2011年02月27日

[FUJI XEROX SUPER CUP]名古屋vs鹿島

 ゼロックスを観に行くのは3年ぶりです。あの時は色んな意味で壮絶な試合でしたね…。

 13日にマリノスタウンへ行った際、横浜駅でゼロックススーパーカップのブースがあり、そこで撮ったユニの写真をまず載せておきます。
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 前座で高校選抜とJリーグU-18選抜の対戦があるということで、その試合から観ました。この年代にそんな詳しいわけじゃないので、どういう選手がいるかとか純粋にサッカーを楽しもうという感じでしたが、清水関連としては高校選抜の先発GKが櫛引、FWに樋口。U-18選抜のFWに柏瀬と3人いましたので、そこに目が行ってしまいます(笑)。柏瀬はフィジカルの強さを見せて強引にシュートまで持ち込むなど、潜在能力を発揮しましたがゴールまであと一歩。樋口は残念ながら見せ場がFKのみ。流れの中では仕事ができませんでした。櫛引も一対一は仕方ないとして、あまり見せ場がなかったかな…と。

 高校選抜のボランチ、浦和に入団した小島は落ち着いていましたね。基本に忠実だったように思います。甲府に入団した加部はもうちょっと頑張ってほしかったですが…。全体的に高校選抜のほうが連係面でチグハグでした。でも、ゴールシーンは小島のヒールパスから白崎が折り返して小牟田が流し込むという流れでとても良かったと思います。

 U-18選抜のほうでは、左SBの菊池やFWの井上といった小柄な選手が目立っていたのかなと。ボランチの橋本は風格がありました。途中から入った杉本はトップデビューも噂されており、爆発的なスピードが魅力と知っていましたので、どんなものかと思っていましたが、一度惜しいプレーがあった程度。なかなかボールが回ってきませんでした。

 まだまだ色んな選手がいますが、こういう試合は機会を増やしていけるといいですよね。

2011年2月26日() 13:37 KICKOFF
FUJI XEROX SUPER CUP 2011@日産スタジアム
名古屋グランパス10-01鹿島アントラーズ
1-1
PK
3-1
54分 増川
金崎、中村
主審:西村
天候:晴れ
観衆:35,963人
66分 野沢
アレックス

場内で流れた煽りVTR(途中から)
http://www.youtube.com/watch?v=hJNPajPi4es
ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=i6bRRXmus5w
http://www.youtube.com/watch?v=KgmIqSeaqWo
http://www.youtube.com/watch?v=Yz7mCb4g0is
 前座のハーフタイムや試合後に外の広場へ。再入場可能ということでしたから。ただ、そこが大混雑で統制が取れていなくて、ちょっと危なかったです。あちこち並んでいて、食べたいものも食べられなかったですが、山形名物のカリーパンと、甲府名物のとりもつ煮をいただきました。あと、オーレ君と一平君がうろちょろ…子どもたちに大人気でありました。
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 両チームとも、今シーズンへ向けた新しい応援も披露していました。鹿島のほうは、興梠の新チャントを。名古屋のほうは「俺達の名古屋」の歌詞が変わっていました。あと、カップ戦専用(なのかな?)のものもありました(ガンバのチャントにある曲です)。
http://www.youtube.com/watch?v=muskc4Z36D8
http://www.youtube.com/watch?v=pkLUQdrBD94
110226-4.JPG 110226-5.JPG

 そんなに長々とまとめるつもりはありませんので、簡潔にいきます。名古屋のほうは、ダニルソンがいないので、中盤をどうするのかということでしたが、中村直志をアンカーに置く布陣を選択。小川と藤本がCHに入るわけですが、どれだけバランスを保てるのかというところ。あとは藤本のフィット具合ですね。 鹿島はカルロンをベンチに置き、先発は大迫。伊野波と青木が先発で中田をベンチにしてきました。西や本田が欠場したのは残念ですが、こちらもアレックスがどれだけフィットしているのか、また2トップの出来はどうかを注目していました。
 一般的に考えれば、ダニルソンのいない名古屋のほうが不利と見られるのかなと思いますが、この時期の試合ですし、名古屋は前と後ろは去年と変わっていないので、意外と名古屋もやるだろうと考えていました。

 前半は割と静かな試合展開でしたが、名古屋ペースだったと思います。鹿島がボールを奪ってから、いい形で2トップに入らず、潰されて名古屋に攻め込まれるという感じでした。システム上の問題もあるのかもしれませんが、小川と藤本が割とフリーでボールを持てたために、名古屋はボールを動かして攻めることができていました。結局、最後のところはサイドからケネディへのクロスというシンプルなものですが、分かっているけど止められない部分もあるわけで。

 少しそれをいなして、鹿島が反撃したのは25分以降。大迫のバー直撃のシュートは惜しかったですね。どちらもシュート数はそれほど多くなく、決定機を数えると名古屋は1回、鹿島は2回というところ。

 こういう展開だと、セットプレーだなとだいたい思うわけですが、どちらも武器としているので、どちらが先手を取るかは読みづらい部分もあります。鹿島かなと試合中は思って、実際少し流れを掴みかけていたのですが、取ったのは名古屋。藤本のFKから増川。藤本は伸びていくボールを蹴りましたが、そこまで変化を付けたようには感じなかったので、シンプルに取ったなぁと思ったものです。

 鹿島はベンチにいい選手も控えているので、早めに動くかと思いましたが、焦らず騒がずの雰囲気。なかなか興梠や大迫がチャンスをモノにできずにいましたが、野沢がいました。あのFKは誰でも止められませんね。コースが完璧でした。
http://www.youtube.com/watch?v=jB9NI5hhOY8

 鹿島が勢いづいたので、名古屋は吉村を入れて中盤の底を手当て。鹿島は中田浩二と増田を呼び寄せて、まず中田を入れました。小笠原は自ら交代を要求したというので心配ではありますが、これにより2人同時に代えようとしたのをやめたようです。その後、名古屋は三都主を入れ、鹿島はカルロンを入れ、最後は玉田の負傷で花井が入り、切り札の本山を残り数分で投入。ラスト10分くらいは互いに間延びしたような形で攻め合いますが、最後の精度に欠けて2点目を奪えず。鹿島側で見ていたので、鹿島が攻めるたびにスタンドは沸いたのですが、この日はシュートがことごとくミートしなかった印象です。唯一、85分に野沢が決定的なシュートを放ちましたが、楢崎がビッグセーブ。FKを決めた野沢、2点目を許さなかった楢崎。あの攻防が今日一番見ごたえありました。

 PK戦はもう楢崎の独壇場でしたが、あえて言うとすれば、鹿島の1人目が岩政なのを見て、外す予感がしました。なんかそういう雰囲気があったんですよね。ケネディが外した後だったからかもしれませんが…それにしてもPKをキャッチする楢崎は本当に素晴らしい。あと、2人目に藤本を持ってきたのは正解でしたね。絶対外しませんからね。

 名古屋の仕上がり具合はまずまずじゃないでしょうか。後半の立ち上がりまでは、切り替えの部分で上回っていたので、スペースを埋めて、そこから出ていくことが出来ていましたし、名古屋の形に持っていくところまでは良かった。もう少し攻撃に変化が欲しいところで、そこは去年からの課題でもあるでしょうが、藤本がもっと慣れてくれば、中央からの攻めも増えると考えれば、悪くはないと。藤本はアシストもしたし、流れの中でも適度にボールを触ってリズムを生みだそうとしていたと思います。もう少し大きな展開が出来てくればという感じでしょうか。 選手層は気になりますけど、次からベンチ入りするであろう永井に期待ですかね。

 鹿島はマルキが抜けたところを違うタイプによって新たな形を模索しているところなのだと思いますが、攻撃面はちょっと苦労していますね。慣れの部分で上回っているから大迫だったんでしょうけど、ボックス内での仕事がもう一つの印象です。最後に出てきたカルロンは、一生懸命走って、本当に真面目なのが伝わってきたのですが、オリヴェイラ監督の言う通り、時間掛かるなと思いました。動きがゆっくりなんですよね。上背がありますが、そこよりも足元は上手いようです。今までのチームはカウンターが強烈だったわけですが、そこから少し手数をかけて攻めることが必要になるので、どうやってフィットさせていくんですかね。フロントから、選手を上手く使うように監督も言われているように聞きますが、ACLと並行でFWは色々試すんでしょう。カルロンに時間が掛かるなら、田代と興梠でやってみてもいいんじゃないかと思います。今日の起用法でいくと4番手ですが…。

 アレックスは、攻撃ではさほど目立たず、むしろ守備で活躍しているという状況でした。バランスを結構言われているんですかね。もう少しオーバーラップして厚みを持たせるのかと思ったんですけど…でも守備はいい意味で驚きました。中田浩二が途中から出てくるというのも考えると、後ろは盤石です。本田は水戸戦で出来るところを見せていたし、西は慌てなくてもいいわけですから。あとは、セットプレー以外でどうやって取るのかというところが、どの辺で解決してくるか…優勝候補筆頭に考えていたのですが、どうしようかな…という印象です。FWの問題が解決するまでにも、1-0できっちり勝ち点積み重ねてそうな気もしますし、去年のように勝ち切れないのかもしれませんし、そこはもう少し考えたいと思います(笑)。

