赤嶺もよく競り勝ったが結構距離もあっただけに。
ここら辺が調子のいいチーム悪いチームの差なのか。

http://jp.youtube.com/watch?v=fHDwAm7tGwQ

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↑赤嶺のゴール直後、スタッフが総出で喜びを表現。と共に選手に指示。

その後、新潟は一気に気落ちしてチャンスを作れずに終わった。
失点前に河原は入っていたが、あまりにも持ち駒が少ない。

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↑試合後、声援を続ける新潟サポ。

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http://jp.youtube.com/watch?v=uXFRUdjhqOQ
↑試合後のセレモニー。城福監督が挨拶。普通にかっこいい。
シャーまでやったんですかw


決定機の数とか、全体的な流れは新潟だった。
永田不在でも海本で問題なく埋められていたし、
守備陣はおおむね安定していたと思う。
何度かボランチのところでズレがあって奪われるシーンこそあったが、
運動量も多かったし、パスもつなげていたし、
やりたいことはいつも通り表現できていたが、
結局は決めるべきところで決められるかどうかの問題。
アレッサンドロがいないのは痛かったかもしれない。
最終節はガンバ戦だがホームということで、
負けても残留は決められるかもしれないが、
なんとなくこの試合の負け方を考えると、変な方向に行かないことを祈るばかり。
悪くないのに負けるというのが、実は一番危ないわけで。
NHKのスポーツニュースを見たが、松下が悔しさで吠えまくっていた。
自分がチャンスで決められなかったというのもあるだろうが、
松下は今すごく調子がよさそうだったので、古巣戦となるラストは何かやるかも。

FC東京は、とにかくACLに出たいという想いが実ったんじゃないか。
まだ順位はACL圏内ではないにしても。
内容が良かったとは言い難い。悪いということでもないのだけれど、
コンビネーションの部分で少し問題があったかもしれない。
長友も右が久々だったかもしれないが、思ったほどガツガツいけてなかった。
それだけ松下が良かったのだが。
これは決めなきゃ!というシーンが少なかっただけに、勝てたのは大きい。
つなぐのか行くのか、奪うのか下がるのかのバランスはすごく難しいし、
その中で城福監督が常に右肩上がりで成長していくという言い方もうなずける。
序盤戦に比べると、石川だったりカボレだったりが前を向く機会が増えたから、
やっぱりスピード感があるし、持たされて何もできない時期は通り過ぎた。
ただ誰が出ても同じようにやるということで言うと、
もう少しやらないと到達しないかもしれない。
梶山がいた方が、ボール保持はもう少しできるわけで。
ただとにかく、結果にこだわって多少面白くなくても、
塩田が仁王立ちしで守り続けて勝ったのは大きいと思う。
今までだったら負けていた。間違いなく。
イケイケの雰囲気がチームにはずっと残っているから、
どうしてもそうなることが多かったが、それを乗り越えたわけで、
徐々に悪い部分は減ってきているとみてよさそう。
ただそれは最終戦のフクアリでのゲームで勝ってから言える話なのかもしれない。

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2008年11月21日

[W杯アジア最終予選]カタールvs日本

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カタール0−3日本

GK:川口
DF:内田・寺田・闘莉王・長友
MF:長谷部・遠藤・中村俊・大久保(→86分 岡崎)・田中達(→71分 松井)
FW:玉田(→89分 佐藤)
ベンチ:都築、阿部、今野、中村憲

前半は生で観て、後半はあとで観たのだが、いい結果だった。
今年は代表関連の試合はことごとく失敗続きだったので、
嫌な流れのまま終わるんじゃないかという気もしていたが、
ドーハでこれだけの試合ができたのであれば、素直にOKだと思う。

しかし田中達也のチームになったなぁこの代表は。
ほとんど彼の強烈なプレッシャーから始まっている印象。
この試合は岡田監督のイメージだと2トップらしいが、
まぁいつも通り玉田が前目で田中達也が引き気味。
でもあのポジションで幅広く、しかもしつこく動ける選手ってことで、
戦術に一番合っているのだろう。岡崎が買われているのもそこ。
おまけに点も取ってくれたのだから、言うことないんじゃないか。
ああいう運動量を期待されて使われているわけなんで。

立ち上がり向こうが慎重に入るはずがないわけで、
そこをしっかり乗り切って、それ以降はほとんど寄せ付けない感じだった。
思ったよりポゼッションもできた。前半のうちに2点目が取れていれば理想だったが1-0で、
後半の入り方さえ間違わなければというところですぐ2点目が入って、
あれでほとんど決まったようなもの。
あとは怪我人さえ出さなければというベンチのマネジメント次第だった。
田中達也から代えたのは、やっぱり再発警戒もあるし。
俊輔は最後まで出来るって言ったのだろうが、フルに出て1アシスト、
守備面の方が光っていたが本当に変わったなぁと。
あと玉田は本当にあのポジションでよくやっていると思う。
毎試合1点ずつちゃんと取っているし、そこが何よりいい。

前線に限らず中盤も含めて、ハードワークの部分は改善されていて、
カウンターを受けすぎることもなかったし、
とにかく点の取り方が理想的だったので、いいゲームになった。
まぁ1試合だから何とも言えないが、これくらいの試合はできるというのを見せただけでも収穫といえば収穫。
楢崎と中澤がいない中で、もっとバタバタすると思った。
ただコンセプト通り前から激しいプレッシャーがかかれば、そうでもないと。
今後の問題は、田中達也と玉田の2人が常に呼べる状態にあるかどうかということになりそう。
どうしても怪我に強いというイメージがないだけに特に。

しかしオーストラリアはしぶとい…未だに無失点だし。
次は来年の2月か。

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2008年11月14日

[キリンチャレンジ杯]日本vsシリア

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日本3−1シリア

GK:川口
DF:内田(→78分 駒野)・寺田(→45分 今野)・闘莉王(→56分 高木)・長友
MF:中村憲・阿部・岡崎・大久保(→68分 巻)・田中達(→45分 香川)
FW:玉田(→45分 佐藤)
ベンチ:川島、都築

今回のメンバー。
■GK:
川口 能活
楢崎 正剛
川島 永嗣
都築 龍太(追加)
■DF:
寺田 周平
中澤 佑二
高木 和道(追加)
田中 マルクス闘莉王
駒野 友一
阿部 勇樹
長友 佑都
安田 理大※
内田 篤人
■MF:
中村 俊輔※
橋本 英郎※
遠藤 保仁※
中村 憲剛
松井 大輔※
今野 泰幸
長谷部 誠
香川 真司
■FW:
玉田 圭司
巻 誠一郎
佐藤 寿人
大久保 嘉人
田中 達也
岡崎 慎司

核だった楢崎と中澤が揃って離脱。
都築と和道が追加招集された。
楢崎はまだしも、中澤がいないというのは大打撃。
どう考えても後ろの安定感は下がった。
カタール戦1試合だが、あえて大勢呼んで万全を期した印象。
ACLを戦ったガンバ勢から安田と橋本が復帰。
田中達も負傷明けで復帰。松井が出場停止明け。
俊輔はとりあえず実戦復帰したので出られる状態にあると。

まぁシリア戦は、最初の15分は見逃したが、一応観た。
正直、強化になったのか分からないゲームだった。
思った以上にシリアのレベルが下で、サイドも結構破れたし、
実質司令塔の憲剛にもあまりプレッシャーないし、
こういう相手であれば、これくらいの内容とスコアは当然というか。
それでもPKで失点してしまったし、最後はだれちゃったか。

俊輔と松井が不在の中、岡ちゃんと大久保、田中達也を並べて、
4人が動き回る形を試した。それはそれでいいと思うし、
特に悪い感じもしなかったが、あれだけ自由にボールが出てくれば、
それはチャンスになるだろうなと。本番はもっと制限がかかってチャンスも減るし、
そういう意味では何とも言えない。
岡ちゃんは今回も頑張ったんじゃないかな?
結局ゴールを奪えていないのが気になるのだが、
ただフル出場したということは、ある程度信頼されているんだと思う。
1点取ってくれればという配慮かもしれないけれど。
ボールも受けられたし、運動量は相変わらず多かったし、らしさは出ていた。

あと長友が鹿島戦で左に戻ってからかもしれないが、蘇ってきたかな。
だいぶ積極性が戻っていたからそこは良かった。
闘莉王と寺田の組み合わせはもともとそんなに心配していないし、
寺田が怪我さえしなければということだったから、大きな問題ではない。
ただ和道がなぁ…闘莉王と組ませればよかったのに。少しでも。
仮に寺田に何かあった時に、和道も不安抱えたままだとつらいし。
この試合もあんまり良くなかった、和道は。まだ遠慮してる気がした。
出て行く時は出ていく、引く時は引く、はっきりさせないとダメ。
せっかくチャンス貰っているのだから、徐々に結果を出していかないと。

全体的には最近出ていた課題をクリアしようとはしていたと思うが、
こういうレベルで完封しないと…。
運動量は全体的に増えたのも分かったが、
やっぱり中澤の存在感というのは絶大だから、
シリア相手にどうだったというのは全く参考にならない。
向こうのカウンターはもっと速いはずだし、組織的という話も聞くし。

とにかく相手のレベルを考えると、あまり参考にしにくい試合だった。

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2008年10月30日

[J1第30節]川崎vs札幌

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川崎3−1札幌
試合内容などはこちら(川崎公式)から。

なんだかだいぶ前の話みたいですが、日曜日の等々力の試合について。今回はホントに簡単にしておきます。

ご存じの通り、3時ごろ家を出て、着いたのは3時半過ぎ。
スタジアム周辺でいろいろイベントも行われていましたが、
今回は時間の都合で特に見て回ることができませんでした。
それよりもこの時間に入って、座れるのか心配でしたが、
いつもよく座るところに入れました。
すると、札幌サポが何やら集結していて話し合いの最中。
081026-1.JPG
↑この日も札幌から来た方もいらしたでしょうが、
一部応援グループが応援を拒否したそうで、
それに関する説明があったのではないかと思います。
ちなみに試合中は太鼓を使った応援はありませんでした。
声だけの応援で、それでも必死にやっていましたが。
ちょっと聞こえてきた話としては、クラブのビジョンが云々ということだったので、
ビジョンが見えてくるまでは応援できないということなのでは?

081026-3.JPG
↑新潟のほうでも長いメッセージが出たそうですが(苦笑)、こちらでも出ました。
「札幌で戦うならと黒のハートを持て」
「ビジョンのあるクラブにこそ情熱を注ぎたい」
「道民市民に愛されるクラブに」

言っていることには納得できますね。やっぱりこれだけの差で惨敗してしまったわけで、
今後いったいどうするのかという具体的なものがなければ、
確かに応援する意欲もわいてこないですし。
今シーズン、残り試合も三浦監督が指揮を執り、
かつベストメンバーで臨むということなので、
そこに違和感を感じている人もいるのかもしれませんが、
これに関しては致し方ないのかなと思います。
新たに来年から出直そうとしている様子なので、
残り試合を誰かに任せても短期間で終わりますからね。
若い選手は少しずつ使ってもいいように見えますが、
三浦さんの場合は若いから使うということは、以前からしてないですからね。

081026-2.JPG

081026-4.JPG

081026-5.JPG

この試合は16時キックオフでしたが、14時開始のFC東京vs鹿島@味スタがTBSで中継されているということで、
友人の携帯からワンセグでチェックさせてもらいました。
するとFC東京が3-2で勝利。首位が敗れたことで、面白くなりました。
この結果を川崎の選手たちはおそらく知らないままキックオフしたんじゃないかと思うのですが、
とにかく川崎としては残り5試合1つも落とせないと。
エスパルス戦は、入り方は別に悪くなかったんですけど、
失点してからは前と後ろが離れてしまう感じはあったので、
そこをどう修正するかということと、山岸の負傷で誰を使うかというところ。
高畠監督は「基本的に形は変えていない」とはぐらかしたものの、
この試合を見ていた限りでは、やはり情報の通り2トップ
レナチーニョのポジションをやや下げて、ジュニオールはやや左という形。
もちろん前線の4枚は流動的になるので、単なるポジション修正だともいえますが、
中盤の枚数を最低限揃えたいという意志を感じます。
そして森が右サイドバックで先発復帰。これで中央に偏らず、
サイドから仕掛けることで幅を広げることも可能です。
伊藤が左サイドバックなら、スライドして3枚で受けることもできますから。

札幌のほうは、確かにベストメンバーをそろえた形。
GKを高木に戻し、左サイドバックに坪内を戻して守備のテコ入れ。
それとダヴィが怪我から復帰したことで、中山をサイドに。
とにかく簡単な失点が多い状況が改善せずに降格が決まりましたが、
逆に開き直ったときにどうなるか。
ただ個々の力ではおそらくかなわないだろうという予想のもとで試合を観ました。

やっぱり川崎の外国人がスピードに乗ってしまったら、
ほとんどの場合はストップできなかったなという印象でした。
どうしてもライン重視のゾーンディフェンスだと、
飛び込まないという意味ではいいですけど、
2人3人絡んできたときに簡単に通されちゃいますよね。
ギリギリのところで西嶋、西澤あたりが体を張って、
何とか最初の15分は耐えましたが、川崎が先制するのは時間の問題でした。
ジュニーニョ、レナチーニョがシュートの乱れ打ち。