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2011年02月15日

[練習試合]横浜FMvs東京V


100213-1.JPG 麻生に行った翌日、今度はマリノスタウンへ行ってきました。
 マリノスもキャンプ地が変更となり、J-STEPで調整して横浜に帰ってきたばかり。ヴェルディは高知キャンプを終えて戻ってきたところ。特にマリノスはこれで3日続けての練習試合ということで、コンディションがどうなのかというのも心配ではありました。当初は45分×3本と聞いていましたが、やはりコンディション不良の選手が多いため、2本に変更となったようです。ちなみに写真の通り、フィールドの使い方がいつもと違いました。

<1本目(45分)>
横浜FM1−0東京V
横浜FM]GK飯倉、DF小林・青山・栗原・波戸、MF中村・金井・森谷・狩野、FW長谷川・渡邉
東京V]GK柴崎、DF福田・土屋・高橋・森、MF飯尾・佐伯・高木善(→マラニョン)・河野・菊岡、FW井上

 マリノスのシステムはなんとも言えません。中村俊輔は前日の練習試合で中盤ひし形の右サイドに入ったと報道がありましたが、この日もそういうイメージだったのか、右サイドから中盤の底へ下がってボールを受ける場面が多かったです。ですので4-3-1-2のイメージで表記しましたが、前線は渡邉千真を中心にかなり流動的でした。

 序盤はヴェルディの出足が早く、相手陣内へ押し込んで何度かチャンスを迎えるも、次第にマリノスの最終ラインに跳ね返されます。次第にボールを保持するマリノスが押し返し、何度かいい形でフィニッシュまで持ち込みますが、こちらも決定力を欠く展開に。スコアが動いたのは40分、左サイドからペナにパスが入って浮き球になったところを長谷川アーリアが押し込み、マリノスが先制しました。

 ヴェルディは30分くらいで高木善が交代し、マラニョンが左サイド、菊岡が右サイドに。高木はベンチ横でアイシングのような感じでしたが、怪我ではない様子です。

<2本目(45分)>
横浜FM0−2東京V
横浜FM(Yはユース)]GK飯倉、DF小林(→狩野)・栗原(→波戸)・宮本Y・武田、MF天野・熊谷Y・森谷(→長谷川)・松本翔、FW渡邉(→バスティアニーニ)・松本怜
東京V]GK柴崎、DF森・深津・土屋・高橋、MF菅原・飯尾(→キム)・市川・河野(→平繁)・マラニョン、FW平本

 3本目があれば、もう少し継続したかもしれませんが、2本で終わるというのもあってか両チームともメンバーを交代。松本怜がサイドに流れるし、マリノスの布陣は引き続き流動的です。ヴェルディは森を右へ回し、平本をトップに入れました。

 さすがにマリノスのメンバー変更により、ヴェルディが反撃。13分、カウンターで抜け出したマラニョンが冷静に飯倉との1対1を制してゴール。ヴェルディサポも大盛り上がり。失点があったからなのか予定通りなのかは知りませんが、マリノスは主力を何名かピッチに戻します。ただヴェルディの勢いは変わらず、32分にはマラニョンが左サイドでキープし、逆サイドを上がった森へグラウンダーのサイドチェンジ。ダイレクトで森が折り返すと、平本が豪快にたたき込んで2点目。美しいゴールでした。マリノスもその後何度もゴール前に詰め寄りはしましたが、跳ね返されて終了となりました。

<欠場者>
横浜FM]代表遠征:小野 その他:榎本、秋元、阿部、中澤、金、小椋、谷口、兵藤、端戸、大黒
東京V]土肥、キローラン 菜入、新井、富澤、キローラン 木鈴、吉田、和田、高野、喜山、小林、阿部、竹中(とはいえキローラン 菜入、キローラン 木鈴、喜山らは横浜まで来ていました)

 この日行ったのは新戦力がお目当てだったのですが、離脱者続出だったのは残念です。でも、この時期は無理しちゃいけないので仕方ありません。中澤が右太ももに再び違和感、大黒が右太もも痛、谷口が右足付け根痛、兵藤、小椋、金 根煥が発熱だそうです。中澤はいきなり3連戦をやる方が危険ですから正解な気がします。谷口は負傷の程度を心配していましたが、外周を走っていたので軽症と判断できそうです。大黒もそうです。小椋や兵藤は出てこなかったので、風邪だろうと推測できました。あと端戸はリリースが出た通り、開幕は間に合いませんね…。


 マリノスと今週末にPSMやるというのは忘れていたくらい、現時点でどんなものかを見ようということだったのですが、印象は正直まだ分からないというのが本音です。キーパーソンである谷口、大黒がいなかったので、去年とさほど変わらないからです。ただ、「違和感」も少し感じました。

 さっき触れたように、中村俊輔がダイヤの右でスタートという意識のようですが、かなり下がってくるわけです。それはある意味狙いでもあるのでしょうが、「今年は俊輔が点を取ることも増えてくるでしょう。流れの中で点に絡むプレーを要求していく」というのは何だったんだろうというのが一つ。まぁ「和司監督ですから」と言われたらそれまでなのですが。

 もう一つは、もしこの布陣で戦うとすれば、昨季以上に俊輔依存が高まるんじゃないかということです。マリノスが低い位置で回してる時は、必ず彼を経由して攻撃が始まります。キーマンをそこに置くのが悪いわけではないですが、彼を囮にしたりとか、工夫という部分は出来てなかったですし、攻撃のスピードはこれから上げるとしても、俊輔がボール持った時に河野あたりが積極的に出ていって、何度か失って速攻を食らいました。だから狩野や長谷川アーリアにかかる期待が大きいのですが、ここからどれだけ主力としての立ち位置を確立出来るのかがポイントなのではないかと。また、戦術の規律の部分が少ないというのも…流動的にやるにしても、相手ボールの時は誰がどこをカバーするのかとか、最低限の幹の部分が固まってくれば、もう少し良くなるんじゃないでしょうか。

 個々でいくと、まず青山ですよね。青いウェアの青山というのも今は新鮮ですね。まず、怪我なく調整しているのは良かったと思います。彼が伸び伸びプレーする姿を久しく見ていないので(去年は一度もない)、どんな感じかと思いましたが…無難にこなしていてホッとしました。ヴェルディが地上戦のサッカーなので、ヘディングの見せ場は少なかったですが、それでも久々に良いタイミングでの空中戦もあり、45分の中で大きなミスもなく、安定してやっていたと思います。この出来なら、3番手には十分入っていけそうですね。もう少し攻め込まれた時に、跳ね返す部分や連係のところが良くなればという感じじゃないですか。

 あと、森谷が気になりました。ユース出身というのもあって馴染みはあるのでしょうけど、割と主力級の扱いをされているようです。ボールを触ってナンボの選手が多い中で、よく走ってサポートしていたように思います。自分が試合を見ている時に、背番号があやふやだったり、フィールドの関係で見づらい部分もあったので、もう少し見てみたいと思います。

 謹慎が明けた金井も頑張っていたとは思います。新戦力の小林もまずまずですが、攻撃はもう少し。2本目に出ていた選手たちは仕方ない部分もあろうかと思いますが、バスティアニーニはこのままでいいんですかね。一度ビッグチャンスがあったのですが、ヘディングシュートを決められず…典型的なポストタイプですし。

100213-2.JPG 一方のヴェルディですが、総じてよくトレーニングされている印象はありました。1本目はさすがJ1という形でやられた部分もありますが、相変わらず土屋は元気でしたし、パスサッカーを貫くというのも感じられました。最初に起用された井上は結果が欲しいところですが…。

 最大の注目点は飯尾のボランチ起用。柴崎晃の移籍を受け、和田や菊岡もテストしていますが、飯尾が入ってこれで3試合目。印象は、はっきり言って○です。柴崎がやっていたことを忠実にこなせると感じました。もっと中盤が停滞するのかと思ったら、素早く繋いでテンポを作っていましたし、隣に佐伯がいますから、自由にやれるというのもあるんだと思います。もともと運動量もある方ですし、このコンバートはありだと思いました。これにより、積極補強をしたアタッカーを使えます。

 そしてマラニョンが結果を出したのも大きいと思われます。相手のレベルはあるにせよ、得点シーンはさすがブラジル人助っ人と言えるものでした。コンディションが少しずつ上がってきたのが見えたので、ここから3週間でもっと良くなるでしょう。

 あとは、前半の左サイドだとあまり攻撃参加がなかったですが、右に移った後半は積極的になった印象です。中盤の構成がそうさせた部分もあるとはいえ、やはり右のほうがやり易そうでした。でも基本的に福田と森で両サイドを考えているでしょうから、オプションとしては使えるという感じで見ているかもしれません。

 平繁は途中出場でしたが、入って即裏へ抜け出してビッグチャンスが1本。決められなかったですが、こちらも切り札としての起用は出来そうな感じです。市川は目立っていたとは言い難い…印象が薄いのでちょっと分からないですね。

 この調子でいけば柴崎の穴も埋められそうですし、十分昇格争いに絡んできそうです。

100213-3.JPG 試合後。マリノス側の事情で2本になったのが理由だと思われますが、ヴェルディが控え選手を中心としたメンバーでミニゲームを開始しました。マリノスタウンのような施設でトレーニングができるのですから、ヴェルディからすれば有意義な時間だったんじゃないでしょうか。最初は菅原をフリーマンにして8対8+GK、今度はハーフコートにして5対5。それも最初は2タッチ制限があったので、こうしてヴェルディのサッカーは築き上げられるんだなと感じるシーンでした。そして、それを和司監督と樋口コーチがずっと見守っていたんです。トレーニングの参考になったのかもしれませんね(笑)。