先制ゴールはジュニーニョがヒールで出して憲剛の強烈なミドル。
高木は多分見えなかったはずです。あれは難しい。
30分くらいまでで点が入らないと、川崎も焦ったでしょうけど、
形が作れていた中で、ミドルから点を取ったことで、完全に落ち着きました。
札幌は失点したときに、「あぁまたか」という雰囲気がもろに出ていた印象です。
しかし三浦監督はこのようなチーム状況でも、
立ち上がりからベンチ前で指示を出し、ポジショニングの確認などを行っていました。
プロフェッショナルだなと思いましたね。

2点目のシーンは、森の起用が当たった形。
鄭が折り返してフリーの谷口が冷静に。あっさりとしたものでしたが、
やっぱり谷口がああいう場所でフリーになってるんだよな…。
これで、ある程度の試合の大勢は決まったかなという印象さえ受けました。

札幌も運動量は決してなかったわけじゃなく、
2トップと中山のところはプレッシャーをかけていきましたが、
川崎もある程度分かっていて、そんなに戸惑いはなかったと思います。
前半3点目のチャンスもありましたが、そこは取れず。
それでもシュート数、ボール支配一方的に川崎優勢で折り返し。

ハーフタイム、リハビリで戻ってきている箕輪が札幌サポの前に顔を出しました。
081026-6.JPG
やっぱり足引きずってましたね。
来年どうなるのかいろいろ言われていますが、
報道では、川崎は契約更新の意思がなく、札幌が完全移籍での獲得を検討とのこと。
まぁ川崎は4バックになったし、横山も伸びているので、
箕輪は戻さないというのが普通なんでしょうかね。
札幌としては怪我さえなければ戦力と考えるのなら、獲ったほうがいいでしょう。
昇格経験もある選手ですからね。

後半ですが、札幌はいつものように早めの選手交代。
大塚に代えて砂川を入れ、西をボランチに。
61分、ボールが収まらずに目立っていなかったアンデルソンに代えて上里。
上里に関しては三浦監督の評価も上がっているようですね。
特に千葉戦で急きょ左サイドバックをやってから。
この交代でクライトンがFWへ上がり、上里はボランチに。

しかし劇的に流れが変わるわけでもなく、リスクを負って攻めては、
中盤で奪われてカウンターを受けるという連続。
川崎が3点目を取れば試合は終わりという状況だったわけですが、
この日はどういうわけかジュニーニョが1対1を外しまくり。
今シーズンそれほど調子がいいように見えないジュニーニョですが、
あれだけ外すジュニーニョも初めて見ました。

試合を決める点が取れないため、次第に札幌に流れが。
残り20分になったところで、坪内に代えて西谷。
上里を左サイドバックにし、西谷が左、クライトンをボランチに戻して中山がFWへ。
シンプルにクロスを入れて中山の高さを使うということですね。
そして2分後、ロングボール一発からダヴィが抜け出して、川崎よもやの失点。
この失点の前から、流れが悪いので黒津あたりを入れて、
もう1回前から追わせる必要があるんじゃないかと思っていたのですが、
川崎ベンチは全く動く気配もありませんでした。
ここは反省する必要があると思いますけどね。
あのまま何もしなかったら、他のチーム相手にはやられていた可能性があります。

2-1になったことで、札幌サポは盛り上がり、追いつけるんじゃないかという空気になりました。
3点4点取られていても不思議じゃない中で、
高木が好セーブを見せ、必死に後ろが耐えての1点差でしたから。
その後も川崎は決定機を決められず、逆に左利きが2人揃った札幌がカウンターで攻める場面も。

80分、ようやく川崎が動いて大橋をピッチに。
結果的にこの交代は吉と出て、大橋が中盤でキープして1回時間を作ってからの攻撃が出だすと、
フリーキックから寺田が落としてようやくジュニーニョが決め3-1。これで試合は決まりました。

081026-7.JPG
↑試合後、札幌サポは拍手。


優勝争いを考えると、負けられないというモチベーションがあったので、
この試合ふわっとした入りになることはなかったですが、
決めるべきところで決めないとこうなるという典型的な試合でした。
これだけの攻撃陣がいるわけですから、もっと取らないといけなかったですね。
ただ最低限勝ちましたから、次にはつながるでしょう。
新システムも悪くなかったと思います。
守備の意識もある程度あったと思いますし、
森が積極的に攻撃参加するので、それを使えたのもまずまずよかったかなと。
とにかくあとはジュニーニョが決めることですかね。レナチーニョもそうですけど。

札幌のほうは、途中から入った選手が頑張って、流れを少し引き戻すことは出来ましたが、
全体的に見れば勝ち点を取るのは難しいなと分かるレベル。
西や上里のような若い選手がもっと出てくればいいですが、
現状ではこのメンバーでやっていくしかないんでしょうね…。
西なんかは攻撃面でセンスがあるなと思う反面、
奪われた後の切り替えでまだ難があるなと思いました。
個人的にはマーカスがサイドバックやるなら平岡使ってくれ…と思っちゃうんですが、
トレーニングでもよくないんでしょう、きっと。
マーカスは慣れないポジションでもまあまあでした。

ところで札幌の監督人事ですが、
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/10/27/08.html
いくらなんでも江尻監督、石崎コーチっていうのはないと思うのだが…。
スポニチがどういう経緯で調べているか分からないが、
(報知もリストアップという報道はしているが)
少なくとも石崎さんはコーチでなく監督をやりたいと常々思っている人で、
柏の監督になったのも、監督としてのオファーだったからとはっきり言っているし、
清水、東京Vとコーチをやって、いろいろな経験もしているから、
新米監督を支えるという役割は難しいと思う。
柏との契約が切れるからといって、このまま辞めるとも限らない。
選手からの信頼は厚いし、続投だって十分あり得ると思うし。
江尻さんがどういうサッカーをやるのかは興味あるが、
そもそもこの人事は実現性低いと思う。

ただ日刊が押しているオシム親子に関しても報道は途絶えたし、
社長はまだ明言していないし、三浦さんも困惑しているんじゃないかと。
ビジョンがあっての監督選びなのか、
あるいは監督選びによってきまるビジョンなのか。
札幌がやるべきところはまずそこでしょうけど、
予算も減って、1年で再昇格しなくてもいいというスタンスみたいなので、
柳下スタイルのように、攻撃的なサッカーを取り戻すことが先決に思います。
バランスの取れたスタイルにしたいと言っても、
このままでは個々のキャラクター出すの難しいと思いますからね。

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2008年10月15日

[W杯アジア最終予選]日本vsウズベキスタン

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日本1−1ウズベキスタン

GK:楢崎
DF:内田・中澤・闘莉王・阿部
MF:長谷部・遠藤・中村俊・香川(→76分 稲本)・大久保(→62分 岡崎)
FW:玉田(→81分 興梠)
ベンチ:川口、高木、駒野、中村憲