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2011年02月12日

[練習試合]川崎vs栃木

 またブログを少し放置していましたが…実は移籍動向のページを何日かに一度更新しています。

 今季初の練習試合見学となりました。そういえば写真を撮っていませんが…まぁいいでしょう(笑)。
 メンバーは目視によるもので、背番号と選手が一致しない場合も多く、あとで確認して分かったものもあります。間違っている可能性もあるので、その点はご容赦を。月曜のエルゴラに載るんじゃないですかね。

 川崎は1次キャンプが中止となり、麻生グラウンドでの調整となりましたが、これから向かう2次キャンプを前に、中間試験といったところでしょうか。栃木は精力的な補強を見せ、ここまで練習試合でも好調を維持。川崎の体制が変わっていますので、志向するサッカーが変わらない栃木の優勢で試合が進むと考えて見ていました。

<1本目(45分)>
川崎0−1栃木
川崎]GK杉山、DF※練習生・井川・横山・小宮山、MF柴崎・福森・登里・中村、FW久木野・矢島
栃木]GK柴崎、DF西澤・渡部・大久保・那須川、MFパウリーニョ・鈴木修・河原・高木、FW崔・廣瀬

 1本目はまさに「松田サッカー」の真骨頂が出る展開。前線からしつこく走れる廣瀬がいたこともあり、素早い出足でボールをカットし、速攻につなげる。10分くらいだったか、FKを那須川が無回転で直接ねじ込み先制すると、終始主導権を握った状態で1本目を終了。川崎は相手のプレッシャーに押される展開で前を向けず、決定機も1、2度。シュートはほとんどなし。

<2本目(45分)>
川崎2−0栃木
川崎]GK杉山(→相澤)、DF※練習生(→田中裕)・井川(→菊地)・横山(→伊藤)・小宮山(→田中雄)、MF柴崎(→吉田)・福森(→稲本)・登里(→大島)・中村(→山瀬)、FW久木野(→楠神)・谷尾
栃木]GK柴崎、DF赤井・大和田・大久保・入江、MFパウリーニョ(→落合)・鈴木修(→鴨志田)・高木(→宇佐美)・河原(→杉本)、FW船山(→トリポジ)・ロボ

 栃木が最終ラインと2トップを入れ替えて臨む。川崎は復帰したばかりの矢島を45分で交代させ、ルーキー・谷尾を投入。栃木とすれば、1本目に出来たことを2本目の最終ラインでも出来るかどうか、フラットに見たかったのだろうが、慣れる前に、ほとんどメンバーを変えなかった川崎が体も温まってきて反撃開始。高い位置でボールを奪い、アタッキングサードに入ってからの崩しにもアイデアが出てくる。9分、こぼれ球を拾った柴崎が強烈なミドルを突き刺すと、17分には中村憲剛のFKがバーに当たったところ、横山が押し込んで2点目。

 その後、栃木・杉本に決定機があったが決められず。試合が3本ということで、途中から両チームメンバーを少しずつ変えていく。寒くて段々自分の集中力もなくなってくる中(笑)、川崎優勢で2本目を終了。

<3本目(45分)>
川崎1−0栃木
川崎]GK相澤、DF田中裕・菊地・伊藤・田中雄、MF吉田・稲本・※練習生・大島、FW楠神・谷尾(→※練習生)
栃木]GK鈴木智、DF赤井(宇佐美)・渡部・大和田・那須川(赤井)、MF落合・鴨志田・宇佐美(杉本)・杉本(入江)、FWトリポジ・ロボ(→船山)

 3本目は試合終了直前、途中から入った練習生FW(ユース出身の山崎との話)が、田中裕のアーリークロスを頭で合わせて押し込んだ。栃木は密集からサイドへ展開するまでは良いが、そこからが続かず、もったいない45分だった。

<欠場者>
川崎]代表遠征:安藤、薗田 その他:實藤、田坂、黒津、ジュニーニョ、小林、棗
栃木]代表遠征:水沼 その他:武田、本橋、小野寺

 ジュニーニョはタッチライン外でランニング調整。黒津もいたが出場せず。棗に加えて小林も怪我だろう。


 まず川崎の感想ですが、個人的に「こうあるべき」と思っていたスタイルに近づき始めました。今までは結局「個」に頼っていたところが大きく、昨季の戦いからその転換を迫られ、チーム一新という意味も込めて相馬監督を招へいしたと考えています。昨季の町田ゼルビアを見る限り、川崎にも「激しく動く」サッカーを取り入れるのだろうと思ってはいましたが、その相馬監督が試合中、盛んに檄を飛ばすところを見て、「変化」を感じ取ることができました。声がよく通るので、今日麻生で一番目立っていたんじゃないかと(笑)。
 内容はいたってシンプル。「止まるな」「動け」「前を見ろ」などですが、とにかく連続して動くことを強調していました。ピンチになった場面では「止まっているからそうなるんだろ!」と怒声。どうしても今まではリアクションのところがあり、主体的にやるという部分は慣れが必要。1本目はコンビネーションの部分でもぎこちなさがあり、相手のサッカーにまんまとハマってしまいましたが、2本目からは人もボールも良く動き、「新フロンターレ」を印象付けました。トレーニングの成果が出てきていると思います。

 特に柴崎がボランチで良い仕事をしていました。中村憲剛が2列目に配置される中、中盤の底からいいタイミングで散らしていましたし、プレーも正確。だいぶ川崎にも馴染んできたのではないかと。ゴールも奪って上々の出来。あと3週間もやれば、ボールを貰う回数も増えてきそう。このままいけば憲剛をボランチに戻す必要がなくなります。憲剛と柴崎が並ぶっていうのはさすがにないと思いますが…。

 久々にこの時期を麻生で過ごす憲剛は、コンディションがどうか気になっていましたが、心配いりませんね。さすがだったと思います。それから、どうしても矢島に目がいきましたが、復帰したばかりということもあり、全然ダメでした。一度左足でのシュートチャンスを迎えましたが、打てず。特に相馬サッカーでは動き直しが要求されるはずなので、今までのようにもっさりしてると使われなくなります。頑張ってほしいんですが…これから復調するということにしておきましょう。

 山瀬は、2本目の途中から25分くらいの出場になりました。まさに試運転だったと思います。一度、ペナ手前でドリブルからファウルを誘い、さすがというプレーがありましたが、それだけでしたので、まだ分かりません。憲剛や柴崎との共存もしていませんので、これからです。田中裕はサイドで抜かれる場面もあるにはありますが、全体的に無難な出来で、安定感という意味では大丈夫だと思います。復帰した久木野はパッとしませんでしたが…今回はFWですが、どう使うつもりなんでしょう。

 コンディション次第ではポジションも安泰でない稲本は、昨季に比べると良さそうです。まずしっかり動けていました。積極的に行くスタイルは変わらず、警告もきっちりもらいましたが、昨季よりは前への意識があるように思います。そこはチーム戦術ですから当然なのでしょうが。個人的に最も期待をかけている楠神は、このところFWで起用されています。一度裏へぬけ出した時のスピードが素晴らしかったです。決められませんでしたが…パスの出し手が増えそうなので、出来るだけ使ってもらいたい(笑)。また、吉田がボランチで使われていましたが、思った以上に頑張っていました。新境地開拓?

 あと、新人のプレーぶりを大変楽しみにしていたので載せておくと、福森。貴重な左利きのCBとして期待が大きく、大事に育てたいですが、今回はボランチ起用。もともとキックの精度が高いと言われているだけに、CBに限らず色んなところで試すのは自然な流れか。プレッシャーの掛かる中盤で勉強ということなのでは?左利きがチームに少ないので、どこかで生かしたいというのはあるのかもしれません。最初は、やはり栃木の出足に苦しみましたが、次第に落ち着いてからは新人離れしたパスセンスも発揮。あまりいないタイプなので楽しみです。

 それから谷尾が面白い選手でした。川崎はこういうタイプの選手を好むし、しっかり見つけてくるなと。荒削りとはいえ、ボールの受け方やドリブルの仕方が異質で、姿勢がしっかりしているので軸があるんでしょう。今、FWに怪我人がいるので、ひょっとしたら早い段階で出番も?なにか期待してみたくなるものを持ってる選手です。

 大島は、静学出身らしくテクニックは一流で、早くも麻生の観衆を沸かせていました。こちらは選手もいますから、じっくり育てていくことになるでしょう。それから田中雄が小宮山の対抗馬になるのかですが、正直まだ分かりません。ドリブルで崩すタイプではないようなので。一度、ロベカルばりのFKチャンスがありましたが、ブロックされました。

 今後のフロンターレは、チーム編成として若返っただけでなく、個性豊かな選手が多くなり、色んな事情はあれブラジル人もジュニーニョ1人になったので、日本人主体の攻撃的なサッカーが展開されると思います。最初は町田のように驚かせるのか、あるいは今日の1本目のように苦戦するのかはまだ分かりませんが、良い方向に進んでいるとは感じました。部分的に作り直す年だと考えると、相馬監督がJ1で初指揮というのもあり、いきなり結果を求めるのは酷でしょうが、数年後を見据えると楽しみです。もちろん目標はタイトルでしょうけども。


 続いて栃木の感想。松田監督3年目ということで、スタイルはすでに確立されていますし、新しい試みをしているわけでもないので、仕上がりは早いです。1本目では理想的な守備を見せており、どこが相手でも一定レベルの力を発揮できるでしょう。

 その中で、新戦力を加えて、彼らがどれだけやれるのかというのが一つテーマとしてあります。今回、CBのコンビは3本とも違う組み合わせ。マリノスとの練習試合でも同様で、どのコンビがよいのか、またどのコンビでもやれるようにという狙いでしょう。中でも渡部が、早くもゾーンディフェンスに慣れて良いパフォーマンスでした。受け渡しの部分やクロス対応は、時間を追うごとに精度も上がってくると考えられ、松田サッカーの基礎の部分は既に会得した印象です。大和田は、2本目以降のチームの内容が落ちたこともありますが、もう少し存在感を発揮したかったです。現時点では渡部・大久保が一歩リードなのかもしれません。

 ボランチには鈴木修が起用されていますが、彼も守備はそつなくこなしていた印象です。一方で攻撃面でもう少し働ければよかったですが、そこはこれからになりそう。まずはしっかり戦術を理解するのでしょうし。河原は2年ぶりの復帰ですが、思ったほど絡めていなかったのかなと。コンディションをもう少し上げたい。

 2本目途中からは、注目のトリポジが登場。パウリーニョ、ロボと共に、真面目で日本に溶け込もうとしている様子は伝わりました。プレー面では、楔のボールを受けてキープする役割はこなせていました。ただ、縦に仕掛ける場面は何度かあった程度、一度面白いパスも見せましたが、「おっ」というプレーはまだなく、コンディションをこれからの3週間で上げることになります。今回の印象だけで判断すれば、点取り屋よりもポスト型なのかなと。クロスがもう少し上がれば、ボックス内でのシュートも見られたのかもしれませんが、そういうところまでいかなかったので。

 ロボもまだコンディションが上がっていないので、あくまで調整での出場だったと思われます。体が重かったです。それでも視野の広さはさすがと言えますが。2本目以降では、杉本が元気でした。水沼がいない間にアピールしておかないと、河原もいるのでポジション争いは厳しいですからね。
 入江は去年途中から離脱しましたが、もう問題なさそうで、終盤はSHでもプレーしました。那須川がレギュラーに近づいているので、試合終盤には併用も考えられます。

 トリポジへの期待は大きいですが、1本目に出た崔が計算できるのも事実で、ロボは実績もありますから、開幕に合わせないとダメというわけじゃないのは救いだと思います。その分、一度活躍している河原は何とかしておきたいですね。守備はどの選手もコンセプトを理解している様子だったので、今年も堅守速攻は健在です。GKがちょっと不安ですが、柴崎は良く声が出ていましたし。堅守速攻のスタイルだと、押されている時に流れを変えづらいというのがありますが、波を小さくして、外国人ストライカーがしっかり働けば、昇格争いに絡むでしょう。

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2011年01月31日

[第90回天皇杯決勝]鹿島vs清水

 とうとう1ヶ月もブログを放置していました。こちらでは「あけましておめでとうございます」と言わなければなりません。ツイッターでやりにくいことは、こちらで少しずつやっていきたいと思います。

 もう新シーズンが始まっています。そういう時に更新するのもどうかと思いましたが、決勝だけやらないまま次に進むのも嫌なので、とりあえずまとめることにしました。年明け何日かは疲れていましたが、その後は色々やることがあって、なかなか時間を取れずにいました…という言い訳。

2011年1月1日() 14:04 KICKOFF
天皇杯決勝@国立競技場
鹿島アントラーズ21-01清水エスパルス
1-1
26分 ガブリエル
77分 野沢
本山
主審:家本
天候:晴れ曇り
観衆:41,348人
59分 ヨンセン
岡崎、ボスナー、岩下
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=NssOTjjrhFo

 まず、準決勝終わってからチケットを求め始めた。エコパでもちょっと販売したが、スコアが3-0になった時点で早くも列ができたらしく、その後の争奪戦も無理で。天皇杯決勝を現地で見たことが今までないとはいえ、毎年争奪戦になっているのは知っていたし、勝ち上がる前に予め買っておけばなんてことはないのだが(予約も含め)、先を見たくないという自分の信念で我慢していた。前日に何とか入手できて良かったが、他チームが勝っても行くというスタンスで買っておけばいいのかなと考えさせられた。

 日付が変わり、2011年になってから寝たが、2日間であちこち歩いたこともあり、ぐっすりと寝れた。ナビスコの時はとても寝れる状態ではなく…(笑)。だから今回は特別高揚感もなく、淡々と国立へ向かう。9時過ぎに明治公園に到着。
 国立入場、席に着くと、浦和レッズレディースを応援する赤い集団が。普段はこうして横に並ぶことがないので、不思議な光景だった。浦和とINACの対戦となった決勝戦は見ごたえがあり、INACが前半はかなり前からいって、技術も高く優勢に試合を進めていた。後半、浦和が追い付いてPK決着。失敗の連続でどっちに転ぶか分からなかったが、INACが優勝。鹿島サポはINACの応援にちょっと混じっていたかな。INACはベレーザから大量補強でさらに強くなりそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=TndAPUS7hmM
110101-01.JPG 110101-02.JPG 110101-03.JPG
 試合は面白かったものの、いろいろやることがあるので行ったり来たり。コレオグラフィのお知らせはあちこちに張られていた。トイレにもあったな。国立ではどのチームもやるのが定番になりつつある。 グルメはもつ煮。理由は鹿島が相手だから。そりゃ味はカシマスタジアムに劣るけどね。準決勝も大阪だからってたこ焼きにしたし…天神屋の冷たかったけど(苦笑)。
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 それから、3つの入場ゲート上に、優勝した場合に出場するACLでの対戦相手名が書かれたダンマクが。写真は水原だが、あとシドニーと上海。気合いを入れるために作ったのだろうけど。 メインスタンドのほうへ歩くと、天皇杯が展示されていたので一枚。
110101-06.JPG 110101-07.JPG
 どのチームも国立での決勝戦ともなるとテンションが上がり、試合前に決起集会を開く。去年名古屋もやっていて、その動画も見たことがあるが、清水もやったようだ。国立にいる時は知らなかったんだが。それはまぁ節度を守ればいいと思うが、ちょうど浦和レッズレディースの応援団が出ていくくらいの時に、ただでさえ混み合っているコンコースでチャント歌ったりしていたのは、あまり…。
 決起集会個人チャント。イチ、淳吾、岩下、宏介。
http://www.youtube.com/watch?v=VzbbSeUNBec
 決起集会ロコロコ。その後行進。
http://www.youtube.com/watch?v=HXw8DFNV3d4
http://www.youtube.com/watch?v=_AzWbOJgGHA
110101-08.JPG 13時を過ぎて、選手登場。前列に「SHIMIZU S-PULSE FOREVER」のダンマクを出し、選手たちを鼓舞。そしてコールリーダーの呼びかけ。ナビスコの時は中段で指揮していたが、今回は前列にいた。
http://www.youtube.com/watch?v=pqwhcPeFqZY
選手コール http://www.youtube.com/watch?v=vg4KdUAOs-I
 個人チャント。怪我で出られない西部、兵働のチャントも歌われた。当然だろう。ここまで引っ張ってきてくれた存在なのは間違いない。あと、タクのチャントの時は声量が落ちていた。なかなか難しいんだろうが…。
http://www.youtube.com/watch?v=dssMn_2ACKY
 パルちゃんが持ってきたのは、08年ナビスコ決勝でも使われたゲーフラ。その時の分もってことなんだよね、きっと。
http://www.youtube.com/watch?v=FP-SJlJEFdc
 あと、レオレオね。皆さん「久々だ」と言い合っていたが、最近は国立限定と化してる。ナビスコでもやったし、09年のFC東京戦も国立開催でやっていた憶えが。でもこういう懐かしさを感じる応援は時々必要。半々に分かれてやるってなかなかないものだからね。 その流れでマーチ、KINGDOM、ロコロコ。
http://www.youtube.com/watch?v=w2wRimbAy7A
 上の方から応援風景。
http://www.youtube.com/watch?v=7uf-fIHX9YY
 選手紹介。天皇杯はJリーグがやってるものではないので、選手紹介はいつも地味に終わるのだが、国立一発勝負なのだから、どちらもホーム演出でやらせてあげればいいのに。公平さは失われないんだし。楽しみにしてる人は大勢いると思うけど…煽り映像を作るのは期間的に難しいとしても。
http://www.youtube.com/watch?v=kNpabeWMA4c
 そしてコレオ。中央にハートだった。計画者に言わせると「気持ちに訴えた」という話。アウスタでも何年か前にやったことがある。短い期間で準備してくれた方々には感謝。
http://www.youtube.com/watch?v=IKX21s0k4fI
 逆に鹿島のほうは、ありったけのビッグフラッグを掲出。掲出の仕方が二段構えで、「慣れてるな」と感じさせられた。
http://www.youtube.com/watch?v=pHWWIGhKtmE
 その後、選手入場。アカペラでのリバイブで出迎えたのは、最近の流れを踏襲するためだったと思われるが、国立でずーっと揃えるのは難しく、途中からずれてしまった。これは仕方ないかな…。
http://www.youtube.com/watch?v=5lYpyvGqupU
 両チームキャプテン(兵働がいないので岩下がキャプテンマーク)がVIPに対して選手を紹介。ちなみに国歌斉唱、独唱はGackt。かなり引き延ばすのでちょっとイライラしたかも(苦笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=ZmP0J7PsqMM
 という一連の流れがまとまってる動画。バックスタンドから。
http://www.youtube.com/watch?v=dGkwYkLSlcQ
 コイントスの様子。比較的相性の良い家本氏ということで、試合前は拍手が起きた。
http://www.youtube.com/watch?v=WyRQc9fe_KA