概評とかそういう話はあまり…。とにかく、あまりにもつまらない。
私のほうは今日でまた一歩代表から遠ざかっちゃった。
55000人も入った試合でこれは…。

代表の試合を見ていて、明らかに代表っていうのはJリーグのクラブチームと異質なんだなと感じた。
少なくともこれだけの戦力がいて、ホームでこういう試合をしたら、
だいたいは不満足→ブーイングとなるのだけれど、
メディアはいろいろ批評しても、スタンドからそういうのは全くないし、
本当にぬるくなったなという感じがした。
「まだ2試合目ですし」「2試合で4なら悪くない」とかそういう話が出てくること自体、
危機感がないというか、この程度でOKということ?
そんなんでいいはずがないし、それが国全体に広まってない証拠だと思う。

やっぱり岡ちゃんがスタメンではなかった。
大久保を真ん中に戻して、香川が左。今いるメンバーの中では、悪い選択ではない。
あくまで、今いるメンバーの中では。

しかし前半からあれだけ退屈なサッカーするようではね…。
今のサッカーはアジア予選専用で、そのあとはコンセプトを変えるつもりがあるだって?
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20081015-OHT1T00107.htm
日本のサッカーはこれだというものを作っていくことが、
これだとできないんじゃないのか。
そもそも長期的な視野でサッカーを作れないこと自体、やっぱり不安。

ウズベキスタンは連敗してて、あとがない状況でジーコに助けを求めた。
当然、日本の選手の特徴はほとんど知っている。
知らない選手というのがこの中でいるとしたら内田、香川くらいで、あとは使った経験がある。
だから「こうすれば絶対こうなる」というのは伝えられていたんだと思う。
それで、前半から最低限のプレスをかけてきた。
今回も岡田監督は「少し戸惑った」という感じのコメントを残しているのだが、
過去2戦と同じスタイルで臨むとは限らない中で、
いろんな状況を想定してゲームプランを立てるのが筋のはず。
プレスをかけられただけで、あんなに前に行かなくなるというのも…。
得点の場面は1人1人の良さが出ていたが、取るべくして取ったという感じはしなかった。
失点のシーンは、センターバックの2人の「強さ」だけがクローズアップされていた中で、
弱点が露呈してしまった形。

後半、岡ちゃんが入ってどうなるかなと思ったが、ヒーローになり損ねた。
動きそのものは悪くなかったし、惜しいシュートもあったし、
チームに流れを呼んだ部分もあった。
ただFWは最終的に決めて評価されるもの。1点取らないと、評価は上がってこない。
初めて呼ばれて、先輩達からは評価してもらっているわけだから、
こういう時に結果を出して一気に呼ばれるようにならないと。
代表に定着する選手はそういうもんだと思う。
ただ動きがかぶってしまったとか、そういうのはFWとして仕方ない部分もある。
2試合やって点が取れなかったからといって、
岡ちゃんの一番の良さである「がむしゃらさ」だけは忘れずに戻ってきてほしい。大丈夫だと思うが。

しかし2人目の交代で稲本か…やっぱりシュートの決定力とか考えると憲剛見たかった。
興梠入れた後にパワープレーで、彼は特徴を出せないし。
やるべきことが明確でない。
「コンセプトは間違ってない」とそれぞれ言うが、
だったら結果で示さないとダメでしょ。

芝を短く刈って、さらに水をまいて、出来るだけパスがつながるように…と言っていたが、
その前のパスを出すところの段階でミスが多い気がした。
基本的なところでミスが出ると、やっぱりこうなってしまう。

しかしこの状況だと、一番いいのはFW闘莉王(苦笑)。
やっぱり闘莉王がいたらチャンスになるし、点も入りそう。
パスだけでは勝てないという状況になっているから、1つ芯が欲しい。


結局、今の代表から何を見出せばいいのか正直分からなくなった。
せめて、「今日はどんな試合になるか…見てみるか」と思わせるような代表にはなってほしい。
「またこんな試合なんだろ…見なくてもいいか」程度の代表では、本当にどんどん衰退していく。

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2008年10月10日

[キリンチャレンジ杯]日本vsUAE&最近のA代表

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だいぶA代表に触れてなかったので、5月あたりから試合の結果だけちょっとまとめてみた。

5/24 キリンカップ ○1-0コートジボワール(豊田ス)
得点:21分 玉田(←長谷部)
GK:楢崎
DF:駒野・闘莉王・中澤・長友
MF:今野・遠藤・長谷部・松井(→75分 香川)・大久保
FW:玉田(→75分 矢野)

5/27 キリンカップ △0-0パラグアイ(埼玉)
GK:楢崎
DF:阿部(→69分 駒野)・闘莉王・寺田・長友
MF:鈴木(→63分 長谷部)・中村憲(→85分 今野)・中村俊・遠藤(→45分 松井)・山瀬(→77分 大久保)
FW:巻(→63分 高原)

6/2 W杯3次予選 ○3-0オマーン(日産ス)
得点:10分 中澤(←遠藤)、22分 大久保(←闘莉王)、49分 中村俊(←松井)
GK:楢崎
DF:駒野・闘莉王・中澤・長友(→83分 今野)
MF:長谷部・遠藤・中村俊・松井・大久保(→72分 香川)
FW:玉田(→79分 巻)

6/7 W杯3次予選 △1-1オマーン(オマーン)
得点:53分 遠藤(PK)
GK:楢崎
DF:内田(→89分 今野)・闘莉王・中澤・駒野
MF:長谷部・遠藤・中村俊・松井(→78分 山瀬)・大久保(74分)
FW:玉田(→89分 矢野)

6/14 W杯3次予選 ○3-0タイ(タイ)
得点:23分 闘莉王(←遠藤)、39分 中澤(←遠藤)、88分 中村憲(←駒野)
GK:楢崎
DF:内田・闘莉王・中澤・駒野
MF:長谷部・遠藤・中村俊(→70分 中村憲)・松井(→70分 矢野)・香川(→83分 今野)
FW:玉田

6/22 W杯3次予選 ○1-0バーレーン(埼玉)
得点:89分 内田
GK:楢崎
DF:内田・闘莉王・中澤・安田(→73分 今野)
MF:中村憲・遠藤・中村俊・本田(→80分 巻)・佐藤(→64分 山瀬)
FW:玉田

8/20 親善試合 ●1-3ウルグアイ(札幌ド)
得点:48分 OG(←中村憲)
GK:楢崎
DF:駒野・高木・中澤・阿部
MF:長谷部・青木(→45分 長友)・中村憲(→75分 佐藤)・小野・田中(→76分 山瀬)
FW:玉田(→68分 大黒)

9/6 W杯最終予選 ○3-2バーレーン(バーレーン)
得点:18分 中村俊(FK)、44分 遠藤(PK)、85分 中村憲(←阿部)
GK:楢崎
DF:内田・闘莉王・中澤・阿部
MF:長谷部(→85分 今野)・遠藤・中村俊・松井(→71分 中村憲)・田中
FW:玉田(→78分 佐藤)