 まず、試合前に気付いたことがあった。選手がアップに出てくるタイミングのことだ。清水の選手たちは13時15分ごろ(だっただろうか)に出てきた。だいたい相手チームとタイミングがずれたとしても、そこまで大きくずれることはないが、そこから10分過ぎても鹿島の選手たちは出てこない。そして出てきたのが13時30分ごろだった。15分もの差がある。準決勝で延長戦を戦い、さらに中2日。伊野波は「疲れはヤマを越えた」と話していたそうだが、おそらく首脳陣、特にフィジカル部門が綿密に考えて、意図的に時間を決めたのではないか。寒さもあるし、ピッチに出てくる前に何かやったのかは分からない。ただ、この15分の違いで「さすが鹿島」と思った。一昨年、後半途中から再開した川崎戦でも、違った調整法だったと記憶してる。本当に体を動かす程度で、ピッチを後にする時には清水とそれほど変わらないタイミングだった。

 清水は快勝した準決勝の流れを引き継ぎたかったが、1ヶ月前の記事の通り(苦笑)、兵働が出られなくなった。地元紙ではテルが最後の最後に先発ではないか?という報道も出たし、個人的には攻撃的な姿勢を落としたくないという理由で、淳吾をCHにして元紀を先発させるんじゃないかと思ったが、健太監督は前日練習も踏まえて真希を選択。準決勝で右ウイングとしてあれだけ機能した淳吾を動かすには抵抗もあったのだろうが、それまでこのポジションで結果を出していない真希がどこまでやれるのかは不安があった。ただ、それだけで決着がつくような試合でもないと考えてはいたが。

 鹿島は岩政の負傷を受け、準決勝では大岩が先発したが、後半から中田をCBに下げたところ、この布陣が安定感をもたらしたということでその布陣を継続。青木がボランチで先発した。スーパーサブとして本山が控えている。決して豪華な陣容というわけではないので、ある程度切ってくるカードは分かっている。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/359.html
 ここまで来たら、緊張感というよりも思い切りやって欲しいと思っていたので、そういうプレーや姿勢が出るかを見ていたが、どちらも慎重な気がした。鹿島はこういう舞台に慣れてるという意味での慎重さ。清水の出方をしっかり見て、その後を考えるという雰囲気だが、清水は硬い。5分にFKから岩下が飛び込み、セットプレーで1つ形を作ったがその程度。これも決勝だといえばそれまでだが、もっとアグレッシブに入りたかった。

 10分。イチのミスでボールを失い、小笠原から裏に飛び出した大迫へ。海人が出て難を逃れたが、硬さがそのまま失点につながりかねない場面。その後も鹿島が高い位置で奪って速攻を仕掛ける場面が目立つ。もう少し自分たちでイニシアチブを握った状態で戦いたかったが、次第に悪い時の清水が顔を出し始めている。

 20分、オカが左サイドから仕掛けてグラウンダーの折り返し、ファーで真希が合わせたがミートできず。鹿島を脅かすような攻撃はここまで皆無といっていい状況。1分後、嫌な位置でFKを与えたが、小笠原のFKはしのいだ。だが、鹿島のショートカウンターは迫力を増し、サイドバックが出てくるタイミングや迫力も増してきている。押されたままの状態になり、26分。タクが何とか逃れてCKを与えると、フェリペ ガブリエルに合わせられ先制を許す。

 まず、小笠原のボールはさすがだった。そして、ハイボールに強い海人が飛び出せないように、目の前に大迫がいてブロックされた。ちょうど正面にボールが入り、中田浩二にはイチがしっかりついていたが、その裏に入ってきたフェリペに対し、タクが付き切れなかったのが残念。
 その後、地元の番組で当日ミーティングの様子が明かされ(ミーティングが最後まで静かすぎるのは残念な気がするが)、「フェリペは合わせる力がある」とガミさん。映像も確認されている。フェリペはこの映像に出ている京都戦からゴール前に入るようになり、最近できた武器と言えるが、鹿島からすれば大迫の配置も含めてしてやったりだろう…。
http://www.youtube.com/watch?v=XzhLtlfoqcA#t=6m21s

 欲しかった先制点を奪われた。完全に鹿島ペースであり、その後も攻守の切り替えが速いので、清水は後手を踏む時間が続く。前線でボールが収まらない。通常、こういう時はポジションを選手同士で話し合って動かして欲しいが、このチームはそれができないし、ベンチもまだ前半ということからか見守っている状態。流れの中では崩せないので、何とかサイドに持っていってセットプレーを得るが、それもイージーに跳ね返されていく。

 前半の終わり際はこちらがボールを持つ時間が増えたが、鹿島にとっては落ち着いただけで、特に流れが変わることなくハーフタイムに入った。内容からいくと、セットプレーで1点やられただけで済んだとも言え、決勝戦という舞台を考えればまだいけると。ただ、今までであればこういう展開でも試合を動かす一手がなく終わってしまうため、浮いてしまっている真希に代えて元紀を入れられるかがポイントと考え、後半を待つ。

 選手交代はなかった。ただ、前半「何もできなかった」と見ていた(ならば前半から手を打つべきだと思うが)健太監督は、システムを4-4-2に変更。タクと真希の2ボランチにし、伸二を左に出した。これはあまりない采配だが、伸二と淳吾の2人を両サイドに置いて起点を作り、2トップの方がオカとフローデの関係も良い。押し上げてサイドから攻略を狙った。

 流れは変わってきた。50分にCKから伸二がボレーで狙うも枠の外。54分にカウンターから野沢に決定的な場面を作られるが、そこそこ距離があったため海人がセーブしてしのぐと、56分には伸二が左サイドを抜け出してふわりと上げ、フローデが落としてエディ、さらにオカ。狙い通りの形だったが押し込み切れず。そして59分、センターサークルでボールを受けたタクが、前方へフィード。オカとフローデが近くにおり、オカはオフサイドポジションだったがフローデが微妙な位置におり、鹿島のオフサイドアピールも副審はフラッグを上げない。フローデは曽ヶ端が詰め寄る中、長い脚を伸ばしてシュート。中田がクリアしようとするもし切れず、同点。映像はその直後の喜びよう。
http://www.youtube.com/watch?v=eWfVatw60Ls
http://www.youtube.com/watch?v=S4yiFnoMVgw

 微妙な判定ではあるが、狙い通りに流れを変え、15分で追い付いた。ただ、やはり甘いとも感じた。まだ同点としたにすぎない。ここには勝ちに来ている。一気にいかなければ、鹿島のような成熟したチームには勝てない。その割にピッチ上はあまりにも喜びすぎている。アシストしたタクや岩下がベンチへと向かい、タクは監督と抱き合っている。監督は思わず笑みをこぼした後、「まだまだ〜」と言ってる映像を見たが、本来はそういうように程々に喜んですぐ切り替えなければいけない。
 また、ゴール裏はというと、今季は特に「勝利」を意識し、同点に追い付いてもドドンヘイは歌わずグリコで加勢する。コールリーダーはいつも通り加勢を指示したが、前方でそういう演奏が始まったのを知らないまま、ドドンヘイを歌ってしまってる人たちが上部にいて、「さぁ逆転するぞ」という雰囲気をすぐに作れなかった。今、チームをサポートするために、喜ぶのではなく1人1人が大声を出して雰囲気を作らないといけなかったが…。

 そうしているうちに、鹿島ベンチは当然、本山を準備する。唯一と言っていい切り札を投入し、興梠の下に入れる。大迫が左サイド。これは準決勝と同じ布陣だ。フローデが決めてから4分後の投入だが、これくらい早くて当然である。

 清水ベンチは鹿島が何をしてくるか分かっていたはずだ。そして、追い付いた勢いを清水は手にしているわけで、鹿島がその勢いを削ぎに来ている中、また押し返す一手を考えなくてはならない。だが、健太監督が呼び寄せたのはテルだった。最初、上背のない選手が見えて元紀かと思ったが、背番号7が見えて…。後半、ポジションが変わった真希は懸命に球際で食らいつき、奮闘していたが、攻撃面で働くのは難しいので、真っ先に代えるのが真希なのは分かる。ただ、監督は最後の最後までテルにこだわった。試合後、「6枚できちっと守備をしながら、4枚で攻撃を仕掛けていけば」と話しているが、本山のセンスを封じられるのはテルしかいないと思ったのだろう。だが、それは受け身にすぎない。ここは一気にひっくり返さなければならない流れなのだ。

 テル投入直後にFKのチャンスを得るが、淳吾のキックはわずかに外れる。
http://www.youtube.com/watch?v=hNVn8GeG4Yw
 一進一退の攻防ではあるが、結局バイタルエリアで本山を自由にしている。興梠が盛んに裏を狙い、70分には岩下の不用意な判断から興梠に決定的なシュートを放たれたがポスト直撃。71分、鹿島のチャンスでイチとエディの2人が倒れたため、鹿島が切ってくれたが場内が騒然となる。73分、宏介が積極的にシュートを放つが曽ヶ端の正面。

 77分。ペナ手前で浮き球に反応した興梠を岩下が倒したとしてファウルの判定。微妙な判定なのかもしれないが、岩下という時点で不利に見られるのも織り込み済みでないといけないし、印象があまりよくない。さらに、小笠原がエディのちょっとした突きに対して倒れ、エディに警告。こういうのも積もり積もって影響するわけだが…。そして、野沢に決められた。
http://www.youtube.com/watch?v=2vuEimmLpDI
http://www.youtube.com/watch?v=m6cl8O-gJxI
 その時の壁の様子。
http://www.youtube.com/watch?v=muUNOIbgcsc
 試合翌日にGK経験者の方々に聞いたが、海人のポジショニング「やむなし」という人もいれば、「止められた」という人もいる。あとで映像見たら、もう少し何とかできたんじゃないかという感が否めなかったが…復帰3戦目による勘だとか、小笠原の位置だとか、壁の作り方だとか、1つのFKに色んなものが絡んでいる。ただ、海人にはこれを止められるようになってもらわないと困るということだ。