3次予選2試合目のバーレーン戦で内容最悪の上0-1で敗れ、
岡田監督がオレ流を宣言し、合宿などでハードワークを基本としたスタイルを浸透させる。
5月末のテストマッチ2試合で、点は1点だったが、
コンセプトそのものは少しずつ浸透し始めて、
6月の4連戦、まず初戦ホームでオマーンに快勝。
相手は監督交代があって、中5日でアウェイで再戦。
大久保の退場劇があったが、楢崎がPKを止めるなどして何とかドロー。
1週間後、タイ戦は中澤・闘莉王の隠れ2トップが1点ずつ、
憲剛がダメ押し点を決めて最終予選進出決定。
ラストのバーレーン戦は新戦力を試しながらの戦いだったが、
最後の最後で巻が突っ込んだことが幸いし、内田の初ゴールとなって勝利。

ある程度コンセプトは浸透したつもりで、2ヶ月後のウルグアイ戦を迎えたが、
予想以上にやるべきことが忘れられていることが判明。
メンバーも入れ替わっていたことと、
ウルグアイも相当本気モードで臨んだこともあり、完敗。
トレーニングマッチで流経大に敗れるなど、不安もあったが、
アウェイで勝利。試合の終わらせ方に課題を残したものの、
相変わらずセットプレーが武器、憲剛のダメ押し力も健在。


でまぁこんな感じで、次のウズベキスタン戦に向けてのUAE戦となったわけだが、
呼ばれたメンバーはこちら。
■GK:
川口 能活
楢崎 正剛
川島 永嗣
■DF:
寺田 周平
中澤 佑二
高木 和道
田中 マルクス闘莉王※
駒野 友一
阿部 勇樹※
長友 佑都
森重 真人
内田 篤人
■MF:
中村 俊輔
稲本 潤一
遠藤 保仁※
中村 憲剛
青木 剛
今野 泰幸
長谷部 誠
香川 真司
■FW:
玉田 圭司
巻 誠一郎
佐藤 寿人
大久保 嘉人
岡崎 慎司
興梠 慎三
森島 康仁

このうちACLの試合があった3選手は明日から合流する模様。
森重、岡崎、興梠、森島と北京世代が新たに呼ばれた。
寺田が後日追加招集され、代表復帰。
GKはいつも通り。西川が怪我なので仕方なし。
CBは寺田、和道で何かあれば阿部もできるということだが、
バーレーン戦で水本を連れて行ったように、次の世代の台頭急務。
それで森重が呼ばれた。森重もどこでもできるから呼びやすいのは確か。
SBはいつものメンバーだが、安田が怪我で選べない。
左サイドバックを何とか育てないと…この前阿部翔平を一度呼んだが、
他にいないものだろうか。チームでは3バックだが、小宮山や相馬も面白いと思う。
中盤は、小川をなぜ選ばないのだろう。一度合宿に呼んだが、
あまり良くなかったのか?今の活躍度であれば入っても全く不思議じゃない。
あと面白いと思うのは、谷澤、深井、菅沼、渡邉といったサイドアタッカー。
深井は1トップの下としても。移籍してまだ間もないとはいえ、今の状態はかなりいいし。
FWは、やっぱり赤嶺選んでほしいのだけれど、
代表のスタイルだと運動量とかキープ力が求められるので、
ポジショニングのセンスを生かすのが難しいのはあるかもしれない。
決定力という部分だけでも評価してほしいが。
あと、今の状態であれば柳沢も候補。岡田監督は当然頭には入っていると思うが。


そして今日のメンバーだが、一通りスポーツ紙を読んでみると、
GKは楢崎として、DFラインは右から内田・中澤・森重・長友、
長谷部・稲本の2ボランチ、右に中村俊、左に中村憲、
トップ下に大久保、玉田1トップという布陣予想が一番多かった。
ただ大久保が左で、トップ下に岡崎という可能性もあり、
また森重のところは寺田の可能性もあるという感じだった。
結果、その「可能性もある」という方が選択された。
岡崎は先発はさすがにないだろうと思っていたが、はっきり言って驚いた。
岡崎が出てきたら注意深く見ようと思ったら、とんでもなかった。

今回の注目ポイントは主に3つ。
1つは、ウズベキスタン戦で松井が出場停止ということで、
左サイドに誰を入れるかというのを試さないといけない。
しばらく離れていた大久保が復帰し、神戸でも最近左をやっていることもあって、
今回は左サイドに起用されてテスト。
2つ目はバーレーン戦で活躍した田中達也が怪我で呼ばれていない中、
大久保が左の場合のトップ下候補として誰が入るか。今回岡ちゃんがテストされることになった。
香川がタイ戦で一度入ったことがあるが、玉田の下に入るシャドー候補は増やしておきたいはず。
3つ目は、遠藤不在時のボランチ。
バーレーン戦ではコンセプトの理解不十分で出場機会がなかった稲本が、今回は入る。
タイプが違うとはいえ、以前から稲本を使いたがっていたし、
今のサッカーでどれだけやれるかは確かに興味深かった。

UAEとは昔からそれなりに戦っているし、マタルなんかは有名。
韓国との戦いを控える中で、当然相手もシミュレーションを兼ねている。
当然日本がポゼッションをして攻め込み、カウンターに対処するというゲームになるのは分かる話。
セットプレーのテクニカルな部分は温存するとして、
流れの中で何とか点を取ってほしいゲームではあった。

90分終わっての感想は、最低でも2-1で勝つべき試合だったと思う。
毎回、「本番では修正を」と言うのだが、最低限勝って言いたいところだ。
結局、その課題もいつもと一緒なのだけれど。

まずエスパルス勢の2人。
岡ちゃんは巻と交代するまでの82分間、ピッチに立った。
初出場初先発でこれだけ長く出場したことは、必ず今後大きな経験となるし、
まずは初キャップおめでとうと言いたい。
出来としては、まずまずだったと思う。
合わない場面は現時点ではあって当然、その中でどれくらいカバーして、
シュートまで持ち込めるかということだったが、
14分にPA内で受けて切り返して左足・・・だったがヒットせずという1本にとどまった。

それでも、岡崎らしさというのは要所要所で出ていた。
前線からのハードワークが要求される今のチームスタイルを考えると、
しつこくボールを追うことを日ごろからやっている岡崎は合う。
ポジションとしてもちょうどいい。
前半、中村俊輔がCKから岡崎にピンポイントで合わせようとしたのがあったが、
あれにダイビングヘッドで飛び込んでいくのが彼の真骨頂。
俊輔は自分のボールに対してどう反応するか、
逆にどういうボールを蹴ればいいか、いわば「実験」していた。
それだけ精度の高いボールを蹴れる、操れるのがすごいのだけれど。