 もう点を取るしかない清水は、82分に伸二を代えて一樹。本当は伸二を最後まで残したかったが…監督曰く、これで中盤をひし形に代え、右にテル、左に淳吾、トップ下にオカ、一樹・フローデの2トップに代えた。一樹の方が一発があるということで先に入れたのだろう。
 そして、もうワンチャンス来た。84分、サイドチェンジのボールを宏介が受け、新井場をかわしてドリブル。絶好のチャンスだ。宏介は狙い澄ましたようにグラウンダーの速いクロスを入れたが、ニアのオカ、そして後ろのフローデと触れず、あとちょっとで同点というところ、押し込めない。

 ただ、細かく見るとこの場面でも問題がある。宏介が抜け出した際、オカは真っ先に指差してニアに入ってきた。ここで何とかしてほしかったが、それでも動きは間違ってない。ただ、一樹はどうだろうか。投入されたばかり…というのは、点を求められてる以上関係がない。宏介があのような形で来たら、通常は速いボールと分かるが、それを寸時に判断してフローデの奥で待ち構えなければ。あるいは2人の後ろでこぼれ球に備えないと、ゴールの確率は上がらない。一樹は宏介が入れた時にまだフローデの後ろにいて、そこで構えるならまだしも、どっちつかずでスピードダウンしている。嗅覚が足りないといえばそれまでだが、こういうプレーは、ビハインド時を想定して準備しているか、また三保でそういうトレーニングをしているかに尽きる。

 猛攻を仕掛けるが、なかなかゴールにたどり着かない。87分、最後のカードでタクに代え元紀を投入。3トップ、さらにエディも前線へ上げパワープレーに入るが、鹿島は宏介にかわされた新井場を代えて右サイドをケア。最後は左サイドに遠藤を入れ、あとは円熟期の選手たちによるキープ。盤石の締めで、14回目のタイトルを獲得した。
89分〜試合終了 http://www.youtube.com/watch?v=JKR3526c814

 試合終了直後の動画だが、家本主審に罵声を浴びせる人がいる。何人もいるようだ。一体何を考えているのだろう。負けた瞬間はみんな悔しいし、「これは違うんじゃないか」と思う判定もある。でも、全員が納得いく判定というのは難しいし、その判定が仮に違ったものだとしても、試合結果とリンクするかは分からない。だからこそ、悔しさを主審にぶつけるのは間違っている。心構えも問われている。私自身はそこまで不安定だとは思わなかった。

 そして、オリヴェイラ監督に褒められた後、寂しそうにピッチを見つめ、選手たちと握手をする健太監督。フローデと抱き合う人が多い中、宏介が大粒の涙を流している。彼はこの試合で一番目立っていた。頑張っているのが伝わってきた。こういう選手は応援したくなる。5年前の兵働と被って見えた。
http://www.youtube.com/watch?v=CqUufKAtPlM

 審判団、登壇。この時にもブーイングしてる人がいた。それに追随してる人がいたのも含めて残念だった。
http://www.youtube.com/watch?v=4umnoZxglzk
準優勝、選手登壇 http://www.youtube.com/watch?v=op4EZbCR-zg
 そして表彰式。下りてきたテルが思わず頭を抱えている。監督と話す淳吾。そしてタクは伸二と抱擁して涙。個々は同じ想いというより、色んな想いを抱えていた瞬間なんだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=J6BGbGalGLs
http://www.youtube.com/watch?v=c7w6f677lDo
 優勝、選手登壇。
http://www.youtube.com/watch?v=RKGQHvvkB-A
 表彰式では大岩がカップを掲げ、試合後もゴール裏に入って歓声を浴びていた。お疲れ様でした。フィナーレをこういう形で迎えられる選手は羨ましいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=phUx8F23Law

110101-10.JPG バックスタンドからゴール裏へ、挨拶する選手たち。宏介は涙腺決壊でずっと止まらないようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=lZCa15G03Aw
 ゴール裏からは大きな拍手とともに、テル、イチ、兵働、健太チャントを歌う。松葉づえをつきながら兵働も姿を見せ、声援に対しては杖を上げて応えていた。だが、ありがとうというよりも寂しさだけが募り、私も思わず涙した。そういう中…
http://www.youtube.com/watch?v=aIyzK-mOyiA
 ゴール裏にいたので、これははっきりと分かったが、淳吾が怒っていた。コールリーダーの横にいた人が何やら言って、それに淳吾が反応。「おい、なんだお前」と言ってるのもはっきり分かる。コールリーダーは言いだした人を必死に捕まえて収めようとしていた。「こっちに来い」と言い始めたところで一樹とエディが止め、何とかその場は収まったが、決勝まで進出したチームの試合後にこのようなことが起こるとかあり得ない。淳吾は過去にもゴール裏の反応に対して怒ったことがあり、「最後」というので積もってたものが噴き出したんだろうが、とても許されるものではない。
http://www.youtube.com/watch?v=R2NSAQ-Oiek


 悔しさはあまりなかった。それよりも、このチームが本当に終わる、見られなくなるという寂しさだけだった。ホイッスルの瞬間、一つの時代が終わった。

 スコアは1点差だったし、第三者からは「見ごたえのある試合だった」とも言われたが、小さいようでとても大きな差だと感じた。セットプレーによる2点、いかにも鹿島っぽく勝って、彼らは14回目の歴史を刻んでいる。負けた理由は必ずあるが、試合中に限らず、ピッチ外、例えば最初に行ったようにピッチに出てくる時間のコントロールとか細かいところも含め、色んなものがまだまだ足りないと言わざるを得ない。

 サッカーマガジンに清水関係者の言葉が載っていたが、その分析は正しい。今までならばガチガチになって戦うところを、「最後くらい思い切って」となるのを期待していたが、結局そうならなかった。関係者に言わせると、うちは勢いで勝ってきたチームなのに、この試合はタイトルが転がってくるのを待つ戦いをしていたと。その通りだと思う。09年までのスタイルならば、それが自分たちのやり方だと言うこともできたが、今シーズンは違う。消極的になればなるほど、鹿島の圧力は強くなり、前でボールは収められず、どんどん後手に回ってしまった。流れの中で失点がなかったというのはあまり意味のないことで、攻め込まれたのは事実だ。

 また、決勝戦は兵働離脱だけで決まるとは思わないと言ったが、リーグ最終節でも言ったように、中盤から前6枚が揃わないと、同じようなサッカーができない状態なのも一年通じて変わらなかったし、それを受けての柔軟性も、11月にほんのちょっとあっただけだった。真希が真希がとなってしまうが、指導する側もされる側も、もっと頭を使っていかなければならなかった。監督の采配にも、選手の姿勢にも不満があることは認めるが、今に始まったことではないので、天皇杯はもう仕方がないと思って見ていた。だから、それを上回るメンタルを期待していたが、それだけで勝てるほど甘くないと、身をもって知らされたのが最大の収穫だった。

 色んなことがあった2010シーズン、そして激動のオフが過ぎ、新シーズンは既にスタートしている。ツイッター上では、分かっていることを中心に色々つぶやいた(つぶやいている)が、自分としては真意が思うように伝わらず、誤解を招くことが多いので、後日改めてまとめたいと思う。とにかく、長谷川健太監督以下、今季限りで退任するスタッフ、チームを離れる選手には、毎年上位に位置するチームにしてくれたことを、心から感謝したい。
 一まず、2010シーズンの試合レポを終える。

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2010年12月31日

[第90回天皇杯準決勝]清水vsG大阪&決勝プレビュー

2010年12月29日(水) 13:06 KICKOFF
天皇杯準決勝@エコパスタジアム
清水エスパルス32-00ガンバ大阪
1-0
19分 ヨンセン
28分 兵働
61分 ヨンセン
主審:扇谷
天候:晴れ
観衆:14,179人
ハイライト http://www.youtube.com/watch?v=vxtFL0AnV1I

(※明日は朝早くから国立へ参戦します。皆さん頑張りましょう。)
 ちょうど前日の更新となったので、決勝戦へ向けてのことも含めながらいきたいと思う。'08ナビスコ決勝は盛り上がりすぎだった気がするが、今回はまだ経験が生きてるのかな。

 2年連続の準決勝進出で、準ホームのエコパを使えるアドバンテージ。生かさない手はない。多くのサポが試合前から列を作っていた。「貪欲清水」の大きな文字に奮い立つ人は少なくなかったはず。11時開場。入れたのは30分過ぎだっただろうか。
101229-01.JPG 101229-02.JPG 101229-03.JPG
101229-04.JPG いつも通り選手が登場すると、今日はいきなりリバイブから。そして「LA 12」のビッグフラッグ掲出。練習が見えないと言ってる人がいたそうだが、チームを鼓舞するためにあらゆることをやるのは仕方がない。
http://www.youtube.com/watch?v=BK-uVdtMHFE

 そしてコールリーダー。「バカみたいに言ってるけど」にはちょっと笑えたけど、無意識に言ってるわけじゃないと言いたかったんだよね。
http://www.youtube.com/watch?v=EPcAGAu4n6E
 最近恒例となった、18人+監督のチャント。
http://www.youtube.com/watch?v=4Q3CBvqVJAk
 ガンバの方もビッグフラッグを持ってきていた。お疲れ様です。
http://www.youtube.com/watch?v=ONLrJbbdvx0
 選手入場時はアカペラのリバイブで迎えた。さすがに国立では難しいだろうけど。
http://www.youtube.com/watch?v=XDWPs2EtBs0

 山形との激闘を何とか制し、中3日。しかも120分だったので疲労が心配されたが、相手も同じ条件なのは確か。そういう中で健太監督は先発メンバーを一切変えなかった。内容的に良かったとは言い難いだけに、どこまで修正してきたのか。そしてベンチは木島を外して一樹。調子が良いなら使い方次第でまだ使えたが、健太監督の中では難しいと判断したんだろう。

 ガンバのほうは、遠藤の出場停止が大きいと言われていたが、いないなりに戦えると思っていたし、そこまで影響はないと考えていた。代役は二川で、ボランチに武井か橋本かだったが、スタートの布陣をみると武井がボランチ、橋本が右サイドにいる。何よりベンチに豪華な選手が並ぶし、スタートの布陣を見ても、まず堅く入って後半勝負というのは容易に想像がつく。

http://www.s-pulse.co.jp/top_team/live/358.html
 上記に挙げたプランでいくと、0-0はガンバペースを意味する。清水としてはリーグ最終節の反省を踏まえ、先に点を奪って相手のプランを変えさせたい。だから、立ち上がりは積極的に入る必要があった。3分、相手のミスを奪ったオカが仕掛けてCKを獲得。アゲインのこぼれを兵働が強烈なシュート。だが藤ヶ谷に弾かれた。7分にもFKを得ると、伸二の長いボールをオカが良いタイミングで合わせたが再び藤ヶ谷。それでも、まずはセットプレーで得点の匂いを感じさせた。

 ガンバはまずじっくり構えて、隙を突いてのカウンター狙い。つまり、こちらがイージーミスをすると、通常以上に失点の可能性が高まる。14分には中盤で失い、右サイドに飛び出したグノへパスが通る。岩下がオフサイドを取り切れず、ヒヤリとさせられたが体を投げ出してブロック。CKに逃れて防いだ。

 清水のいい時は、やはり攻守の切り替えが素早い時だが、この試合では明らかに出足が良かった。相手と条件が同じなのを踏まえれば、調整がうまくいったんだろう。もちろん、ガンバは発熱や怪我で満身創痍という情報も出ていたが…ボールを失っても奪い返す、あるいは相手が緩慢なパス交換をするとカットする。

 16分には兵働の仕掛けからFKを獲得。30メートルの距離があり、エディもあり得た中で淳吾が直接狙うもわずかに外。入っておかしくない精度のあるキックだった。
 すると19分。これも敵陣で素早く切り替えてボールを奪取した伸二が、右サイドに張っていた淳吾へ展開。淳吾は縦に勝負し、下平をペナ内でかわしてそのまま右足でふわりと上げる。ファーで待っていたフローデが押し込み、先制。兵働が最後押し込んだが、その前にゴールだ。一瞬、バックスタンドは静寂に包まれ、「入った?入ったよね?」という感じだった。
http://www.youtube.com/watch?v=amhXGGqWUP0
 確かに早野氏の指摘通り、体調が万全でない下平の対応は甘かった。だが、淳吾は仕掛けることを思い出したのと同時に、おもちゃであるはずの右足でピンポイントのボールを上げることができた。これが嬉しい誤算だった。これができるならまだやれる。

 先制点が狙い通り取れたことで、ますます前への圧力を強める清水。特にボールを奪ってから、ドリブルや強気のパスで勝負することを全員が思い出したようだ。こういうプレーがない時期はゴールから遠ざかっていた。
 ペースが上がらないガンバを尻目に28分。左サイドオカから伸二、ワンツーで淳吾へのパスは一旦カットされるが淳吾が拾い直し、ライン際で2回溜めて速い折り返し。相手に当たったものの、意表を突かれたガンバ守備陣は釣られてしまい、こぼれ球に走り込んだ兵働が突き刺して2点目。
http://www.youtube.com/watch?v=qx7JgJ3fpc0
http://www.youtube.com/watch?v=c2bO6jQDmjU
 一連の流れは見事。個々の技術も高いが、人数をしっかりかけたから生まれたゴールだった。

 31分にも安田がオフサイドを取り損ねた隙を突き、右サイドに飛び出した伸二がクロス、オカが得意の形で飛び込み、いいコースを狙ったがわずかに外。一気に3点目かという場面だった。
 まだ前半とはいえ、ガンバは残り60分で最低2点取らなければならず、いつも仕掛けが早い西野さんのこと、もう前半から選手交代してくると思った。そう思った方も多いのではないか。この後、まず宇佐美がベンチに呼ばれた。その後、佐々木も呼ばれて前半から2枚代え?かとも思ったが佐々木はキャンセルに。このあたりが臨機応変に対応する西野采配だが、結局37分に宇佐美を投入。交代は下平。同じポジション同士の交代ではあまり意味がないので、こうせざるを得ない。下平の状態を考えれば妥当。これで安田を左に戻し、武井が右SB、橋本がボランチ。さらに二川が右、ルーカスが左、グノ・宇佐美の2トップと半分以上ポジションを変えた。

 これで少しガンバが攻勢をかけ、38分に二川のシュートが飛んでくるが海人がセーブ。宇佐美が独力でバイタルでの仕掛けからフィニッシュまで持ってくるのでケアしないといけないが、清水ペースのまま前半を終了。

 2-0は確かに相手にプレッシャーを掛けられたが、ネジを巻いてくる後半からが本当の勝負。今までのことは忘れて、再びアグレッシブに戦えるかどうか。受けに回ったら2点差くらいすぐに追いつかれる。ただ、試合後に気付いたことだが西野監督のハーフタイムコメントが意外にさばさばしていたようだ。

 後半、ガンバはまず右から仕掛けてきた。2回あったCKを何とかしのぐと、51分に宏介が積極的に(今日はこの姿勢が良かった)仕掛け、兵働へ返してクロス。この時点でペナ内になんと5枚。伸二が難しい体勢で合わせたヘッドは、浮いたが枠を捉えてCKを取った。これを続けていければ得点の可能性は高まる。

 さらに54分、エディからのリスタート。ペナ手前右でフローデと淳吾が絡み、オーバーラップしたイチへフローデは出したのだろうが、オフサイドなく伸二が取り、イチ、淳吾がヒールでイチへ出し、クロスに合わせたのはフローデ。だがこれが藤ヶ谷の正面を突いてしまう。これは決めなければいけない。お膳立ては完璧で、和道が何度もオフサイドをアピールしているが映像を見る限りはない。うーん、もったいない。
 1分後、今度はフローデが左サイドでマイボールにし、速攻から伸二が持ち込んでシュートも再び藤ヶ谷。57分、ペナ手前いい位置で得たFKをクイックで始め、淳吾がシュートもまた藤ヶ谷。これだけのチャンスがあってダメ押し点が取れないというのは、むしろ嫌な予感がしてくる。

 ガンバは何とか流れを引き戻したいと、このタイミングで佐々木を投入してきた。つまり、ここで本当に主導権を取られてしまうと、一気に行く可能性もあった。だが、この直後にとどめを刺せたのは幸いであった。61分、ボールを奪って兵働が右サイドの淳吾へ展開。この流れではゴール前伸二とフローデだけだったが、今度は淳吾が左足で上げてフローデへまたピンポイント。今度こそ決めて3点目。勝負あった。
http://www.youtube.com/watch?v=1HkdqIMTsh8
 2-0の段階では全く安心できなかったが、これで少し落ち着けた。話では、このゴールが入って決勝チケット販売所に人が流れていったとも聞く(苦笑)。

 ゴール裏は、準決勝という大きな舞台などお構いなしに、駒込とガニャーを演奏。このところ駒込は悪い流れになっていないので、信頼を勝ち取り始めている。
http://www.youtube.com/watch?v=cI0HJJjgFUE
http://www.youtube.com/watch?v=gVjHPcG3DtY

 68分には淳吾がいい形で抜け出し、フィジカルで負けずに突進してきたのだがファウルを取られゴール裏騒然。直後、健太監督は伸二に休養を命じ、テルを投入した。本当はまずフローデを代えた方が、カウンターを狙うとはっきりメッセージ出す意味でもよかったが、伸二が警告1枚貰っていて、リーグ戦の仙台戦のような事が起きてもいけないので…。

 実際、テルを投入したあとガンバに押し返された。オカがフィニッシュまでやり切れずにカウンターを食らい、左サイドに移った安田が深い位置まで進入してくるようになる。71分にガンバが最後のカードで平井を投入すると、その直後にも安田に突破され、低いクロスを平井がちょこんと合わせた。だが右ポストを直撃。跳ね返りにルーカスが詰めたがこれも外れ、ツキが味方してる。危険な時間帯なので、少し落ち着きたい。

 だがピッチ内の選手たちはそういう意識があまりなかったのかもしれない。76分、カウンターから右に流れたフローデがクロス、オカが拾って走り込んだ淳吾にお膳立てしたが、淳吾のシュートは左ポスト。持ってる選手は決めるけどな〜。さらに、右サイドでイチが拾ってクロス、ファーに抜けて兵働シュート、さらに宏介シュート。この時間でこれだけ走れるというのはなかなかのものだ。