足元でもまずまずボールは収まったし、そこで受けて飛び出す選手を使えた。
大久保が完全なフリーでの決定機を外したが、
あのシーンを作ったのも、ニアで引きつけた岡崎の動きがあってこそ。
岡田監督からも合格点を得られたので、チャンスがあれば次に期待したい。
一部報道では、「クローザー役」なんて書かれていたが、
確かに試合終盤にチェイス役での投入はあるかもしれない。


一方和道はこれで2キャップ。後半頭から寺田に代わって登場。
ウルグアイ戦で高いレベルの相手を前に3失点で結果を出せなかったが、
あの時からは多少緊張もほぐれて、無難にやれるかなと期待していた。
ただ、まだ遠慮がある。どうしてもエスパルスのディフェンスのやり方だと、
アオが前で潰しに行って、和道が後ろでカバーという形が多いが、
中澤と組む場合は両方こなさないといけない。
「和道の出来が良くなかった」「なんで使うの?」という声が多いようだが、
少なくとも最近の試合を見ている人間にとっては、和道の調子は良くないと思っていたから、
それがそのままこの試合でも出た感じ。
失点の場面は、中澤が「もっと早く詰めろよ」と和道に注意していたように見えたが、
和道自身は左にいた相手選手をケアしつつ、長友が追いつくと同時に前に出た。
ただああいう形でカウンターを受けた時、一発のミドルでやれるのが国際ゲーム。
あそこで早く詰めるという判断をもう少し早くしないといけない。
実際のところ、何とか詰めたことにはなったが、相手のシュートの巧さにやられた。
ウルグアイ戦で中澤から指摘された部分を克服してやろうと思っていたはずだが、
なかなか簡単には行かないようだ。
ただ個人的には代表でよくないというよりも、
最近のエスパルスでの出来を改善していくことで、
代表でも安定したプレーにつながっていくんじゃないかと思っている。
セットプレーで上がった時、相手のカウンターをスライディングで阻止したりとか、
いい部分もあったので、極端に落ち込まないことだと思う。
でも残念ながら現時点では、中澤・闘莉王の次点は寺田だ。
ちなみに森重を見たかったのだが、残念。

その他。
大久保はどうしちゃったんだろう…。
タイミングが合わない場面が多かったし、
あのシュートミスにしてもそうだが、ミスが多かった。
決定力の部分で岡田監督が高い評価をしているのは納得できるから、
ウズベキスタン戦でも先発は確実だと思うが、
ポジションをどうするかは難しいところ。
このまま岡ちゃんが先発することはないと思うので、
トップ下になるかもしれないが、ちょっと心配だった。

稲本はまあまあ。飛び出す場面はあったが使ってもらえなかった。
フィジカル的なものもそんなに心配していないし、
もっと慣れてくれば存在感出せると思うが、もうちょっと。
あとレギュラーではあるが、玉田は本当に体強くなったなぁと。
かなり削られていたが、なかなかボールを失わないし、欠かせない戦力だと感じた。
本当は1トップをやるならもう少し大きい選手を入れたいところだが、人材不足。
だから前田にこだわっているんだろうね。
デカモリシも見たかったが残念。

興梠は絶好のチャンスでポストに当てちゃったのと、
シュートできるところで少し躊躇した感じはあったが、
スピード、ドリブル突破などチャンスメイクはできていたし、個人的にはよかったと思う。
田中達也もいない中で、チャンスはチャンスだと思う。
寿人は最後に1本惜しいのがあったが、時間は短かった。
あと、香川。ごっつぁんゴールで代表初ゴールはよかったが、
終了間際のあのヘディングは入れないと!
プレーそのものはスランプから抜けた感じはしたから期待したい。


結局、次のゲームもセットプレーが大きなチャンスで、
あとはしっかり守るような感じになるかなと。
やっぱり前線の選手はまだまだ迫力不足だし、
北京世代から多く呼んだが、それも救世主出て来いということの表れで。
大久保がトップ下で、左に憲剛、ボランチに遠藤、
出られるならCBに闘莉王(ダメなら寺田)、こんな感じじゃなかろうか。
あえて左に香川を使ってくる可能性はあるかもしれないが、
それはウズベキスタンの分析次第かなと。
相手は後がない状況なので、90分間の中で必ず前に出てくる時間帯があるから、
今日のように不用意な失点だけはしないようにしたい。
あとは、流れの中で取れれば雰囲気が良くなるし、流れも来るから、何とか取ってほしい。

それと…。
今回は岡崎が出たこともあって見続けていたが、
言われているように、今の代表チームのサッカーに魅力を感じるかといわれると、NO。
だいぶメンバー候補は増えてきたが、将来への期待感も出てこないし。
オシムさんが監督になった時は、壮大な計画が始まったという感じだったのだけれど、
今は本当にその時その時で精いっぱいという感じがするから、
どうしてもそうなっちゃうのかなと。
この日の新潟も空席が目立っていたけれど、何か寂しかったな。

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2008年09月22日

[J1第25節]川崎vsFC東京

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川崎0−1FC東京
試合内容などはこちら(川崎公式)こちら(FC東京公式)から。
試合ハイライト
http://jp.youtube.com/watch?v=4ET716bwUss

ビデオデッキ故障…神戸戦まだ観れてません…。
しかも火曜日はJ1もJ2もあるのね。私も過密日程。

さて。
この日は午後まで用事があって、混雑が予想される等々力にいつ着けるか分からなかったのだが、
幸いにも私の友人の友人の助けを借り、無事に席を確保。感謝。
今回はGゾーンの上にあたる2階席に入ることになった。

試合速報、その他もろもろで各地の情報を確認。
日立台で混乱があったり、エコパはなかなか点が入らない、
厚別はやはり打ち合いでドラマ…などあったが、
もちろんユニバーの試合が気になって仕方がない。
なかなか点が入らないし、交代選手的に怪我人も出たのだろうという感じで、
0-0から89分スコアが動かないというのは、速報頼みの人間にとってはイライラ半分、ドキドキ半分。
しかし試合終了直前に1点入って勝利との一報に、
等々力に到着してから30分経った私は1人興奮したのであった。

こういうわけで、心の底からクラシコを楽しめる状況となったわけだが、
試合前から「コラシコ」が行われたり、雰囲気はかなり良い。
私の席の近くには「多摩シコ必勝」と掲げられている。
すでにチケット完売ということだったが、FC東京側の入りも良い。
ゴール裏は2階席もほぼ全てアウェイに割り当て。

先にFC東京、塩田・荻がピッチに。
すると塩田が何度もサポーターの声援を煽っていく。
決して連敗しているわけではない。前節味スタで久々に勝ち、連勝している状況。
それでもあえてこういう行動するということは、
当然去年の屈辱があるからなのだろう。
今年一度やりかえしても、この等々力で勝ちたいというのはあったはず。
お互いフィールドプレーヤーが登場し、アップも終わりに近づくところ。
一旦ロッカーに戻ろうとする塩田が、再び煽る。
サポーターも大きな拍手でこたえている。
川崎サポから見ていても、相手はこの一戦の重要性を分かっていると感じたはずだ。