 78分、健太監督はベンチに座りながら次の交代策を話し合っていたが、フローデに代えて元紀。カウンターの急先鋒という意味では一樹でもよかったが、ここはFWのファーストチョイスを選択。2トップにするのではなく、オカを真ん中に持っていき、元紀が左ワイド。さすがにこの展開で、休ませる決断ができた。納得の采配だろう。

 ガンバは一旦来た流れをすぐに手放すような状況で、攻撃は散発。宇佐美や平井が単独で仕掛けてくる時はあるが、厚みがなかった。ここはタメを作れる7番の不在が影響したと言えるだろうが、既にスコアは0-3だ。

 このまま終われば完勝という中、ロスタイム直前、兵働が負傷して立ち上がれない。自力で外に出た後は立ち上がって歩いていたが、交代枠を残していたチームは最後に真希を投入した。相手の攻撃をしのぎ切り、試合終了。まさか天皇杯準決勝でVICTORYが歌えるとはね。 
http://www.youtube.com/watch?v=SlpNr-PC5kU
101229-06.JPG 勝ちロコはやらないものだと思ってたが、コールリーダーが「肩を組んで下さい」と言ってたので、率先してやろうとしたわけか。カップ戦なので、選手たちは一旦戻ってまた出てくるというわけにもいかず、その場で勝ちロコ。これも、特別というよりも自然体でやることやろうという雰囲気にしたのは悪くないのかもね。
 また「国立へ行こう」を歌ったが、「国立で勝とう」に途中から変わったのがうまく伝わらなかった模様(苦笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=3Rlf3eSnkqk
http://www.youtube.com/watch?v=ci203D3tcyY
http://www.youtube.com/watch?v=pdqWEuPx-SE
 ヒーローインタビュー淳吾。
http://www.youtube.com/watch?v=bHs3zUaC7I4

 今季ベストゲームと言っておかしくない、見事な試合だった。改めて、いい時は手がつけられないチームであることを印象付けた。遠藤不在の影響はあったかもしれないが、その時にやろうとした手段をも打ち砕いたと考えれば、気持ちで圧倒的に上回っていたというのが正解だと考える。試合後、健太監督と握手を交わした西野監督が、半ばあきれ顔だったのを見ると、ガンバが悪かったのと清水が良かったので仕方ないという感じだったんじゃないかと。

 山形戦から何が変わったかといえば、ゴールへ向かう姿勢だ。ゴールを取るために何をしなきゃいけないのか、その最短距離をチームが思い出し、どんどん前へ襲いかかった。だから中盤も支配できた。この状態を忘れずに元日を迎えたい。本来は、5点くらい取れる試合だったが、外した分は元日に決めてもらいたい。

 また、チームが攻撃的にやれている時は、後ろも細心の注意を払って色々な場面で対応できると感じた。海人はキャッチからのスローが早いので、流れを大事にできている。岩下とエディのコンビが急速に良くなっており、チャレンジとカバーのバランスが良くなってきた。岩下がアラートな状態を保ち、かつシンプルなプレーをしている時は、後ろのリズムも崩れない。このまま最後までいって欲しい。 

海人…2試合目ということで落ち着きは違う。1年前の名古屋戦と比べればもう少しという面はあるが、現状では十分。08年ナビスコ決勝も海人だったのは幸い。経験を生かす時。
イチ…実質アシスト1。ミスはもう少し減らしたいがすぐに直るものでもなく、あとは意識の問題。
岩下…2試合続けて良かったのは今季初。この時期になってようやく落ち着きを取り戻してきた。エディのコンビも良好に。足が痛いのは分かるが、審判への印象を悪くしないように。鹿島戦は今季リーグ戦で最も良い出来だった相手。去年のことは払拭しているはず。
エディ…この時期にいい出来を見せられると、後半戦の負傷離脱回数がもったいないと感じるものだが、要所で持ち上がっての攻撃参加やハードなプレーはチームに良い効果をもたらしている。弾くところは弾けているし。
宏介…対面が安田だったからか知らないが気合が感じられ、攻守ともにアグレッシブ。どんな相手でもこれくらいできるようになれば、まだ伸びると思うんだが、ビビるとそれが出なくなる。次もビビらずにやりたい。

タク…今回はいつもより楽できたのかなと。チーム全体で切り替えが早く、タクにお任せの守備回数が減った。むしろそういう試合だったのに何度かミスがあったのは気になるので反省して欲しい。
伸二…運動量もあったし、山形戦と比べて持ちすぎることもなく、周囲をうまく使えていた。鹿島戦は得意だと思うので、伸び伸びやって下さい。
兵働…ボール捌きに余裕があった。途中からポジショニングもしっかり考えてプレーできていた。ただ最後に…。

淳吾…最初誰だか分からなかった。髪バッサリ効果か知らないが王様プレー復活。右足で精度の高いボールが上げられるとは。本当は持ってる選手は1点取るんだけどな…あのポストの。決勝で決めて下さい。
フローデ…120分で中3日、コンディションの不安を一掃。2点取ったのはクロスが良かったのもあるが、流れの中で存在感抜群だった。早めの交代でラストへ備える。
オカ…なかなか取らないな。最後に取ってくれるんだろうか。フィニッシュまで考えすぎないことを祈る。

テル…あまり目立つことはなかった。無難だといえばいいのか分からないが。
元紀…最後、岩下に怒られていたが、受け手と出し手のタイミング把握を。あとは積極的にシュートを。
真希…時間が短いが1本惜しいチャンスが(オフサイド)。

健太監督…こういう試合になるとは思ってなかったんじゃないかと。時間とともにうまくマネジメントし、累積1枚の伸二をまず代えて、次に疲労考慮でフローデを代えて。最後はアクシデントなので仕方ないし、負けてる時は一樹投入のつもりだったんだろう。安心してみていられ、かつ教え子たちが頼もしく見えたんじゃないか。健太さん自身、これからいろんな仕事をする中で、タイトルホルダーとなるかは大きな要素。最後に、是非胴上げされて欲しい。


 いよいよラストゲームを迎えることになった。だから、本当は色んなことをここに記すだけ記して、国立に向かいたいという気持ちもある。ただ、それはしないし、できない。なぜなら、第一次長谷川政権ラストとなる試合でも、また多くの選手が出るとしても、国立には思い出作りのために行くんじゃない勝たないと意味がない。タイトルに王手がかかったのは、健太体制になって3度目だが、ベスト4や8を入れれば数知れず。何度も悔しい想いをしてきた、その経験を、今度こそ国立で生かす時だ。

 今季は「鹿島を破るために」スタートし、システムや戦術を変えた。最後にその相手と対戦するとは、なんということだろうか。「最高の相手」という監督の言葉に偽りはないはずだ。鹿島はリーグ戦後半からずっと、内容が上向いているとは言えない状況で、経験豊富な選手たちも疲労の色が濃い。ただ、準々決勝では名古屋に追い付かれながら突き放し、準決勝ではFC東京に先制されながら、慌てずに采配などで修正して最後に勝利を手繰り寄せた。内容はどうあれ、勝利への執着心はずっと見習うべきものだろう。

 一つ、空中戦に強い岩政が戻ってくるかどうかポイントだったが、どうやら戻ってこれないようだ。これはフローデを有している清水にとってアドバンテージになる可能性がある。鹿島は大岩でなく中田浩二をCBに配し、ビルドアップの安定感やバランスを求めるようだが、ガツガツ入ったFC東京にも押されたように、清水としてもまずはアグレッシブに入りたい。

 そういう中で、ガンバ戦で見せたようなサッカーまではいかないにしても、それに近いものを表現すべく、中2日でも同じメンバーで臨むとみられていたが…サッカーの神様は時に残酷だ。キャプテン・兵働が出られなくなった。あの時間帯といい、症状(左足小指骨折)といい、最も国立でリベンジして欲しい選手だっただけに、ショックだ。ただ、カップを掲げるチャンスは残っている。試合は仲間に託し、試合後にピッチ上で受け取って欲しい。

 この離脱で当然、中盤のバランスは崩れるだろう。淳吾を下げる手もあったが、伸二と淳吾のCHが一度やって機能しなかったこともあるし、淳吾が調子を取り戻したことを踏まえ、健太監督は真希を入れるだけにするようだ。真希が兵働の代わりをするのではなく、真希の色を積極的に出せるかがポイントだ。過去の成績を踏まえれば、この布陣では不安があるが、ここまで来て布陣が機能するとかしないとかで勝負は決しない。

 相手が鹿島だから何かするという意識は、現場には特にないようだし、我々もそういうスタンスでいいんじゃないかと思う。あくまでも貫いてきた清水のサッカーを、大舞台で出すだけだ。今までは、勝ちたい気持ちが強すぎて体が硬くなり、本来のサッカーができずに負けてきたが、今の選手たちはこのメンバーでサッカーに取り組む日々を楽しめているし、いい感じでリラックスできている。どうぞ、やりたいようにやって欲しい。それが結果にもつながるだろう。

 激動の今オフとなっているのは明白だが、クラブはこれからも清水エスパルスとして続いていく。決して大きくないこのクラブが今後、さらに前進するのか、後退を余儀なくされるか、明日の勝敗に掛かっていると言っても過言でない状況だ。ただ、現場は最後に大きな結果を出そうと一致結束している。サポーター、関係者全員もこれに乗っかり、大きな集合体として国立に挑もう。何としても掴み取りたい。エスパルスの将来のために。

 今年も一年ありがとうございました。ツイッターの利用により、ブログの更新が減りましたが、今後とも宜しくお願い致します。

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22:12更新 | コメント(7) | トラックバック(0) | カテゴリ:エスパルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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