それにしても川崎市民の歌は完全に馴染んだようで。
どんどん試合を重ねるごとに、どんどん声量が増していく印象。
FC東京サポ、手拍子で乗るw こういうのは乗ってくるんだよなw
パルちゃんショーの時もそう。

写真を貼っておく。
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4勝5分け4敗の五分で迎えた多摩川クラシコ第14回。
どちらも上り調子な上、最近は点の取り合いが多い対戦だったため、
今回もそうなるのか?というのが大方の予想。
ただ私はそこまでの打ち合いは望んでいないんじゃないかというのが予想。
ただこういう特別なゲームらしく、やはり何か起こった。
それによって大きく試合が動いた。
最終的には予想もしない結末だった。

川崎は最近不動の4-3-3。メンバーも変わらず。
ジュニーニョも問題なく先発、レナチーニョはベンチスタート。
負傷者復帰組のうち、寺田がベンチに入った。
一方のFC東京も4-3-3。佐原が戻ってきて、今野は中盤へ。
ただ羽生がいないということで、今野・浅利・梶山とボランチの選手が並ぶ。
浅利が後ろに構えることで、今野と梶山を前に行かせることができるはず。
ただカボレが時間限定という話だし、交代選手もカギを握る。

キックオフ直前、まずはFC東京サポーターの前で守る塩田が再び煽る。
これに大歓声のサポーター。よほど気合が入っているのだろう。
ホームでリベンジを図る川崎が立ち上がりから攻勢。
3分にセットプレーのこぼれからジュニーニョの惜しいシュートがあり、
その後も流れるようなパスワークからFC東京ゴールを脅かしていく。
このペースがどこまで続くのかという感じの入り方だったのだが、
一瞬のすきから先制点が入る。
5分、川崎右サイドでスローインからのクリアをどうするかというところで、
少し意思疎通が図れずにCK。キッカーは徳永。
ゴール前混戦でファーにこぼれ、フリーになっていた赤嶺が冷静に左足で決めFC東京が先制。
まずはCKを与えたところが少し中途半端だったこと。
それは高畠監督も指摘しているのだが、結果的にもったいなかった。
あとセットプレーは集中力の問題でもあるのだが、
以前から言っているように、赤嶺はゴールを取れる場所にいつもいる。
巧も入ったが、うまく下がっていった。
ただ伊藤があれだけ赤嶺を離しちゃダメ。もうちょっと何とかしたかった。

川崎も攻め手を緩めずに9分、鄭がミドルシュートもクロスバー。
奪ってから個人技によるドリブル、つなぎとハイレベルな攻撃を展開。
ヴィトール ジュニオールはやっぱり運動量が尋常でない。守備もきちんとするし。

しかし15分、FC東京にアクシデント発生。
赤嶺が井川との接触プレーの際、手首を踏まれたようで負傷。
遠くで見ている限りでは、単なる接触プレーに見えたが、
なかなか倒れこんでから立ち上がれないので、何かあったと察知。
城福監督が身を乗り出して主審に抗議している。
そしてドクターが確認し、×のサインが出るとすぐに平山が呼ばれ投入された。
最近何かとお騒がせの平山。友人も分かっているので、「平山か」と2人で苦笑い。
(※アフターゲームショーでなぜ平山を生中継で出したw
どっちが指名するのか分からないが、チームがよく認めたなと。
野々村さんも質問したがってたけど、時間切れを理由に向こうが打ち切ってたし。
面倒なことになると思ったら他の選手にすればいいのに。)

当然赤嶺と平山はタイプが違う。赤嶺はセカンドボールとかこぼれたところに反応して、
おいしいところをしっかり持っていくタイプ。
平山が入れば当然ポストプレーが要求されるから、
まずは彼に当ててからという展開が多くなる。
最近3トップに変えたFC東京だが、決定力のある赤嶺が頂点にいることで、
シュートチャンスも作れていただけに、これは痛い。
それも緊急投入だけに、形が作れるかどうか。

川崎ペースだったとはいえ、立ち上がりからお互いハイテンションで、
プレスも積極的だったし、90分持つのかというほどだったのだが、
このタイミングで平山が入ったことで、攻撃のスピードが少し落ちた。
川崎も最初の15分が過ぎて、少し落ち着く時間帯に入った。
そのため攻めてはいるものの、行ったり来たりの激しい戦いから、
つなぎながらスピードアップを狙う展開に変化。

川崎は26分に村上が左足のミドルシュートで場内を沸かせると、
29分に中村憲剛のボールにジュニオールがヘッド。
再び主導権を川崎の方に引き戻していくが、
最後のところでFC東京のディフェンスがよく戻っている。
FC東京は中盤で一回プレッシャーをかけて、それで奪えなくても、
佐原と茂庭の2人が一瞬たりとも目を離さず、これに浅利、長友も加わって中央は厚い壁。思った以上に堅い。
川崎はここまでやや右からの攻撃が多いか。
山岸がスピードに乗った状態でボールを受けたりするシーンがまだ少ない。
受けてからはたいて、また受けてを繰り返すのだが、
本職でないサイドバックで奮闘している様子だった。
守備能力は向上するのだろうが、それが持ち味になるのもつらいところで。

FC東京も35分に梶山のFKから今野がヘッドも正面。
37分には平山のポストプレーから今野が飛び出してきて惜しいシュートも左へ。
何度かチャンスを作り出すが、やはり平山が引いて受けるので、
浮いたポジションになる赤嶺よりも川崎は守りやすそうな感じ。

ところが41分に想定外の展開が。
中村と今野の日本代表同士の競り合いのところで、
今野の肘が中村の喉に入ったとして、松村主審が一発退場を宣告。
これも現地では遠くからしか分からないので、
「今野がそんなことするか?」という話になったのだが、
映像で見る限り、確かに喉に入って危なかったし、
カードは出てしかるべきだと思うが、故意でないのも分かるだけにレッドは気の毒だった。
これにも城福監督が猛抗議をするが、当然覆らない。
その後FC東京ベンチは梶山・浅利で真ん中を締め、
4-4-1へと変更し、8枚のブロックでまずは守るということになった。
これがこの試合でのターニングポイントとなった。
今野退場後のリスタート直前、塩田がまたもサポーターを煽る。
赤嶺が負傷、今野も退場と苦しい状況の中で、
あえて煽ったこの行動は素晴らしいと思う。

前半のうちに追いついてしまいたい川崎ではあるが、
攻め急ぎすぎてミスをしても良くない。
猛攻を仕掛けたものの、こじ開けられずに前半を終了。
後半も流れは同じになるだろうと予想されるので、
川崎はどういう形で仕掛けて、こじ開けていくかが問われた。

後半立ち上がりから再び攻め込む川崎。
47分に谷口、48分には流れの中で左右が入れ替わっていたが、
村上のクロスから混戦のこぼれを山岸がシュートしたがブロックされる。
51分にも中村のCKから谷口が、マークがきついながらもいいコースに入ってヘディングもバーの上。
辛抱強く攻めて、完全に崩したシーンは57分。
ジュニーニョが左サイドを突破して低いクロス、
中村憲剛が完璧なタイミングで飛び込んだが、ヘディングシュートは塩田の正面へ。
さらに60分。中村→ジュニーニョのホットライン。
浮き球に飛び出したジュニーニョが塩田との1対1からループを狙ったが、
わずかにコントロールできずゴール左を通過。
今までの川崎ならここら辺で入れて追いつくのだろうが、
FC東京の分厚い守りを崩せないまま時間が過ぎていく。

FC東京は城福監督も言っているように、もう少し平山や梶山のキープ力を使って、
少しでも前でボールを動かしたいところだが、
クリアボールを有効利用できずに苦しい時間帯が続く。
惜しい場面は59分、長友が懸命に上がってクロスを入れたが、
ファーにいたカボレに合わないというシーンくらい。

ここでFC東京はカボレがプラン通りか交代し、鈴木達也。移籍後2試合目の出場。
川崎も62分、サテライトでは別格だったレナチーニョが入った。
黒津はドリブルで切れ込んで惜しい場面を作っていたし、
後半は左サイドに流れてクロスというのもあったが、
シュートを増やさないといけない状況で、少し流れを変えたいということだろう。

ところがレナチーニョが入ったあたりから、川崎まさかの失速。
サイドから攻めるという指示もあったし、選手もそう感じていたのだろうが、
レナチーニョをどう使えばいいのか、周りが思った以上に把握できていないようで、
ボールが欲しくても来ない、せっかく来ても突破できずに奪われるということで、
結果的に失敗だったと言わざるを得ない。
特に相手に引かれた状態で待ち構えられている場合は。
サテライトでは個人技を見せられても、レベルが上がればそうはいかないということだろう。
連携面での不安が残るということも改めて分かった。

FC東京はサポーターが平山コールをし続けていたように、
こういう時こそ平山が一仕事求められていたが、
65分に左から切れ込んで惜しいミドルシュートを放つ。
川崎の攻撃がやや雑になるのも助かって、なかなか後ろの集中は切れない。

レナチーニョが思うような効果を発揮しない中で、
川崎は次の一手を迫られていたが、おそらくブロックを作られた状況で、
パワープレーには走らないだろうというのは想像できた。
川崎のチームカラー的にそれはやらないだろうと。
それでもベンチには田坂、大橋、我那覇といた。
誰が出てきても不思議ではないが、高畠監督は74分、75分と立て続けに2枚切った。
村上に代えて田坂、谷口に代えて大橋。
田坂は分かる。右サイドからもっと攻めたいということ。
ただ谷口をあの場面で下げるのはもったいなかった。
最近もよく点を取っているわけだし、終盤にゴールを挙げた実績もあるし、
赤嶺じゃないが点の取れるところにいる選手なわけだから、
パサーの大橋を入れてジュニオールと並べてもあまり期待できないように感じた。
大橋にはセットプレーがあるわけなので、だったらなおさら。

それを見てFC東京は76分、エメルソンに代えて藤山。
当日の報道では、
http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/fctokyo/news/200809/CK2008092002000154.html
右サイドに藤山、FWに梶山という逃げ切りオプションを試したとあるが、
1人足らない以上梶山を前に出せなくとも、さらに逃げ切り態勢を整えた。
どちらもベンチの仕事は終わり、あとはピッチ内での勝負に。

私の席は後半、川崎から見て右サイドにあったわけだが、
見ていて思ったのは、田坂をせっかく入れたのに、
いい形でボールが渡らなかったこと。
ヴィトールが左利きなのもあるし、ジュニーニョも左に流れることが多いが、
ほとんどは左サイドからの攻撃で、少し単調だった。
ボールはよくつながるのだが、最後の崩しに工夫が欲しかった。
藤山がその対面に入ったのだから、FC東京はよく分かっていた。

78分、左サイドにボールが流れたところ、塩田が飛び出してクリアに行こうとしたが、
山岸が体を入れて塩田に触れさせず、拾ったヴィトールが角度のないところから狙う。
ゴールにカバーの選手は遅れていたが、わずかにポスト左。
耐えるFC東京は80分に平山が再びミドルシュートで時間を使っていく。
その後も川崎が左を中心にクロスが上がるが、シュートシーンまで持って行けない。
87分、田坂が切れ込んで中に入りシュート性のボール、
ジュニーニョが飛び込んだがわずかに合わず通過。
ようやく田坂から1つ形ができたが、少し時間が遅かったか。
ミスも増えだしてしまい、最後は精度を欠いてしまった。
眠らない街を歌い出したFC東京サポーターは試合終了のホイッスルと同時に大歓声。
ピッチ上では佐原、茂庭をはじめ、何人もの選手が倒れ込んだ。
シュート20本、支配率62%の川崎を、10人で食い止めた。気持ちの勝利だった。
試合後、塩田と佐原がお決まりの「シャー」をやり、「佐原東京」の大合唱。
すでに来季残留の要請も始まっているそうで。


試合前からの雰囲気で、何となくこの日のFC東京はやりそうな感じがしたが、
数的不利の中で圧倒的な攻撃力を持つ川崎をシャットアウトするとは、
さすがに想像していなかった。この日の塩田、佐原、茂庭の3人は特にすごかった。
佐原は最初に鄭とやり合って1枚もらったが、
制空権は確保し続けていたし、茂庭も調子はいいと聞いていたが、
ラインコントロールにしても声にしてもよかった。
塩田があれだけの存在感を見せれば、前も何とかしようという気にはなる。
もちろん誤算続きだっただろうが、それでも勝ちとったこの1勝は大きい。
等々力ではとうとう初勝利。おまけに3連勝で川崎と2差まで来た。
5チームに絞られていたはずの優勝争いだが、
FC東京も参戦する可能性が少し出てきた。

川崎はさすがに試合後落胆ムード一色だった。
あれだけ攻めて取れないのは久々だったはず。
相手のことも考えるとなおさら悔しいだろう。
ただいつもと何かが違ったわけではなくて、
1つでも入っていればもっと違った展開になったことも確か。
この1敗で何かを変える必要性は特に感じない。
問題はこの試合と同じように、数的有利になった時の崩し方と、
レナチーニョの起用法。我那覇は調子が今ひとつに見えたので仕方がないし、
レナチーニョを何とかものにしておきたいところだと思う。
ジュニーニョも9戦ゴールなしとなったが、少し心配。
毎試合こういう試合が続くわけではないと思うが、
早くエースに1点取ってほしいというのが本音ではないだろうか。

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